卵・乳・小麦・そばなど、知っておきたい27の食べ物をキャラクター化! 食品表示に関わる27品目のほか、アナフィラキシーやアレルギーマーチなど、食物アレルギーについての基本知識を、親子で楽しく、この1冊で学べます。
★キケンが多い7つの食べもの(特定原材料)
卵/乳/小麦/そば/落花生/えび/かに
★気にしておきたい20の食べもの(特定原材料に準ずるもの)
キウイフルーツ/バナナ/オレンジ/もも/
りんご/カシューナッツ/くるみ/大豆/ごま/やまいも/まつたけ/
いか/あわび/いくら/さけ/さば/鶏肉/牛肉/豚肉/ゼラチン
★こんな食べものにも注目!
パイナップル/マンゴー/すいか など
★くわしく知ろう!
アナフィラキシー/アレルギーマーチ/食品表示の見方 など
食物アレルギーキャラクターリスト
『基礎篇』『実践篇』の2分冊だったテキストを,1冊にまとめて大幅改訂!小児アレルギーエデュケーター(Pediatric Allergy Educator:PAE)認定制度の基礎講習に準拠し,アレルギー疾患の基礎知識から患者教育の指導技術まで,PAEに求められる内容をスペシャリストがわかりやすく解説している.理解を助けるサイドコラムや図表も満載.PAEを目指す看護師,管理栄養士,薬剤師に必携の書.
お母さんの負担が軽くなる!食物アレルギーと上手につきあうコツをたくさん紹介。
食物アレルギーと上手につきあうレシピとコツを豊富に紹介。
●「食物アレルギーの診療ガイドライン2016」「食物アレルギーの栄養・食事指導の手引き2017」準拠.
●管理栄養士から食物アレルギーのバイブルとして高い評価を得てきた好評書が,最新の情報や知見に基づいて全体的にアップデート.待望の改訂新版として発行!
●初心者でも理解できるわかりやすい内容で,食物アレルギーの診療や栄養食事指導の実践を解説.また,病院・保育所・学校・行政・災害時など,専門分野や場面別の栄養指導や実践事例も豊富に掲載.
知識編 食物アレルギーの知識
第1章 食物アレルギーの診療
第2章 食物アレルギーの栄養食事指導 [総論]
第3章 食物アレルギーの栄養食事指導 [各論]
実践編 専門分野別の栄養士の役割と実践事例
第1章 病院栄養士(一般病院,クリニック)
第2章 保育・教育施設の食物アレルギー対応
第3章 保育所栄養士
第4章 学校(幼稚園)栄養士,栄養教諭
第5章 行政の栄養指導[乳幼児健診・離乳食指導など]
第6章 災害時における食物アレルギー児の支援
卵・乳製品・小麦粉不使用のレシピ32
おおわだ保育園(大阪・門真市)で実践している「なかよし給食」のレシピ集。
いずれも卵・乳製品・小麦粉を除去し、身近な代替食材で作ったものばかり。
ご家庭でもかんたんに作れます。
おおわだ保育園で実際に使っているアレルギー代替食材リストつき。
主食
・カラフル野菜の米粉ピザ
・鮭のクリームパスタ
・かぼちゃときのこのオリジナルカレー
・じゃがいもと玉ねぎのグラタン
・パリパリお好み焼き
・揚げ春雨の野菜あんかけ
・じゃがいもソースのきのこドリア
・キャベツの焼きそば
・野菜のかき揚げうどん
・太平燕(タイピーエン)
おかず
・魚バーグ
・ひよこ豆のコロッケ
・揚げ鶏の甘酢ソース
・鮭のオーブン焼き
・かんたんカップ焼売
・クリスマスの3種チキン
・じゃがいもカップのミートローフ&春雨じゃが揚げ
・ひじきサラダ
・マセドアンサラダ
おやつ
・いちごのブランマンジェ
・きな粉プリン
・お豆腐のパンケーキ
・蒸しパン
・かぼちゃボーロ
・にんじんゼリー
・石垣まんじゅう
・パーティ・ドーナツ
・クリスマスケーキ
・米粉のチュロス
・ココアのババロア
・2 色の花びら餃子
・アメリカンドッグ
【編集担当からのおすすめ情報】
卵・乳製品・小麦粉を使わなくてもここまでできる! 工夫いっぱいのレシピ集!
ソースがとろ〜りとしたクリームパスタやしっとりとして濃厚なガトーショコラをベースにしたクリスマスケーキなどおすすめです。
日本人の2人に1人がかかり、国民病とも言われるアレルギーは、乳幼児期(0〜6歳)に発症するケースが多い病気です。発症後、適切なケアをしないと、アトピー性皮膚炎や食物アレルギーを始まりとして、気管支ぜんそく、花粉症など次々と異なる疾患が発症する「アレルギーマーチ」を起こすこともあります。アレルギーの子どもを持つ親は治療ですぐに治らないからこそ、「このまま同じ治療を続けてもいいの?」「薬の副作用は大丈夫?」「いつまでこの状態が続くの?」など、多くの不安や疑問を抱えています。なかには、医師から十分な説明を受けられず、誤った情報に振り回されたり、過度にストレスを抱えたりする方もいます。そこで本書では、専門医資格を持つ女性医師が自身の子育て経験を踏まえながら、エビデンスベースの正しい知識と最新情報、家庭でできるセルフケアを紹介します。
卵・乳製品・小麦・大豆を使わない、日々のごはんやおかず、お弁当、おやつまで。食物アレルギーの基礎知識や、アレルギーっ子の暮らしガイドも充実!
アレルギー疾患全般にわたり包括的かつ実践的に解説した定評あるロングセラー、初の日本語訳。近年の治療法の進展を踏まえ、免疫系や治療薬の作用機序など基礎知識から紐解き、疾患別に病理、診断、治療を詳述。全身的・各科横断的に診ることが求められるようになったアレルギー疾患を、専門医はもちろん、呼吸器科・小児科・皮膚科・耳鼻咽喉科・眼科・消化器科等各科医師が連携して治療する際に共有すべき知識を網羅。
0歳から13歳まで
子どものアレルギーに対する治療・対応が
この一冊でぜんぶわかる!
アレルギーの基礎知識、年代別の治療法、自宅での対処法を
アレルギー専門医が徹底解説!
アレルギーを持つ子どもやその保護者たちは、長期にわたって症状と向き合っていかなければなりません。しかしながら情報不足や誤解から必要以上に日常生活に制限をかけてしまうことがあります。
著者は神戸市西区で小児科・アレルギー科クリニックを営む医師です。著者のクリニックを訪れる保護者のなかには「ぜんそくだから走ってはいけない」「みんなと同じものは食べられない」などの制約があると勘違いしている人もいるといいます。
このような親の思い込みが、「あれもダメ」「これもダメ」と子どもを規制でがんじがらめにしてしまうこともあるのです。
著者は保護者がアレルギーの種類や子どもの年代ごとの正しい治療法や対処法を知っておくことで、子どもたちが誤った制限をうけることがなくなると考えています。ぜんそくでも友達と一緒に走ることができますし、食物アレルギーがあっても食べられるようになることがあるというのが著者の主張です。
そこで本書は、子どものアレルギーに対処する保護者向けに、アレルギーの基礎知識や年代別の治療法、自宅での対処法などを分かりやすく解説しています。
アレルギーに悩む親子にとって希望の光となる一冊です。
赤ちゃんを「アレルギー」にさせないために、0〜3歳までにしたほうがいい大切なことをまとめた一冊。デリケートな赤ちゃんの肌をすこやかに保つために、またアトピー性皮膚炎・食物アレルギーの心配事も解消する、妊娠中から出産後までにママやパパにぜひ知っておいてほしいことが詰まっています。解説は、アレルギーのスペシャリストで日本小児科学会小児科専門医、日本アレルギー学会アレルギー専門医・指導医の千葉大学予防医学センター特任教授・下条直樹先生と、腸内細菌研究のパイオニアである、東海大学医学部感染症研究室の古賀泰裕先生という、アレルギー研究最前線にいる信頼すべきお2人。医学的知見に基づいたアドバイスをまとめました。妊娠中&赤ちゃんの「食のポイント」、赤ちゃんの肌を守る「スキンケアのコツ」、すこやかな「腸」を育てるコツ、など、できるだけわかりやすく紹介しています。気になる妊娠中〜〜子育てのQ&Aつき。
昔は治らないといわれ、死亡率も高かったぜんそく。吸入ステロイド薬の登場で患者数は減ったものの、依然として100万人以上の患者が治療を受けている。病院で治療を受けていない潜在的な患者も含めると450万人以上ともいわれる。
ぜんそくというと子供の病気というイメージがあるが、実は大人になってから発症する場合も多く、特に高齢者ではCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を合併することもあり、死亡率が高い。しかも最近は、原因のよくわからない非アレルギー性(非アトピー型)のぜんそくも増えている。
本書では、ぜんそく治療の第一線で活躍する専門医の先生を中心に、ぜんそくの原因や症状、薬物療法などの最新情報をくわしく解説。ぜんそくのコントロールや自己管理、発作時の対応、セキの止め方、たんの上手な出し方、セキを鎮める食べ物、呼吸機能を高める運動などのセルフケアも満載。また、COPDについての疑問や呼吸ケアについても網羅。主治医にはなかなか聞けない疑問を、専門医がQ&A形式でわかりやすく回答する、ぜんそく治療のすべてがわかる一冊。
診療科の枠にとらわれずにまとめたアレルギー疾患の本!
子どもから大人,急性期から慢性期までどんなアレルギー疾患にも対応できるようまとめた書籍.
「臨床編」ではよくある質問から成り立っており,著者の日々の診察で得た指導に役立つエッセンスが簡潔にまとめられている.
多様な患者を診るプライマリ・ケア医やアレルギー疾患を一通り学びたい方におすすめの一冊.
「食物アレルギー診療ガイドライン2021」「食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2022」準拠!
管理栄養士必携の食物アレルギーのバイブルが待望の改訂!
●食物アレルギーについて初めて学ぶ栄養士にもわかりやすく解説した好評書の改訂版。
●「病院栄養士がアレルギー患者に対して適切な指導ができる」「集団給食に関わる栄養士が食物アレルギー対応を安全に実施できる」内容を網羅。
●「知識編」では「食物アレルギー診療ガイドライン2021」などに基づく診療に関する情報、「食物アレルギーの栄養食事指導の手引き2022」などに基づく栄養食事指導に必要な情報を解説し、「実践編」では職域別の栄養食事指導の実際を紹介。
●臨床や教育現場の声を反映して、新設項目やコラム、資格制度情報などを追加し、よりわかりやすく使いやすい内容にアップデート。
【目次】
知識編 食物アレルギーの知識
第1章 食物アレルギーの診療
第2章 食物アレルギーの栄養指導に必要な知識
実践編 職域別の栄養指導の実際
第1章 食物アレルギーの栄養食事指導
第2章 保育所・認定こども園
第3章 学校・幼稚園
第4章 医療機関(病院・診療所)
第5章 行政の栄養指導(乳幼児健診・離乳食指導など)
第6章 災害時における食物アレルギー患者の支援
小児のアトピー性皮膚炎は、乳児期早期からの発症が多く、アトピー性皮膚炎の診療を専門としないプライマリ・ケア医が初診を担当することが圧倒的に多い現況にあります。一方、発症初期の早期診断・早期治療の重要性がこの疾患でも認識されるようになってきていることから、数多くの領域の疾患をカバーする総合医である小児のプライマリ・ケア医にとって、使いやすい手引書の登場がまたれていました。本書は、このような背景のもとで初めて作成された小児のアトピー性皮膚炎をみるプライマリ・ケア現場のための手引書で、日本小児皮膚科学会と日本小児アレルギー学会の合同の委員会により作成されました。
<主な特徴>
1)「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024」(ADGL2024)に準拠
本書は、ADGL2024を合同で作成している日本皮膚科学会と日本アレルギー学会の編集協力を得ており、副題を「小児アトピー性皮膚炎治療・管理ガイドライン2024」としています。
2)小児のプライマリ・ケア現場を意識して作成
プライマリ・ケア現場で求められる予防的な指導や早期診断、乳児期の重症患者のリスクや合併症など、小児の診療に独自の視点が必要な項目に関しては、より詳細に記述しています。
3)独自のクリニカルクエスチョンを設定
小児を対象とした外用薬と全身治療薬のシステマティックレビューを独自に行っています。
CQ1)小児のアトピー性皮膚炎に対して、外用分子標的薬による治療は推奨できるか?
CQ2)小児のアトピー性皮膚炎に対して、全身性分子標的薬(生物学的製剤および低分子化合物)による治療は推奨できるか?
はじめに
治療のUP TO DATE
・本邦で小児アトピー性皮膚炎に保険適用のある低分子化合物の比較
・本邦で小児アトピー性皮膚炎に保険適用のある生物学的製剤の比較
1 総論 定義・診断基準
1.診療のすすめ方
2.定義・診断基準
2 病態生理 疫学・特徴
1.病態生理と年齢別皮疹の特徴
2.小児の疫学
3.小児の皮膚の特徴
3 鑑別診断 重症度評価
1.鑑別診断
2.医師による症状の評価
3.患者や家族による症状の評価
4.患児と家族のQoL
5.バイオマーカー
4 薬物療法
1.ステロイド外用薬
2.プロアクティブ療法
3.ステロイド外用薬以外の抗炎症外用薬
4.生物学的製剤
5.経口JAK阻害薬
6.抗ヒスタミン薬、漢方薬
5 スキンケア その他の療法
1.保湿剤とスキンケア
2.非薬物療法(悪化因子対策)
3.行動療法
4.非標準治療
6 合併症 小児患者への留意事項
1.合併症への留意と対応
2.アレルギーマーチと経皮感作
3.発症予防に関するエビデンス
7 クリニカルクエスチョンと推奨
CQ1: 小児のアトピー性皮膚炎に対して、外用分子標的薬による治療は推奨できるか?
CQ2:小児のアトピー性皮膚炎に対して、全身性分子標的薬(生物学的製剤および低分子化合物)による治療は推奨できるか?
索引
アレルギーっ子の離乳食から幼児食までを網羅した、楽しいレシピ集。卵・小麦粉・牛乳なしでも、こんなにおいしく、手軽にご飯が作れるんだ!
◆ 本書は、プライマリ・ケア医が日常診療で遭遇する様々なアレルギー疾患について、ひとりで診療できるようになることを目的としています。
◆ アレルギー疾患は同時に複数の疾患を持つことが多く、また幅広い年齢層にわたるため、診療科間の連携、多職種連携に基づく総合的な診療が必要です。しかし実際には、個々の患者に対して多くの医療資源を割くのは難しいのが現状です。そこで、ご専門でない診療科の先生でも、全身を診るTotal allergist的な診かたが身につくように、重要なポイントに絞って解説をしました。
◆「 チーム医療」「多職種連携」「全診療科協力」といった全部盛りの解説ではなく、ジェネラリストがどの段階まで“自分一人で”診ることができ、どの段階で専門家に相談すべきかという診療の道筋を示しました。また、専門医向けのガイドラインのエッセンスも抽出し、その読み解き方を紹介しました。
◆ アレルギー症状のある患者の診療に携わるすべての臨床医におすすめの1冊!
第1章 アレルギーを総合的に診るための基礎知識
1 気道アレルギー
2 皮膚とアレルギー
3 小児アレルギーの成り立ち:成人との相違点
第2章 ジェネラリストが知っておくべき各疾患の診断と治療
1 気管支喘息
2 アレルギー性鼻炎
3 好酸球性副鼻腔炎
4 アトピー性皮膚炎
コラム 生物学的製剤の選択基準を考える
5 食物アレルギー
6 アレルギー性結膜炎
7 蕁麻疹
8 血管性浮腫
9 薬物アレルギー
10 接触皮膚炎
11 アナフィラキシー
12 食物依存性運動誘発アナフィラキシー
13 花粉・食物アレルギー症候群
14 金属アレルギー
15 歯科金属アレルギー
16 好酸球性消化管疾患
17 上下気道の好酸球性炎症疾患(好酸球性副鼻腔炎と気管支喘息)
18 アトピー性皮膚炎と食物アレルギー合併例(成人例)
第3章 小児アレルギーの特色と問題点
1 アトピー性皮膚炎
2 食物アレルギー1(分類)
3 食物アレルギー2(診断)
4 食物アレルギー3(治療・管理)
5 気管支喘息
6 アレルギーマーチとその予防
7 移行期医療の現状と問題点
第4章 症状から考えるアレルギー診療
1 嗅覚障害
2 咳嗽
3 口腔内腫脹・違和感
4 喘鳴
5 呼吸困難
6 かゆみ
コラム かゆみを皮膚以外の臓器からとらえる
7 原因不明の蕁麻疹,アナフィラキシー
第5章 様々な視点に基づく患者啓発
1 アレルギー疾患認定資格
2 吸入指導
3 スキンケア指導
4 栄養指導
5 服薬指導
6 生理検査1:呼吸機能検査(VC・FVC)
7 生理検査2:気道抵抗検査
8 生理検査3:吸入負荷試験
9 生理検査4:運動負荷試験
10 生理検査5:鼻腔通気度検査
コラム 臨床検査技師からみた臨床検査のコツ
第6章 ジェネラリストに紐解くガイドラインの読み方
1 喘息
2 咳嗽
3 アトピー性皮膚炎
4 鼻アレルギー
5 食物アレルギー
6 アナフィラキシー
7 蕁麻疹
コラム Total allergistはどうあるべきか
アレルギー疾患の診療には、各種のアレルギー疾患の病態を踏まえた治療が必要です。また、アレルギー疾患は合併しやすいことから、アレルギー疾患全般を診療できる “total allergist”と表現される総合アレルギー医が求められます。
本書は、診療科や年齢、性別を超えて横断的に出現するアレルギー疾患に対して、円滑に対処できるよう実用性を重視して作成された2019年版の全面改訂版で、各診療ガイドラインのエッセンスを精選して幅広いアレルギー診療の基本をまとめることで、前版より300ページ以上減のコンパクト化を実現しています。“total allergist”をはじめ、アレルギー疾患の診療に携わるすべての医療従事者のためのより実用的な一冊です。
【特長】
・『アナフィラキシーガイドライン2022』をはじめ、最新のガイドラインなどに基づいて作成しています。
・新たに「アレルゲン検査」と「アレルゲン免疫療法」を追加しています。また、「薬物アレルギー」の大幅な充実を図っています。
・「専門医への紹介のポイント」を章末に据えることで、アレルギー疾患を専門としない医療従事者にとっても実用的な内容となっています。
第1章 アレルゲン検査
第2章 アレルゲン免疫療法
第3章 アナフィラキシー
第4章 成人喘息
第5章 小児喘息
第6章 アレルギー性鼻炎
第7章 アレルギー性結膜疾患
第8章 アトピー性皮膚炎
第9章 接触皮膚炎
第10章 蕁麻疹
第11章 食物アレルギー
第12章 薬物アレルギー
第13章 ラテックスアレルギー
第14章 職業性アレルギー疾患
国民の約5割がかかっているという花粉やハウスダストなどが原因のアレルギー性鼻炎はどうしたら治るのか? 耳鼻科の治療には終わりがない。2時間待ちの1分診療も当たり前。額帯鏡をつけてマスクをしたお医者さんとはコミュニケーションはとりにくい。本書は、そうしたモヤモヤ、長年の鼻のグズグズ解消に役立つ本。
アレルギー性鼻炎は、ダニやホコリなどのハウスダストがアレルゲンとなり1年を通して鼻炎症状が認められる「通年性アレルギー性鼻炎」と、スギやヒノキなどの花粉が原因で花粉の飛散時期にだけ症状が現れる「季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)」に分けられる。
本書では、「花粉症」と「通年性アレルギー性鼻炎」の違いや治療法の違いがひと目で分かるようになっている。
まずは、自分のアレルギー性鼻炎はどのレベルかを知っておくことが治療の第一歩。治療法には大きく分けて、薬物療法、免疫療法、手術療法、抗原除去と回避の四つがある。薬物療法は、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの症状や重症度によって薬を使い分けることが大切。薬の種類、効果、副作用について詳しく説明しているので、今まで訳も分からず薬を処方されていた人はスッキリする。重症の人には手術も勧める。内視鏡による手術は昔と違い安全で負担が格段に少なくなっている。また、アレルギー体質を根本から直す最新治療法「舌下免疫療法」も丁寧に解説。さらに、インターネットを検索してもはっきりしない治療方法、期間、リスク、コストについても触れてある。知ることは快癒に向けた第一歩だと納得。
本書はまた、アレルギー性鼻炎の患者の約4割に「慢性副鼻腔炎(ちくのう症)」の合併が見られるという。アレルギー性鼻炎が長期にわたることによって、鼻や副鼻腔の粘膜が慢性的に腫れ「副鼻腔炎(ちくのう症)」を起こしやすいことについて、分かりやすく解説し、その治療法についても詳述する。
花粉症やハウスダストなどのアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎で悩んでいるすべての人に読んでいただきたい1冊。
アレルギー疾患は,一般内科,小児科,救急現場でよく遭遇するcommon disease.アナフィラキシーショックの対応や,現場で必要とされる適切な初期対応の手順,紹介のタイミングを見逃さないためのポイントを,レジデントや非専門医に向けわかりやすくまとめました.
日常診療で役立つよう,各アレルギーにおける「マストな対応」と「ベストの管理」を目で追いながら,基本知識が学べるようになっています.
序 文 永田 真
執筆者一覧
本書ナビ
アレルギー患者への対応ー基本ポイント 永田 真
Part1 アレルギー患者への対応
1 アナフィラキシーへの対応と再発予防 永田 真
2 気管支喘息(成人) 長瀬洋之
3 気管支喘息(小児) 板澤寿子
4 長引く咳(咳喘息,アトピー咳嗽など) 新実彰男
Column 難治例に関する新しい概念と治療
5 花粉症 後藤 穣
6 通年性アレルギー性鼻炎 岡野光博
7 好酸球性副鼻腔炎・中耳炎 高林哲司
Column 鼻茸と凝固・線溶系の制御異常
8 アトピー性皮膚炎(成人) 佐伯秀久
9 アトピー性皮膚炎(小児) 濱野祥子,成田雅美
10 蕁麻疹 中原剛士
11 アレルギー性結膜炎 海老原伸行
12 薬剤アレルギー 山口正雄
13 ラテックスアレルギー宮野恭平
14 食物アレルギー
果物・野菜 森 詩織,正木克宜
木の実・豆類 佐藤さくら
魚介類 鈴木慎太郎
Column 寄生虫・アニサキスのあれこれ
肉 千貫祐子
小麦 森 雄司,近藤康人
Column 加水分解コムギ
ソバ,ゴマ 内田義孝
鶏卵 猪又直子
牛乳 後藤海人,柳田紀之
Column 牛乳による新生児・乳児食物蛋白誘発胃腸症
化粧品・スキンケア関連 長尾みづほ
経口ダニアナフィラキシー山本貴和子,梅沢洸太郎
Column お好み焼き摂取後に発症したアナフィラキシー
Part2 アレルギー診療の基礎知識
1 皮膚テスト 二村恭子
2 IgE抗体検査とコンポーネント検査 堀向健太
3 アレルゲン回避指導の実際
吸入系アレルゲン 杣 知行
食物アレルギー 高里良宏,伊藤浩明
4 アレルゲン免疫療法の実際 中込一之
Part 3 おもなアレルギー治療薬 永田 真(監修)
おもな抗アレルギー薬:メディエーター遊離抑制薬
おもな抗ヒスタミン薬(第一世代)
おもな抗ヒスタミン薬(第二世代)
おもな抗アレルギー薬:トロンボキサンA2合成阻害薬/受容体拮抗薬
おもな抗アレルギー薬:ロイコトリエン(LT)受容体拮抗薬
おもな抗アレルギー薬:Th2サイトカイン阻害薬
おもなアレルゲン免疫療法薬
おもな分子標的治療薬
おもなアナフィラキシー治療薬
おもな遺伝性血管性浮腫治療薬
おもな気管支喘息治療薬
おもなアトピー性皮膚炎外用薬
おもなアレルギー性鼻炎点鼻薬
おもなアレルギー性結膜炎点眼薬
おもなステロイド全身療法薬
その他
索引