女性にはどんな権利が必要? 「女の仕事」はどう生まれた? 多様で複雑なフェミニズムの論点を、多様で複雑なまま、でもわかりやすく伝えます。
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なぜいつも男子がリーダーなのか
女性もバリバリ働くべき?
家事にお金を払ったら?
なぜ天才と言われる女性は少ないのか
整形っていけないこと?
性描写はやめるべきか
ーー実は、フェミニストの意見は分かれます
対立も矛盾もそのまま理解し、前に進むための超入門!
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第一章 支配
第二章 権利
第三章 仕事
第四章 女らしさ
第五章 セックス
第六章 文化
第七章 断層線と未来
中流以上の白人女性を主たる対象としたホワイト・フェミニズムの陰で、有色人種やトランスジェンダーなどのインターセクショナル・フェミニストが既存の社会構造に連帯して立ち向かうことを提唱してきた。本書では、両者の議論を取り上げてフェミニズムの思想史を捉え直す。
本書に寄せて
序章 フェミニストの断層線
第一部 文明化
第一章 女性の権利とは白人の権利なのか?--エリザベス・ケイディ・スタントンとフランシス・E・W・ハーパー
第二章 白人の同情対黒人の自己決定ーーハリエット・ビーチャー・ストウとハリエット・ジェイコブズ
第三章 入植者の母親と先住民の孤児ーーアリス・フレッチャーとジトカラ・サ
第二部 浄化
第四章 優良な国家を産むーーマーガレット・サンガーとドクター・ドロシー・フェレビー
第五章 フェミニズムを路上へーーパウリ・マレーとベティ・フリーダン
第六章 TERFの門番とトランス・フェミニストの地平ーージャニス・レイモンドとサンディ・ストーン
第三部 最適化
第七章 リーン・インか連携かーーシェリル・サンドバーグとアレクサンドリア・オカシオ=コルテス
結論 ふたつのフェミニズム、ひとつの未来
謝辞
監訳者解説
原注
アートとフェミニズムは少なくない人びとからよく見えなくなっていて、その実態がよくわからなくなっている。いわば、アートとフェミニズムは入門したくてもできない「みんなのものではないもの」になっているのが実情だ。もともと、「みんなのもの」になろうとするエネルギーを持っているアートとフェミニズム。理解の断絶が進む現在の状況に風穴を開けるにはーー。フェミニズムを使ってアートを読み解く、あたらしい試み。
意識を失ってる女性にキスするなんて、ぞっとする。お金持ちになる方法は、王子との結婚だけじゃない。米国女性コメディ作家が語り直した、陽気で爽やかな現代のおとぎ話。【本書で再話される物語】人魚姫/眠り姫/白雪姫/シンデレラ/赤ずきん/ラプンツェル/ピーターパン/美女と野獣/親指姫ほか
身体性に結び付けられた「女らしさ」ゆえにケアを担わされてきた女性たちは、自身の経験を語る言葉を奪われ、言葉を発したとしても傾聴に値しないお喋りとして扱われてきた。男性の論理で構築された社会のなかで、女性たちが自らの言葉で、自らの経験から編み出したフェミニズムの政治思想、ケアの倫理を第一人者が詳説する。
序 章 ケアの必要に溢れる社会で
第1章 ケアの倫理の原点へ
1 第二波フェミニズム運動の前史
2 第二波フェミニズムの二つの流れーーリベラルかラディカルか
3 家父長制の再発見と公私二元論批判
4 家父長制批判に対する反論
5 マルクス主義との対決
第2章 ケアの倫理とは何かーー『もうひとつの声で』を読み直す
1 女性学の広がり
2 七〇年代のバックラッシュ
3 ギリガン『もうひとつの声でーー心理学の理論とケアの倫理』を読む
第3章 ケアの倫理の確立ーーフェミニストたちの探求
1 『もうひとつの声で』はいかに読まれたのか
2 ケアの倫理研究へ
3 ケア「対」正義なのか?
第4章 ケアをするのは誰かーー新しい人間像・社会観の模索
1 オルタナティヴな正義論/道徳理論へ
2 ケアとは何をすることなのか?--母性主義からの解放
3 性的家族からの解放
第5章 誰も取り残されない社会へーーケアから始めるオルタナティヴな政治思想
1 新しい人間・社会・世界ーー依存と脆弱性/傷つけられやすさから始める倫理と政治
2 ケアする民主主義ーー自己責任論との対決
3 ケアする平和論ーー安全保障論との対決
4 気候正義とケアーー生産中心主義との対決
終 章 コロナ・パンデミックの後を生きるーーケアから始める民主主義
1 コロナ・パンデミックという経験からーーつながりあうケア
2 ケアに満ちた民主主義へーー〈わたしたち〉への呼びかけ
あとがき
参考文献
一冊の本に何度でも出会い直し、人生の糧にできる我々はなんて幸福なんだろう。
ー松田青子(作家)
「私はフェミニストじゃないけど」って前置きにイラっとする人は全員読もう
ー小川たまか(ライター)
育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、
果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。
ある日、学生時代に読んだベティ・フリーダンの『女性学の神話』を再読し
感銘を受けた彼女は、母校でフェミニズムを学びなおす決意をする。
15冊の名著を授業形式でひも解き、
現代の女たちが生き延びるすべを探すエッセイ。
【本書に登場するテキスト】
メアリ・ウルフトンクラスト『女性の権利の擁護』
バージニア・ウルフ『私ひとりの部屋』
シモーヌ・ド・ボーボワール『第二の性』 ほか
【目次】
まえがき
第1部 発見
過去を振り返って理解する/フェミニズム再訪/最初の授業の日/アダムとエバと蛇/自然体の女性、不自然な世界/逃げることはできても、隠れることはできない
第2部 運命
ペルペトゥア/母親らしさについての考えを改める/女性の権利の擁護/結婚の運命/目覚め/元いた場所に戻る
第3部 分離
自分ひとりの部屋/第二の性/女らしさの神話/変革者の娘/「しあわせ」になる時間があるのは誰?/性の弁証法/フェミニストはどうやって洗濯するか?/奥さんが欲しい/性の政治学/オブジェクト・レッスン
第4部 欲望
飛ぶのが怖い/ドラ/もうひとつの声/レイプの後で/ジェンダー・トラブル/女性ブロガー、リバーベンド/前に向かって生きる
あとがき
謝辞
参考文献
索引
フェミニズム・リブート、江南駅女性殺人事件を契機に若い女性たちがフェミニズムに覚醒し、声を上げ、社会に変化をもたらしている韓国。現在起きているフェミニズムムーブメントとその背景を検証、女性作家、アクティビスト等の声を伝え、韓日女性たちの連帯をすすめるための1冊
1 韓国のヤングヤングフェミニストたち
脱コルセット 到来した想像 イ・ミンギョン
フェミニストのコミュニティ設計 シン・インア(FDSC)
interview ボムアラム(出版社)
interview ハン・セッピョル(DSO=デジタル・性暴力・アウト研究チーム長)コラム:江南駅付近女性殺人事件
2.彼女たちが書くことば
私たちが石膏人形に生まれたとしても チョン・セラン
女友達にコクられた イ・ラン
韓国フェミニズム文学に描かれる共同体 すんみ
interview ユン・イヒョン(作家)
interview キム・ジナ(コミュニケーション・ィレクター)
コラム:フェミニズム・リブート
3.ソウルで知ったこと 女性たちの行動
性平等図書館「ヨギ」/記憶ゾーン
ウルフソーシャルクラブ
カフェDoing
マリーモンドラウンジ
戦争と女性の人権博物館
水曜デモは平和だ リュ・ジヒョン
4.連帯、そして日本の私たち
ガールズ・ビー・アンビシャス 小山内園子
フェミニストであることが一番収まりがいい 小川たまか
日本の読者がK文学に見つけたもの 倉本さおり
韓国 あたらしいフェミニズムの本
韓国 女性と社会の歴史
フランス革命以降、人権への強い関心の潮流は止まらず、世界は今最もリベラル化していると言える。とはいえ、さらに男性に変化が求められる近年は、フェミニズムの視点抜きで、国や企業の成長は語れない。世界標準に遅れ、その分、伸びシロたっぷりの日本が知るべき「男女同権」の歴史とは? 米国で家族法を学び、自身も後発で目覚めた著者が、熱狂と変革のフェミニズム史を大解剖。ウルストンクラフト、ボーヴォワール、マッキノン、与謝野晶子など、主要フェミニスト五十余人を軸に、思想の誕生とその展開を鷲掴みした画期的な入門書。
私は「男になりたかった」のではない。「女ではない」身体が欲しかっただけだ。フェミニズムとの共闘へ、クィアコミュニティの深部から放つ爽快なジェンダー論。
一冊の本に何度でも出会い直し、人生の糧にできる我々はなんて幸福なんだろう。──松田青子(作家)「私はフェミニストじゃないけど」って前置きにイラっとする人は全員読もう──小川たまか(ライター)育児のため新聞記者の夢を諦め、ライターとして働くステファニーは、果てしなく続く家事と育児と仕事に追われ、閉塞的な日々を過ごす。
就活・婚活、非正規雇用、貧困、ハラスメント、#MeToo……現在の社会が見ないようにしてきた問題を、さらには、それと闘うはずのフェミニズム理論や社会運動からすらこぼれ落ちてきたものを拾い集めて、つぶやき続けるーー〈私〉が、そして〈あなた〉が「なかったこと」にされないために。「弱さ」と共にある、これからのフェミニズムのかたち。
はじめに ぼそぼそ声のフェミニズム「わからない」を抱えつつ/私の「フェミニズム」との出会い/身近な女性たちから感じるフェミニズムの気配/フェミニズムと祈りーー己の「弱さ」に心を向けていく/この本の読み方第1部 〈私〉から出発し、女性の貧困を見据えること1 ないものとされてきた女性たち私はないものとされてきた/「結婚さえすれば」……/「贅沢」と「貧乏」2 教える/教わる「女性の問題」「学校外」で学んだ女性解放の思想/「フェミニズムは教えるものではなく“教わる”ものである」/「教える」場所と「教わる」場所/学校の記憶から3 シューカツを巡る〈大人〉の欲望のまなざし「ものすごい、ショックです」/「就職活動」と「シューカツ」/「××カツ」を巡る欲望4 取り散らかった「私の部屋」から出発する私という部屋/変わったこと・変わらないこと/増殖してゆく問い/男性の貧困との位相の違い/「政治」に関わりうる回路/「組織」に向き合う第2部 女性を分かつもの5 労働の「他女」/アカデミックなフェミニズムの「他女」として叫ぶこと「働くことが怖い」--働く女性たちを突き刺すとき/無頓着な暴力装置としての会社/「キャリア」と「自己実現」/すべてにいったん「?」をつぶやく6 “偽装”婚活迷走レポート“偽装”婚活の一歩/婚活について語る困惑/某大手結婚相手紹介サービスでのカウンセリング7 「愚かさ」「弱さ」の尊重運動の中に居場所はなかった/努力ができないということ/「できる」でも「できない」でもなく第3部 新しい「運動」へ8 「自立」に風穴を開けるために「自立」はどうしてこんなに怖い言葉になったのか?/「大変」「努力」そして「自立」/かつての「憧れ」の自立/「自立とは孤立だ」/対話の場作り9 「気持ち悪い」男・「気持ち悪い」出来事「運動内の人間関係も政治的なこと」/「かわいそう」って何だ?/支配欲の「気持ち悪さ」10 真空地帯としての社会運動「犬をけしかけられる」ような苦しみ/声を上げるとは?--「公」としての運動の領域を巡って/歴史の断絶ーー「組織内女性差別問題」を巡って/恋愛という名の免責作用/真空地帯が開かれること11 「私も」(MeToo)を支えるもの「私も」の「も」/「私が」という馴染み深い感覚/「あなたは一人ではない」あとがき
境界を越え出ていくこと、それこそが自由の実践としての教育だ。ブラック・フェミニストが自らの経験をもとに語る、新たな教育への提言。解説 坂下史子===肌の色、ジェンダー、階級といった差異を前にして、すべての人に開かれた「学びの共同体」をつくることはできるか。まず自分自身を批判的にみつめ、変えるための教育はいかにして可能か。ブラック・フェミニストの大学教師であるベル・フックスが自らの経験をもとに、学生と教師の双方に語りかける。教室での性差別や人種差別にどう対処するか、異なる経験をいかに語り合うか、学ぶことの歓びと不安……。フレイレの批判的教育学やフェミニズムの教育思想、黒人教師の教育実践を導きに語る本書は、様々な境界を越え出る「自由の実践としての教育」のためのヒントに満ちている。 ===教室をどう変える?肌の色、ジェンダー、階級の囲いを破るために。ベル・フックスが教師と学生に語った名著。===【目次】はじめに1 関与の教育2 価値観に革命をー多様な文化を尊重するために3 変化を恐れないー多様な文化のなかで教える4 パウロ・フレイレ5 解放の実践としての理論6 本質主義と経験7 姉妹の手をとってーフェミニストの連帯8 フェミニスト的に考えるーいま教室で9 フェミニストの学究生活ー黒人研究者として10 教えの共同体をめざしてーある対話11 言葉ー新しい世界と、そして新しい言葉を12 教室の内なる階段を見据える13 教育過程とエロス、エロティシズム14 エクスタシーーとめどなき教えと学び新版訳者あとがき解説 ベル・フックスを学び直すこと(坂下史子)
はじめに1 関与の教育2 価値観に革命をー多様な文化を尊重するために3 変化を恐れないー多様な文化のなかで教える4 パウロ・フレイレ5 解放の実践としての理論6 本質主義と経験7 姉妹の手をとってーフェミニストの連帯8 フェミニスト的に考えるーいま教室で9 フェミニストの学究生活ー黒人研究者として10 教えの共同体をめざしてーある対話11 言葉ー新しい世界と、そして新しい言葉を12 教室の内なる階段を見据える13 教育過程とエロス、エロティシズム14 エクスタシーーとめどなき教えと学び新版訳者あとがき解説 ベル・フックスを学び直すこと(坂下史子)
非婚/未婚/既婚、正規労働/非正規労働、性差別的な売春か/セックスワークか、女性の保護か/男女平等かーー。差別に抗いながらもともに声を上げられない現実を、権力構造によるジェンダー分断、考え方や生き方、個人の関係性などの視点から読み解く。
はじめにーーオンナの呪いを解く
第1章 女は連帯できないのかーーフェミニズムとシスターフッド
1 呪いを解く知としてのフェミニズム
2 フェミニズムが見据えてきた「女同士」
3 シスターフッドの発見ーー分断のメカニズムへの抵抗として
第2章 対話、問い直し、フェミニズム
1 女性の活動への関心と縁
2 平場という関係とその困難
3 「対話」の工夫と調整
4 他者との対話、自己との対話
第3章 フェミニズムの「呪い」と女の欲望
1 フェミニストとしての自分を縛る「呪い」
2 ロック文化とフェミニズム
3 「エロ」はフェミニズムの敵なのか
4 「酒場女子」をめぐるモヤモヤ
5 フェミニズムか反フェミニズムかの二分法を超えて
おわりにーー他者と適度につながり続けるために
女性天皇で男女平等ってホント?!隠されていた天皇・天皇制の罪を「慰安婦」問題を問う視点から、いまここに炙り出す。
ベストセラー『82年生まれ、キム・ジヨン』のチョ・ナムジュによる、夫と別れたママ友同士の愛と連帯を描いた「離婚の妖精」をはじめ、人気作家一二名の短編小説が勢揃い!「韓国・フェミニズム・日本」というお題の元に寄稿された、日本&韓国文学の最前線がわかる豪華アンソロジー。
フェミニズムの問いに向き合う哲学
近年盛り上がりを見せる「分析フェミニズム」の重要な論文を紹介。
分析フェミニズムは、英米系の分析哲学と呼ばれる潮流のなかでフェミニズムに関わるさまざまな問いに取り組む分野である。たとえば、「女性」概念をどう定義すべきか、性的なモノ扱いとはどういうことか 、マイノリティの声はどのように封じられるのか、トランスジェンダーの人々を抑圧するレトリックの根底にあるものは何か、といった問いが分析哲学の手法を用いて論じられている。
本書では、形而上学、認識論、倫理学の主要なトピックから、代表的な論文8本を選定。いずれも海外のフェミニズム哲学の授業で頻繁に購読されている必読論文である。
◆Part I ジェンダーとは何か?
1 ジェンダーと人種ーージェンダーと人種とは何か? 私たちはそれらが何であってほしいのか?(サリー・ハスランガー、木下頌子訳)
2 改良して包摂するーージェンダー・アイデンティティと女性という概念(キャスリン・ジェンキンズ、渡辺一暁訳)
◆Part II 性的モノ化
3 邪悪な詐欺師、それでいてものまね遊びーートランスフォビックな暴力、そして誤解の政治について(タリア・メイ・ベッチャー、渡辺一暁訳)
4 性的モノ化(ティモ・ユッテン、木下頌子訳)
5 イエロー・フィーバーはなぜ称賛ではないのかーー人種フェチに対する一つの批判(ロビン・ゼン、木下頌子訳)
◆Part III 社会的権力と知識
6 社会制度がもつ徳としての認識的正義(エリザベス・アンダーソン、飯塚理恵訳)
7 認識的暴力を突き止め、声を封殺する実践を突き止める(クリスティ・ドットソン、小草泰・木下頌子・飯塚理恵訳 )
8 なぜスタンドポイントが重要なのか(アリソン・ワイリー、飯塚理恵・小草泰訳)
編訳者解説(木下頌子)
出典一覧
人名索引
事項索引
長年フェミニスト・スタディーズを行ってきた著者が、孫娘に語るように綴ったカナダのケベック州における女性たちの歴史。
日本語版序文
序文
プロローグー1890年代頃の17歳の女の子たち
第1部 組織する女性たち 1893-1912
1.フェミニズムの誕生
2.全国カナダ女性評議会のモンレアルの女性たち
3.キリスト教フェミニズム
4.全国サン・ジャン=バティスト連盟
5.活動するフェミニストたち
第2部 選挙権を要求するフェミニストたち 1913-1940
6.モントリオール・サフラージュ協会と選挙権への反対
7.連邦議会選挙の選挙権
8.ケベックにおける初の試み
9.ローマ会議
10.新たな2つのフェミニスト団体
11.経済危機でも続く選挙権のための闘い
12.勝利のストラテジー
インターリュードー1940年代頃の17歳の少女たち
第3部 市民となった女性たちの参画への試み 1940-1969
13.第二次世界大戦の最中
14.女性のための政治的対立
15.1950年代にフェミニストはいるのか?
16.女性たちと「彼女たちの」静かな革命
17.ケベック女性連盟とAFÉNASの設立
18.バード委員会
第4部 沸き立つフェミニズム 1969-1980
19.新たなフェミニズムの出現
20.ラディカル・フェミニストたちの過激行動
21.ケベック女性連盟とその多様な現場
22.波を起こすフェミニズム
23.困難な状況にある女性たちの支援
24.フェミニスト意識を探究するアーティストたち
25.多様化し深化するフェミニズム
26.1980年州民選挙によって分断されるフェミニスト
第5部 世界を変えるための活動 1981年から今日まで
27.変化するフェミニズム
28.フェミニストの新たな目的
29.論調を変えるフェミニズムのメッセージ
30.アンチ・フェミニズムの台頭
31.エネルギーが活発化する選挙権獲得50周年
32.新たな行動の始まりの印、パンとバラのマーチ
33.2000年世界女性パレード
34.新たなフェミニズム論争
エピローグー2008年の17歳の少女たち
謝辞
訳者あとがき
引用元
参考文献
図版一覧
索引
母性信仰や三歳児神話ーー「子育ては母親がするもの」という世間からの圧力を感じながら、保育所に子どもを預ける女性たち。彼女たちの意識はどのように変化していったのか? 母親、保育施設スタッフの両者の聞き取り調査を通して、フェミニズムの視点から捉える。
序 章 「母」というひどくつまらない存在
■第1部 フェミニズムの母性研究、再訪
第1章 データにみる、日本社会における「女性の母親業」
第2章 女性の母親業を水路づける二つの社会構造
第3章 フェミニズムによる母性主義イデオロギーの批判的研究
第4章 母親の実践への注目
■第2部 託児にふみきる
ーー認可外保育施設「子ども一時預かり施設 ばぁばサービスピノキオ」の実践から
第5章 調査の概要
第6章 「一時保育」をめぐる困難
第7章 親密圏の残骸を寄せあつめる
第8章 「移行期世代」の子育てから考えるピノキオの実践の近代性
第9章 託児にふみきる
■第3部 2000年代以降の変化をめぐって
第10章 「団塊ジュニア世代」と産み育ての個人化
第11章 母親の就労の増加と「専業主婦」をめぐる社会的認識の変化
■第4部 乳児をあずける
--認可保育所の「乳児保育」を利用する女性6名の語りから
第12章 調査の概要
第13章 「乳児保育」をめぐる困難
第14章 家族を運営する
第15章 「三歳児神話」を反復する、書き換える
終 章 ふたたび、「母」というひどくつまらない存在、
ならびにフェミニズムの主体としての母親の可能性をめぐって
日本初の女性シェルターの創設から、その全国ネットワーク化と「DV防止法」制定へ。被害女性の支援活動を次世代に継承するために。
1章 「DV/シェルター」前史
2章 当事者によるシェルター運動
3章 「女性への暴力・駆け込みシェルター・ネットワーキング」設立から「DV防止法」制定へ
4章 エンパワーメントで読み解く「AKK女性シェルター」の活動展開
女性嫌悪(ミソジニー)を許さないフェミニストの必読書!
「根のないフェミニズム」とは、女性たちがあまりの女性嫌悪に「韓国を代表するフェミニスト戦士」にならざるを得なかったことを表現している。
メガリアという韓国のフェミニズム史に残る匿名の女性たちが自身の戦いを振り返るノンフィクション!
フェミニストにならなければ、私たちたち、生き残れなかった!
自分の怒りを信頼するというフェミニスト宣言
生き抜いてみせるし、勝ってみせる
メガリアが始めたこと:ポストイット運動、ミラーリング、ポルノサイト閉鎖、オンラインフェミサイドの公論化 脱コルセット運動
今の日本の女性たちにも必要な、生き残るための連帯!