年若い中国の友人チャンの乗った飛行機が遭難した。彼を救うためカトマンズからヒマラヤの山奥へと出発したタンタンの一行はシェルパとともに、ついに遭難現場へたどりついたが……。
続発するガソリン爆発事故の謎を解決するべく不審なタンカーに乗り組んだタンタンのゆくてには……。燃える水(石油)の利権をめぐってアラブを舞台にくりひろげられる大冒険!
ビーカー教授が何者かに誘拐さる! 教授を助け出そうとするタンタンとハドック船長にも魔の手が。その背後には、ビーカー教授の発明を利用して世界制覇をねらう恐るべき陰謀が。
人類の夢、月世界探険がついに実現する! タンタンたちを乗せた月ロケットはすべての準備を終え、地球を後にすべく、秒読みにはいったが、通信を傍受する別の組織があった……。
架空の東欧小国シルダビアで、王位を象徴する杖が盗まれた。杖をもたぬ王は国を治める資格を失うことになっているので、悪党一味のねらいはシルダビアの国王を倒して、シルダビアをボルドリアに併合することであった。タンタンは「他人のことに首をつっこむな」という悪党の警告を無視し、国王にその陰謀を明らかにした。そしてついに盗まれた杖をとり戻し、シルダビアの再校の勲章が授与された。タンタンの冒険旅行シリーズの17作目。
ペルーの奥地で今なお古代インカ帝国の法を守り太陽神をあがめる末裔たち。前作で誘拐されたビーカー教授は、その太陽の神殿で生贄にされようとしていた。そしてタンタンたちも……。
シドニー行きの714便に乗って、寄航地ジャカルタの国際空港に降りたタンタンたちは、大金持ちのカレイダスと知り合い、彼の最新型の自家用機に乗ることになります。ところが、飛行機は悪者たちに乗っ取られ、小さな島に着陸しました。突然、火山が噴火し、溶岩が流れ出て、タンタンたちは絶体絶命の危機に陥ります。そのとき、島の上空にUFOが現れました……。 35年まえに描かれたこの作品には、エルジェの未知の世界への探求がみごとに表現されています。
しーしーしーなんのおと?あかちゃん ぶたさん おむつで しーしー。くまさん うさぎさんはトイレで しーしー。ノンタンは、たいへん おもらし しーしー。でもね…。
巨大な隕石が北極海に落下した。隕石に含まれる未知の金属を求めてタンタンの一行は北極海へと出航するが、行手にはさまざまな妨害が待っていた……。息づまる争奪戦の結末は?
上海のアヘン窟「青い蓮」をアジトに暗躍する国際麻薬密輸団。暗黒街の顔役で中国駐留日本軍の秘密工作員ミツヒラトとタンタンとの死を賭した壮絶な戦い。『ファラオの葉巻』続編。
完成した話としては、シリーズ最後となる作品です。舞台は、『かけた耳』と同じ南米のサン・テオドロス。タンタンとスノーウィは、友人たちを助けるため、罠とわかりながらも、サン・テオドロスにのりこみます。そこでタンタンは思いがけず、革命の手伝いをすることになります。 これまでの巻に出てきた人物たちが、敵も味方も次々にたくさん登場し、それぞれの強烈な個性で、物語をにぎやかに彩ります。
インカの遺跡を発掘した考古学者たちが、帰国後、次々と不思議な発作に襲われ、タンタンたちの目の前で最後の犠牲者が……。はたして、神聖な墓所をけがされたインディオの呪いか?
エルジェが残した未完の物語のスケッチを、1冊の本にまとめました。今回の物語には、美術品の贋作にカルト宗教がからんできます。懐かしい顔ぶれが次々登場する中、最後にあらわれるのは、あの宿敵です! タンタンは、もう何度も対決しているあの男にまたまた出会ってしまい、美術品にされかけます。絶対絶命のタンタン! どうなってしまうのでしょう。 でも、残念ながらお話はここで終わっています。永遠に終わらぬ結末が、読者の想像力をかきたてることでしょう。
危険に満ちた飛行の末、ロケットは月に着陸、タンタンは月世界に人類初の一歩をしるした。しかし、その帰途、思いもよらぬ人物の裏切りにより、一行は最大の窮地に追いこまれた……。
『燃える水の国』の舞台ケメドでクーデターが起り、失脚した首長の息子アブダラーがムーランサール城へやってきた。背後で暗躍する死の商人の正体を暴くべくアラブへ飛んだタンタンたちは……。
博物館から木彫りの像が盗まれた。耳のかけた像の謎を追って、タンタンは南米へと向かう。革命の嵐が吹き荒れる国で、タンタンを待ち受けていたのは……。耳のかけた像の謎とは……。