ろう女性学に初めて接する人に向けた入門的ガイドブック!!
「ろう者学(デフスタディーズ)」の視点にたち「女性学」の知見も織り混ぜながら、過去から現在に至るまでの聴覚障害のある女性が歩んできた人生、そして彼女たちを取り巻く社会のありようを概観し、インクルーシブな共生社会を展望する。
まえがき
第1章 女性学 × ろう者学 = ろう女性学
1 障害のある女性 小林洋子
2 ろう者学(Deaf Studies) 大杉豊
3 ろう女性学(Deaf Women’s Studies) 小林洋子
第2章 ろう難聴女性 × 歴史
1 ろう婦人活動ーー闘病生活を経てろうあ運動の世界へ 及川リウ
2 ろう女性史講演会(手話言語による自分史語り)から 長野留美子
2-1 きこえる祖母、きこえない母、そしてきこえない私ーー昭和時代から現在までのろう女性の暮らしを語る 岩田恵子
2-2 女性パワーはすごいのです!--ろうあ運動と子育て、夫婦二人三脚で歩んできた 大槻芳子
2-3 NHKドキュメンタリー「歳月」に出演してーー取材を受けたいきさつ・時代の背景を語る 藤田孝子
3 聴覚障害関連新聞の掲載記事から 長野留美子・大杉豊・小林洋子
第3章 ろう難聴女性 × ライフキャリア
1 はじめに 小林洋子
2 ろう難聴女性グループ「Lifestyles of Deaf Women」を立ち上げて 長野留美子
3 テレワークと子育ての両立、地域活動を通して 窪田祥子
4 私らしくありのままに生きたいーー日本からドイツ、そしてフランスへ。2つの国境を越えて 塚本夏子LESSIRE
5 発達障害のある息子たち、発達障害のないきょうだい児両方の育児を通して見えてきたもの 松本茉莉
6 女性部活動から学んだ事 唯藤節子
7 自分が住む地域にきこえないママのための集まり「デフママの会」を立ち上げて 那須善子
8 ろうの女性研究者として 中野聡子
9 発達障害のある子どもを育てながら、自分らしいキャリアを築いていくために 橋爪由利
10 手話で学ぶ環境を守り続ける 榧陽子
11 音のある世界と音のない世界をつなぐ 松森果林
12 きこえない人に優しい医療現場を目指して、薬剤師の立場から 早瀬久美
13 盲ろう女性として 福田暁子
14 ろう者と女性とアートが交差するところに 管野奈津美
15 ろう女性とLGBTQ+(セクシュアルマイノリティ) 山本芙由美
第4章 ろう難聴女性 × 手話言語によるダイアローグ
1 デフコミュニティの第一線で活躍するろう難聴女性たち
岩田恵子・榧陽子・唯藤節子・中野聡子・那須善子・小林洋子・長野留美子・管野奈津美
2 現役大学生、大学卒業後まもないろう難聴女性たち
加藤優・管野奈津美・駒崎早李・中原夕夏・平井望・小林洋子・長野留美子・大杉豊・門脇翠
第5章 ろう難聴女性 × ジェンダー統計
1 国際的な障害統計ーー障害者ジェンダー統計整備に向けて 吉田仁美
2 ろう難聴女性とジェンダー統計ーーエンパワメントにつなげていくために 小林洋子
あとがき
目的に応じて筋力強化したい部位や筋のトレーニングができるように、またその筋名もすぐわかるように、正確なカラーイラストで図示。
ジャズミュージシャンのジェンダー分析
フランスのジャズ界での長期にわたるエスノグラフィー調査によって、女性ミュージシャンの置かれた状況を構造的に紐解いていく。歌手という「女の仕事」と、器楽奏者という「男の仕事」に携わる女性たちは、それぞれどのような困難に直面しているのか。ジャズ界だけでなく、他のアート業界にも当てはまるような分析的視座を提供する、アート・職業・ジェンダーが切り結ぶ社会学。
レオナルド・ダ・ヴィンチの宇宙照応の美しく微笑む女性の姿に、ティツィアーノの描く聖俗二態の誘うかのような女性の姿に、カラヴァッジョの描く虚ろでマネキンのような女性の姿に、アルテミジアの描く表情豊かに裸体を誇示する女性の姿に、そしてカッリエーラの描く彩り細やかな女性の姿に、ルネサンスからバロック、そして18世紀ヴェネツィアへ、これらの芸術家が創造した華麗なる女性表象を解剖し、それらの創造の秘跡を探検する!
2025年・在庫ございます
東日本大震災から10年、新たな学問がはじまる!
東日本大震災から10年。自然災害、福島第一原発事故の複合災害に関する文献・書籍は多数刊行されたが、ジェンダー視点による災害研究は発展の途上です。本書は、宮城で、また日本各地でこの10年に女性主体で活動してきた市民団体の実践、災害研究を丁寧に辿り、「災害女性学」というあらたな学問分野を切り拓いた一冊です。
本書は、女性が生まれ、育ち、育て、老いてゆく中で、さまざまな時期によって立ち現われる女性特有の心身の変化と、その背後にあるこころの課題や葛藤を、生涯を通じた発達の視点から捉えている。そこに必要な発達援助や心理臨床のアプローチについて、臨床心理学や発達心理学、精神医学などの立場から考え、多くの事例をもとに説いた。
現在までのコロナパンデミックが与えた広範囲な影響を検証し、それを踏まえてこの時点で今後の新しい社会の設計に女性という視点から提言する。
昭和女子大学女性文化研究叢書 第13集
コロナ禍の労働・生活とジェンダー
目次
刊行によせて 武川恵子
総説 坂東眞理子
第1章 コロナ禍で浮上した女性の雇用継続課題とポスト・コロナの雇用平等促進への政策提言
ーー欧米のジェンダー平等先進国からの学びーー 青木美保・武川恵子
第2章 コロナショックでみえた女性労働者の就業継続の現状と課題 大橋重子・瀬戸山聡子・清水直美
第3章 エッセンシャルワークを担う福祉従事者に関する研究
ーー全国社会福祉法人経営者協議会役員へのインタビュー調査からー 北本佳子
第4章 新型コロナ下における家族介護者の働き方と生活資源マネジメントの課題
ーージェンダーとケイバビリティを手掛かりとしてーー 伊藤純・粕谷美砂子・山本咲子・吉田仁美・斉藤悦子
第5章 コロナ禍における「本格的な趣味」としての家庭料理と女性
ーー日本の社会教育学・生涯学習論に示唆するものーー 歌川光一
第6章 機構危機×COVID-19とジェンダー
ーーいかに新しい社会システムを構築するかーー 松葉口玲子
ウィスコンシン大学マディソン校の科学・工学分野女性リーダーシップ研究所(WISELI)が、ジェンダーに関する偏見を中心とした「無意識のバイアス」を克服するべく、スタッフ採用ワークショップのため開発したテキストの翻訳書。
ご挨拶
WISELIから日本の仲間たちへのご挨拶
このワークショップについて
背景
ワークショップデザインの要素
ワークショップの成果
ワークショップの前提条件
トレーナーのスキル
参加者の募集
ジェンダーとリーダーシップについての潜在連合テスト(IAT)
ワークショップの準備と運営
女性の退職状況を示す組織のデータ
ワークショップの構成要素
受講前の基準値を測る潜在連合テスト(IAT)
イントロダクション
モジュール1:習慣としての潜在的バイアス
モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
モジュール3:潜在的バイアスの影響を減らす戦略
行動へのコミットメントに向けた活動
スライドと発表者用講演ノート
イントロダクション
モジュール1:習慣としての潜在的バイアス 無意図的なバイアスの根源を理解する
モジュール2:職場における潜在的バイアスの特定
モジュール3:潜在的バイアスによる影響を減らす戦略
よくある質問と難しい議論の例
参考文献一覧
付録A:参加者用資料
付録B:プレゼンター用資料
訳者あとがき
女性特有の生理学と解剖学に基づき、わかりやすく、整理解説されたテキストの決定版。
なぜかイライラしている、
まわりの言うことを聞き入れない、
相談にのったのにどこか不機嫌…。
そんな人、職場にいませんか?
しかし、それには筋の通った理由も対応術もあるのです。
本書では特に「女性社員とどう接していいかわからない」
という悩みにこたえるべく、女性独自の心理を知ることで、
会話や仕事をスムーズに進める方法を明らかにしていきます。
女性が活躍する職場で人間関係に悩む人、必携の1冊。
序章 タイプ別女性社員の対処法
1章 女性と男性は何が違うのか?
2章 女性とうまく接する土台作り
3章 女性とうまく向き合う会話術
4章 心から女性社員を動かすテクニック
科学の詩人・佐治博士とその主治医で男性医学の第一人者・堀江教授が、たがいの人生を語りながら、宇宙と人体の響きあいや現代医学の真実から、自信喪失した男性の新しい生き方など、みんなが元気になるヒントを探る。
女性社員の心を動かす人が出世する!?
10タイプ別対処法、ダメな叱り方やよいほめ方もわかる!
なぜかイライラしている、
まわりの言うことを聞き入れない、
相談にのったのにどこか不機嫌…。
そんな人、職場にいませんか?
それには筋の通った理由があり、対処法もあるのです。
本書では特に「女性社員とどう接していいかわからない」
という悩みにこたえるべく、女性独自の心理をふまえて、
会話や仕事をスムーズに進める方法を明らかにしていきます。
女性が活躍する職場で人間関係に悩む人、必読!
相談は臨床的であり、社会的実践である!「相談の女性学」研究から導き出された勇気と批判的視点によって、相談という社会的実践の力を明らかにし、理論化して多くの人びととの共有をめざす。
女性の現状について、偏見や差別のからくりを解き明かすべく、社会心理学からアプローチ。すべての女性に贈る、はじめての女性のための社会心理学入門。
1章 社会心理学と女性
2章 社会の中の〈私〉
3章 社会的行動を動機づけるもの
4章 人を知るとは
5章 どんな人に対して魅力を感じるのか
6章 他者の態度を変える試みとしての説得
7章 集団の中の個人
8章 人が人を導くとき
9章 親密なふたり
10章 男性と女性に期待されるもの
11章 女性と仕事
12章 人のやさしさ、思いやり
13章 メッセージを伝えるもの
14章 頭と心の働き方
分析と証言の両面から新聞社の実態に迫るフェニミズムのフロンティア。
「出世・キャリアアップ志向」の男がモテる時代は終わった。今は「仕事を楽しむ男」「プライベート重視」に女性は惹かれる時代。「仕事を楽しむ男」とはどんな生き方なのか。また、企業が生産性を高めるために「仕事を楽しむ男」を増やす方策とは。
JTBモチベーションズが20代〜40代女性会社員にリサーチしたところ、恋人にしたいタイプとしては「仕事を楽しむタイプ」が36%で、2位の「プライベート重視タイプ」「協調タイプ」(ともに12.3%)を引き離してトップだった。「考え方や価値観が自分と似ている」「信用、信頼できそう」「相手から刺激を受けそう」というのが主な理由。逆に、恋人にしたくないタイプとしては「出世志向タイプ」が33%と、2位の「報酬志向タイプ」(16%)を引き離してトップとなる。理由は「考え方や価値観が自分と違うから」「信用できない気がするから」「一緒にいて退屈しそうだから」「一緒にいて緊張しそうだから」が多い。
男性は、キャリアアップして収入を増やしたほうが、魅力が増すと思って努力する傾向があるが、女性から見るとそういう努力自体がうざったいということ。
これからモテる男は「仕事を楽しむ男」。それはどんな男なのか。
それから、職場に気になる異性がいるほうが、仕事へのモチベーションが上がる傾向がある。つまり、「仕事を楽しむタイプ」の多い組織を目指すことが、職場全体の士気を上げることに有効だと言える。