科学の詩人・佐治博士とその主治医で男性医学の第一人者・堀江教授が、たがいの人生を語りながら、宇宙と人体の響きあいや現代医学の真実から、自信喪失した男性の新しい生き方など、みんなが元気になるヒントを探る。
「世界を変えた天文学者」といえば、誰を思い浮かべるでしょうか。コペルニクス、ガリレオ、ケプラー、それともハッブル?みな男性ですね。地球から天体までの距離の測定を可能にする法則を発見したのも、現在も使われる恒星の分類法を確立したのも、太陽大気組成は水素とヘリウムが主体であると指摘したのも、数多くの彗星や小惑星を発見したのも、そしてパルサーを発見したのも、実は、すべて女性なのです!男性優位の研究環境の中、宇宙を愛し、研究を深め、天文学の発展に寄与した女性天文学者たちの業績とその生涯。
「推し」から社会を考える
好きなものを応援する気持ちは、ただの趣味や娯楽にとどまらない。
ソーシャルメディアのつながりは、ときに社会を動かす力になる。
本書は、日韓中の女性ファンたちの声をもとに、絆や喜び、その光と影を描き出す。
〈第1部 女性ファン像への懐疑〉
第1章 女性ファン像の変容
1 問題の所在
2 全体の構成と概要
第2章 欧米の女性ファン像
1 救済対象としての女性ファン像
2 ファンコミュニティとエンパワメント
3 ファン文化の商業化・制度化への危惧
4 贈与論的ファン研究が示す自由な感情的つながりと搾取労働の両義性
5 <種類>、<財>、<場>、〈機能〉による贈与分析
第3章 東アジアの女性ファン像
1 一体感への陶酔(日本)
2 文化運動の実践(韓国)
3 ファン経済(中国)
第4章 贈与論的ファン研究の分析視点
1 贈与の<種類>
2 贈与として交換される<財>
3 贈与が行われる<場>
4 贈与の<機能>
〈第2部 日韓中女性ファンたちの実像〉
第5章 規律重視の両義性ー日本の推し活
1 みんなで作る推しの輝き
2 みんなで贈る一位
3 贈与としての公式商品の購入
4 配慮と監視
5 規律遵守の能動性と搾取
第6章 デジタル化による一体感の変容ー日本のライブエンターテインメント
1 コロナ禍によるデジタル化と多様化
2 親密さのスペクタクルによるウチ意識の醸成
3 デジタル化される親密さ
4 ウチ意識の拡散
5 ファン文化の希薄化と収奪
第7章 贈与の競合による越境ーー韓国のファンカフェ
1 K-POPのグローバル化
2 ファンカフェによる自主広告合戦
3 嫉妬と牽制による越境
4 返礼義務としての成長
5 疑似家族的関係の蜜と毒
第8章 ファン参加型番組とデジタルギフトー韓国の見えるラジオ
1 ファンが集う場としての放送局
2 ファン参加型番組の開発
3 デジタル化される恩義
4 ファンのための番組編成
5 恩義のグローバル化
第9章 ファン経済の国際分業ー中国の後援会
1 ファンが創造する名誉
2 社会善の国際的広報活動
3 国際分業と階層秩序
4 価値創造とやさしさの学習
5 日韓中ポピュラー文化の相互浸透
6 加熱化による規制強化
〈第3部 贈与の両義性を越えて〉
第10章 贈与で得るものと失うもの
1 女性たちのファン行動から見えるもの
2 感情的るながりと搾取
3 デジタル化で越境する東アジア的共同性
第11章 自分らしい楽しさと搾取労働を分けるもの
1 抵抗性
2 手作り
3 自由で平等な感情的つながり
4 社会的影響力
5 規範の共有
第12章 東アジア発の社会的絆研究のために
1 社会学的意義と今後の展望
2 贈与による<縁>研究の可能性
ろう女性学に初めて接する人に向けた入門的ガイドブック!!
「ろう者学(デフスタディーズ)」の視点にたち「女性学」の知見も織り混ぜながら、過去から現在に至るまでの聴覚障害のある女性が歩んできた人生、そして彼女たちを取り巻く社会のありようを概観し、インクルーシブな共生社会を展望する。
まえがき
第1章 女性学 × ろう者学 = ろう女性学
1 障害のある女性 小林洋子
2 ろう者学(Deaf Studies) 大杉豊
3 ろう女性学(Deaf Women’s Studies) 小林洋子
第2章 ろう難聴女性 × 歴史
1 ろう婦人活動ーー闘病生活を経てろうあ運動の世界へ 及川リウ
2 ろう女性史講演会(手話言語による自分史語り)から 長野留美子
2-1 きこえる祖母、きこえない母、そしてきこえない私ーー昭和時代から現在までのろう女性の暮らしを語る 岩田恵子
2-2 女性パワーはすごいのです!--ろうあ運動と子育て、夫婦二人三脚で歩んできた 大槻芳子
2-3 NHKドキュメンタリー「歳月」に出演してーー取材を受けたいきさつ・時代の背景を語る 藤田孝子
3 聴覚障害関連新聞の掲載記事から 長野留美子・大杉豊・小林洋子
第3章 ろう難聴女性 × ライフキャリア
1 はじめに 小林洋子
2 ろう難聴女性グループ「Lifestyles of Deaf Women」を立ち上げて 長野留美子
3 テレワークと子育ての両立、地域活動を通して 窪田祥子
4 私らしくありのままに生きたいーー日本からドイツ、そしてフランスへ。2つの国境を越えて 塚本夏子LESSIRE
5 発達障害のある息子たち、発達障害のないきょうだい児両方の育児を通して見えてきたもの 松本茉莉
6 女性部活動から学んだ事 唯藤節子
7 自分が住む地域にきこえないママのための集まり「デフママの会」を立ち上げて 那須善子
8 ろうの女性研究者として 中野聡子
9 発達障害のある子どもを育てながら、自分らしいキャリアを築いていくために 橋爪由利
10 手話で学ぶ環境を守り続ける 榧陽子
11 音のある世界と音のない世界をつなぐ 松森果林
12 きこえない人に優しい医療現場を目指して、薬剤師の立場から 早瀬久美
13 盲ろう女性として 福田暁子
14 ろう者と女性とアートが交差するところに 管野奈津美
15 ろう女性とLGBTQ+(セクシュアルマイノリティ) 山本芙由美
第4章 ろう難聴女性 × 手話言語によるダイアローグ
1 デフコミュニティの第一線で活躍するろう難聴女性たち
岩田恵子・榧陽子・唯藤節子・中野聡子・那須善子・小林洋子・長野留美子・管野奈津美
2 現役大学生、大学卒業後まもないろう難聴女性たち
加藤優・管野奈津美・駒崎早李・中原夕夏・平井望・小林洋子・長野留美子・大杉豊・門脇翠
第5章 ろう難聴女性 × ジェンダー統計
1 国際的な障害統計ーー障害者ジェンダー統計整備に向けて 吉田仁美
2 ろう難聴女性とジェンダー統計ーーエンパワメントにつなげていくために 小林洋子
あとがき
目的に応じて筋力強化したい部位や筋のトレーニングができるように、またその筋名もすぐわかるように、正確なカラーイラストで図示。
女性リーダーはどのように成長し、活躍することができるのか。変貌を遂げる女性リーダー像を、キャリア心理学の観点から読み解く。
また本書では、女性のリーダーシップに関する重要文献を分かりやすく丁寧に解説。研究の蓄積を紐解きながら、女性リーダーのメタファーや女性の昇進意欲を促進・疎外する要因を分析することで、今日を生きる女性のより良いキャリア育成を考える。
レオナルド・ダ・ヴィンチの宇宙照応の美しく微笑む女性の姿に、ティツィアーノの描く聖俗二態の誘うかのような女性の姿に、カラヴァッジョの描く虚ろでマネキンのような女性の姿に、アルテミジアの描く表情豊かに裸体を誇示する女性の姿に、そしてカッリエーラの描く彩り細やかな女性の姿に、ルネサンスからバロック、そして18世紀ヴェネツィアへ、これらの芸術家が創造した華麗なる女性表象を解剖し、それらの創造の秘跡を探検する!
ジャズミュージシャンのジェンダー分析
フランスのジャズ界での長期にわたるエスノグラフィー調査によって、女性ミュージシャンの置かれた状況を構造的に紐解いていく。歌手という「女の仕事」と、器楽奏者という「男の仕事」に携わる女性たちは、それぞれどのような困難に直面しているのか。ジャズ界だけでなく、他のアート業界にも当てはまるような分析的視座を提供する、アート・職業・ジェンダーが切り結ぶ社会学。
本書は、女性が生まれ、育ち、育て、老いてゆく中で、さまざまな時期によって立ち現われる女性特有の心身の変化と、その背後にあるこころの課題や葛藤を、生涯を通じた発達の視点から捉えている。そこに必要な発達援助や心理臨床のアプローチについて、臨床心理学や発達心理学、精神医学などの立場から考え、多くの事例をもとに説いた。
「元始、女性は太陽であった」。
これは、明治の終わり頃に創刊された雑誌『青鞜』創刊号の冒頭を飾った、平塚らいてうによる有名な発刊の辞の題名である。家庭や庇護者からの単なる独立を目ざすのではなく、女性の「個」としての「真の自由解放」を高らかにうたったこの文章が綴られてから100年あまり。しかし今なお、多くの女性は「太陽」としての真生の姿を復活させているとは言いがたい。
女性の社会進出が進む一方で、根強く変わっていない何かが足かせとなり、女性はありのままの自由な状態では生きづらくなっているのではないか。「ジェンダーギャップ指数」が主要先進国の中で最下位という日本の現状が、そのことを如実に物語っているだろう。
著者は、ユング派のセラピストとして多くの女性たちの悩みに接する中で、女性が本当にその人らしく、自分自身を肯定して生きるためにはどうしたらいいかを長年考え続けてきた。
そして、深層心理学の視点から、男性とは違う女性の本質、女性の尊厳を支えるものとして、女性のもつスピリチュアリティに注目するようになった。
女性が自らの抱える「生きづらさ」や、自身の生き方への違和感を乗り越えて本来の自分を取り戻してゆくためには、従来の心理学ではなく、女性ならではの視点から説かれた新たな心理学が必要である。
本書は、そうした「女性そのもの」「女性なるもの」について深く考察し、問いかけ追い求め続けた著者の思索の旅の成果であり、その集大成である。
はじめに
序章 わたしのユング心理学
第1章 女性であることとスピリチュアリティ
1 心と身体とスピリチュアリティ
2 女性的なスピリチュアリティと心理療法
──ユング派の観点から
第2章 心の内の男性と女性
1 男性の心の深層──「内なる女性」との不幸な関係
2 女性的な時──女性の知恵の回復
第3章 不足と充満──食をめぐって
1 食の病と女性のたましい
2 時を止めたい少女たち
第4章 聖女か魔女か
1 癒しの象徴としてのマリア
2 魔女と心の闇──ヒステリーを通して見えるもの
3 「母なるもの」のゆくえ
第5章 芸術が教えてくれるもの
1 映画『ユリイカ』とヌミノースということ
2 画家フリーダ・カーロの作品が語る心の軌跡
3 メキシコにフリーダ・カーロを訪ねて
第6章 こころの探求としての心理療法
1 夢と「内なる自分」との関係
2 ユングのヴィジョン・セミナーが問いかけるもの
終章 女性がありのままの自分を生きるということ
初出一覧
おわりに
女性特有の生理学と解剖学に基づき、わかりやすく、整理解説されたテキストの決定版。
女性の「生命と人権」および「性と生殖に関する健康と権利」を尊重した看護を実践できる人材の育成を目的とした新しい母性看護学テキスト。ライフステージ各期の健康課題に対して、女性生涯の健康を支えるための知識を提供する。
夫である頼朝を将軍に出世させ、自らも政治を取り仕切った北条政子。成功をめざす現代女性の“幸福への道”を語る。
なぜかイライラしている、
まわりの言うことを聞き入れない、
相談にのったのにどこか不機嫌…。
そんな人、職場にいませんか?
しかし、それには筋の通った理由も対応術もあるのです。
本書では特に「女性社員とどう接していいかわからない」
という悩みにこたえるべく、女性独自の心理を知ることで、
会話や仕事をスムーズに進める方法を明らかにしていきます。
女性が活躍する職場で人間関係に悩む人、必携の1冊。
序章 タイプ別女性社員の対処法
1章 女性と男性は何が違うのか?
2章 女性とうまく接する土台作り
3章 女性とうまく向き合う会話術
4章 心から女性社員を動かすテクニック
現在までのコロナパンデミックが与えた広範囲な影響を検証し、それを踏まえてこの時点で今後の新しい社会の設計に女性という視点から提言する。
昭和女子大学女性文化研究叢書 第13集
コロナ禍の労働・生活とジェンダー
目次
刊行によせて 武川恵子
総説 坂東眞理子
第1章 コロナ禍で浮上した女性の雇用継続課題とポスト・コロナの雇用平等促進への政策提言
ーー欧米のジェンダー平等先進国からの学びーー 青木美保・武川恵子
第2章 コロナショックでみえた女性労働者の就業継続の現状と課題 大橋重子・瀬戸山聡子・清水直美
第3章 エッセンシャルワークを担う福祉従事者に関する研究
ーー全国社会福祉法人経営者協議会役員へのインタビュー調査からー 北本佳子
第4章 新型コロナ下における家族介護者の働き方と生活資源マネジメントの課題
ーージェンダーとケイバビリティを手掛かりとしてーー 伊藤純・粕谷美砂子・山本咲子・吉田仁美・斉藤悦子
第5章 コロナ禍における「本格的な趣味」としての家庭料理と女性
ーー日本の社会教育学・生涯学習論に示唆するものーー 歌川光一
第6章 機構危機×COVID-19とジェンダー
ーーいかに新しい社会システムを構築するかーー 松葉口玲子
女性の現状について、偏見や差別のからくりを解き明かすべく、社会心理学からアプローチ。すべての女性に贈る、はじめての女性のための社会心理学入門。
1章 社会心理学と女性
2章 社会の中の〈私〉
3章 社会的行動を動機づけるもの
4章 人を知るとは
5章 どんな人に対して魅力を感じるのか
6章 他者の態度を変える試みとしての説得
7章 集団の中の個人
8章 人が人を導くとき
9章 親密なふたり
10章 男性と女性に期待されるもの
11章 女性と仕事
12章 人のやさしさ、思いやり
13章 メッセージを伝えるもの
14章 頭と心の働き方
運営母体が100周年を迎えた兵庫県・甲南女子大学の教職員が、「女性という記号」をもつ学生と向き合い、女子大学の存在意義、女性教育の取り組み、自身の専門領域と女性教育との関わりについて記述し、今後の女性教育について問題提起する。
刊行に寄せて 女子大学と女性教育の未来[森田勝昭]
序論 本気で女性を応援する女子大学の探求[野崎志帆]
1 甲南女子大学の女性教育のこれまでと今
1 甲南女子大学の歩み[米田明美]
2 女性教育カリキュラムの意義と可能性[野崎志帆]
3 図書館における女性教育の展開[中岡妙子]
4 保健センターの取り組みーー女子学生のからだとこころの健康への支援[八木麻理子]
5 リーダーシップ教育[佐伯勇]
6 キャリア支援体制[前川幸子]
7 女性教育プロジェクトーー女子大学の存在意義への問いかけと対話の軌跡[野崎志帆・ウォント盛香織]
2 各学問領域における女性教育
〈女性教育と人文科学〉
1 日本古典文学の中の女性ーー『無名草子』作者の叫び:「女ばかり口惜しきものなし」[米田明美]
2 日本語教育は日本社会を変える!をめざして[和田綾子]
3 女性写真家とセルフ・ポートレイト[馬場伸彦]
4 マンガが示す多様な生き方のモデル[増田のぞみ]
5 北米先住民女性の役割と「力」に学ぶーー過去から現在まで[岩崎佳孝]
6 文学に広がる女性の多様な生き方ーーアジア系アメリカ文学を例に[ウォント盛香織]
〈女性教育と社会科学〉
1 コロナ禍の授業を通して女性に関わる課題と未来を考えるーーSDGsの視点から[高橋真央]
2 女性と持続可能な自然資源の利用ーーフィリピンに暮らす女性と水産資源との関わりから考える[瀬木志央]
3 「賢く生きる」の心理学的考察[山田尚子]
4 自由な女性であるためにーー共通科目「女子学」のねらい[池田太臣]
5 環境に配慮した暮らし[中野加都子]
6 企業と女性問題、さぁ、どうする?--わが国の企業におけるジェンダーに関する課題とその対応について[森本真理]
〈女性教育と保健医療科学〉
1 性の多様性の観点から学生が考える女子大学のあり方[川村千恵子]
2 世界にひろがる母子健康手帳ーー女性と子どものいのちと健康をまもる[中村安秀]
3 女性教育と理学療法[川村博文]
4 産後女性の体のケア[山本綾子]
5 生物学的・栄養学的な性差を理解してジェンダー平等の女性教育を考える[天野信子]
シンポジウム報告 甲南女子大学のこれから
本気で女性を応援する女子大学に向けて[ウォント盛香織・野崎志帆・前川幸子・米田明美]
あとがき