高浪敬太郎プロデュース、仲村有紀(vo、po)、笠鳥高生(vo、g)のデュオ、サラダのファースト・フル・アルバム。力強いんだけどはかなげな2人の歌のかけ合いが無機的で不安な美しさを醸し出す。沖縄っぽいフレーズを盛り込んだ(1)は本当に名曲です。
80年の『ごはんができたよ』から87年の『グラノーラ』までの6枚のアルバムからピックアップした13曲に、シングルとしてのみ発表された(9)をプラスしたベスト。各曲のクオリティーについては文句なし。でも、ベスト盤向きの人ではないということを痛感。
プレステの人気ソフト『とんでもクライシス!』のオリジナル・サントラ。東京スカパラダイスオーケストラが提供した約100トラックの中から厳選25曲を収録ということで、全曲書き下ろしのオリジナル・フル・アルバムといっていいほどの内容になっている。
10代の全てをバンドに費やし、ティーンエイジ・ガールズ・バンドの先駆者となったホワイトベリーのベスト・アルバム。メガ・ヒット「夏祭り」はもちろん、お蔵入りしていた未発表音源も収録。
和製シンガー・ソングライターの始祖のひとりである西岡恭蔵。これは、細野晴臣とのコラボレーションをはじめ、70年代から音楽に対して常に意欲的だった彼のキャリアの集大成とも言える静かな自信を感じさせる傑作。第3世界での放浪の成果も見逃せない。
先頃のボニー・ジャックスに続いて、由紀さおりと安田祥子の姉妹が“日本の歌曲のスタンダード”と呼べる歌を抒情歌、ホーム・ソング、流行歌などから選んで歌っている。昔の大人の歌を再評価し、曲が本来持っている魅力を引き出すべく歌っている。
共同プロデュースにUnited Future Organizationを迎えているだけあって、音楽性のセンスは多彩かつ抜群で、マニアックながらも気持ち良い耳障りをキープ。マーキュリー時代5年間のベスト・セレクション盤、ってことは移籍ですか?