ぼくの運動会の応援のために田舎からやってきたジィちゃん。服装はださいし、いつもニコニコしているだけで、なんだかカッコ悪い。ジィちゃんに徒競走で早く走るコツを聞いたら「みぎあしを まえに だしたら、つぎは ひだりあしを まえに だす。それを だれよりも はやくする。ただ それだけじゃ」だって。そんなの当たりまえ〜。でも運動会当日、ぼくはジィちゃんのすごい秘密を知ってしまったんだ……。新しいおじいちゃん像を描いた心温まる作品です。
【ここがポイント】
・ジィちゃんの隠された秘密にアッと驚かされます
・運動会のシーンのスピード感溢れる絵に注目
・読み聞かせで大盛り上がり必至です
【出版社コメント】
いつもにこにこ穏やかで、誰にでもやさしく、孫には特に甘い。この絵本に登場するのは、そんなどこにでもいる普通のおじいちゃんですが、実はすごい秘密を隠しています。まだまだ元気な現代のおじいちゃん世代。従来のイメージにとらわれない、新しいおじいちゃん像をユーモラスに描いた絵本です。同級生やそのお父さんたちの、人間味あふれる表情の変化にもご注目ください。
大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽々と飛び越えていく。優等生の「ぼく」が通う元・底辺中学は、毎日が事件の連続。人種差別丸出しの美少年、ジェンダーに悩むサッカー小僧。時には貧富の差でギスギスしたり、アイデンティティに悩んだり。世界の縮図のような日常を、思春期真っ只中の息子とパンクな母ちゃんの著者は、ともに考え悩み乗り越えていく。落涙必至の等身大ノンフィクション。
前作『ぼく、だんごむし』で好評を博した著者コンビの第2弾。暖かいストーリーとカラフルな貼り絵の世界が展開します。セミの幼虫は何年もの間、土の中で木の根から樹液を吸って成長していきます。そういった生態の一つひとつを、穴を掘って幼虫を観察したり、樹皮に産みつけられた卵を探したりと綿密な取材に基づいて制作されました。ノンフィクション絵本ならではの、事実の持つおもしろさをお楽しみください。
アーロンにとって、文字を読むことはとても難しいことでした。
アーロンの脳は「発話された音」と、「書かれた文字」や「ことば」を結びつけることがなかなかできないのです。
でも、宿題で出された作文に夕方も夜もずっと取り組み、勇気を出してクラスメイトに発表した時、アーロンに変化が現れます…。
5歳から6歳までの「とっちゃん」のお話。みんなと一緒のことができない子供たち、そしてそんな子供時代を過ごした全ての大人たちに、マイペースなとっちゃんが教えてくれる大事なこと。
ぼくってなに?じぶんらしさ…じぶんらしさとはなんだろう…?じぶんを知るって、めんどくさいけど、おもしろい。大ヒット『りんごかもしれない』につづく待望の新刊!!ヨシタケシンスケの発想えほん第2弾。
ジャムおじさんがつくってくれたこと、毎日パトロールすること、おなかを空かせた子どもに顔をあげることなど、アンパンマンの基本情報が1冊でわかる顔型の厚紙絵本。主な登場キャラクターの紹介や迷路も掲載。
「朝、目をさますといつも、ぼくのまわりはことばの音だらけ。そして、ぼくには、うまくいえない音がある」
苦手な音をどもってしまうぼくは、クラスの朝の発表でもまったくしゃべることができなかった。放課後にむかえにきたお父さんは、そんなぼくを静かな川べりにつれていって、ある忘れられない言葉をかけてくれた。
吃音をもつカナダの詩人、ジョーダン・スコットの実体験をもとにした絵本。
デビュー以来、作品を発表するごとに数々の賞を受賞して注目を集めるシドニー・スミスが、少年の繊細な心の動きと、父親の言葉とともに彼を救ってくれた美しい川の光景を瑞々しいタッチで描いている。
ぼくの なまえは、オスカー。
ぼくには、せかいいち すてきな
おばあちゃんが いる。
ぼく、おばあちゃんのことが
だいすきなんだ。
公園で遊んだり、絵本を読んだり、
楽しい時間をいっしょにすごしてきたおばあちゃんが、
このごろ、いろんなことを覚えられなくなってきた。
認知症になったおばあちゃんや、
おばあちゃんが引っこすことになった介護施設のようすを
主人公自身のことばでつづるあたたかい絵本。
介護施設で働いていた作者の経験から生まれた本書の
巻末には、認知症について話しあうきっかけとなるよう、
解説を掲載しています。
大人気「ティラノサウルス」シリーズの第9弾です。ティラノサウルスがひろったたまごから、5ひきのアンキロサウルスのあかちゃんがうまれました。初めはパクリと食べようとしたティラノサウルスでしたが、いつのまにか5ひきを育てることになりました。すくすくと育った5ひきでしたが、ある日、1ぴきの子が「パパにいちばんあいされてるのはぼくだよ」と言い出したことからたいへんなことになって‥‥。ことばでは表しきれない父と子の深い愛情を描く感動の作品です。
光にこだわり、描き続けたモネ。86年の生涯を優しい絵と言葉で綴った、物語絵本。印象派の巨匠の真摯な創作生活を垣間見る一冊。
おじいちゃんからお父さん、そして、お父さんからぼくへー。受け継がれてきた「大事なこと」。小学校低学年向け。
ぼくは、最近「死ぬこと」がこわくてたまらない。ぼくは、弱虫なんだろうか。死んだら、ぼくはどうなるんだろう。ある日、その感情を爆発させてしまったぼくに、ママはとまどう。ある日、ママと同じ介護施設ではたらくおばさんから手紙が届き……。
誰もがもっている不安とむきあった作品。
荒井良二3年ぶりのオリジナル絵本
「きょうもあしたも特別な日。毎日はかがやいている」。愛馬“あさやけ”とともにお祝いの旅に出た“ぼく”が出合う、たくさんのうれしくて、しあわせな瞬間。毎日はよろこびと感謝の連続で、世界はどこまでもつながっている。日常にちりばめられたまばゆいひとコマを、豊かな色彩とやさしいまなざしで描いた、子どもから大人まで心温まる物語。
ぼくが、少年時代をすごした沖縄は、まだ、「アメリカ」でした。チョコレートを買うのも、えんぴつを買うのも、お金は「ドル」でした。いたずら仲間といっしょに、アメリカ軍の基地にしのびこみ、自転車で走りまわって、しかられたこともありました。やがて、ぼくは野球チームに入り、将来は、プロ野球選手になりたい、という夢を、もちました。目の前のことが、すべて、光りかがやいて見えました。ところが、ある日、ぼくの身に、思いがけないことがおこったのです…。いっこく堂がはじめて書き下ろした、自伝的児童文学。
沖縄×怪異×癒やし
困った人々の相談に乗る沖縄の霊能者・ユタである「おば〜」と
視える孫「ヤースー」の毎日はノンビリのちフシギ…所によりーーー恐怖!?
霊視芸人ヤースーのフシギな幼少期をほのぼの漫画の名手である杉作が
ハートフル&ノスタルジックに描いた待望の第1巻!!
「ぼくはわるくないのにうまくいかないのはだれのせい?」--
思いどおりにいかなかったとき、人のせいにしたくなる経験は誰しも持っています。
想いが強ければ強いほど、うまくいかなかったときの怒りを自分で抱えきれずに、周りにぶつけてしまったり…。そんなときに芽生える悲しみに、そっと寄り添う心温まる物語です。
プロバスケットボール選手
Bリーグ・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ佐藤卓磨、初の絵本!!
『ぼくはキリン』は、読書好き、絵本好きのプロバスケットボール選手・佐藤卓磨が、多くの子どもたちに絵本と出会うきっかけをつくりたいという思いが出発点です。千葉ジェッツに在籍していた2022年に、社会貢献プロジェクト「シュガプロ」を立ち上げ、クラウドファンディングを実施し、制作されました。完成した本は、保育園や幼稚園、小学校、児童ホーム、子育て支援施設等へ寄贈されました。その後、多くの方から、この物語の市販化の要望を受け、ついに佐藤卓磨が現在所属する名古屋ダイヤモンドドルフィンズの協力を得て、市販することになりました。
「誰にでも自分の強みはある」佐藤卓磨の願いが込められた
すべての子どもたちに捧げたい物語
この作品は、自己肯定感の低いキリンが主人公です。運動が苦手で、友だちの輪に入れないキリン。そんなキリンがバスケットボールと出会い、変わっていきます。少しずつ自分のことを愛せるようになっていくキリン。この物語は、佐藤卓磨が、自身の幼少期を振り返りながら、つくられました。「誰にでも自分の強みはある」。そんな佐藤卓磨のメッセージが込められた一冊です。
絵は絵本作家カワダクニコが執筆!
「この物語は、絶対カワダさんに描いてほしいです!」。そんな佐藤卓磨の想いを受け止め、絵本作家のカワダクニコが絵を執筆。ふたりは打ち合わせを重ね、物語をつむいでいきました。どこか佐藤卓磨に似ているやさしいキリンのキャラクターも、そんなやりとりの中から生まれてきました。
『ぼくはキリン』は、名古屋ダイヤモンドドルフィンズを通じて名古屋市の幼稚園・保育所・児童養護施設等に寄贈いたします。
著者について
作・佐藤卓磨(さとうたくま)
1995年、北海道生まれ。B.LEAGUE名古屋ダイヤモンドドルフィンズ所属プロバスケットボール選手。10歳でバスケットボールを始める。東海大第四(現:東海大札幌)高校、東海大学卒業。18歳より世代別日本代表にも選出。2月に行われた2023ワールドカップアジア予選でもA代表として活躍。プライベートでは、読書が趣味で、遠征移動中は読書やオーディオブックを聴いて過ごしており、月に約5冊の本を読んでいる。
絵・カワダクニコ
1978年東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、デザインの仕事をしながらイラストレーターに。日本児童出版美術家連盟会員。2011年『ねこのにゃーた うみへいく』で第17回おひさま大賞優秀賞受賞後、『ねこのにゃーた 』(小学館)で絵本デビュー。作品に『おばけえん』作・最上一平 、『チビのおねがい』作・室井滋(教育画劇)、『にゃんたる刑事』(PHP研究所)、『ぴったんこ』(エンブックス)、『こねこねねこの ねこピッツァ』作・くさかみなこ(KADOKAWA)、『おうちくん』(303BOOKS)など。
いいなあ、くるま。ぼくにもくるまがあったなら…。男の子の夢を、みーんな叶えてくれちゃうくるま!-。