それぞれの時代、それぞれの文化において、社会は図書館にさまざまな要請をし、図書館はそれに応えてきた。
〈図書館・文化・社会〉の連関を国内外の具体的事象・テーマに沿って考究する、シリーズ最終巻。
告発者からみた童話『ピノキオ』をめぐる「差別図書」問題:「まず『ピノキオ』を洗う会」の組織と活動(福井佑介)
母親・教師による児童文化運動の中の「読書」活動:1970 年代の親子読書会の記録を中心に(山崎沙織)
近代中国における「図書館」という言葉の誕生と定着:日中交流の視点から(呉桐)
Cross-Boundary Cooperation Practice Research: A Case Study of the Goethe-Institute and Chinese Public Libraries(談騏椿)
戦前の図書館講習に見る図書館サービスの理解:受講生の視点から(三浦太郎)
公立図書館における成人教育サービス前史:読書案内サービスとの関わりで(川崎良孝)
図書館の悉皆的な統計書。公共,大学,短期大学,高専図書館の個別データと調査項目ごとの集計が掲載されている。評価と計画のために欠かせない基本統計。
電子媒体版の購入も可能(申込書はHP内「JLA出版物」 > 「電子データの提供」)。
本誌には館種別の集計結果を掲載し,各館の統計は電子媒体版に掲載する。
「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」
「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」
「人生が片付くときめきの魔法」「からすのどろぼうやさん」
「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」
「八月の蝉」「大木を抱きしめて」
「昔からあるハムスターみたいな本」
だいぶつじろう 池波遼太郎
……
利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。
SNSでもバズりがとまらない!
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント。
あなたはいくつ答えられる?
* * *
本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。
そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。
本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて……という仕掛けになっています。
読者のみなさんはきっと、利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力に驚嘆することになるでしょう。
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント、ぜひご堪能ください!
* * *
[もくじ]
○はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
○厳選! 覚え違いタイトル集
○そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
○おわりに みんなの図書館
* * *
イラスト:多田玲子
装丁+本文デザイン:大島依提亜
○はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
○厳選! 覚え違いタイトル集
○そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
○おわりに みんなの図書館
○文庫版あとがき
コモンとしての書物をベースに新しい社会を作るために。
司書、図書館員、ひとり書店、ひとり出版社……
書物文化の守り手に送る熱きエール
世界でただ一人の内田樹研究家、朴東燮氏による
韓国オリジナル企画の日本語版を刊行!
2023年の講演「学校図書館はなぜ必要なのか?」をメインに、
日韓ともにきびしい状況に置かれている
図書館の本質と使命、教育的機能、あるべき姿を説き、
司書や図書館人にエールを送る第1部「図書館について」と、
「書物の底知れぬ公共性について」(書き下ろし)、
「本の未来について」、「書物は商品ではない」など、
「読む」ことの意味や書物の本質と未来を語る
第2部「書物と出版について」で構成。
朴東燮氏の卓抜な内田樹論「『伝道師』になるということは」と
李龍勳氏の推薦文「『図書館的時間』を取り戻すために」を収録
[本文より]
「僕は図書館というのも、本質的には超越的なものを招来する「聖なる場所」の一種だと思っています」
「図書館はそこを訪れた人たちの無知を可視化する装置である」
「図書館に向かって「みんなが読みたがるベストセラーだけを並べて置け。読まれない本は捨てろ。そうすれば来館者は増える」と言う人たちは知性と無縁な人間である」
「幸福な読書を経験するためには「読字」の時間が必要である」
「紙の本にまさるメディアを人類はまだ発明していない」
「書物とは異界への回路である」
「書物は私有物ではなく、公共財である」
本が大好きで街中の本を全て読み尽くしてしまったマルティナは、まだ見ぬ王宮図書館の本を求めて官吏を目指すことに!
ところが、読んだ本の内容を一言一句忘れない驚異的な記憶力で、高難易度の試験を満点で合格!?
無事官吏になるも、個性的な同期との出会いに規格外な能力で周囲を驚かせる日々を送っていた。
そんなある日、不自然な魔物の発生事件が起きて……
本好きの天才が織りなす異世界ファンタジー、待望のコミカライズ第1巻!!
現在、大学で図書館情報学の研究と教育に携わっている教員らが今から25年後の2050年の図書館を見据えて、各々の専門の見地から現状と課題、提言等をまとめた一冊。司書だけではなく図書館に関心のある学生・市民にもおすすめ。
第1章 座談会:過去から現在 25年間の変化・これから25年後の変化 野口武悟,新藤透,千錫烈,長谷川幸代,細川博史,青木竜馬
第2章 未来の図書館を考えるために、過去の図書館に学ぶ 新藤透
第3章 地域資料を活かして創る地域と図書館の新たな関係 野口武悟, 加藤重男
第4章 AI時代の情報サービス 長谷川幸代
第5章 韓国の図書館制度〜海外の図書館動向から考える日本の図書館の未来〜 千錫烈
第6章 「誰一人取り残さない」図書館の実現を目指して〜共生社会の図書館 野口武悟
第7章 公共図書館における利用者の問題行動・カスタマーハラスメントにどう対処するか 千錫烈
第8章 災害・パンデミックに備える〜これまでの 災害に学ぶ 新藤透, 千錫烈
第9章 これからの司書の専門性と司書養成 長谷川幸代
帝国図書館設立から、新型コロナウイルス対応まで日本の図書館の歴史を知る上で重要な事項約120項目を写真と解説で記録した資料。毎日新聞社が運営する日本最大規模の写真データベース<毎日フォトバンク>所蔵の写真を使用。各章にはその時代の年表も掲載。図書館を中心とした近代〜現代日本の文化史も知ることができる。本文は年月日順に配列。巻末に「分野別索引」「事項名索引」付き。
解説 近代日本図書館史を見通す(新藤透)
本文
第1章 明治期 近代図書館の勃興
第2章 大正期 大正デモクラシーと関東大震災
第3章 昭和前期 「昭和ファシズム」と戦争の時代
第4章 昭和後期 戦災からの復興と図書館の躍進
第5章 平成・令和 伝統から革新へ
索引
分野別索引
事項名索引
1996年9月に出版され好評を得てきた『図書館員のための英会話ハンドブック 国内編』が,約30年のときを経て,改訂版を発行する運びとなりました。英語力初級・中級の図書館員(公共・大学・専門図書館員など幅広く対応)をおもな対象とし,初版をベースに,日常業務での外国人への対応で遭遇する場面,状況別の基本的な言い回しを紹介しています。また,OPACやデータベース,電子ジャーナルなどの新しい用語を例文中に採用し,さらに地震・火災などの「非常時」の項目も新設しました。海外からの来訪者に対応する際,手元に置きたい一冊です。
1 カウンターやフロアでの簡単な案内(入館手続き/施設案内/資料別案内/各種サービス/退館/非常時)
2 電話による問い合わせ(電話を取ったらあわてずに/利用資格の確認/交通機関・経路/開館のお知らせ/訪問の約束/移動図書館の巡回スポット/忘れ物)
3 貸出・返却(登録/貸出規則/資料請求,館内利用/貸出/返却/予約/貸出期間延長/紛失/督促)
4 図書館間相互貸借(図書/雑誌論文/海外ILLの利用)
5 レファレンスサービス(所蔵調査/所在調査/事項調査/利用案内/オンラインリソース/研究者向けサービス)
6 館内案内(サイン,各種表示,催し物案内/館内放送)
付録(寄贈/クレーム処理/国立国会図書館東京本館・国際子ども図書館利用案内)
2022年版から3年,インターネットの世界は日々変貌しています。そこで今回,本書では,2025年2月現在の文献・情報検索サイト情報を記録しました。2025年版では従来の図書,雑誌,新聞,視聴覚資料などの形態別の探索に加え,オープンアクセスの潮流に合わせテーマ別の資料探索にも役立つサイトとデータベースを収録しました。検索については無料のものを収録の原則としています。図書館での利用者支援のツールとしてはもちろん,インターネットの大海に漕ぎ出す一般の方々にも役立つ一冊です。
1部 文献探索のポイント
1章 文献探索の前に(文字の入力/辞書・百科事典/人物情報 など)
2部 やってみよう、文献探索
2章 図書を探す その1 書誌・所蔵検索(各国語図書の検索/店頭在庫のわかる書店)
3章 図書を探す その2 本をジャンルで調べる(絵本/詩歌/戯曲・演劇/翻訳文学など)
4章 新聞と雑誌を探す(各国語新聞・雑誌の検索 など)
5章 総合的な学術情報の検索(統合検索/オープンアクセス文献/学位論文 など)
6章 人文科学情報の検索(歴史・地理/地域資料/文学/音楽/心理学 など)
7章 社会科学情報の検索(社会学/統計/法令/官庁資料/女性問題/文化人類学 など)
8章 自然科学情報の検索(理学/建築/医学・薬学/障害者資料/家政学/SDGs など)
9章 芸術・美術作品を探す(文化財/美術資料/アニメ、漫画 など)
10章 視聴覚資料を探す(歌詞と楽譜/音楽データベース/映画/映像ソフト など)
移動図書館を対象とした詳細な全国実態調査は,1979年に実施された『全国移動図書館基礎調査一覧 昭和54年度』以降,行われていませんでした。本書は,著者が移動図書館の「いま」の活動状況を把握するために実施した調査の報告書です。開始年度,運営方法,車体や積載冊数,愛称,巡回方法,巡回先の活動から課題と可能性に至る詳細な調査を通じて,移動図書館の「現在地」を把握できます。さらに,移動図書館の写真を口絵で紹介し,利用者のそばに本を運ぶ姿を見ることができます。移動図書館の可能性と,著者の強い思いを随所に感じることができる,渾身の力作です。
1.はじめに
2.移動図書館の現在地
「移動図書館」とは/台数/調査の歴史
3.調査の対象と方法
4.移動図書館実態調査報告
回答館の属性/図書館車の詳細(車体種別 積載冊数 愛称 書架の装備)/運営方法(運転手 同行人数)/巡回方法(年間出動日数 走行距離 ステーション数 停車時間 定期巡回先 音楽 広報)/巡回先での活動(貸出冊数 積載資料の種類 購入冊数・購入費 貸出方法)/コロナ禍の移動図書館(コロナ禍の巡回 地方創生臨時交付金)/移動図書館活動の取り組み(主要な目的 評価 課題 可能性・展望)
5.調査のまとめ
6.おわりに
資料編(調査関係資料 調査結果付録)
この10年間で、公共図書館を取り巻く状況は世界的に悪化していると言える。新自由主義の影響は国を問わず深刻なものとなり、公共サービスに関しても市場価値が最優先され、弱体の一途を辿っている。そんな状況のなか、公共図書館がとびきり元気な国がある。それがフィンランドである。世界一意欲的に使われているフィンランド公共図書館、その秘密はいったいどこにあるのだろうか。
確実に言えることは、フィンランド社会の目標である平等の達成に、公共図書館が直接結び付いているということである。公共図書館は、すべての住民に情報と文化へのアクセスを保障する公共機関である。フィンランドではすべての自治体に公共図書館があるため、情報と文化へのアクセスが文字通り100パーセント保障されている。また、公共図書館は切れ目のない生涯学習を約束する場所ともなっている。無料の公共図書館があることで、人は学びたいときに躊躇せずに学びを再開することができるのだ。このような背景もあって、フィンランド公共図書館は伝統に安住することなく、新たな挑戦を恐れずに前に進み続けている。
世界大戦や大国との関係に翻弄され厳しい自然環境のなかで経済的に貧しかったフィンランドが、公共図書館をはじめとする強靭な文化保障制度を作り上げるまでには長い年月がかかっている。決して平坦ではない道のりがゆえに、培われた創造的な文化がフィンランドの公共図書館にも根付き、市民とともに革新的なサービスを追求し続けてきた。その結果、「情報と文化へのアクセスの保障による社会的平等の実現」、「切れ目のない生涯学習への約束」、「既成概念に捉われない革新的サービスの創造」が、フィンランド公共図書館の躍進の秘密となった。
映画『ニューヨーク公共図書館』(2019年)で表現された公共図書館以上のものがフィンランドにはある。そのことを紙上で確認していただきたい。(よしだ・ゆうこ)
小さな子どもたちだって、不安なこと、心配なこと、こわいことは、たくさんあります。そんなとき、一度深呼吸をしてみましょう。心の中は真っ暗じゃない、きっとどこかに光が見えるはず。はじめは、それでじゅうぶん。小さな光があれば、道をてらすにはじゅうぶん……と語りかける絵本です。暗かったページが、ラストに近づくほどに豊かな色彩で満たされていきます。カナダの至宝と言われるイザベル・アルスノーが描く希望の物語です。
県立図書館長が図書館の意義を発見する物語!
「善さん!」と生徒に慕われていた高校教育現場から校長を経て,いきなり静岡県立図書館長に異動した著者は,戸惑いの中でも真摯に職員や利用者に向き合い司書資格を取得し「図書館」への理解を深めます。その後も,県教育長・大学理事を歴任し,近隣自治体の読書推進協議会会長・図書館協議会会長として図書館を支え,現在は私学学校法人理事長として「図書館の発見・探求」の旅は立場を変えて続いています。社会科教員・教育長として生徒や職員に説いてきた「憲法・人権・多様性」を大切にする思索と実践はどんな場合もベースにあり,「県立図書館論」に止まらず「教育文化論」「組織のリーダー論」としても多くの方に手に取って欲しい一冊です。(作家・草谷桂子さんより)
1章 図書館の発見(赴任の驚き,「転職」/図書館を学ぶ/「図書館の発見」)
2章 県立図書館の使命と実践(県立図書館の存在意義/市町村立図書館への支援体制・実践例と新館建設支援/図書館ネットワークの構築/内外の図書館視察に学ぶ)
3章 県立図書館の危機と改革(県立図書館の危機/県立図書館の改革と資料費の確保/2世紀をまたいだ県立図書館長勤務)
4章 図書館支援の継続 県教育長,図書館協議会長,子ども読書活動推進委員長として(「読書県しずおか」構想と実践/公共図書館への支援/島田市の「子ども読書活動推進計画」策定作業/牧之原市の図書館協議会活動と図書館建設)
5章 図書館の未来(教え子たちと図書館/デジタル化と読書・図書館/図書館の持続可能性/図書館運営論と「新静岡県立図書館構想」への期待)
大学図書館は知の宝庫であり、各時代の貴重な知的資産が眠っている。一方、近年のICT技術の発展や新たな社会的課題は、図書館の利用形態や存在意義を大きく変えつつある。組織や研究教育のビジョンという視点から、特色ある世界の大学図書館を紹介する。
「とんでもなくクリスタル」「わたしを探さないで」
「下町のロボット」「蚊にピアス」
「おい桐島、お前部活やめるのか?」
「人生が片付くときめきの魔法」「からすのどろぼうやさん」
「ねじ曲がったクロマニョンみたいな名前の村上春樹の本」
「八月の蝉」「大木を抱きしめて」
「昔からあるハムスターみたいな本」
だいぶつじろう 池波遼太郎
……
利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力にリスペクト。
SNSでもバズりがとまらない!
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント。
あなたはいくつ答えられる?
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本の正確なタイトルは、なかなか覚えづらいもの。そしてうっかり間違って覚えたタイトルを文字通りに想像してみたら、とんでもなくシュールでおもしろすぎる事態になっていることもしばしば。
そんな図書館利用者さんの「覚え違いタイトル」の実例を集め、HPで公開しているのが、福井県立図書館の「覚え違いタイトル集」。
本書は、そのなかから秀逸な「覚え違いタイトル」を厳選し、「覚え違い」を文字通りに表したイラストを添付。そしてページをめくれば「正しい書誌情報」と「司書さんによるレファレンス」が現れて……という仕掛けになっています。
読者のみなさんはきっと、利用者さんの覚え違いに爆笑し、司書さんの検索能力に驚嘆することになるでしょう。
クイズ感覚でも楽しめる、公共図書館が贈る空前絶後のエンターテイメント、ぜひご堪能ください!
* * *
[もくじ]
○はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
○厳選! 覚え違いタイトル集
○そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
○おわりに みんなの図書館
* * *
イラスト:多田玲子
装丁+本文デザイン:大島依提亜
○はじめに 「覚え違いタイトル集」、始めました
○厳選! 覚え違いタイトル集
○そもそもレファレンスって? 司書の仕事って?
○おわりに みんなの図書館
過渡期にある学校図書館の現状と課題について論じるとともに、
実際に学校図書館の現場で学校司書として活躍される執筆陣が、優れた実践事例を紹介。
これからの学校図書館の活性化に向けて提言を行う。
学校教育に貢献する学校図書館について考察し、学校司書のこれからのあり方について検討する。
様々な学校現場を取り巻く環境や学校での取り組みが様変わりしている現状を見据え、
これからの学校司書の役割と活動について、新たな視点から提言を行うため、
大幅に内容を刷新した改訂版。
学校図書館の活性化の視点から、第1部では、学校図書館と学校司書の現状と課題について、
報告書や答申、法律、理念、調査結果など、最新の関連する資料や情報も踏まえて考察。
第2部では、これからの学校司書の職務のあり方について検討するうえで意義のある有益な実践事例を、
小学校、中学校、中高一貫校、高等学校、及び、特別支援学校の学校図書館で活躍する
学校司書の執筆陣が最新かつ更に充実した内容で紹介。
【執筆者】
金沢みどり、大澤倫子、金澤磨樹子、湯ノ口佐和子、宮澤優子、吉岡裕子、稲留麻衣子、衛藤北斗、遠藤孝子、
村上恭子、山北郁子、杉山和芳、松井正英、千田つばさ、田子 環、宮崎健太郎、田沼恵美子、野口武悟
読書教育が子どもたちの人間形成において
重要な役割をもつという観点から,人間の発達に応じた読書教育,
特に学校図書館の役割について明らかにしていく。
第1部では、読書教育についてと担い手について、
第2部では、読書教育のための学校環境作りに焦点をあて
学校図書館の歴史を概観し,総合的な読書環境づくりについて,
学校と地域との連携を取り上げる。
第3部では、具体的な読書教育の方法として,就学前の読書教育
学校が進める読書活動,教科で行う読書教育,
小学校・中学校・高校の読書教育,
特別支援教育を中心にした発達を支える読書について、
第4部では、電子書籍の発展を論じた読書環境の創造と
諸外国の読書教育を概観し、読書教育の世界の変化を紹介する。
学校の読書教育が発達に及ぼす影響について学ぼうとする人々や
読書活動に関わる方,学校教員,司書教諭や学校司書,図書館担当職員,
学校図書館ボランティアの方に。
読書教育の考え方や学校図書館活用のための多様なヒントを提供する。
『読書教育の方法』(2015)をベースに内容を新たに刊行。
読書振興活動の発展、学習指導要領の変化、世界の読書教育の発展、
読書教育の社会とのつながり・社会参加等の変化に対応した。
【執筆者】
*立田慶裕、今西幸蔵、黒澤 浩、荻野亮吾、野村 和、岩崎久美子、酒井達哉、松本美智子、五島政一、
藤本裕人、福本 徹、長岡智寿子(*は編者、執筆順)
いま図書館で活用している/近い将来に使う可能性が高い情報技術を解説して、各IT機器の特徴も取り上げて具体的な事例を紹介し、担当司書としての視点も概説する教科書。初版本出版から5年間で進化し激変したIT環境にも目を配って全面的に改訂した決定版!
「図書館とゲーム部」(図書館へのゲームの取り入れ方を探究、提案する事を狙いとした実践家・研究者ネットワーク)を中心とした幅広い11名の執筆陣により、図書館・関連施設での導入・収集・イベント・研究に欠かせない論考と、実践に役立つ事例・アイデアなどを分かりやすく紹介する画期的な一冊。「用語索引」「ゲームタイトル索引」付き。
はじめに
第1章 図書館がゲームを収集・提供する意義
1 図書館の種類・役割(日向良和)
2 市区町村立図書館でのゲームの収集・提供(日向良和)
3 都道府県立図書館でのゲームの収集・提供(日向良和)
4 国立国会図書館でのゲームの収集・提供(日向良和)
5 大学図書館・学校図書館でのゲームの収集・提供(日向良和)
6 図書館がゲームを収集・提供する必然性と社会的意義(日向良和)
第2章 図書館のゲーム提供事例
1 国内図書館の事例(高倉暁大)
コラム トレカを用いた読書推進企画 「Book:The Gathering」(篠原圭介)
2 海外の図書館の事例(オーレ・ベリー、日向良和)
第3章 ゲームの選定・収集・整理
1 ゲームの選定・収集(高倉暁大)
2 図書館目録でゲーム資料を記述する(福田一史)
3 ゲームの展示(尾鼻崇)
第4章 ゲームの知的所有権と図書館
1 ゲームの知的財産権と図書館(井上奈智)
第5章 ゲームの多様な社会的可能性と図書館
1 ゲームと教育:シリアスゲームの可能性を考える(シン・ジュヒョン)
2 余暇の場でのASDのある子たちとのTRPG活動(加藤浩平)
3 バリアフリーゲーム 目が見えない方と、共に作る、あそびの場(濱田隆史)
4 ゲーム・ツーリズム(岡本健)
5 ゲームにおけるMLA連携(尾鼻崇)
あとがき(日向良和)
執筆者一覧
索引(用語索引/ゲームタイトル索引)