「SL人吉」で辿る球磨川の渓谷美、「いさぶろう・しんぺい」で越える日本初のループ線とスイッチバック、「はやとの風」から見る霧島連峰の雄大な眺望ー。観光列車でゆく旅の醍醐味。くま川鉄道や吉都線、廃線になった山野線、イベント列車や往時の蒸気機関車も紹介。
人気No.1、個性的な名車がそろう鉄道の謎。もうすぐ見納め。消滅間近の「小田急顔」って?かつて活躍した車両の第2の人生を追う。人気の新型車両、懐かしの名車・駅舎・切符etc.お宝写真満載。
宇宙の成り立ちから現代の最先端技術まで、14分野、290にわたるテーマを6,000点以上の大迫力の写真と高精細イラスト、30,000語超の和英単語でわかりやすく解説。
「桜は全部下を向いて咲くんです。ですから中へ入り込んで見て、初めて桜も喜ぶんです。横から見ては、全然あきませんものね」桜守と呼ばれる京都仁和寺出入りの植木職、十六代目佐野藤右衛門が語る、とっておきの桜のはなし。
平成23年〜9年の15年分を収録。
市場化を推し進めたグローバル経済の挫折、そして東日本大震災という破局のあと、建築界の世界的フロント・ランナーは、なにを考え、建築をどのように変えようとするのか。失われた人と大地との結びつき、人と人とのかかわりを取り戻す建築とはー。伊東豊雄、岡田利規、佐々木正人、原武史、藤森照信、御厨貴、蓑原敬と語る。
祭りの夜、ジョバンニは、草むらにねころんで、星空をながめていた。すると、ふしぎな声と明るい光につつまれたと思うと、幼なじみのカムパネルラと、銀河鉄道に乗っていた…。二人は、美しい宇宙の旅へ。宮沢賢治の最高傑作「銀河鉄道の夜」のほか、「雨ニモマケズ」「グスコーブドリの伝記」「ふたごの星」「よだかの星」が入った日本を代表する名作。小学中級から。
二人の少年ジョバンニとカムパネルラの、美しい天上の旅と永遠の別離。『銀河鉄道の夜』は、未完の作品ながら、色褪せることなく読み継がれている。孤絶や悲しみを常に抱えつつ、宮沢賢治は故郷・花巻の地から小さな物語を生み出し続けた。遺されたその結晶は、独自の自然へのまなざしと、短くはりつめたその生涯に燃え続けた意志とを、今も静かに映し出す。「悲しみを、いかにして乗り越えるか」。とこしえに輝く一条の光が、私たちを新たな夢想へといざなう。