2012年から2016年に、消費増税が政治に与えた影響、政治が消費増税に与えた影響を克明に分析。前著『消費税の政治力学』のその後を解明。
新元号「令和」にも対応!消費増税への対応はこの1冊で!消費増税・軽減税率対策・転嫁・インボイス必要となる全ての実務に完全対応!国税庁等からの最新情報を反映した決定版!
給与所得者ほど税金を取りやすく、そして実際に取られている人はいません。そのような実感のない人も多くいますが、源泉徴収制度などの巧妙な徴税システムでその実態が庶民にはわからなくなっており、また、所得税や相続税、贈与税などの増税は、閣議決定などで「いつの間にか」決められています。こうして、日本はいつの間にか“重税国家”になってしまったのです。重税国家というと、収入の半分以上を税金で持っていかれるスウェーデン、デンマークなどの北欧諸国を想像しますが、これらの国はいずれも高福祉国家で、国民は納税した分のしっかりした行政サービスを受けています。それに対して、人口減少時代に入った日本では、これからますます福祉が削減されるだけでなく、今後は「支出税」「資産税」「死亡消費税」などの新税が現実のものになるかもしれません。そして最終的には、国は膨大な債務を帳消しにするために大きなインフレを起こし、国民の資産を吹き飛ばしてしまう可能性すらあります。われわれはそのとき、国に対してどのようなスタンスで向き合い、各個人はどのような対策をとれるのか? これから持つべき税についての知識を明快に示していきます。
これだけ生活を破壊されているのに、なぜあなたは怒らない。これだけ騙されているのに、なぜあなたはわからない。経済再生のラストチャンスであるアベノミクスを破壊する消費増税。長きにわたる厳しい暮らしや、劣悪な条件で働くことに我慢し、なぜ貴方は消費増税に賛成するのか。TPPにより日本はどうなるのか。今こそ目を覚ます時だ!
「財政難ゆえ防衛増税やむなし」「物価上昇が家計直撃」「ハイパーインフレと国債暴落のリスクも」と連日報じられている。しかし「増税しなくても財源はある。増税やむなしは大ウソ」「世界標準で見れば、日本はインフレではない。金融引き締めは尚早」「ハイパーインフレや国債暴落も大ウソ」と著者は説く。なぜ政府は「大ウソ」をついてまで増税をしたがり、インフレだと危機感をあおるのか。その裏には「増税が手柄、勲章になる財務官僚」と、「その言いなり・岸田首相」連合の思惑があった。どのような思惑のもとに、国民は騙されてきたのか。そして本当に知るべき真実とは? 著者は財務官僚を約30年務め、日本政府のバランスシートを史上初めて作成した。日本経済の裏の裏まで知り尽くす数量政策学者が、増税、インフレ、国債、為替といった経済のメインテーマを真正面から取り上げ、真実を明らかにする。この本を読めば、今後ウソや恣意的な情報に騙されず、自分の目で経済の本質を見極めることができる。Youtube「高橋洋一チャンネル」で登録者数87万人を誇る著者渾身の書き下ろし。
消費税の10%への増税は、「アベノミクス」との相乗効果で、暮らしと経済を破壊し、社会のあり方まで大きく変える。7兆円の増税に対し、「ポイント還元」などに6兆円使うという「対策」は本末転倒。具体的な根拠と豊富なデータで、消費税に頼らない財政再建と社会保障充実の対案を提示し、増税ストップの力になる。
複雑な消費税のしくみをわかりやすく図解。初心者でもスラスラ理解できます。「税込経理か税抜経理か?」「簡易課税を選択したほうがいいか?」など、税額計算が有利になる判定ポイントも掲載。消費税でソンをしない実務処理ができるようになります。2014年4月施行の改正事項に対応!
民主主義体制下、有権者に反発を受けやすい政策はいかにして成立に至るのか。消費税を題材に政権構造の果たす重要性を論じる。
第一部 理論編
第1章 研究の問い
1.1 はじめに
1.2 問題の所在
1.3 主張
第2章 先行研究
2.1 財政赤字研究
2.2 福祉国家と租税
2.3 党派性
2.4 政権の断片化
2.5 非難回避戦略
第3章 分析枠組み
3.1 制度不整合
3.2 分析枠組み
3.3 仮説
第二部 事例研究
第4章 自民党単独政権期の税制過程
4.1 自民党税制調査会の機構
4.2 自民党税制調査会の審議過程
4.3 自民党単独政権下の消費税導入過程
4.4 自民党単独政権期の小括
第5章 連立政権期の税制過程
5.1 日本の連立政権
5.2 細川・村山政権
第6章 第一次自公連立政権1
6.1 自公連立の経緯と特徴
6.2 小渕・森政権
6.3 小泉政権
第7章 第一次自公連立政権2
7.1 消費税に対する政治家と有権者の政策態度
7.2 安倍・福田・麻生政権
7.3 第一次自公連立政権の小括
第8章 民主党政権と第二次自公連立政権
8.1 民主党政権
8.2 第二次自公連立政権
8.3 連立政権期の小括
第9章 諸外国比較と結論
9.1 諸外国の付加価値税
9.2 付加価値税第二世代との比較
9.3 結論
中曽根内閣や竹下内閣など、歴代の政権は消費税をきっかけに国民の支持を失い、潰れていった。日本における「消費税の呪い」である。いま財務省は安倍政権を再び踏み台にし、マスコミを通じた「増税決定」の世論づくりに邁進している。安倍首相自身、施政方針演説で消費増税に「国民のご理解とご協力をお願いする」と述べている。しかし「理解」の大前提は、国民に正しい情報が与えられていることだ。本書の要諦は二つ。1日本は負債も多いが、資産も多いので破綻しない。2社会保障のための増税というが、年金、医療、介護は税ではなく「保険方式」で運営されている。つまり社会保障目的の増税はウソということ。財務省は、支持率が高い安倍政権のうちに増税を実現しようとしている。その結果、安倍内閣が潰れようと痛くもかゆくもない。景気を潰して国民に負担をしわ寄せし、自らは天下り先を確保する官僚の企みを論破。正しい社会保障政策の道を明らかにする。
“現状維持”が最悪の選択である。しかも、現在の年金・医療制度を維持する限り、世代間不公平は解消されない。財政学の第一人者が世代間対立を緩和する具体的政策を提言!
本書の目的は、様々な観点から国税・森林環境税に検討を加え、そこからえられた情報を広く一般に提供すること。更に、国税・森林環境税の多すぎる問題点をすべてお伝えして、この不適切きわまりない増税を阻止すべきではないのか考えていただくことである。
第1章 国税・森林環境税:租税理論に反する不公平極まりない増税〔青木宗明〕
第2章 国税・森林環境税創設の経緯とその問題点〔飛田博史〕
第3章 国税・森林環境税の配分問題と望ましい財源配分のあり方〔吉弘憲介〕
第4章 大都市における森林環境譲与税の使途ー事例からの検討〔其田茂樹〕
第5章 国民・森林環境税の導入による府県・森林環境税への影響について〔清水雅貴〕
第6章 国税の導入よりも林業の改革が必要:わが国の林業の再生に向けて〔佐藤一光〕
消費税増税への根強い抵抗感、自転車操業で積み増す赤字国債、二〇歳未満と七〇歳以上で一億円超の受益負担格差がある年金…。財政危機が叫ばれて久しいが、このままだとどうなってしまうのか。問題の本質はどこにあるのか。元財務官僚の経済学者が、世に氾濫する「誤解」を正し、持続的で公正な財政の未来を問う。
他人事ではない。本当はコワい家庭の相続。
消費増税で日本が破綻する。会計の第一人者が、増税論のレトリックを徹底検証、あるべき税制のかたちを探りながら導き出す、骨太の提言。
東芝の不正経理、日産自動車の検査不備、神戸製鋼の検査データ改竄……なぜ今、バブル経済を牽引した日本の代表的企業に不祥事が続発しているのか、そして業績が低迷しているのか? 実はその裏には、経団連企業が政権と一体化して既得権を死守していくなか、創造力を失っていった実態が隠されている。390兆円もの企業の内部留保は、いったい誰のためにあるのか? この巨額マネーの向かう先を変えて再び高度成長を!
東芝の不正経理、日産自動車の検査不備、神戸製鋼の検査データ改竄……なぜ今、バブル経済を牽引した日本の代表的企業に不祥事が続発しているのか、そして業績が低迷しているのか? 実はその裏には、経団連企業が政権と一体化して既得権を死守していくなか、創造力を失っていった実態が隠されている。
390兆円もの企業の内部留保は、いったい誰のためにあるのか? この巨額マネーの向かう先を変えれば、景気回復が鮮明となってきた日本経済は、再び成長期を迎える!
序 章 小泉進次郎の慧眼
第1章 390兆円の内部留保の真実
第2章 経団連と大企業の大罪
第3章 日本人の働き方が悪いのか
第4章 日本のベンチャーが凄い
終 章 消費増税に見る経団連の陰謀
アベノミクスで景気回復の兆しがあるとはいえ、日本の財政赤字が危機的状況であることに変わりはない。2014年に消費税増税が実施されれば再び景気が冷え込むのは確実だ。しかし、仰天の打開策があるのだ!
はじめに〜ウルトラCの財政再建策とは?
第1章 増税しても税収が増えないこれだけの理由
第2章 脂肪税から魔女税まで。海外のトンデモ税制
第3章 地下に潜る「闇の埋蔵金」を炙り出せ!
第4章 地下ビジネスの合法化で財政を強化せよ!
第5章 大増税時代に備えたマル得生活術
おわりに〜アングラマネーの炙り出しで変わる日本の未来
新型コロナ流行による大打撃以前から、消費税増税のために経済や福祉はボロボロ。ウイルスとの闘いのさなかでさえ、社会保障を切り下げる日本のドグマ。
消費税増税法をめぐる政治の混乱、原発再稼働、オスプレイ配備ー。官僚・米国・資本に隷従する政治を許さず。悪魔の税制=消費税増税を許さず。今度は、生きるか死ぬかの選択だ!気鋭の論客による増税法廃止への道筋。
消費税、上げなくていいんです!経済オンチも納得の、目からウロコの経済学。