▼元UNAIDS事務局長による、エイズ終結への道筋を語る講義録。
▼科学と政治は、グローバルな課題であるエイズにどう対処すべきか。
いまも毎日約5,000人がHIV に感染し、約3,000人が死亡しているエイズ。その終結に向けて、科学と政治はどう関わり、どう向き合うべきなのか。流行初期からエイズ問題と対峙してきた、科学者・臨床医・元UNAIDS 事務局長でもある著者が、パリのコレージュ・ド・フランスで行った講義録の邦訳。
日本語版への序文
序 章
第一章 変化し続ける複合的流行
第二章 アフリカ南部の高度地域流行(ハイパーエンデミック)
第三章 国際政治課題としてのエイズ
第四章 国境を越えた新たな市民社会の運動
第五章 治療を受ける権利
第六章 コンビネーション予防
第七章 エイズの経済学
第八章 人権の重要性
第九章 長期的な展望
訳者あとがき
索引
エボラウイルスの発見者、ピーター・ピオット氏の回顧録。HIV感染症対策の最前線に立ち続け、国際政治に翻弄されながらも、闘い続けた日々。
HIV/エイズに特化した緩和ケア病棟として創設された371病棟では、死と隣り合わせの患者と接する日常がくりひろげられ、エイズに対する恐怖がパニックを引き起こしていた。著者自身による1994年から2000年までのHIV/エイズケア病棟での看護師勤務経験に基づく回想録であり、当時の貴重な証言の記録でもある。
アフリカの女たちが書いた新しい文学作品を道案内に、HIV/エイズを生きるアフリカの人々、とりわけ周縁化された女たちの、経験と想い、苦しみと希望をよむ。
安部英(薬害エイズ事件)、カルロス・ゴーン、野村沙知代。マスコミを騒がせた問題人物は本当に罪を犯したのか。「悪人」に仕立てられた人たちの知られざる素顔と事件の真相。絶対的に不利な状況から数々の無罪判決を勝ち取り、「無罪請負人」と呼ばれる弘中惇一郎弁護士が初めて公開する全事件簿。マスコミと刑事司法が作り出した虚構のストーリーの裏に隠された、知られざる物語に、あなたはきっと驚愕する。
村木厚子事件(厚労省郵便不正事件)、小澤一郎事件(陸山会政治資金規正法違反事件)、鈴木宗男事件、マクリーン事件、クロマイ・クロロキン薬害訴訟、医療過誤訴訟、三浦和義事件(ロス疑惑)などを扱った「事件ファイル1」も同時刊行。
第一章 報道が作り出す犯罪
・安部英医師薬害エイズ事件
第二章 弱者と共に
・下館タイ女性殺人事件
・小学生交通事故死事件
1中野区スクールゾーン交通事故死事件
2 大型貨物車左折巻き込み事件
第三章 名誉毀損・プライバシー侵害と報道の自由
・名誉毀損・プライバシー侵害事件
1 野村沙知代事件
2 中森明菜プライバシー侵害事件
・プロダクションとの紛争事件
加勢大周事件
・記号化による人権侵害
中島知子事件
・「報道の自由」をめぐる訴訟
1「日刊新愛媛」事件
2「噂の眞相」名誉毀損事件
3「創」接見妨害事件
第四章 誰もが当事者に
・警察官による暴行事件
1 八千代台交番事件
2 川崎暴走族事件
・痴漢冤罪事件
1 K教授事件
2 H青年事件
第五章 日本の刑事司法の現実
カルロス・ゴーン事件
HIVに母子感染した孤児たちの生活施設バーンロムサイで子どもたちと分かち合ったこと。
「心不全」「退屈死」「がん」「交通事故」「薬物乱用」「寄生虫」「傘」などなどー。自分がどんな死に方をするのか、予測はなかなかつけられないが、死は必ず訪れるものだ。世界にはどれだけの死に方があるのか?100通りのシナリオを紹介する。
子どもたちのたいせつなもので、世界に触れる写真絵本
世界では、現在、約3,300万人の人がHIV/エイズに感染しています。
現在の医学では、HIVと呼ばれる
ウィルスを完全に死滅させることはできません。
しかし、ウィルスとともに生き続けていける薬は開発されました。
・・・・わたしのたいせつなものは、薬です。
生き続けるために必要…、そう母から言われました。・・・・
アフリカの東にある国、ケニア。
そこには、HIVとともに生きる子どもたちが診察を受ける病院がありました。
子どもたちのほとんどは、HIV感染者だったお母さんから生まれており、
赤ちゃんのころから感染してしまっていました。
子どもたちに、
・・・・あなたのたいせつなものはなんですか?・・・・
そうたずねました。
子どもたちの「たいせつなもの」の絵で、世界に触れる写真絵本です。
●写真・文 山本敏晴(やまもと としはる)
1965年生まれ。宮城県仙台市出身。医師・医学博士・写真家・国際協力師。1978年、南アフリカにて人種差別問題に衝撃を受ける。中学校の頃から数十か国を撮影。「本当に意味のある国際協力」について考え続ける。1990年医師免許取得。1996年医学博士取得。2000年より数々の国際協力団体に所属、アフリカや中東で医療援助活動を行う。2003年より2年間、国境なき医師団・日本理事。2004年、都庁からNPO法人の認証を受け「宇宙船地球号」を創設。「持続可能な世界」の実現を目指し、世界に目を向ける人々の育成を行う。
著書に、
『世界で一番いのちの短い国』(白水社)、
『シエラレオネ』(アートン)、
『彼女の夢みたアフガニスタン』(マガジンハウス)、
『あなたのたいせつなものはなんですか?』
『世界と恋するおしごと』
『地球温暖化、しずみゆく楽園ツバル』
『ルーマニア どこからきてどこくいくの』(小学館)など。
「パニック障害」は治らない病気ではなく、飼いならすべき頭の中のペット。自分が陥りやすい考え方のクセを教えてくれ、もっと豊かな人生をくれるのです。世界中で読まれている処方箋!
1998年から2006年に北タイのチェンマイを中心に、エイズについて調査した著者が直面したのは、社会全体に危機をもたらしているエイズの感染爆発と、社会の底層から人々を支援し救済するため生まれた自助グループだった。独自の人類学の視点から、そこに介入する多層的な権力関係や勃興する新たなコミュニテイの動きを浮き彫りにする。
薬害エイズの医学論。悲劇はなぜ起ったか?真相解明はまだ終わっていない。帝京大症例の「謎」に迫る。
「エイズはゲイの病気だ」と男性同性愛者は差別や偏見にさらされ、行政からも除外されていた。彼らは当初、対抗して独自のコミュニティを築き上げていたが、エイズ政策を通して国家行政に取り込まれ、ときに自ら距離を縮めて「ゲイ」の社会的な地位を確立していった。その歴史的な過程を詳細な聞き書きなどから検証して、「ゲイ」の生と性の今後をさぐる。
電車に乗れない、エレベーターが恐い、突然ドキドキして息が苦しくなる…そんな人によく効きます。マンガで読める“あいつ”をやっつけるクスリ。
成功率90%のノウハウをやめたい、でも吸いたいあなたに。