東京・玉川上水沿線(小金井市)で、桜以外の樹木は邪魔になるという理由で、ある日ケヤキが皆伐された!長年、市民とともに玉川上水の自然観察をおこなってきた生態学者が、自然に対する敬意をもちながら、科学的な調査をもとに玉川上水で何が起きているかを、わかりやすく伝える。
東日本大震災をきっかけに「物を買って消費するだけ」の価値観に疑問を抱き、自分の無力さも自覚した著者。子どもが生まれ、その思いは深まる一方だった。この困難な時代をわが子が生き抜くために自分にできることは何なのかー導かれるようにたどりついたのが「小屋を作る」ことだった。コロナ禍や大型台風の襲来など想像を超える出来事が続くなかでかけがえのない人たちと出会い、ひとつひとつ壁を乗り越えて行くうちに、著者の心の奥底からふだんは意識もしなかった思いがふつふつと沸き上がる。「効率だけが正解なの?」「生きる力ってなんだろう?」そして「自由とはなにか」…。あなたの価値観をやさしく揺さぶる、ものづくりエッセイ。
世界で再評価最高潮。奇跡の青春群像劇、4Kで蘇る。
大河・石狩川、その治水の歩み。幾度も水害に見舞われた流域の入植者、最新の技術を投入して治水事業を行い、ともに豊かな郷土を拓いた人々の歴史。
まちのちかくのやまにすむこぐまは、なかなかのやっかいもの。つりばではバケツをけっとばし、いちばではわめきちらし、まるでたいふうのようだとまちのひとたちはめったによりつきません。あるひほんもののたいふうがふきあれて…台風がくるたび思い出す、心あたたまるお話。
守るも攻むるも建築の遍き知恵ぞ頼みなる。
「生きることを考えなきゃね。朝起きたら朗らかに」札幌、沖縄、そしてパラグアイー。終戦後、植民地から日本へ引き揚げた家族たちが、開拓やさらなる移住によって辿り着いた場所とは。歴史に翻弄された庶民の「声」を拾い集める、聞き書きルポルタージュの決定版!
原理を知ると、天気予報の用語や気象のしくみがわかってくる。雲は何でできていて、雨粒はどうやって作られる?-日ごろ抱いている素朴な疑問に答える、入門書。また、「湿った空気」は重くない、「ジェット気流」が低気圧や前線を発達させる、低気圧と高気圧は「気柱のセオリー」がカギ、といった、大気や気圧などの基本原理を丁寧に解説。気象用語の多くを網羅してあり、気象予報士を目指すスタートにも最適です!
生活と愛をテーマに描かれた、初のミニアルバム
元街人、kaoのフロントマン、奥智裕が新しく立ち上げたソロプロジェクトが2023年春に始動。
編曲にSean Oshimaを迎え、Mixまでを20代の若きミュージシャン、エンジニアと共に作り上げた作品。
バンドのロックサウンドとは打って変わって、2000年代前半のJPOPの影響を受けたサウンドは
どこか懐かしく、リスナー目線に立った歌詞は等身大で共感を呼ぶものになっている。
生活と愛がテーマに描かれた5曲はどれもバラエティーに富んでおり、飽きが来ない。
キャッチーな失恋ソング「ハッとして」、打ち込みのビートとサックスが印象的な軽やかなダンスチューン
「Rainy Dancer」、ミニマルなビートとリリカルでメロディアスな歌が映える「束の間の昼休み」、
美しいピアノと壮大なストリングスが心を奪う「台風」、アコースティックギター一本で
息づかいや体温が伝わる「生活はつづく」。
全てがアルバムのマスターピースとなっている。
昭和30(1955)年、住民が寄り添い、夢と希望に満ち溢れる東京下町に駄菓子屋みかどが誕生した。引っ込み思案な子からやんちゃな子まで、“みかどのおばさん”に学校の話を聞いてもらうのが大好きな子どもたちと一緒になって泣いたり笑ったりの53年ー。時に子育てに悩むお母さんたちの心強い味方であり、心のよりどころとして愛され続けた駄菓子屋みかどのおばさんを描いた心温まるエッセイ。