われわれはいま「幸福」か。「自由」を手にするとはどういうことか。ポストモダンの価値相対主義を超えて長谷川三千子、佐伯啓思、竹田青嗣、小浜逸郎が「自由」を語り合う。各氏がすすめる「人間の自由を考える本」も収録。
◎不自由なものとして生まれ死ぬ人間
◎プラトンの「根源的不自由」の追求
◎近代的自由と人を殺す自由
◎近代的自由が失ったもの
◎古代ギリシャと近代の共通性
◎欲望の追求と自己中心性の問題
◎近代的自由のアポリア
◎近代の「正義論」の歪み
◎ルソーの一般意思をどう読むか
◎カントの「内面的善」の概念
◎一般意思と国権の問題
◎尊厳の承認と国家に命を投げ出すこと
◎ルソーとヘーゲルの「国権主義」の時代性
◎国家を正当付けるのは社会契約か暗黙の指示か
◎アメリカという国家の特殊性
◎自由とは”ある何か”の崩壊ではないか
◎与えられた自由、かち取る自由
◎自由がたどり着いたフリーターやニート?
◎二重構造の戦後日本
◎「大人」になるということ
◎相互承認と良心
◎ポストモダニズムか伝統か
シンポジウムを終えて
人間の自由を考えるおすすめ本
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2008年3月3日、武部聡志とともに東京文化会館小ホールにて行なわれたライヴの模様を収録。一夜限りのプレミアムなステージで、表現力豊かな歌声を存分に響かせている。
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精神科医であり研究者として来日していた著者は、被爆後十七年の広島で、広範にわたる被爆者へのインタビュー調査を行なった。対象は、無差別に抽出した市民に加え、学者・医者・運動家など七十余名。被爆時の体験、原爆で負った障害、見えざる放射能の恐怖、生き残ったことの罪意識…。人類への最大の破壊行為の影響を、被爆者の言葉から丹念に分析し、その精神的側面に初めて光をあてた記念碑的著作。
司馬遼太郎が言うのとは逆に、日本は明治維新の近代化路線からすでに間違っていた。長寿だけが価値になってしまった現代日本のニヒリズムに抗するには、保田与重郎と特攻隊の思想しかないのではないか、と佐伯啓思は問う。ニヒリズムはもともと人間の条件、金融危機はそれが露わになっただけにすぎない、人間のすべての表現活動において、いまこそ核心的な問いが問われはじめている、と三浦雅士は応える。対論4篇、論文2篇を収録。
琉歌の女流歌人として知られる「恩納(おんな)なべ」と「よしや思鶴(うみつる)」。なべは素朴にひたむきな愛を歌い、遊女よしやは技巧的に悲恋を歌った。多くの人々に愛唱され語り継がれる中で、構築されていくなべとよしやの人物像。ふたりの作とされる歌には、琉球の時代を生きた人々の思いや憧憬がこめられている。
2006年に発表されたDIAMOND BESTシリーズから、セールス上位のタイトルを厳選し、大幅にプライス・ダウンして再発売。古今の名詩を、朗々と歌い上げる詩吟の世界の美しさをひしひしと感じられる一枚。日本人の心の原点を集成した決定版だ。
7業界の人気企業の分析をとおして「自己PR」と「志望動機」を強化し、確実に「内定キャラ」が身につく会社研究の方法を公開。
人間的魅力を養う。自らを鍛え、心を磨き、命を燃やすいまこそ、人間らしい生き方を学ぶ。
近代世界システムは、早晩必ず崩壊する。代わるべきシステムは未だ見えない。今、為すべきことは何か?共鳴しつつ激しく応酬する二人の社会科学者。新しい思想の胎動と陣痛。
●小児鍼は日本を起源とし,皮膚刺激による治療であるため,患児にとって安心・安全で心地よい治療法である.
●本書では小児鍼の実践方法に加え,技術力アップのヒントとなる内容が随所に盛り込まれた.
●さらに子育て論や保護者への対応の仕方など子どもが抱える諸問題をあらゆる分野からアプローチした他に類を見ない一冊となっている.
I 皮膚と心の身体心理学
II 小児の成長・発達,疾病の診察・治療
III 小児鍼の概論・方法,その歴史
IV 小児鍼の実際
V 小児鍼に対するこれからの展望と,海外での小児鍼