実際の家族療法の流れに沿って構成された本書には、初回面接の要点から、ジェノグラムとロールシャッハテストを駆使した家族アセスメントの方法、各種精神疾患や問題行動に対する援助の実際、さらには家族ライフサイクルやジェンダーに関わる視点や、自らの面接の失敗例に至るまで、著者が日頃から心がけている家族援助のポイントとその詳細が解き明かされている。海外の最新理論に精通しながら精神分析的な家族力動をも視野にいれて、15年にわたる臨床経験の中で練り上げられた論考は、家族療法の初心者はもちろんのこと、個人療法中心の治療者にとっても得るところが大きい。
アメリカ最高のロックンロール・バンドとして、数多くのアルバムをモンスター・ヒットへと導いたR.E.M.。ロック界のオピニオン・リーダーとして、彼らが発する真摯なメッセージは鈍く現代を浮かび上がらせている。本書はそんな彼らの発言集で、現代最も知性に溢れたポップ・ミュージックをクリエイトし続けるR.E.M.の真情を浮き彫りにした、全ロック・ファン必携の書。
トランスジェンダーからバイセクシュアルまで。性のゆらぎと実状を見る。
看護診断の世界的なリーダー、ゴードン博士の書き下ろし単行本。世界中で使われているゴードンの「機能的健康パターン」。「機能的健康パターン」は、個人を、家族を、そして地域社会をアセスメントし、診断するホリスティックな枠組みを提供します。NANDAの1998年採用新看護診断収載。
言語と性はどこへ向かうのか?近代=国民国家を超えて、ポスト近代=グローバリゼーションの時代へ。
第9版は専門職看護の大いに発展してきている診断用語が収めてある。開発過程にある看護診断や、診断カテゴリーに関する新しい研究に結び付いた看護診断などが入っており、学生やナースのクリティカルシンキングや診断上の判断を促進する点が特色。
糖尿病と診断されたあとの葛藤やストレス、治療と自己管理、生活の再構築、合併症の出現ーこれらに伴う心理・感情面での問題を、語られた生活体験と感情を通して明らかにする。対処すべき事態を、本人のみならず医療職者、家族、友人、同僚らによる毎日の生活と人間関係のダイナミズムにおいてとらえ、糖尿病をめぐるケアリングの諸相をいきいきと描く。
「母性看護学概論・母性保健」は、母性看護学を学び始めるための出発点となるものとして、社会的視点に重きをおいて構成した。すなわち、1994年にカイロで開催された国際人口開発会議、翌95年に北京で開催された世界女性会議でも謳われ、その後のわが国の母性保健政策でも不可欠の視点となっているリプロダクティブ・ヘルス/ライツを基本に置き、今日の社会に生きる女性や家族が母性領域で抱える新たな問題とそれに対応する看護職者の役割に多くの紙面を費やした。「女性のライフサイクルと母性看護」では、思春期/成熟期/更年期・老年期の女性の特徴を理解し、それぞれの母性領域で抱える問題とその対応としての治療と看護を学ぶことを目的としているが、ここでは多様となった女性のライフコースや意識を踏まえ、リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点からこれをまとめている。このような観点からみると、それぞれの期にある女性の身体面の理解と看護に加えて、それぞれの期に特有の問題が重要であり、メンタルヘルスケアのアプローチにも力を入れて解説している。
ここ数年の助産師業務に関わる諸科学の進歩・発展は目覚ましいものがあり、また教育全般についての基本的な考え方も変革しつつあるなどの状況から、改訂の時期が到来したとの見解に達し、第3版を発行することになった。本大系は、助産師学生の教科書としての活用を第一の目的としている。学生の方々のみならず、教員の方々、実践の場にある助産師の方々をはじめ、母子保健に携わる保健師・看護師の方々にも広くご利用頂けることを願う。
電子カルテ導入を考慮している施設には絶対おすすめ。電子カルテが稼働していない病院でも、すぐに役立つ普遍性。階層化された観察プラン(OP)は今までにない画期的な内容。看護診断ラベルはNANDA2001-2002に基づく。
更年期医療にかかわる医療関係者と更年期を迎える女性必読の書!NIH(米国国立保健研究所)の最新国際方針声明書として更年期医療の詳細な検証結果を網羅!骨粗鬆症や心臓疾患など、更年期医療の対象すべてに言及!国立循環器病センターの医師陣による精緻な翻訳。