「予備知識ゼロ」でスイスイ読み進められる!
予備知識がなくても認知言語学の基本が身につけられるわかりやすい入門書です。日本語を題材にして、認知言語学の基本をわかりやすく解説します。専門への橋渡しとして、あるいは認知言語学に関心がある人や日本語教師志望者など、これから認知言語学を勉強するのにぴったりです。認知言語学から日本語を見るとどんなことがわかるのかについて知的好奇心のある方も、楽しんで読み進められます。
<目次>
第1講 認知言語学の考え方(1):基本的な認知能力
第2講 認知言語学の考え方(2):経験の重視
第3講 カテゴリー化とプロトタイプ
第4講 同じ物事に対する異なる捉え方
第5講 メタファー
第6講 メトニミー
第7講 主体化
第8講 経験基盤主義:身体性
第9講 意味と認知領域
第10講 イメージスキーマ
第11講 フレーム
第12講 百科事典的意味
第13講 使用依拠モデル
第14講 認知言語学の位置づけ
問題のヒント
あとがき
索引
第1講 認知言語学の考え方(1):基本的な認知能力
第2講 認知言語学の考え方(2):経験の重視
第3講 カテゴリー化とプロトタイプ
第4講 同じ物事に対する異なる捉え方
第5講 メタファー
第6講 メトニミー
第7講 主体化
第8講 経験基盤主義:身体性
第9講 意味と認知領域
第10講 イメージスキーマ
第11講 フレーム
第12講 百科事典的意味
第13講 使用依拠モデル
第14講 認知言語学の位置づけ
問題のヒント
あとがき
索引
マルチメディア・コーパスという新しいタイプのコーパスによって,言語と非言語行動との関係を計量的に調査・分析する. とくに「擬音語・擬態語と身振りとの関係」「終助詞ネと視線との関係」「指示詞と指差し及び映像との関係」について,新たな知見を加える.書きことばの表記・語彙・文法研究が中心であった従来のコーパス言語学に対して,話しことばの表現行動研究という新たな領域の可能性を展望する先駆的な研究書
まえがき
第1 章 モノメディア・コーパスによる言語使用の研究
第2 章 マルチメディア・コーパス言語学の試み
第3 章 マルチメディア・コーパスの構築
第4 章 擬音語・擬態語と身振り
第5 章 終助詞ネと視線
第6 章 指示詞と指差し
第7 章 談話行動の映像化
参考文献
索 引
言語コーパスや音声・映像などの多様な言語・非言語データをベースに、言葉やコミュニケーションに関わる言語の諸相を分析した研究書。語彙や構文、会話と語り・文法形式、会話表現・談話標識、意味拡張や言語接触、会話パフォーマンスや日本語母語話者と非母語話者の相互行為能力など、言語・非言語データをもとにした言語研究のアプローチ方法を示す。
執筆者:内田諭、大津隆広、大橋浩、土屋智行、冬野美晴、松村瑞子、山下友子、山田明子、山村ひろみ、横森大輔、劉驫、Edmundo Cruz Luna
はしがき
1.語彙・構文
CEFRレベルによる英語学習者の作文の特徴分析
ICNALEに基づいた中間言語の国際比較
内田諭
構文の「枠」の探索と規定
超大規模コーパスを利用した動詞との共起要素の交差的分析
土屋智行
形状類別詞「片」「张」「扇」「面」について
劉驫
2.会話と語り・文法形式
日英語の会話中の発話引用形式と主語の人称
松村瑞子
「語り」におけるスペイン語直説法過去完了形
英語過去完了、フランス語直説法大過去との対照の観点から
山村ひろみ
3.会話表現・談話標識
反応表現における韻律バリエーションに関する会話分析的アプローチ
英語reallyを例に
横森大輔
In Other Words and I Mean
Procedural Constraints and Cognitive Effects
Takahiro OTSU
4.意味拡張・言語接触
説き起こしを表す「だいたい」の意味拡張
大橋浩
Language Contact in Virtual Spaces
The Kin Terms Bli, Bro, and Bos in Balinese Online Discourse
Edmundo Cruz LUNA
5.会話パフォーマンス・相互行為
英語母語話者によるパブリックスピーチの特徴
マルチモーダリティの観点から
冬野美晴・山下友子
日本語L1・L2話者によるグループワークの相互行為分析
言いたいことが伝えられなかった会話連鎖
山田明子
索引
執筆者紹介
提唱以来、半世紀を経過した生成文法の本来の目的とは何だったのか。自然科学の一分野としてこれから目指すべきものは何か。第一線で活躍を続ける著者が言語学の核心を説く。
学部4年生から大学院生、他の言語を専門とする学生や研究者に、「ドイツ語と社会の関わり、ドイツ語のさまざまな用いられ方」を解き明かし、ドイツ語という言語の相貌を丁寧に解説・紹介。各章冒頭にトピックに概説を付し、文章理解への助けとした他、読書案内とコラムによって、各章の記述を補完した。
はじめに
1 社会言語学の領域
1 言語と社会
2 言語の変種
3 方言と標準語
4 言語接触の研究
5 談話分析・会話分析
6 言語の社会学
7 ことばの民族誌
2 2言語使用・多言語使用
1 微視的および巨視的社会言語学
2 2言語使用と不完全言語使用
3 ダイグロシア
4 コード切り替えとコード混合
5 2言語使用教育
6 エボニックス論争
3 地域方言
1 方言学の発達
2 言語地理学
3 フィールドワーク
4 等語線と波動説
5 言語地図の数例
4 社会方言
1 社会階級と言語
2 ニューヨーク市の階層化
3 世代によることばの違い
4 性別とことばの問題
5 民族グループによることばの違い
6 コックニー英語の特徴
7 アフリカ系米国人の英語の特徴
5 言語変異と言語変化
1 言語変異論と言語変化
2 実時間と見なし時間
3 顕在的および潜在的威信
4 身分と連帯意識
5 言語変異論の限界
6 言語使用域と文体
1 言語使用域(レジスター)
2 話題による偏りーー職業語
3 話者と聴者の役割関係
4 形式的文体とくだけた文体
5 話しことばと書きことば
7 ピジンとクレオール
1 ピジンの成り立ち
2 ピジン化の特徴
3 クレオールへの移行
4 国語となったトクピシン(Tok Pisin<Talk Pidgin)
5 脱クレオール化の特徴
8 世界各地の英語
1 3つの英語圏ーーカチリューの分類
2 母語話者英語の多様性1:英国
3 母語話者英語の多様性2:北米大陸とその他の地域
4 第2言語・公用語としての英語
5 外国語・共通語としての英語
6 World Englishesの研究
7 言語帝国主義
9 伝達能力と言語教育
1 言語能力と言語教育
2 伝達能力の諸相
3 言語教育の変遷1
4 言語教育の変遷2
5 伝達中心の学習法
6 概念・機能シラバス
10 言語習得と異文化接触
1 母語習得と第2言語習得
2 第2言語習得から見た異文化接触
3 異文化間の言語表現
4 バイリンガルの言語運用
5 脳科学から見たバイリンガルの言語運用
? 言語と文化
1 サピア=ウォーフの仮説
2 親族関係の名称
3 色彩用語
4 原型理論とは
5 婉曲語法と禁句
? 発話行為と丁寧さ
1 発話行為理論
2 協調の原理
3 面子(メンツ)
4 丁寧表現
5 呼称の種類
6 敬 語
103 言語政策と言語計画
1 言語政策
2 言語教育政策
3 言語計画
4 国語と公用語
5 標準語と言語の標準化
6 言語保持と言語取り換え
7 言語消滅と言語復活
104 非言語伝達
1 人のコミュニケーション
2 ジェスチャー
3 顔の表情
4 対人距離
5 手話(Sign Language)
さくいん
発想のユニークさと論理の明晰さで、言語学のみならず、日本語・日本文化論に数々の新知見をきりひらいてきた鈴木教授は、問題関心の出発点をつねに自身の知的・日常的生活に置いている。知る人ぞ知る座談の名手が、その発想工房の楽屋裏をはじめてみせてくれた1冊。
文字をよみかきできないひとびとにとって、文字はどのようにせまってくるものなのか?「識字」「非識字」のなにが問題であり、なにをするべきなのか。識字問題の解決のために、ほんとうに必要なことはなにか。
本書は、三上章 (1960)『象は鼻が長い』を出発点として、言語学の問題「主語・目的語って何だ?」に取り組みます。調査の結果、日本語の主語も目的語も、「カメレオン」でした。カメレオンが周囲の色に応じて体の色を変えるように、主語も目的語もさまざまな助詞をかぶって変装しています。さらに、小・中・高の国語・英語の教科書も調査し、「主語・目的語の教科間の揺らぎ」や形容詞・副詞の謎も明らかにしていきます。
1章 日本語の「象は鼻が長い」
三上章氏の主張の最短要約
2章 世界の言語の「象は鼻が長い」
そんなにあるの?
3章 日本語の主語の問題
主語はカメレオン
4章 日本の教科書の中の「目的語」
日本語には、目的語があるの?
5章 日本語の目的語の問題
おぬしもカメレオン!
6章 日本語の形容詞の問題
活用か環境か
7章 カメレオン発見テスト
んだってテスト・のはテスト・にへテスト・数字テスト
8章 おわりに
混乱を減らすために
比較認知科学や発達心理学における豊富な研究データをもとに、“Usage-Based Model(用法基盤モデル)”のアプローチから、子どもの言語習得のプロセスを明示する。子どもがどのように言語を習得するのかは、生得的言語モジュールを仮定するのではなく、一般認知能力に支えられた高度な学習によることを実証する認知言語学の最新の研究書。
目に見えず直接観察できない人間の言語能力をどのように分析するか。言語に関わる脳内の認知システムの解明に取り組む研究を掲載。「正しいデータ収集の方法」「適切な対象者」「データの説明が理論に基づくこと」を重視した。
■「まえがき」より
突拍子もなく聞こえるかもしれないが、言語は月の満ち欠けのように自然現象のひとつと捉えることができる。日本語や英語などの言語は、コンピューター言語などの人工言語のエスペラント語のように意識的に人間が考えて設計したものではなく、自然に発現したものである。それゆえ「自然言語」と呼ばれる。実は、第二言語も、第一言語と同様に自然言語の特徴を有している。
第二言語習得研究の科学シリーズの第3巻は、そのような自然言語を習得するための「人間の能力」に焦点を当てたものである。つまり、言語に関わる脳内の認知システムの解明に向けて取り組む研究を掲載している。言語(習得)の能力は、目に見えず直接観察することができない。そのため可視化が必要である。
■「シリーズまえがき」(第1巻)より
本シリーズの各章は、大学で言語習得・言語指導・言語学を学ぶ学部生および大学院生を念頭に置いて書かれている。外国語を勉強中の方や教えていらっしゃる学校現場の先生方にも、これらの研究の魅力に触れていただけることを願って編集した。また各章の章末に、著者からの「外国語教育にかかわる人が知っておくべきポイント」「執筆者から読者へのメッセージ」を掲載した。こちらもぜひ参考にしていただきたい。
■編者
大瀧綾乃(静岡大学)
須田孝司(静岡県立大学)
中川右也(三重大学)
横田秀樹(静岡文化芸術大学)
■執筆者一覧
畠山雄二(東京農工大学)
本田謙介(茨城工業高等専門学校)
田中江扶(信州大学)
松村昌紀(名城大学)
横田秀樹(静岡文化芸術大学)
白畑知彦(静岡大学)
スネイプ・ニール(群馬県立女子大学)
鈴木孝明(京都産業大学)
村野井仁(東北学院大学)
尾島司郎(横浜国立大学)
冨田祐一(学習院大学)
1 日本語の文法現象と第二言語習得ー母語の文法を実感することー
畠山雄二・本田謙介・田中江扶
2 多義語の意味構造と第二言語習得ー言語知識の創発的特性を視野に入れてー
松村昌紀
3 言語学と第二言語習得研究ー生成文法の視点からー
横田秀樹
4 第二言語習得における英語代名詞の解釈ーインプットと普遍文法の関わりー
白畑知彦
5 第二言語習得における冠詞の習得ー明示的知識と暗示的知識ー
スネイプ・ニール
6 第二言語習得における束縛現象ー生得的言語知識と帰納的学習ー
鈴木孝明
7 教室第二言語習得研究と英語指導法ー文法運用力を育てる指導過程の提案ー
村野井仁
8 脳波で可視化する第二言語習得ー意味と統語の脳内処理ー
尾島司郎
9 複雑系理論と第二言語習得ー歴史的流れを概観し,応用可能性に迫るー
冨田祐一
シリーズあとがき
白畑知彦
1996年に発見された幻の書物「言語の二重の本質について」をはじめ、言語学者の格闘を生々しく伝える草稿群。厳密な本文校訂、詳細な校註、明快な訳文で、ここに甦る。