行政機関を憲法学的にどのように統制するかを、アメリカを比較対象として、COVID-19、移民、環境の事案を素材に検討する。
はしがき
第1章 COVID-19と大統領
1. COVID-19に対する大統領の権限
2.合衆国憲法上の大統領の権限ー全国的なロックダウンは不可能である
3.連邦軍の派遣で生じる問題
4.国境の壁と大統領の権限
第2章 COVID-19と裁判所
1.第1期ー合衆国最高裁の州の規制に対する判断
2.第2期転換期ー合衆国最高裁の変化
3.第3期ー規制手段の精密な手段審査
4. 考察
5. COVID-19に対する州の緊急事態宣言と対応
第3章 ワクチン接種か定期検査かーーカリフォルニア州を中心に
1. カリフォルニア州の規制権限と専門知
2. ワクチン接種義務をめぐる諸州の取組と裁判所の判断
3. ワクチン接種か定期接種か
第4章 授権禁止と主要な問題の法理
1.授権禁止法理をめぐる合衆国際最高裁の先例
2.授権禁止の法理と連邦政府の権限拡大の警戒
3.ゴーサッチの分析と他の保守派の裁判官との分岐
4.授権禁止法に関する学説とゴーサッチの接点
5. 2022年WEST VIRGINIA V. EPAと授権禁止の法理
6.立退き凍結と主要な問題の法理
7.考察 主要な問題の法理、授権禁止の法理と裁判所
第5章 政権交代に伴う移民と湿地の行政規則と司法審査
1.行政機関の判断を尊重する根拠を問うCHEVRON法理
2.行政規則の解釈の一貫性と司法審査
3. 移民規制DACA事件と合衆国最高裁
4. トランプ政権の湿地規制と合衆国最高裁
5. 議会審査法による行政規則の廃止について
第6章 司法府の救済と破棄せず差戻の法理
1.2019年EME HOMER事件の差戻審について
2.破棄せず差戻の法理の分析
3.規則制定手続の硬直化と司法審査の関係
第7章 専門知と行政機関の統制
1.SEILA V. CFPB事件と独立行政委員会
2. SEILA V. CFPB事件からみた判例の整理
3.合衆国最高裁とFACと第三者委員会
▼知とパワーのグローバル・ヒストリー。
▼19世紀半ば以降、ヨーロッパとアジアで主権国家の再編と資本主義化が同時並行的に発生し、
近代的アジア空間が形成された。
▼その裏で展開された「英蘭ー東南アジアー中国ー日本」という
知とパワーのダイナミックな流れを読み解く注目の書。
<Shapes of Modernity in Asian Spaces: A Global History of Knowledge and Power>
序章ーーアジア的空間の近代とは(山本信人)
第一部 ヨーロッパとの連鎖ーー知と制度
第一章 東南アジアという近代的結節点(山本信人)
第二章 19世紀日本とデルフト王立アカデミー(大久保健晴)
第三章 福沢諭吉における「交通」思想の射程と波及(都倉武之)
第二部 アジアにおける知の還流
第四章 中国の近代的金融制度と日本(段瑞聡)
第五章 「アジア的空間の近代」としての日本のジャーナリズム
ーー『東洋経済新報』と小日本主義(山腰修三)
第六章 中国国民党における近代知とファシズム(衛藤安奈)
あとがき
索引
なぜ,日本で独自の進化を遂げ,これほどまでに浸透したのか?
中国料理をめぐる政治・社会情勢の変化に着目しながら,
東アジアにおける食の文化交流の多様な軌跡をひもとき、新たな史実を究明する。
本書は,歴史学・文化人類学などの観点から,
ユニークに発展した日本の中国料理の特色を浮き彫りにし,
さらに中国料理を通して見える東アジアの多様な文化交流とその社会的背景の変容を明らかにする。
地球の未来か、彼女の命か?
突如、東京の街に出現した”怪獣”たち。
それを倒す方法は只、ひとつ。
選ばれし”女の子”の胸のボタンを押して、巨大ロボットに変身して、闘うこと。
たった2回、変身すると、彼女たちは死んでしまう。
守るべきは地球の未来か?
それとも、彼女たちの命か?
【編集担当からのおすすめ情報】
令和のロボット漫画、衝撃の完結巻です!
安藤忠雄氏、若宮正子氏、川淵三郎氏、伊藤亜紗氏、松岡正剛氏…
新たな価値を生み出した人の行動原理
様々なジャンルで世の中に新しい価値を創出した15組・16人が、
その考え方や実践について、さらには、原動力となった発想や情熱について語ります。
これから新事業創出や社会課題解決にチャレンジしようとしているビジネスパーソンやスタートアップ経営者、自治体関係者の方が、発想を生みだしたり行動を起こす際のヒントを探る1冊です。
はじめに
あらゆる価値が再定義される時代に求められる、「破壊的イノベーター」の資質
第1章 破壊的イノベーターはこう考え、こう動く
・安藤忠雄氏(安藤忠雄建築研究所代表、建築家)
大阪にこだわり、世界で活躍し続ける建築家
・伊藤亜紗氏(東京工業大学科学技術創成研究院未来の人類研究センター長、同大学リベラルアーツ研究教育院教授)
障害者研究で「多様性」をアップデート
・大南信也氏(神山まるごと高専設立準備財団代表理事、認定NPO法人グリーンバレー理事)
地方創生のロールモデル
・川淵三郎氏(日本トップリーグ連携機構代表理事 会長、Jリーグ初代チェアマン)
スポーツを地域に開放したチェアマン
・佐竹晃太氏(CureApp 代表取締役社長、医師)
日本初の治療用アプリで医療をサステナブルに
・辻口博啓氏(アーシュ・ツジグチ代表、パティシエ、ショコラティエ)
パティシエの概念を拡張ーお菓子で不動産価値も高める
・福澤知浩氏(Sky Drive 代表取締役CEO)
日本発「空飛ぶクルマ」実現へ
・松岡正剛氏(編集工学者、編集工学研究所所長、イシス編集学校校長)
「編集」の方法論で各界に影響を与え続ける
・松田崇弥氏(ヘラルボニー代表取締役社長)/松田文登氏(ヘラルボニー代表取締役副社長)
アート×ビジネスで福祉領域を拡張
・米良はるか氏(READYFOR創業者/代表取締役CEO)
クラウドファンディングで日本の寄付文化を変えた
・矢内 廣氏(ぴあ代表取締役社長)
エンターテインメントの楽しみ方を変えた「ぴあ」
・山口絵理子氏(マザーハウス代表取締役社長兼チーフデザイナー)
ファッションブランドで途上国の経済自立を目指す
・山崎 亮氏(studio -L代表)
「コミュニティデザイン」を普及拡大
・吉藤健太朗氏(オリィ研究所共同創設者/代表取締役CEO)
分身ロボットで、「孤独の解消」に挑む
・若宮正子氏(ITエバンジェリスト)
年齢は関係ないー人生100 年時代のトップランナー
第2章 破壊的イノベーターに聞く10の質問
第3章 破壊的イノベーターに学ぶ 視界の広げ方5カ条
第1条 世界を知る
第2条 直接つながる
第3条 視点をずらす
第4条 なければ自分でつくる
第5条 「なんのため」を明確に
欧州の消費者法の最新動向を伝え、日本の消費者法への示唆も検討する。
本書は刑事確定訴訟記録の保存と閲覧、團藤重光文庫研究、最高裁大逆事件研究を柱に刑事司法資料の保存と閲覧の市民的権利を説く。
はじめに
現代への提言の書 村井敏邦
序 章 未公開記録との出会い 石塚伸一
第1章 未公開刑事記録の保存と公開
1-1 日本近代司法制度確立過程における文書と近世法制史料 畠山 亮
1-2 公文書管理法と司法文書の利用 瀬畑 源
1-3 大逆事件裁判「特別保存」(最高裁判所所蔵)記録の概要 山泉 進
1- 4 團藤重光と売春防止法 太田宗志
第2章 刑事確定訴訟記録公開の意義
2-1 刑事確定訴訟記録研究の意義ーー民主主義に不可欠 福島 至
2-2 刑事確定訴訟記録の歴史的現在ーー史料・資料としての訴訟記録 塚原英治
2-3 刑事確定訴訟記録閲覧と学術研究ーー社会学を研究する立場からの現状批判 大貫挙学
2-4 刑事確定訴訟記録法の現代的課題 西本成文
第3章 團藤文庫公開の意義
3-1 『死刑廃止論』第5版から第6版、そして第7版 古川原明子
3-2 團藤重光の人格責任論の淵源ーーアドルフ・レンツの生物学的責任論
玄 守道
3-4 1940年代後半の監獄法改正作業における「中間的処遇」--矯正図書館所蔵 資料および團藤文庫を用いて 兒玉圭司
3-5 團藤重光とアルフレッド・C・オプラーーー團藤文庫所蔵資料から
出口雄一
3-6 團藤重光文庫と東アジア近代史 岡崎まゆみ
第4章 大逆事件記録公開の意義
4-1 「幸徳秋水等大逆事件」記録の歴史的意義 大岩川嫩
4-2 「大逆事件」再審請求におけるKTH
CUBEシステムを用いた供述分析の可能性 山田早紀
4-3 世紀を跨ぎ越して生きてある「大逆(幸徳)事件」--研究と市民運動の「行き来」から 田中伸尚
4-4 幸徳秋水大逆事件の構造 金子武嗣=橋口直太
4-5 「幸徳事件」と供述分析ーー供述の起源を洗い出す「幸徳事件」と供述分析 浜田寿美男
4-6 「幸徳事件」再審請求の理論的根拠ーー彷徨える刑法第73条(削除) 石塚伸一
おわりに
38年間この競技を見続けてきた生粋のスケートファンである著者がスポーツライターでは絶対に描かないであろう視点で、「羽生の演技の何がどう素晴らしいか」を表現、技術の両面から徹底的に分析する!
「愛の不時着」のヒョンビンが再び日本中を虜にする!
本国で5週連続No.1大ヒットの韓国エンタメ上陸!!
3国捜査タッグで逃亡犯と消えた10億ドルを追え!
★初廉価Blu-ray&DVDリリース!
※収録内容は変更となる場合がございます。
香酸カンキツ5種(カボス/シークヮーサー/スダチ/ユズ/レモン),中晩カン4種(津之輝/ハッサク/ブンタン/カワチバンカン)の栽培の基礎と実際を,160ページにわたって一挙収録。カンキツではまた,注目の青島温州「片面交互結実栽培」や「半樹別交互結実」による無農薬のつくりも紹介。
この他,ナシの予備枝徹底確保による安定多収,ジョイントV字樹形栽培,リンゴでは,省力・軽労化技術として落葉収集機利用による黒星病の発生低減効果とロボット草刈機による除草管理,温暖化時代の安定生産を追求する精農家事例。さらに近年,果樹での取り組みが進む“土着+製剤”によるw(ダブル)天敵の防除体系と,草生栽培をめぐる新研究など。
武蔵野大学法学研究所主催のシンポジウム、「施行迫る!! 事業性融資推進法および企業価値担保権の課題と展望」の全内容を収録・再現するとともに、書き下ろしの3論考を加えた、「武蔵野大学法学研究書叢書」第4弾。金融行政担当官、民間の企業評価・会計のスペシャリスト、金融法務・倒産法務を専門とするビジネスロイヤー、経営学研究者、法律学研究者など各分野の第一人者が集結して、まさしく産官学共同で行われた。さらに、学術的なシンポジウムとしては異例ではあるが、特別ゲストとして、金融行政・地域金融に精通しているジャーナリストに登壇と寄稿をお願いした。
<第1部 シンポジウム>
◎開会挨拶ー本シンポジウムの趣旨(片山直也)
◎事業性融資推進法の概要と金融機関の課題(石田晋也)
◎金融機関による事業者支援の深化および事業性評価の課題と展望(水野浩児)
◎企業価値の評価と企業価値担保権(堀内秀晃)
◎企業価値担保権の信託に関する留意点(有吉尚哉)
◎平時・有事における企業価値担保権の課題(粟田口太郎)
◎事業担保としての企業価値担保権の活用可能性(井上聡)
◎ジャーナリズムの視点からのコメント(橋本卓典)
◎民法研究者の視点からのコメント(藤澤治奈)
◎閉会挨拶(池田眞朗)
<第2部 特別論稿>
◎【特別論稿1】企業価値担保権が変える中小企業金融の可能性(橋本卓典)
◎【特別論稿2】企業価値担保権における政策と法的構成(藤澤治奈)
◎【特別論稿3】事業性融資を支える担保法理の再構築(片山直也)
持続可能な世界への法
ーー中国共産党支配を支える制度はどのように形成され、持続、変化してきたのか?
現代の中国政治を構成する具体的な制度の変化に焦点を当て、
歴史的要因を重視しながらそれらを読み解くことで、
現代中国政治の現状を理解し、将来を展望する一冊。
序章 現代中国政治研究と歴史的制度論(林 載桓)
<b>第1部 国家ーー包容と強制</b>
第1章 民主的制度の包容機能
ーー人代改革の起源と持続(加茂具樹)
第2章 現代中国の刑事司法制度と「厳打」
ーー起源、経路依存、制度進化(金野 純)
<b>第2部 エリート政治</b>
第3章 「集団領導制」の制度分析
ーー権威主義体制、制度、時間(林 載桓)
第4章 領導小組の制度変化
ーー中国の政策決定における半公式制度の機能の重層化(山口信治)
第5章 中国の幹部選抜任用制度をめぐる政治(高原明生)
<b>第3部 中央・地方関係と経済</b>
第6章 香港の民主化問題の「時間の政治学(ポリティクス・イン・タイム)」
ーー選挙制度形成の歴史と今後の見通し(倉田 徹)
第7章 中国経済の制度的背景
ーー分散的権威主義体制下の自生的秩序(梶谷 懐)
おわりに
索 引
執筆者紹介