アルコホリズムにつきまとう独特のスティグマ、「回復」と呼ばれるアイデンティティの再構成、これらは近代社会による強迫の反映に他ならない。アルコホリズム臨床から近代を衝く野心作。
さまざまな特徴をもつ日本民族はどこからきて、どのように形成されてきたか。その謎を、人類進化の壮大なドラマの中で、ごく普通の集団として生れたことを追求。人種偏見や差別がいかに根拠のないものかを浮彫りにする。
障害があっても、遅れていても、子どもは子どもの中で学び、育つ。教師、大人はそれにどうつき合っていけるのか。現場からの20の報告。
むらと都市は異なる原理で…食と農は同じ原理で…四十年にわたる農村巡礼のなかに、都会育ちの著者が感受した異と同のハーモニー。
250人が語る、「ソフトウェア・ビジネス」に関する700の事象。NHKスペシャル番組「新・電子立国」を、ソフトウェア・ビジネスの視点から分析した対談集。
マハーバーラタと並び称されるインド二大叙事詩のひとつラーマーヤナは、3世紀頃に現在伝わる形になったのちも、歴史・地域・民族ごとに変容しつつ、時を越え海を越えて、アジア各国の文学、演劇、建築に、ラーマーヤナ文化圏ともいうべき巨大なひろがりを形成した。本書は、綿密な研究にもとづき、貴重な図版・写真を多数用いながら、ラーマーヤナのインド本国における展開と、アジア各国へ伝播し変容する過程、そして、そこから生まれた文化と芸術の姿を一望する。
サファリでの野鳥観察ガイド。東アフリカ(ケニア、タンザニア、ウガンダ、エティオピア)の鳥285種を収録。種別解説掲載一覧、和名索引、学名索引、英名索引付き。
19世紀日本の各地で澎湃として起こった歴史的遺蹟の発掘や考証、記念碑建立の活発な動きを検討することによって、近代の史蹟空間を作り上げた歴史的想像力と文化構造の特質を明らかにした労作。
地球の人口は現在60億人です。ゆえに、だれでも将来の市場に変化が起こるということは理解できるでしょう。しかし、市場がどう変わるのかを予測しないと戦略的に大きなミスを犯すことになります。ナチュラル・ステップが示す四つのシステム条件は、市場の変化を予測するためのツールとなるのです。将来の市場で勝ち抜くためには、ただ洗練された省資源の技術を開発するだけでは充分ではありません。物質や原料を、将来の市場競争において勝てるだけの条件にあったものに徐々に切り替えていくことが大切なのです。
技術士とは技術分野における最高ランクの資格であり、科学技術庁が所管している。本書は、技術立国するわが国の継続的発展に寄与するべく、技術士から次世代技術者への熱きメッセージを記述したものである。
有機農業技術を体系化したハンドブック。67品目、127の栽培技術や食べ方の知恵を収録。資料として、「日本有機農業研究会」「日本有機農業研究会結成趣意書」がある。50音順索引付き。
住居は、時代の社会的条件と、人々の生活要求と意識の変化に応じて、型を生み変容してきた。日本の住まいは第二次世界大戦以降大きな変化を遂げ、今日多様な住居が存在する。現代住居の底流をなす日本の住生活の文化と、住居を変動させる力とは何かを解読する。住居計画学グループによる共同研究の集成。
シコー技研、青芳製作所他20数社はこうして生き残り、再生した。21世紀にはばたく企業の戦略と条件とは。現場を歩いて25年の著者が徹底解明。
船井総合研究所の経営コンサルタントとして実務指導ナンバーワンの著者が、営業利益・売上げ・粗利の達成、仕入れ・経費のコントロール、部下育成など“売れる店長”になる条件を100項目、実務的に整理した。
福祉制度が大きく変わろうとするいま、障害を負わされた人たちと地域でごくあたりまえに生きていくことの大切さ。障害児者の教育や福祉にかかわってきた50年をふり返ってまとめた労作。
インド紅茶産業を支えた人びと。世界に名を馳せる名茶の故地インド・アッサム地方の建国と盛衰、宗主国イギリス資本の介入で開花した紅茶産業の発展経緯と製茶文化をたどる。