江戸時代からの大名庭園をオールカラーの写真で美しくピックアップ。歴史散歩をもっと楽しめる一冊。
京橋家のモットーは「何ごともつつみかくさず」。
普通の家族の表と裏、光と影を描いた連作家族小説。
第三回婦人公論文芸賞受賞。小泉今日子主演で映画化された話題作。
見かたがわかれば、京都の庭園はもっとおもしくなる!
目から鱗の庭園の鑑賞術
桂離宮、龍安寺、東福寺、醍醐寺三宝院……
はたまた現代アート、ストーンヘンジと縦横無尽に駆け巡る。
人類1万年の歴史までつながる京都の庭園の美しさの秘密
庭園に秘められた作庭家の思想、真の庭園の味わい方を
美術評論家の著者が教えます。
何度も行ったあの庭も、視点が変われば見え方も変わってくる。
京都の庭園に行きたくなる、観光のおともにもなる1冊です。
【目次】
1 京都の庭園を“耳”で味わう
2 モダンの庭─昭和の作庭家・重森三玲
3 思想の庭─哲学を込めた夢窓疎石
4 月の庭であり、宇宙の庭 桂離宮
5 悟りの感覚を空間で体現する 龍安寺
6 京都の庭園から現代アートへ
徹底的に庭を見よ!
作庭現場のフィールドワークから、庭の造形を考え、庭師の生態を観察し、庭のなりたちを記述していく、新感覚の庭園論がここに誕生!
庭師であり美学者でもあるというユニークなバックグラウンドを持つ注目の研究者・山内朋樹の待望の初単著。
庭を見るとき、わたしたちはなにを見ているのか?
庭をつくるとき、庭師たちはなにをしているのか?
そもそも、庭のかたちはなぜこうなっているのか?
本書は庭師であり美学研究者でもある山内朋樹が、
京都福知山の観音寺を訪ね、その大聖院庭園作庭工事のフィールドワークをもとに、庭のつくられ方を記録した「令和・作庭記」である。
庭について、石組について、植栽について、空間について、流れについて、部分と全体について……
制作のプロセスを徹底的に観察するとともに、その造形(かたち・構造)の論理を分析し、「制作されるもの」と「制作するもの」の間に起きていることを思考する。ミクロの視点で時間軸を引き伸ばしながら、かたちが生まれるその瞬間を丹念に解読していく、他に類を見ない新しい「制作論」。
本書を読んだ後には、これまで見ていた庭や、木々や、石や、そして景色の見え方が変わって見える!
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千葉雅也氏(哲学者・作家)推薦!
庭の見方をガラリと変えてくれる画期的な庭園論であり、すごく応用の利く本だと思う。「ひとつ石を置き、もうひとつをどう置くか」というのは、絵画の話でもあるし、音楽でも料理でも、会話術でもビジネス術でもあるからだ。
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はじめにーーぼくが庭のフィールドワークに出る理由
第1章 石の求めるところにしたがって〈庭園の詩学1〉
1 ただの石から見られる石へ
2 つくる行為をうながすもの
3 他性の濁流をおさめる
第2章 集団制作の現場から〈庭師の知恵1〉
1 不確かさのなかでともに働く
2 設計図とはなにをしているのか?
第3章 徹底的にかたちを見よ〈庭園の詩学2〉
1 石と石とが結びつくとき
2 意図しないものの蓄積とパターン
3 あってないような庭とありてある庭
第4章 物と者の共同性を縫い上げる〈庭師の知恵2〉
1 バラバラの物をDIYで結びつけよ
2 庭師の知恵と物騒な共存
3 物と踊る技術
第5章 庭をかたちづくるもの〈庭園の詩学3〉
1 造形的達成はどこからやってくる?
2 石をかたづけるときに起こること
3 質的飛躍と作庭の終わり
おわりにーーフィールドワークは終わらない
本書には、これまで『私のカントリー』誌上で圧巻だった庭実例50軒を掲載しています。
自分の庭に、イギリスやフランス、アメリカのカントリーサイドの風景を再現した癒やしの空間。そんなカントリーガーデンを50軒、誌上で見学することができます。
有名な「Garden Cafe Green Rose」、「Le Jardin Secret」、「The Natural Garden of Sakano」などのローズガーデンはもちろん、『私のカントリー』の人気実例などを、美しい写真でご紹介いたします。
また、オープンガーデンを行っている庭については、その情報も掲載しましたので実際に訪れることもできまず。
周囲の喧騒とは別世界の、花と緑があふれる世界。
絵本の挿絵の世界に迷い込んだような空間。
借景も効果的に取り入れた雑木林のような場所や
洋風ながら侘び寂びを感じる秋の庭。
さらには、家族と友人だけが楽しめる秘密の園。
あなたは、どんな庭を訪ねてみたいですか?
本書には、そのすべてがあります!
ページをめくって、しばし、日々のあれこれを忘れて
花と緑に癒やされていただければ、幸いです。
Chapter1豪華絢爛!至高のオープンガーデンへの招待状
Chapter2絵本の世界にまぐれこむフェアリーガーデン
Chapter3風を感じるグリーンガーデンに癒やされて
Chapter4シークレットガーデンで静寂な時間をひとりじめ
Chapter5シックな秋色の競演に酔いしれる大人のオータムガーデン
Chapter6カントリーガーデンをもっと楽しむための3つのポイント
★カントリーガーデンのアイコンスポット5
★オープンガーデンのマナー
★ガーデンツアーに選ばれるには
兵庫県内の名勝庭園など79庭をスケッチと図でわかりやすく解説。世界に誇る空間美と歴史に誘います。
美しい400点の写真と絵画を織り交ぜながら、古代ローマ帝国領の時代から20世紀に至るまで、イギリスの人々が庭作りに傾けた情熱の2000年を追う。眺めるだけでも楽しい、魅力溢れる庭園史への旅。各時代の様式が見られるイギリス各地の65庭園、影響を受けたヨーロッパ等の19庭園を紹介。
本書は、自然を手本にした庭づくりの手法「自然風庭園」のつくり方を、
豊富なビジュアルとともに、ていねいに紹介します。
いかに自然の美しさ、くつろぎを庭に取り入れるか、この観点から行う庭づくりを見ていくことで、
「和風」、「洋風」を問わず、さまざまな形式の庭づくりに応用できるヒントも得られます。
本書では、モデルとなる作例を紹介した後、水鉢や植栽の配置、石積みの高さ、飛石の打ち方、滝の見せ方など、
庭を構成する要素の一部を変化させることで、庭全体の印象がどう変わるかを見ていきます。
作例を比較しながら、狭い庭でも広がりを感じさせる工夫、庭と建物の一体感を高める方法、
庭全体の流れや勢いを整えるコツなど、よりよい庭のつくり方をわかりやすく習得することができます。
巨匠・小形研三に師事し、個人庭園を数多く手がけてきた著者ならではの、
貴重な知識と技術を解説した本書は、造園に関わるすべての人に読んでほしい必読書です。
■目次
第1章 自然風庭園47の作例
第2章 見えない線で素材を結ぶ
第3章 水で自然な流れを表現する
第4章 見えない空間をつくる
第5章 つながりをつくる
第6章 指導例
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第1章 自然風庭園47の作例
第2章 見えない線で素材を結ぶ
第3章 水で自然な流れを表現する
第4章 見えない空間をつくる
第5章 つながりをつくる
第6章 指導例
ルネサンス文化の粋を集めた緑の芸術
「全能の神は初めに庭園を造った。それは本当に人間の楽しみの中で最も純粋なものである」フランシス・ベイコンは、「庭園について」という一文をこう始めている。ルネサンス・イタリアにおいて、庭はそれ自体が時代のもっとも繊細な美学の具現化であると同時に、ペトラルカやボッカッチョの抱いた自然観を反映し、占星術の思想によれば植物は地上の星であった。庭は読み解きを必要とする総合芸術だったのである。
歴代の教皇たちやメディチ家ら貴紳たちが、財を蕩尽してつくりあげた庭は、最先端の自然科学・工学技術や博物知識の集積場であり、古代彫刻や同時代アートの屋外展覧スペースであり、強力な政治的メッセージを発するプロパガンダ装置でもあった。ラッファエッロの名を知らしめることになった、ヴァティカン宮殿の「署名の間」の傑作壁画は、部屋から外を眺めたときに生まれる視覚効果を意識して描かれている。室内装飾も庭と同じグランド・デザインの一部であった。
本書では、ヴィッラ・デステに至る数々の名苑奇園を具体的に読み解いていく。狭義の庭園史や美術史の枠におさまらない、領域横断的な視点をもったルネサンス文明史である。
御所・離宮や公家屋敷と寺社の町京都には歴史的な名庭園が数多く残されており、庶民もまたウナギの寝床と形容される独特の家屋「町屋」に趣向を凝らした庭を工夫してきた。将軍や大名の庭から庶民の園芸までが花開いた江戸や町人の文化が隆盛した大阪とはひと味もふた味も違う、世界遺産の都ならではの庭園の魅力をあますところなく描き出す。上巻は皇室と公家・武家屋敷の庭園を紹介。
はじめに
第1章……植木屋と花屋と石屋
1 京都の植木屋
2 京都の花屋
3 京都の石屋
4 京都の植木屋・花屋・石屋の特徴
第2章……天皇と公家の庭園1
1 内裏の庭園
2 仙洞御所の庭園
3 宮家・公家の庭園
4 御所内の庭園の変遷
第3章……天皇と公家の庭園2
1 天皇の別荘の庭園
2 宮家の別荘の庭園
3 公家の別荘の庭園
4 別荘の庭園の役割
第4章……武家の庭園
1 武家による京都支配
2 二条城の庭園
3 所司代と奉行所の庭園
4 大名屋敷と詩仙堂の庭園
5 武家にとっての庭園
図版一覧
索引
大泉水を巡り、景色の変化を愛で、歌を詠み、時に鷹狩、茶を楽しむ。家臣たちの教練の場となり慰安の場ともなる。さまざま工夫を凝らした広大な庭園はかつて江戸の街のあちこちにあった。現在は、都立公園として小石川後楽園、浜離宮恩賜庭園、旧芝離宮恩賜庭園、六義園の四園が遺る。元都職員かつ造園学研究者の著者が都市における「みどりの空間」の大切さ、荒れ傷つき失われようとしていた大名庭園復活への道のり、未来に向けた取り組みを描く。
21年連続日本一の日本庭園と横山大観のコレクションで世界的に有名な足立美術館。館長・足立隆則が自身の生涯を振り返るとともに、館長として美術館改革に取り組んできた軌跡を綴る。
◆島根県安来市の観光名所になっている足立美術館は年間50万人の入館者を誇る庭園で有名な美術館。1万3千坪におよぶ日本庭園は、著者の祖父、足立全康氏が生涯をかけて築いたもので、四季折々の変化を心ゆくまで楽しめるよう工夫されている。美術館では、日本一と言われている横山大観コレクションや、菱田春草、竹内栖鳳、上村松園、橋本関雪、榊原紫峰など近代日本画の部屋、北大路魯山人の展示が見られる。2025年には開館55周年を迎える。
◆この庭園と日本画のコレクションを一代で築いた足立全康氏の自叙伝は2007年に『庭園日本一 足立美術館をつくった男』(日本経済新聞出版)として刊行されロングセラーとなっている。本書の著者、足立隆則氏は、全康氏の孫にあたり、現在の足立美術館館長。甲南大学経営学部を卒業後、東京の企業へ就職し、美術館とは縁のないサラリーマン生活を送っていたが、祖父に嘱望され帰郷、87年に館長に就任した。現在は公益財団法人足立美術館代表理事・館長。
一章、令和に誓う
二章、祖父の遺訓
三章、二人の全康さん
四章、忍従の「上六」時代
五章、青春の光と影〜迷走の日々
六章、庭園日本一〜アメリカの専門誌が選定
七章、庭は生きた芸術品
八章、大観は永遠の恋人
九章、北大路魯山人の魅力
十章、現代日本画と足立美術館賞
十一章、郷土愛と福祉事業
十二章、ゆかり深き人たち
十三章、美術館はサービス産業
十四章、天の恵み
十五章、人生百年時代
十六章、時代に棹さして
十七章、世界が認めた美の宝庫
大切なあの人へ、ずっと咲き続けるバラの贈り物を。
イギリスやフランス、ドイツなど、ヨーロッパを中心に、世界中から美しく綺麗なバラ園の写真を集めました。どの写真も見ているだけで癒され、「いつかここへ行ってみたい」と憧れてしまうものばかりです。
コラムページでは、花言葉やバラを使用した名言・名セリフ集など、もっとバラが好きになるトピックスを選定。思わず誰かに話したくなる、繰り返し読みたくなる内容となっています。
大切に思う人へ、愛情や感謝の気持ちを託して贈る花束代わりの1冊。
母の日や敬老の日、卒業や退職などの節目に贈るギフトにいかがでしょうか。
日本はもとより、世界中の観光客を魅了するイギリス・コッツウォルズ地方は、
美しい田園風景と個性豊かなイギリス庭園が多く点在することで知られます。
田舎とはいえ辺境の地ではなく、イギリスの主要産業だった毛織物産業で栄え、
裕福な荘園領主による邸宅と庭園が数多く造られました。
20世紀以降も田園にあこがれを抱く上流階級の人々が移住し、新たな庭園が造られています。
整形式庭園、イギリス風景式庭園、コテージガーデンなど、庭園の歴史において特徴のある各時代の庭園が揃い、
この地域のみでイギリス庭園をひととおり見ることができます。
「コッツウォルズの庭園を巡れば、イギリス庭園のすべてがわかる」といっても過言ではありません。
本書では、イギリス好きはもちろん、庭園愛好家が多く訪れる、この人気観光地の庭園にスポットをあて、
存在する庭園のなかから約25園を選び、美しい写真と文章で紹介します。
観光ガイドとしての情報だけでなく、歴史や、庭園の流行をもたらした社会的背景などの解説も充実させ、
文化的側面からもイギリス庭園全般についての知識が深められる内容です。
また、イギリスといえば、欠かせないのがティールームです。
コッツウォルズには、地元の人々から愛される上質なティールームが数多く存在し、
伝統的なクリームティーやアフタヌーンティーを気軽に味わうことができます。
また、かつてのイギリス貴族の館を改装した宿泊施設、マナーハウスも充実。
これらを、庭園のエリアごとに掲載し、庭園散歩とお茶、両方を楽しみたい人にとって、
ガイドとして使いやすい構成にまとめました。
美しい田園風景の中に点在する個性豊かなイングリッシュガーデンを巡りながら、
本場のティーとスイーツに舌鼓をうち、歴史ある館で優雅な時を過ごす。
そんな旅のおともに、ぜひ携えたい1冊です。
■目次抜粋
はじめに
コッツウォルズマップ
コッツウォルズの庭園を楽しむために
イギリスで紅茶が流行するまで
上流階級の館マナーハウス
1章 ノーザン・コッツウォルズ1 チッピン・カムデン周辺から北端にかけて
2章 ノーザン・コッツウォルズ2 ブロードウェイからスローターズにかけて
3章 サザーン・コッツウォルズ1 ストラウド、サイレンセスター、テットベリー周辺
4章 オックスフォードシャー・コッツウォルズ バードードなどコッツウォルズ東部
5章 サザーン・コッツウォルズ2 カッスル・クームからバース周辺
コラム
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足利義満の金閣寺、豊臣秀吉の醍醐寺三宝院。
そして、稲盛和夫は和輪庵を造った。
また、スティーブ・ジョブズは京都西芳寺をよく訪れていたという。
どういうわけか、富と名声を手に入れた成功者たちは、その先に、庭造りを目指し、庭にたどり着く。
これは決して偶然ではない。
歴史上の成功者たちが富と名声を得るまでの足跡をたどりながら、なぜ庭造りを目指したのか、どんな庭を造ったのかをひも解く。
日本はもとより、世界の人々から愛される街・京都。
その魅力の大きな要素となっているのが数々の寺院、そして日本の美意識の結晶とも言える庭園です。
2018年3月に刊行された「しかけに感動する『京都名庭園』」は、
京都の名庭園の歴史やエピソードなどを、豊富な写真とともに紹介し好評を得ました。
本書はその第2弾として、前書と同じく庭園デザイナーの烏賀陽百合氏が、
京都在住のカメラマン三宅徹氏の写真とともに京都の名庭を紹介します。
主に「石」をテーマに各庭園を読み解き、作庭家が庭園に込めた世界観、思いに迫ります。
日本庭園は、水や借景をどう活かすか、建物との関係をどう表現するかなど、さまざまな創意工夫で作られている。
それぞれの時代の人々の美意識が集まり、工夫された結果、今の日本庭園がある。
何百年もの間の日本人の美意識の蓄積なのだ。
だからこそ日本庭園は、私達の心をときめかせる。
ーはじめにより
■目次
<掲載庭園>
修学院離宮
曼殊院
西村家庭園
天龍寺宝厳院
常照皇寺
妙蓮寺
妙心寺東林院
青蓮院
東福寺龍吟庵
大徳寺龍源院
東福寺芬陀院
酬恩庵
正伝寺
高台寺圓徳院
妙心寺桂春院
法輪寺
白沙村荘
北村美術館四君子苑
ウェスティン都ホテル京都
清水寺成就院
<京都人のしかけコラム>
その一 大文字と京都人
その二 あぶり餅とお雑煮の味
その三 京都の市バスは京都の縮図
その四 今も暮らしに生きる宮中の女房言葉
その五 「経験」が作る京都の庭の美
その六 初釜で着た祖母の着物
<京都おすすめひといきスポット>
「極上の料理と庭を堪能する」南禅寺参道 菊水
「平安時代からの庭を見ながらお茶を」フォーシーズンズホテル京都 ザ・ラウンジ&バー
「旬の野菜を炭火焼で楽しむ」yasai hori
「伝統京料理を町屋で味わう」亀甲屋
「抹茶問屋が提供する最高級抹茶のスイーツ」祇園 北川半兵衞
「和菓子と珈琲、日本酒のマリアージュ」喫茶 狐菴
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■掲載庭園
修学院離宮
曼殊院
西村家庭園
天龍寺宝厳院
常照皇寺
妙蓮寺
妙心寺東林院
青蓮院
東福寺龍吟庵
大徳寺龍源院
東福寺芬陀院
酬恩庵
正伝寺
高台寺圓徳院
妙心寺桂春院
法輪寺
白沙村荘
北村美術館四君子苑
ウェスティン都ホテル京都
清水寺成就院
■京都人のしかけコラム
その一 大文字と京都人
その二 あぶり餅とお雑煮の味
その三 京都の市バスは京都の縮図
その四 今も暮らしに生きる宮中の女房言葉
その五 「経験」が作る京都の庭の美
その六 初釜で着た祖母の着物
■京都おすすめひといきスポット
「極上の料理と庭を堪能する」南禅寺参道 菊水
「平安時代からの庭を見ながらお茶を」フォーシーズンズホテル京都 ザ・ラウンジ&バー
「旬の野菜を炭火焼で楽しむ」yasai hori
「伝統京料理を町屋で味わう」亀甲屋
「抹茶問屋が提供する最高級抹茶のスイーツ」祇園 北川半兵衞
「和菓子と珈琲、日本酒のマリアージュ」喫茶 狐菴
はじめに/飛鳥・奈良時代の庭園遺構と東院庭園(飛鳥・奈良時代の庭園遺構/庭園デザイン転換の原因/日本庭園史の画期・平城宮東院庭園後期)/平安時代初期における離宮の庭園ー神泉苑と嵯峨院をめぐって(神泉苑の空間構成/嵯峨院の立地に関する考察)/臨池伽藍の系譜と浄土庭園(東アジア諸国における臨池伽藍/平安時代の臨池伽藍)/『春日権現験記絵』に描かれた藤原俊盛邸の庭園(『春日権現験記絵』と藤原俊盛/描かれた俊盛邸/富の世評の記号としての庭園/厩広場の情景と庭内の動物など)/永禄八年の京都の庭園の形態と機能ーフロイス『日本史』の記述から)以下細目略/三宝院庭園/平安神宮神苑築造記録から読む小川治兵衛と近代京都庭園事情
花の流行史5000年!!古代エジプトの睡蓮、インドの蓮、イギリスのカーネーション、17世紀オランダのチューリップとヒアシンス、19世紀フランスのダリアと椿、ナポレオン妃ジョゼフィーヌの庭園のバラ、アジアから導入された菊やアジサイ…古代から20世紀半ばに至る歴史の中に現れる花と庭園を巡る人々のエピソードを、植物学の稀覯本やボタニカル・アート、絵画などの図版400点と共に綴る西洋植物文化史。詳細な訳注付き。
全国の寺院・日本庭園の修復・復元に携わり、2017年11月に逝去した望月敬生氏の仕事を紹介。望月氏が携わった全国57の寺院・庭園を迫力あるオールカラー写真でみせるほか、氏作成の建築図面、鬼瓦など細部装飾のスケッチも満載。建築図面の読み方を説明するコーナーも設け、建築の専門知識がない人にも読みやすい。
寺院などの修復・復元に携わる設計者・施工者・研究者、寺院関係者をはじめ、日本の伝統建築を愛するすべての人に捧げる一冊。
「日本建築と庭園の美は人々を魅了し続ける。望月さんはその謎に迫り、よみがえらせた。」中川 武 氏(早稲田大学名誉教授・明治村館長)
序ーー私の設計姿勢
第一章 望月敬生の仕事
功徳山 早雲禅寺 天嶽院/武陽山 能仁寺/萬吉山 松月院/天羅山 養善院 眞盛寺/大聖山 東朝院 南谷寺/龍河山 宗徳院/龍巌山 自性院/龍渓山 源昌寺/慈眼山 崇徳院/随龍山 境智院 了俒寺/小石川後楽園/照光山 圓長寺/阿久和山 観音寺/六義園/寶王山 少林寺/泰應山 寶琳寺/巨福山 建長寺/天徳山 永祥院 願成寺/自然山 真勝寺/龍華山 長寿院 永安寺/長善山 浄祐寺/小杉山 常圓寺/自得山 静勝寺/寶樹山 常在寺/萬年山 清岸院/龍澤山 満蔵寺/泰平山 最福寺/石龍山 勝平寺/法性山 隨縁寺/玉峰山 龍門寺/最正山 覚林寺/海潮山 妙長寺/吉祥山 西法寺/宝亀山 長寿寺/ルアン・パバーン公立保健学校/報恩山 善養寺/楞厳山 海蔵寺/広澤山 正洞院/貞観園/業平山 南蔵院/新埼玉県仏教会館/鳳臺山 少林寺/祥高山 東禅寺/覺王山 高願寺/高和山 性海寺 福智院/伏見山 正法寺/龍澤山 永昌寺/萬松山 泉岳寺/天照山 良中院 勝願寺/三時知恩寺/大隆山 法福寺/妙法華経山 安国論寺/妙光山 真浄寺/天心山 神勝寺/旧鴇田家住宅/一乗山 究竟院 教安寺/白津山 正法院
第二章 庭と建物は本来一体である
第三章 資料 各寺院図面及びスケッチ/組物三ツ斗比較/絵様等細部意匠参考事例