◆刑事法や刑事司法に潜むバイアスが見える - 女性の生きづらさや差別を解消し,公正な社会の実現することを目指す◆
社会構造の歪みや伝統的性別役割、慣習や立法・解釈・適用等、刑事法や刑事司法に潜むバイアス。リアルなジェンダー差別社会を、ジェンダーレンズの精度を上げて見てみよう。刑事法の世界が、これまでと違った、より女性のリアリティに近い視点から、「何が問題か」、身近に見えてくる。
ジェンダーにかかわる動向や状況と法の接点を丁寧に抽出することによって、問題の客観的な掌握だけでなく、問題への法的思考をも修得できるジェンダー法学の標準テキスト。女性活躍推進およびジェンダー平等の促進に向けた新法や性犯罪条項にかかわる法改正など初版刊行(2012年)以降の新たな動向を踏まえ全面的に補訂。
本書は「だれのための知識か」という根本的問いを、フェミニズム理論、教育社会学、批判的教育学の展開をふまえて読み解いていく。また「女性学になにができるか」を考える例として、メディアが描くプリンセス像の変容、災害と女性のエンパワメントを取り上げる。性別カテゴリーの枠を超えて、ローカルとグローバルをつなぎ、現代社会の課題をジェンダーの視点から照らし出していこう。
二〇〇九年、オバマが「チェンジ」を合言葉に登場。医療保険、同性婚支持、移民政策において、平等化への歴史に新たな一ページを刻んだ。八年後、トランプも「チェンジ」を訴えて登板した。「チェンジ」の価値化こそは、アメリカ文化の柱だ。しかし、どのような「チェンジ」か。本書は、アメリカの社会変革の原動力として、人種、移民、女性、LGBTの平等化運動を取り上げ、政治、経済、社会、文化の歴史的変化を見る。そして、トランプ政権による揺り戻しと、反動への抵抗勢力の激突を描き出す。
「21世紀の最重要課題」である女性が活躍する社会、性別にかかわりなく個性と能力を発揮できる社会の実現のために、「人権とジェンダー」を学ぶ、わかりやすい基本書。夫婦別姓訴訟、性的指向・性的マイノリティー(LGBT)・同性婚、性暴力、ストーカー、マタハラ、デートDV、JKビジネス等々、最新の問題にも言及した、最新の内容を盛り込んだ概説版テキスト第2版。
はじめに
1 序論 「ジェンダー」と「ジェンダー法学」
2 女性の権利の展開と女性差別撤廃条約
3 世界各国の男女共同参画政策とポジティヴ・アクション
4 日本の男女共同参画社会基本法と諸政策
5 日本国憲法の平等原理と性差別の違憲審査基準
6 政治参画とジェンダー
7 雇用とジェンダー
8 社会保障とジェンダー
9 家族とジェンダー
10 リプロダクティヴ・ライツ
11 ドメスティック・ヴァイオレンス
12 性暴力,ストーカー,セクシュアル・ハラスメント
13 セクシュアリティとポルノ・買売春
14 学術・教育分野の男女共同参画
15 司法におけるジェンダー・バイアスと理論的課題
資料編
1 女性差別撤廃条約
2 男女共同参画社会基本法
略年表(『ジェンダーと法』関連年表)
事項索引
判例索引
女の子/男の子/母親/父親…『らしさ』の枠をあらためて問う。
アニメ、映画、ウェブサイトーー活字で書かれた小説でなくても、現代文化では様々なメディアを通じて物語が発信され、受容されている。小説が現代の多様な文化のなかで受容者を獲得し拡張する可能性、サバイブする戦略を、多角的な視点から解き明かす。
この本では、男/女ということにこだわりながら、友だちづきあい、容姿とモテ、セックス、恋愛、家族、仕事と将来、などの問題をとりあげ、大人になるための作法と予備知識を提示する。
もはやジェンダーの視点なしに宗教を語ることはできない。これまでの宗教学が掲げる客観性や中立性を問題視し、わたしと世界との望ましい関係をつくりだすためのスリリングなテクスト。
儒教文化に基づく女性規範と見なされてきた「良妻賢母」は、近代が生み出した伝統であることを緻密に解明。近代中国女性史に新しい視座をひらく。
新型コロナ・パンデミックの彼方に
文化芸術・世界遺産の国・オランダの素顔 2018年夏・オランダ紀行
新型コロナ・パンデミック(世界大流行)が地球を覆い、人類の生存そのものが脅かされている。武器を捨てて緑の種を育てよう。地球(自然)共に生きる「ワンヘルス」アプローチ、性の多様性を認めあえるジェンダー平等の社会がいい。オランダも日本も虹色の未来を見つめて人類の旅は続く。
「男らしさ」「女らしさ」をめぐる労務の課題と実務の最適解がよくわかる。人事労務担当者はもちろん、部下を持つ管理職のテキストとしても使える!
第二次大戦やヴェトナム戦争、9・11期にいたる映画のなかの“性”は何を語るのか?『レベッカ』から『真夜中のカーボーイ』、『羊たちの沈黙』まで。
フセイン政権から女性を「解放」し民主化の実現を掲げたアメリカ主導のイラク戦争から十数年、戦争によってイラク女性は「解放」されたのだろうか。占領統治の女性政策、「民主的」選挙の実情、イスラーム主義勢力の宗派対立と女性の処遇など、様々な側面から女性を通して戦後イラクの実態を分析する。
「女/母」の身体性から、いまフェミニンの臨床哲学を拓く。マイノリティ諸当事者の問題に対峙し、フェミニズムのポスト構造主義ジェンダー論からクィア理論の問題意識へと踏み込み、新たな倫理的価値軸と主体像を模索する。
文学はどのようにして「男の仕事」となったのか。日本近代文学の自立過程は、そのジェンダー化のプロセスでもあった。ホモソーシャルな読者共同体の成立にいたる転換を鮮やかに描き出すとともに、そこにおける漱石テクストの振る舞いを精緻に分析。
芸術とは何か?天才がイメージさせるのはいかなる人物か?芸術と工芸との境界とは?プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という、二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。
はじめに
--ジェンダー・スタディーズとは
1 ジェンダー・スタディーズの理論
1 フェミニズムとジェンダー研究
2 フェミニズム理論の見取り図
3 ジェンダー・スタディーズのインパクト
4 グローバル・フェミニズム:国際的な人権確立の流れ
2 ジェンダー・スタディーズの諸相
1 文化とジェンダー
A 育つ・育てる
1 ジェンダーと社会化
2 幼児教育・保育
3 かくれたカリキュラム
4 生徒文化
5 家庭科
6 進路選択
7 性教育
8 子育て・育児戦略
B 多様な文化・多様なくらし
1 婚姻・親族・子育て
2 儀礼
3 性別分業
4 世界観
5 女子割礼/女性性器切除
6 グローバル化と文化研究の新しい展開
C ‘his story’ を超えて
1 社会史のインパクト
2 近代家族
3 性と生殖
4 労働史
5 農村女性史
D 想像と創造
1 エクリチュール・フェミニン
2 フェミニスト・クリティーク
3 西洋美術とジェンダー:つくられた身体
4 日本絵画とジェンダー:天皇皇后肖像
5 女ことば・男ことば
6 ことばとセクシュアリティ
7 言語の男性支配
2 社会とジェンダー
A 社会システムを考える
1 性役割
2 メディアとジェンダー
3 家族とジェンダー
4 コミュニケーション
5 社会階級論・社会階層論
6 ライフコース論
7 男性学
8 サブカルチャーとジェンダー
9 宗教:「混在するめぐみ」として
10 エスニシティ
B 心のなかを見つめる
1 ジェンダーと発達
2 ジェンダー・アイデンティティ
3 ジェンダー・ステレオタイプ
4 摂食障害
5 トラウマ・PTSD
6 フェミニストカウンセリング
7 性差別主義
C お金と労働のあいだ
1 ジェンダー統計・ジェンダー予算
2 開 発
3 アンペイド・ワーク
4 ジェンダー・セグリゲーション
5 ペイ・エクイティ
6 移民女性労働
7 非正規雇用とジェンダー
8 女性の貧困
9 家 計
10 ワーク・ライフ・バランス
D 人間という存在を問う
1 公共圏
2 シティズンシップ
3 正義論
4 ポストモダンニズム/ポストコロニアリズム
5 暴 力
E 法というシステム
1 憲 法
2 民 法
3 労働法と男女雇用機会均等法
4 刑法とジェンダー
5 国際人権法
3 身体とジェンダー
A 生物としての人間
1 自然科学とジェンダー
2 性差の科学言説
3 技術・技術史
4 脳の性差論
5 先端医療技術と女性
6 科学史とジェンダー
7 進化生物学
8 性同一性障害
B 身体/スポーツを考える
1 近代スポーツにおける女性の排除
2 学校体育・学校スポーツ
3 身体能力の性差再考
4 スポーツにおけるハラスメント・暴力
5 ホモフォビア
C ケアする/される
1 ウィメンズ・ヘルスケア
2 セクシュアリティと看護
3 社会福祉思想とジェンダー
4 社会福祉政策とジェンダー
5 ケアと労働
3 ジェンダー・スタディーズの最前線:領域横断的なトピック
1 セクシュアル・マイノリティ
2 マイノリティ女性の人権
3 障害(ディスアビリティ)とジェンダー
4 戦時性暴力と日本軍「慰安婦」問題
5 犯罪とジェンダー
6 女性と子どもに対する暴力
7 リプロダクティブ・ヘルス/ライツ
8 「第三世界」の女性
9 ホモソーシャリティ
10 国民国家と軍隊
11 性の商品化とセックスワーク
12 「代理出産」をどうみるか
13 空間へのアプローチ:フェミニスト地理学
14 親密圏・親密権
15 自然災害とジェンダー
16 ハラスメントとジェンダー
17 母性愛神話
事項索引
人名索引
トランスジェンダーの著者が、昭和末から平成の時代に新宿の女装バーへ通った日々の日記小説。性的マイノリティーへの理解が乏しかった時代に、苦しみ、悩みながらも仲間と出会い、自らの心のままに生きてきた体験をもとに書き上げた作品。偏見に満ちた世間の目をかいくぐりながらも、性をトランスすることでバイタリティーをもって、したたかに生きてきた人々がかつて存在したことを知ってほしい。
ジェンダーの視点から,自分たちの性とそのあり方を問い直していく入門テキストの第3版。恋愛,労働,育児など,さまざまな生活の場面に焦点を当てた本文と,マンガ,特別講義,コラムやエクササイズなど,工夫をこらした構成で日本の現状に鋭く迫る最新版。
第1章 女であることの損・得,男であることの損・得
第2章 作られる〈男らしさ〉〈女らしさ〉
特講1 女性学って何?
マンガ1 あなたとわたし
第3章 ジェンダーに敏感な教育のために
第4章 恋愛の女性学・男性学
特講2 男性学って何?
第5章 ジェンダーと労働
マンガ2 花子さんの見た未来?
第6章 多様な家族に向かって
第7章 育児はだれのもの
マンガ3 今日の一日の幸
第8章 国際化のなかの女性問題・男性問題
特講3 平和の思想と〈男らしさ〉
第9章 ジェンダー・フリー社会の見取り図