’80年代のウォーターフロントにかわり、’90年代を海洋空間(オーシャンスペース)の時代としてとらえ、日本の海洋空間について歴史と景観の面から概観し、巌島神社やヴェネツィアのように海の特性を生かしながら〈ワザ〉と〈タクミ〉の二つのキーワードを同時に満たすプロジェクトを提案。ヒューマンな調和をめざす。
国会議事堂、第一生命館、川奈ホテル…。近代日本の名建築をたずね、建物と、それをめぐる人間たちの姿を浮かび上がらせる。軽妙な筆致と豊富なカラー写真が評判のシリーズ最新刊。カメラとペンで追った名建築と建築家たちをめぐる物語。
豊富な写真とイラストで、ガラス工芸の技法を詳しく解説。宙吹き技法、パート・ド・ヴェール技法など、最近多くの人々に親しまれている技法はもちろん、レースガラスやコアガラスなど、美術館で目にするガラスについても、制作過程を易しく紹介。
丘上・山岳地帯に広がるイタリア中世の山岳都市。本書は、その造形デザインの魅力のとりこになり現地に留学した著者による、山岳都市への誘いの書である。ひっそりと山の中でいまも生きつづける25の山岳都市を、300点余の写真・図版とともに紹介する。ここには、現代が忘れかけている、歴史の中で培われてきた建築と街づくりの知恵がある。
本書は、今日の環境問題について、自然科学・社会科学を含めた多くの学問領域からアプローチし、問題点を明らかにしながら、環境教育の意義とその進め方を具体的に示している。
物を売るのではなく「安全・安心」を売る企業「セコム」に世界中の熱い視線が集まる。21世紀を見すえた壮大な社会システム産業の急成長の秘密は?
カラーセンスは現代人に必須の教養です。ファッション、インテリア、グラフィックデザイン、サイン&ディスプレイ、景観デザイン…を生かすカラーイメージづくり、カラーイメージ戦略がこの一冊で楽しく学べます。
人間の視覚・知覚、感性などの特性から、設計の基本的な単位・寸法のこと、災害防止や環境との調和にかかわる、人間・集団の行動法則、人口と密度の関係に至るまで、建築と人間、空間と人間に関するあらゆる問題を、長年の調査・研究をもとに考察し、空間デザインに必要な要素・手法をビジュアルに説明。
「運命」「感情」など、ゴッホに対する悲劇的イメージに、我々は翻弄されすぎてきた。彼の画面作りは主題の表現に対し、極めて理にかなった、つまり感情とは正反対の効果的な手法だったのだ。「ひまわり」「糸杉」をはじめ「夜のカフェ」の完全再現を含む、ファン待望の一冊。
この本は、建築設計の初学者や建築デザイナーを目指す人達を対象にした構造計画の入門書です。内容は、可能な限り平易に記述することを心がけました。特に、デザインの初期段階で必要な、構造の形式や部材寸法、断面寸法、スパンの寸法などの概略値といった。直ちに設計に役立つ基礎的情報や、スーパーフレーム、免震構造といつた先端的なキーワードについても解説し、構造計画の全般が容易に理解できることをねらいました。