実例をもとにメルクマールを示す、ネット時代の名誉毀損の決定版法律実務書、3年分の最新裁判例を多数加え、圧倒的充実の第2版!
時に激しく対立する「名誉毀損」と「表現の自由」。どこまでがセーフでどこからがアウトなのか、2008年以降の膨大な裁判例を収集・分類・分析し、実務での判断基準、メディア媒体毎の特徴、法律上の要件、紛争類型毎の相違等をわかりやすく解説する。第2版では、2016年の初版以降3年分の最新裁判例を膨大に追加。
インターネットが日常生活内になくてはならないものになりました。
インターネットの活用は生活や仕事を効率よく便利にした一方で、使い方における様々な諸問題も起きおり、情報モラルの欠如、情報の真偽、ネットいじめ、著作権の認識、無責任な投稿、コンピューターウイルス、ネット犯罪など多岐にわたっています。
インターネット上のメディアとのかかわり方(メディアリテラシー)への知識不足は、罰金や懲役に処されることもあり、知らなかったからと言って済まされる問題ではなく、誰もが基本的な知識を持ち合わせておくことは必須となっています。
そこで、本書は、情報社会に対応するための教科書として、インターネット上のメディアとのかかわり方についてわかりやすく解説します。
本書とともに本書付録のスマホ・PC両対応のアプリを使って例題を解くことで、より理解度を増すことができるようになっています。
■Chapter01 メディアを理解するための基礎知識
1.1 アナログとデジタル
1.2 コンピューターでの文字の扱い
1.3 コンピューターでの画像の扱い
1.4 コンピューターでの動画の扱い
1.5 コンピューターでの音の扱い
■Chapter02 インターネットを理解するための基礎知識
2.1 インターネットのしくみ
2.2 情報の検索と共有
2.3 進化するインターネット
2.4 インターネットのビジネス利用
■Chapter03 情報モラルを理解する
3.1 ネット時代のトラブル
3.2 インターネット上でのコミュニケーション
3.3 情報の信ぴょう性
3.4 悪ふざけによる非常識な投稿
3.5 インターネット上でのいじめ
3.6 情報の守秘義務
■Chapter04 コミュニケーションとメディアを理解する
4.1 コミュニケーション
4.2 メディア
4.3 Webコミュニケーション
4.4 SNSコミュニケーション
■Chapter05 情報セキュリティを理解する
5.1 セキュリティ対策の必要性
5.2 セキュリティ対策
5.3 情報セキュリティ関連法規
5.4 コンピューターウイルスへの対策
5.5 コンピューター犯罪への対策
■Chapter06 著作権を理解する
6.1 知的著作権
6.2 プログラム(ソフトウェア)に関する著作権
6.3 インターネット上に公開されたコンテンツに関する著作権
6.4 著作権の制限
6.5 肖像権
ネットワーク/Webの仕組みからメール、FTP、セキュリティまで。絵で見て、らくらく!ネット初心者の基本ガイド。
ウェブアプリケーション開発技術学習の定番書、待望の第3版!
本書は、ウェブの基礎となるプロトコルHTTPと、その関連技術を解説する学習書の改訂版です。第3版では、初学者向けの導入となる「ブラウザは何をしているのか?」、近年のウェブアプリケーションのプラットフォーム化を踏まえた新章を追加するなど、より充実した内容に改訂。ウェブのエンジニアとして最低限知っておきたいHTTPに関する知識を、歴史的な経緯を踏まえて解説する書籍です。
2020年4月刊行の公式テキスト第4版に対応した、公式カリキュラム完全対応の対策問題集。
NTTコミュニケーションズが発行する公式テキストを補完し、同検定の必修テーマの問題演習と要点解説に絞り、効率のよい検定対策や受検直前の総仕上げに最適な一冊。実際の出題に即した試験一回分の模擬問題も収録。
●基本的なICTの力を確かめられるー身近で役に立つ知識・技術が中心
●NTTコミュニケーションズ提供の例題をもとに構成ー各例題についてわかりやすく丁寧に解説。
●頻出問題がひと目でわかる
IoT、仮想通貨・ICO、FinTech、AIビジネス、裁判手続のIT化。インターネット関連の最新の法律問題に対応!!仮想通貨の取引で注意すべき点は?FinTechビジネスの留意点は?AIの開発や利用に関する契約はどうなる?ITビジネス・法律問題を扱う実務家必携の書籍!
なぜリベラルは敗北するのか?
なぜトランプは大統領になれるのか?
オルタナ右翼はリベラルが生み出したモンスターである。
マーク・フィッシャーに並ぶ論客による、オルタナ右翼・トランプ主義者研究の最重要書
本書は、2010年代初頭に起こったインターネット文化戦争を忠実に記録し、それが2016年のドナルド・トランプ大統領誕生に大きな役割を果たした「オルタナ右翼」となって発展する道行きをマッピングする。オルタナ右翼の特徴が、60年代カウンターカルチャーに由来する「侵犯的な反道徳スタイル」だとしたら? 本来リベラルであったインターネットのサブカルチャーは、どのように右傾化し、メインストリームを征服していったのか?
「中流階級が自己懲罰として自らを鞭打ち、それが危険な荒波となってリベラル左派を飲み込み、道を見失わせる。アンジェラ・ネイグルはそのなかで、灯台守となってわたしたちに出口を示す。彼女の分析は容赦ないが、決して残酷ではない。疎外と敗北に慣れすぎた多くの左派とは異なり、ますます残酷になる世界を変える唯一の方法として政治を信じている。彼女はわたしが待ち望んでいた作家であり社会評論家だ」--コナー・キルパトリック「ジャコバン・マガジン」
「ネイグルは世界でもっとも輝かしい光のひとりであり、知的同調からの独立を宣言した新世代の左翼作家・思想家である」--キャサリン・リュー(作家・アメリカ文化理論家)
「わたしたちの時代の混沌のただなかで、頼るべき人としてアンジェラ・ネイグルのような聡明で恐れ知らずの批評家がいることは救いになる。彼女は右翼のサブカルチャーの出現とその重要性を適切に説明することができないリベラルの陳腐な教義で我慢することを好まず、インターネットの洞窟のもっとも汚れた場所まで降りて、鋭く冷静な分析をわたしたちに与えようとする唯一の存在だ」--アンバー・アリー・フロスト「チャポ・トラップ・ハウス」
「アンジェラ・ネイグルは、有害なレイシズムとミソジニーが先端的なカウンターカルチャーのパッケージとして現れたとき、それに対してダブルスタンダードを用いることを一貫して拒否した、数少ない書き手のひとりである。本書は、ウェブ上のニヒリズムとファシズムがもつ新しい一面に関する見事な解説であり、この新しいニヒリズムとファシズムは、もはや「(笑)」をつけておけばよいのだと言って逃げることはできない」--デイビッド・ゴロンビア(『ビットコインのポリティクス:過激な右翼としてのソフトウェア』著者)
序章 希望からゴリラのハランベに
第1章 リーダーなきデジタル反革命
第2章 侵犯のオンライン政治
第3章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち
第4章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守派文化戦争
第5章 Tumblrから大学キャンパスでの戦争へ:ウェブ上の正しさのエコノミーに不足分を創り出すこと
第6章 マノスフィア(男性空間)に入会すること
第7章 つまらないビッチ、ノーマルな連中、そして絶滅寸前メディア
結論 あの冗談はもう面白くないーー文化戦争はオフラインへ
わかりやすい本文に加えて、書式集、判例集、用語集もさらに充実して実践的に!
インターネット上の権利侵害情報への対処法について、被害者側、加害者側、プロバイダ側の三者それぞれの立場に立って実践的に論じる。令和6年に大幅改正された情報流通プラットフォーム対処法について概観するとともに、最新の裁判例や実務動向を盛り込んだ実務必携の書。
動画を見たり、知りたいことを調べたり、学校の授業を聞いたり、カメラで撮影して動画を作ったり、プログラミングをしたり……いろいろなことができるようになる、いちばんやさしいパソコンの本!
パソコンやプログラミングの先生、そして 38000人以上の人に登録されている人気ユーチューバーでもあるたにぐちまことさんが、やりたいことをかなえるパソコンの使い方をわかりやすく教えます。
漢字すべてによみがなつき、動画でもやり方がわかる!
Windows 10対応。
インターネットは世の中の「速度」を決定的に上げた。
しかしその弊害がさまざまな場面で現出している。世界の分断、排外主義の台頭、ポピュリズムによる民主主義の暴走は「速すぎるインターネット」がもたらすそれの典型例だ。 『遅いインターネット』が主張するこの指摘はコロナ禍とウクライナの戦争が起こる中、悪い意味で加速している。
いま改めて最新の分析と対抗策を大幅に加筆しついに文庫化。 インターネットによって本来辿り着くべきだった未来を取り戻すには、今何が必要なのか。気鋭の評論家が提言する。
解説:成田悠輔
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序章 オリンピック破壊計画
TOKYO2020/平成という「失敗したプロジェクト」/「動員の革命」はなぜ失敗したか /走りながら考える
第1章 民主主義を半分諦めることで、守る
2016年の「敗北」/「壁」としての民主主義/民主主義を半分諦めることで、守る/民主主義と立憲主義のパワーバランスを是正する/「政治」を「日常」に取り戻す/インターネットの問題はインターネットで
第2章 拡張現実の時代
エンドゲームと歌舞伎町のピカチュウ /「他人の物語」から「自分の物語」へ /「他人の物語」と映像の世紀/「自分の物語」とネットワークの世紀/『Ingress』から『ポケモンGO』へ /ジョン・ハンケと「思想としての」Google/仮想現実から拡張現実へ /拡張現実の時代/個人と世界をつなぐもの/物語への回帰/「大きな物語」から「大きなゲーム」へ/文化の四象限
第3章 21世紀の共同幻想論
いま、吉本隆明を読み直す/21世紀の共同幻想論 /大衆の原像「から」自立せよ /「消費」という自己幻想/吉本隆明から糸井重里へ/「政治的なもの」からの報復/「母性のディストピア」化する情報社会
第4章 遅いインターネット
「遅いインターネット」宣言 /「速度」をめぐって /スロージャーナリズムと「遅いインターネット」/ほんとうのインターネットの話をしよう /走り続ける批評
文庫版書き下ろし 新章
分断する社会とより「速い」インターネット時代への対抗戦略
1.コロナ・ショックと「速い」インターネット/2.なぜ人はウイルスを直視できなかったのか/3.パンデミックとデジタル・レーニン主義/4.プラットフォームの時代と、その罠 /5.持たざる者たちの希望と絶望 /6.金融資本主義とプラットフォーム /7.21世紀のグレート・ゲーム /8.回帰と加速 /9.戦争と「遅い」インターネット/10.プロパガンダの本質 /11.モノからコトへ、再びモノへ?/12.肉でも穀物でも酒でもなく、禁断の果実を /13.強い物事と弱い人間 /14.プラットフォーム下の実空間/15.「庭」へ/16.SDGsの18番目の目標
解説:成田悠輔
最新のWindows 10 May 2019 Updateに対応
困ったときのパソコンお悩み解決書の決定版!
・スマホで撮った写真をパソコンでも見たい!
・大事なファイルをすぐに見つけたい!
・Wi-Fiって何? つなぐ方法を知りたい!
・スタートメニューをもっと使いやすくしたい!
・画面の文字が小さくて見づらい!
・よけいな機能をオフにしてすっきりさせたい!
・突然ウイルス感染やお金を支払えと警告が出た!
・パソコンが急に起動しなくなった!
…などなど
使ってわかった不満と疑問
352項目をQ&Å形式ですっきり解決!
【巻頭】
・ウィンドウズ10の画面構成
・これだけは知っておきたい基本操作
第1章 ウィンドウズの基本操作と基本設定がわからない!
第2章 Wi-Fiとインターネット接続がわからない!
第3章 インターネット閲覧がわからない!
第4章 メールの使い方がわからない!
第5章 写真・動画・音楽の扱い方がわからない!
第6章 周辺機器の使い方がわからない!
第7章 ファイルとフォルダーの操作がわからない!
第8章 エクセルとワードの操作がわからない!
第9章 スマホ・タブレットをパソコンと組み合わせて使う!
第10章 不調なパソコンの直し方がわからない!
第11章 パソコンのお引っ越しやバックアップ方法がわからない!
第12章 便利なオンラインソフトとウェブサービスを使いこなす!
巻末 最新パソコン用語集
ICTやAIなどが発展し多くの情報が交錯する今,SNSでの炎上やネット詐欺,さらには言論操作など,ますます情報リテラシーが必須となっている。本書は今後の社会を生きていくうえで知るべき情報倫理をトピックごとに解説。インターネットの「光」と「影」を知り主体的・自律的に判断する力を養うテキストの第7版。
デジタル経済圏の新時代を俯瞰する!
ビジネスに活かせるヒントが満載!
・Web3プロジェクトの全貌がつかめる!
・新しい概念とキーワードがよくわかる!
・ビジネス戦略と成功事例がよくわかる!
・近未来金融システムDeFi、メタバース、NFTがよくわかる!
・分散型アプリケーションDAppsがよくわかる!
Web3に至る歴史がよくつかめる!
企業のトレンドや参入事例がわかる!
普及に向けての課題とリスクがわかる!
CHAPTER 1 Web3とはなにか?
CHAPTER 2 Web3に関連するキーワード
CHAPTER 3 Web2.0を補完するWeb3のサービス
CHAPTER 4 各分野におけるWeb3のプロジェクト
CHAPTER 5 Web3市場の高まりと課題
CHAPTER 6 Web3の今後の展望
CHAPTER 1 Web3とはなにか?
CHAPTER 2 Web3に関連するキーワード
CHAPTER 3 Web2.0を補完するWeb3のサービス
CHAPTER 4 各分野におけるWeb3のプロジェクト
CHAPTER 5 Web3市場の高まりと課題
CHAPTER 6 Web3の今後の展望
インターネットとメールの一番わかりやすい解説書です。最新のWindows 10 Spring Creators Updateに対応。パソコンを使うなら絶対に知っておきたいインターネット(Webブラウジング)とメールを大きな画面と親切な手順説明で解説していきます。インターネットの基礎からサービスの楽しい使い方、メールの基礎からもっと便利に使うためのテクニックまでばっちりわかります。この一冊で,パソコン初心者でも快適なインターネット生活を楽しめます!
本書は、音響カプラに始まりSNS全盛期に至るまでのインターネットについて、ポストモダンをキーワードに解説する。インターネットが現実と隔てられた仮想空間 から、現実と融合したリアルへと変わることで、人、技術、社会、そして文化にどのような変化を促してきたのか、この先どこへ向かおうとしているのかを描き出す。社会が技術へ、技術が社会へと影響を還流させ、それが大きな革新へと達するプロセスを、サブカルチャーに注目しつつ検証する。
はじめに
第1章 インターネットでいま何が起こっているのか
1 フェイクニュースで喰う人々
2 トランプを生んだポストトゥルース
3 加速する社会の非寛容化
第2章 インターネットの登場
1 すべてを自由に、無償に、平等に
2 営利企業とインターネットコミュニティの対立
3 自由と独立を勝ち取ったかに見えた集合知
4 インターネットの公平性について
第3章 ポストモダン
1 サブカルチャーに映し出された社会構造
2 揺らぐ世界と物語
3 ポストモダンと世界観
4 インターネットは社会の増幅器にすぎない
5 勝ち取った自由と、負わない責任
第4章 インターネットが社会に返す影響
1 スモールワールド
2 どうしてSNSは炎上するのか
3 人間関係のマイクロセル化は止まらない
第5章 新しいインターネットの構造と小さな信仰
1 意思決定の放棄
2 コンテンツツーリズムと小さな信仰
3 新しいインターネットの構造と社会との共犯関係
[コラム]二次元キャラクタをめぐる状況について
萌えの構造
二次元キャラクタとの婚姻
パーソナライズされた異性
二次元キャラクタの越境性
おわりに
参考文献
初出一覧
索 引
Twitterに主に生息している「にゃるら」。あなたもTwitterばかりしていると「にゃるら」になってしまうかもしれないよ……。
○採用の最新ツール、「HWIS」(ハローワークインターネットサービス)を使いこなせ!
○ベストセラー『すごい求人票』の著者が、すぐに採用実績を出せる最高のノウハウを徹底解説!
家を建てるときは、必ず設計図を作ります。まずは、お施主さんの想いを建築家がヒアリングし、ラフプランを作るところから始めます。そして、できあがった設計図に従い、監督が現場を仕切り、職人さんが建てる流れで、欲しい家が建つわけです。
では、設計図を書かずに家を建てはじめたら、どうなるでしょう。 「完成までのお楽しみ」「あとは野となれ、山となれ」でゴーサインを出す能天気な方はいないはずです。
同じことが採用でも言えますが、なぜか設計図なしで求人票を作る方が出てきます。 そして、そういう方は決まってこう言います。
「応募がない。来ても欲しい人がいない。採れてもすぐに辞める」
ですが、お察しのとおり、採用に失敗する原因は「設計図の不備」なのです。
もちろん、設計図があるなら施工不良(不備箇所)を正せばいいし、ないなら新たに作り、それに合わせて改修(作り直し)すればいいだけです。
ですから、採用で最初にやるべきは、「採用の設計図を作ること」です。そして、作り方には簡単なコツがあります。
どんな企業でも期初の事業計画で、「これだけ利益が欲しい。そのための売上はいくら?人員体制をどうするか?」と売上利益計画を立てるはずです。ここで終わってしまう、その場しのぎの採用に走る企業もありますが、もうひと手間だけ加えます。
「どの職種で人員を増すか?欲しい人材は?どうやって応募者を集めるか?」と、簡単な採用計画を立てます。 ここまでできれば、あとは求人票のフォーマットに従って埋めていくだけで、「採用の設計図」ができあがります。
といっても、「採用の設計図」は建物の設計図と同様、一件一件がオリジナル、かつ構成要素が複雑です。 つまり、ハローワークのマニュアルを参考にし、ネット記事や市販本から情報を拾うだけでは作りきれません。
そこで、「具体的な要素はなにか」、「どうやって作るのか」、さらに「誰か作ってくれる人がいるのか」という疑問にお応えするために、本書では「すごい求人シート(ゼロ円求人コンサルタント仕様)」を紹介することにしました。
採用現場で実践を重ねたプロが選りすぐった情報を、最新システムに合せて改良を重ねたノウハウですから、採用に関する心配事(不安)は、この「すごい求人シート」が一挙に解決します。
読者のみなさんが採用で失敗しないため、また少しでも早く採れる求人票を公開するためにも、まずはひな形の「求人シート」を手に入れ、自社の「採用の設計図」作りからお試しください。
「スマートならば脆弱である」。あなたの携帯電話も、この社会も。
30年以上にわたって最前線でサイバー犯罪と戦い続ける世界的研究者、ミッコ・ヒッポネンの初の日本語訳書。
我々の個人情報やプライバシー、趣味嗜好や思想信条は無料の利便性と引き換えにすっかりGoogleやfacebookに吸い上げられ、世界中の企業に売り渡され、ハッカーに狙われている。家電に車、ロボットに兵器などすべてがネット接続するIoT(モノのインターネット)やスマート技術は、もしかしたら社会のすべてにセキュリティホールをまき散らした「インターネットのアスベスト」として後世から断罪されることになるかもしれないーー。
ウェブの主役が若きプログラマーから企業や政府へと移り、個人情報は監視資本主義のエサとなり、かつてあった自由や信頼も失われる中、ハッカーや犯罪者は時代に適応して進化を続ける。この「スマート社会」と、私たちはどう向き合えばいけばいいのか?
インターネットが影も形もなかった時代から存在したコンピュータウイルス(最初はフロッピーディスク経由で感染した!)などのマルウェアが、オタクの無害ないたずら程度のものからグローバル企業に破壊的な影響を与えるものになるまでどのように進化してきたか。また、犯罪者や国家機関がそれをいかに駆使してきたか。サイバー犯罪やサイバー攻撃の40年史を自身の経験をもとに振り返りつつ、プライバシーと資本主義、あるいはインターネットの自由と公権力との関係といった現状の問題、さらにAIやメタバース、あるいはサイバー戦争が日常の風景となりインターネットとますます深く結びつくこの先の未来への期待と懸念を記した、必読の一冊。
Mikko Hypponen“If It's Smart, It's Vulnerable”の完訳。
[CHAPTER]
最高で最悪なインターネット/マルウェア全史ーーあのころ、現在、そして近未来/ヒューマンエラー/スマート社会は穴だらけ/プライバシーの死/暗号通貨の時代/インターネットと諜報、そして戦争/インターネットと私たちの未来