おっとりした姉・可季子と重い病いを抱えながらも、のびやかな妹・鱈子さん。父母姉妹での穏やかな生活に、父の病いという思わぬ波紋が広がり…。家族という日常の不思議と夢のリアリズムを静穏な筆で描いた三島賞受賞作。
読んであげるなら4才〜自分で読むなら小学校初級むき。
「王」は供犠か、なぜ殺されるのかー。イギリス王室の歴史と女性君主の関わりを浮き彫りにする。
生きたドイツ語で手紙を書いてみませんか。宛名や呼びかけ・結尾文の書き方など、手紙の様式を初心者にもよく分かるように解説した。ドイツ人による実例を幅広く収録して、様々な言い回しの習得に留意した。商用文・公用文も収録して、ビジネスマンの活用の便をはかった。履歴書や紹介状の書き方も詳述した。すぐに役立つ最高のガイドブック。
おふくろの味、ふるさとの味。懐かしい味、新しい味ー。ちょっとお茶飲んでいかねえかい?いいお茶うけもあるよ。せつなかった話や大笑いの話もね。
カフェじゃなくて喫茶店的な薫りを感じさせる素敵な音楽たちの魅力が満載。「喫茶ロックって何?」という人から、もうはまっている人まで役に立つ決定版ガイド本。
異端・孤高・耽美・反俗…。昭和の文学史に鮮烈な光芒を残して逝った作家・渋沢龍彦。彼のよき友人であり、そしてまたよき理解者でもあった著者が折りにふれてつづった異才をめぐるエッセイの数々を、一冊に集成。在りし日の故人との対談から、作品論・交友譚まで、今なお色あせることのない洗練されたドラコニアの幻想世界へと誘う、のびやかなオマージュ。単行本版に新原稿を増補して文庫化。
「祇園は不思議なところや」。そう言わはったお方がおいやしたー古い歴史と高い格式を持つ京の花街・祇園。この町に生まれ、十三歳で舞妓になって八十余年の最古参芸妓・小まめ姐さんが、大正・昭和・平成のお座敷や都をどりの思い出、恋の経験など、祇園に生きて見たもの、感じたことをはんなり語る。気になる遊び方やマナーとともに、祇園の意外な素顔と魅力がわかる本。