信頼できるおとなに、たよっていいんだよ。
今だからこそ知りたい梅毒の基礎的な知識から診断と治療について詳しくまとめました。
そのほか知っておきたい性感染症、HIV、HPV、性器ヘルペス、性器ガンジダ症についてもエキスパート達が丁寧に紹介していきます。
・人獣共通感染症は世界的に大きな問題として認識されており、医学・獣医学・昆虫学など従来の学問領域の枠組みを超え、総合的に研究発展させていくことが求められている。
・2004年の「人と動物と野生動物の感染症に関する会議」においては“ワンヘルス・ワンワールド”が提唱され、大学でもワンヘルス・ワンワールドに対応する組織が作られるようになってきた。
・本特集では、ワンヘルス・ワンワールドへの取り組みや、ウイルス探索やワクチンをはじめとする人獣共通感染症の研究について、臨床から世界規模に至るまでを第一線で活躍する研究者達が概説する。
■ワンヘルス・ワンワールド 人・動物・環境の相互連関が医療に与えるインパクト
・はじめに
・東京大学ワンヘルス・ワンワールド連携研究機構の活動ーー地球観測を礎とした社会実装と“ワンヘルス・ワンワールド”の共創
〔key word〕野生動物と人間社会、リモートセンシング、アジアの課題解決
・北海道大学One Healthリサーチセンターの活動紹介
〔key word〕ワンヘルス、汎動物学、保全医学
・ワンヘルス・ワンワールドの国際的な取り組みーー現状、課題、そして未来
〔key word〕四機関連携、ワンヘルス共同行動計画(OH JPA)、パンデミック条約、国家ワンヘルス・プラットフォーム(NOHP)
・気候変動と感染症の疫学
〔key word〕気候変動、感染症、節足動物媒介感染症、水系感染症
・人獣共通感染症とウイルス探索ーー新興感染症に備えるためのアプローチ
〔key word〕人獣共通感染症、新興感染症、ウイルス探索、コウモリ、コロナウイルス
・エマージングウイルス感染症の基礎研究とワクチンの開発
〔key word〕エマージングウイルス感染症、ワクチン開発、ニパウイルス(NiV)
・ワンヘルスで取り組む重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の研究と医療展開
〔key word〕重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、SFTSウイルス、マダニ、ワンヘルス
・エゾウイルスの発見と研究の展開
〔key word〕ダニ媒介性感染症、エゾウイルス、新興感染症
●TOPICS 神経内科学
・CIDP治療の現在と未来:免疫グロブリンから分子標的薬へ
●TOPICS 再生医学
・マウスで効果が確認された慢性腎臓病に対する細胞療法
●連載 医療にいかす行動経済学(16)
・認知症や軽度認知障害の人の意思決定と行動経済学
〔key word〕 意思決定能力、認知症、意思決定支援、権利擁護
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(4)
・甲状腺超音波検査
〔key word〕甲状腺超音波検査、甲状腺癌、びまん性甲状腺疾患、ドプラモード、エラストグラフィ
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(3)
・心筋特異的ミオシン軽鎖キナーゼを標的としたmyotropeの開発
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
本書では、いかにすれば現在流行している性感染症患者を抑え込むことができるかについて述べていきます。感染症の名医として研究・臨床を30年以上にわたって行ってきた著者が近年懸念していることが「日本国内における性感染症の蔓延」です。国立感染症研究所の感染症情報センターによる2018年の統計では梅毒患者は7001人で、8年間前から11倍に増加しています。
・抗菌薬耐性菌の急増により新たな治療概念の創出が求められる現在、バクテリオファージを用いた治療法が注目され、さらに進化論・分子工学・ドラッグデリバリーシステム(DDS)・個別化医療といった分野の進展を背景に、次世代の創薬モダリティとして再評価されつつある。
・国際的にファージ療法の臨床応用が進められる一方、日本では制度的基盤の整備や運用指針の確立が検討段階にあり、ファージバイオバンクの構築、品質保証、規制科学、治療設計の標準化などが今後の重要な課題として位置づけられている。
・本特集では、基礎生物学から創薬技術、工学的実装、臨床応用、さらには制度・政策に至るまでを横断的に俯瞰し、ファージ療法とファージ創薬の現在地と将来像を体系的に整理する。
■ファージ療法とファージ創薬の新展開 基礎・臨床・工学・政策を結ぶ総合レビュー
・はじめに
・ファージ生物学の基礎と最新知見
〔key word〕バクテリオファージ、ファージ療法、溶菌性サイクル、溶原性サイクル
・ファージ療法を支えるテクノロジーーーファージの単離から医療応用まで
〔key word〕スクリーニング、宿主域、ゲノム解析、製剤化、品質管理
・ファージ工学ーー改変技術と応用例
〔key word〕バクテリオファージ、改変型ファージ、遺伝子組換え、ゲノム編集
・個別化ファージ療法の臨床実装とファージバンク
〔key word〕個別化ファージ療法、ファージバンク、薬剤耐性(AMR)菌、難治性感染症、品質保証
・薬剤耐性菌へのファージ応用ーー最新エビデンス
〔key word〕バクテリオファージ、ファージ療法、ファージ耐性、薬剤耐性菌、薬剤耐性(AMR)
・ファージカプシドDDSの新展開ーー抗菌・抗がん・遺伝子治療、ワクチン開発への拡張
〔key word〕ドラッグデリバリーシステム(DDS)、ファージカプシドDDS、標的化、モジュール型設計、ファージ創薬モダリティ
・進化のトレードオフによる先進的ファージカクテル設計ーー進化動態を組み込んだ治療戦略の構築
〔key word〕進化のトレードオフ、進化的誘導、ファージー細菌の軍拡競争、進化的袋小路、適応型治療プラットフォーム
・日米欧におけるファージ療法用医薬品の法規制・指針整備の状況
〔key word〕ファージ療法、ファージ療法用医薬品(PTMP)、規制、指針、ガイドライン
●TOPICS 生化学・分子生物学
・生体内細胞老化の多様性と臓器機能低下
●TOPICS 免疫学
・関節リウマチ病変部に形成される「免疫拠点」
●連載 医療にいかす行動経済学(17)
・小児緩和ケアにおける行動経済学とナッジの応用
〔key word〕 小児緩和ケア、コミュニケーション、代理意思決定、行動経済学、ナッジ
●連載 知っておくと役に立つ!臨床医のための臨床検査医学講座(5)
・血管系超音波検査の最前線:基礎から臨床、POCUS、そしてAIまで
〔key word〕血管系超音波検査、POCUS(Point-of-Care Ultrasound)、AI
●FORUM 分子生物学の臨床応用 “分子”から“疾患・患者”へ(4)
・腎障害性物質の「入り口」分子メガリンをターゲットとした腎臓病の創薬研究
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
・高齢患者ほど感染症にかかりやすく、ワクチンの効果が得られにくいと感じることがあるように、ヒトは加齢とともに免疫老化(免疫セネセンス)の影響を受け、免疫機能そのものが変容・低下していくことが知られている。
・感染防御力が低下する一方、慢性的な炎症が持続し、自己免疫反応が亢進しやすくなる傾向がある。免疫老化は臓器の炎症と密接に関連することが明らかとなってきており、その仕組みとプロセス制御による疾患の予防・治療が期待される。
・本特集では、造血幹細胞・免疫細胞の老化や機能変容、サイトカイン環境や細胞代謝の変化、さらに臓器別にみた疾患、特に自己免疫疾患への影響に至るまでを、免疫老化研究を牽引する第一線の研究者たちが最新の知見とともに論じる。
■第1土曜特集 免疫セネセンスと自己免疫疾患
・はじめに
・免疫老化概論
〔key word〕免疫老化(immunosenescence)、炎症老化(inflammaging)、自己免疫
・造血幹細胞と免疫老化
〔key word〕造血幹細胞、免疫老化、炎症老化
・老化に伴う染色体異常と自己免疫疾患ーー高齢発症RAを例として
〔key word〕体細胞モザイク(mCA)、クローン性増殖、関節リウマチ(RA)、DNAマイクロアレイ、免疫老化
・免疫老化と細胞内代謝
〔key word〕細胞内代謝、細胞老化、解糖系、グルタミン代謝
・老化の炎症基盤としてのIL-6アンプとゲートウェイ反射ーーインフラメイジングの分子機構と抗老化ニューロモジュレーション医療の展望
〔key word〕IL-6アンプ、ゲートウェイ反射、加齢、インフラメイジング、セネセンス、老化関連分泌表現型(SASP)、ニューロモジュレーション、NF-κB、STAT3
・加齢関連疾患における反応性アルデヒド種(RASPs)の役割ーー全身性エリテマトーデス(SLE)の病態との関連
〔key word〕反応性アルデヒド種(RASPs)、腫瘍免疫、全身性エリテマトーデス(SLE)
・T細胞の加齢変化とワクチン応答ーーCOVID-19 mRNAワクチン接種後の免疫応答研究から見えてきたこと
〔key word〕T細胞老化、COVID-19 mRNAワクチン、高齢者、ワクチン応答、免疫記憶
・自己免疫疾患病態形成におけるThA細胞の役割
〔key word〕加齢、自己免疫疾患、全身性エリテマトーデス(SLE)、細胞傷害活性T細胞
・関節リウマチにおけるCD4陽性TEMRA細胞
〔key word〕CD4+TEMRA細胞、細胞傷害性CD4 T細胞、CD28陰性CD4 T細胞、関節リウマチ(RA)
・高齢発症関節リウマチにおけるCD4陽性細胞傷害性T細胞
〔key word〕CD4陽性細胞傷害性T細胞(CD4 CTL)、高齢発症関節リウマチ(LORA)、免疫老化
・免疫老化と滑膜炎症
〔key word〕免疫老化、自己免疫疾患、滑膜、炎症
・加齢関連B細胞の分化
〔key word〕加齢関連B細胞(ABCs)、自己免疫疾患、老化
・加齢関連B細胞と自己免疫疾患
〔key word〕免疫セネセンス、老化、B細胞、自己免疫疾患、エフェクター
・ANCA関連血管炎における免疫老化
〔key word〕ANCA関連血管炎、免疫老化、CD28null T細胞
・皮膚エリテマトーデスと細胞老化
〔key word〕皮膚エリテマトーデス(CLE)、細胞老化、SASP(細胞老化随伴分泌形質)
・T細胞免疫老化と神経変性疾患
〔key word〕神経変性疾患、脳T細胞、免疫老化
・老化による体細胞変異と炎症性疾患
〔key word〕後天性体細胞変異、VEXAS症候群、CHIP、トリソミー8関連自己炎症性疾患、遺伝子パネル検査
・慢性腎臓病における加齢T細胞
〔key word〕三次リンパ組織、慢性腎臓病(CKD)、老化関連T細胞(SA-T細胞)、老化関連B細胞
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
プライマリケアで遭遇しうる梅毒,HIV,淋菌・クラミジアといった9つの代表的な性感染症について,問診から診察,検査,診断,治療,フォローアップ,医療費の目安,専門施設への紹介のタイミング,本人への説明まで,実践的な内容を具体的な症例を提示しながら解説.初めて性感染症の診療を行う医師でも慌てることがないよう,Minimal EssentialsとTimelineも提供.近年増加傾向にある性感染症の慢性化・難治化やさらなる蔓延を防ぐために,プライマリで臨床を行う医師にとって必携の一冊.
【目次】
1.ストーリーの前に
1 STIはSTIじゃないところからープライマリケアでのSTI
2 みつけてから,みつけるまでープライマリケアと専門施設の境界線
3 性のストレスー問診で起きていること
2.ストーリーを聞こう
1 問診は最大の検査ー5つのP
2 言えないことは言いたくないことー1つのSTIはその他のSTIの糸口
3.ストーリーを確かめよう
1 診察ー見えるところから,診にくいところまで
2 何もなくても何かあるー身体所見から始まるマインドマップ
4.ナインストーリーズ
1 梅毒ー見慣れないものを見慣れたものに
[症例]
[解説]
Column 医療の犠牲となった梅毒患者
Column エムポックス(サル痘)
2 HIV感染症ーみつけるのが1つめのゴール
3 淋菌感染症・クラミジア感染症ー疑ったら一発診断と治療
4 ウイルス性肝炎(HAV,HBV)-既往がある人を診たら・ワクチンを勧めよう・すぐ送れ!
5 尖圭コンジローマ(HPV)-他のSTIをみつけよう
6 性器ヘルペス・性器カンジダ症ー「悩み」に寄り添おう
7 アメーバ赤痢・細菌性赤痢・膣トリコモナス症
8 疥癬・ケジラミ症ー高齢者からSTIまで
9 特別な配慮が必要な状況
a.免疫不全者(がん患者)への対応
b.曝露時の対応
5.ストーリーはこれでおしまい
1 「100%コンドーム」を目指そう
Column コンドームの歴史
2 ワクチン
3 スティグマはこれでおしまいに
これは事件だ!
一秒でときめく!夢のコラボがついに実現!
感染症界のエース・岩田健太郎先生 × 菌漫画の金字塔・もやしもん
・わかりやすい!が止まらない。最強タッグによる別格の面白さ!
・感染症に立ち向かう際に、知っておくべきことを厳選して解説しました。
・一般読者・学生はもちろん、医療関係者にも最適です。
・感染症が流行しやすい冬にピッタリの「一家に一冊!」の必携書です。
【主な内容】
第1章 感染症の全体像
1.1 感染症とは何か
1.2 臨床微生物学とは何か
1.3 微生物の病原性と,ホストの防御機構
1.4 感染症疫学とアウトブレイク
1.5 新しい問題
第2章 抗菌薬を理解しよう
2.1 抗菌薬ってなんだろう
2.2 薬理学って大事です
2.3 主な抗菌薬の特徴
2.4 抗結核薬
2.5 抗真菌薬
2.6 抗ウイルス薬
2.7 その他
2.8 抗菌薬適正使用
第3章 症候からアプローチする感染症
3.1 症候学的アプローチ
3.2 臓器別感染症その1
3.3 臓器別感染症その2
第4章 微生物からアプローチする感染症
4.1 微生物学基本
4.2 グラム陽性菌
4.3 グラム陰性菌
4.4 嫌気性菌
4.5 グラム染色で分けられない細菌
4.6 ウイルス
4.7 真菌
4.8 原虫
4.9 蠕虫
4.10 その他の微生物
第5章 特別な問題
5.1 院内感染
5.2 予防接種
5.3 その他
第1章 感染症の全体像
1.1 感染症とは何か
1.2 臨床微生物学とは何か
1.3 微生物の病原性と,ホストの防御機構
1.4 感染症疫学とアウトブレイク
1.5 新しい問題
第2章 抗菌薬を理解しよう
2.1 抗菌薬ってなんだろう
2.2 薬理学って大事です
2.3 主な抗菌薬の特徴
2.4 抗結核薬
2.5 抗真菌薬
2.6 抗ウイルス薬
2.7 その他
2.8 抗菌薬適正使用
第3章 症候からアプローチする感染症
3.1 症候学的アプローチ
3.2 臓器別感染症その1
3.3 臓器別感染症その2
第4章 微生物からアプローチする感染症
4.1 微生物学基本
4.2 グラム陽性菌
4.3 グラム陰性菌
4.4 嫌気性菌
4.5 グラム染色で分けられない細菌
4.6 ウイルス
4.7 真菌
4.8 原虫
4.9 蠕虫
4.10 その他の微生物
第5章 特別な問題
5.1 院内感染
5.2 予防接種
5.3 その他
日本神経学会・日本神経感染症学会による,細菌性髄膜炎,単純ヘルペス脳炎のオフィシャルなガイドラインの合本改訂版.新たなワクチンの導入による細菌性髄膜炎の疫学の変化,診断技術の進歩,補体阻害剤の使用の広がりによるリスク上昇といった,この間の変化を盛り込み情報を更新.疫学,病態,検査,診断,治療などの診療上問題となるクリニカルクエスチョン(CQ)に対して明確に回答し,治療においては推奨グレードを明記し対応の指針を示した.
筆者はかつて、医薬品企業の研究所で新薬の研究に携わり、医薬の可能性と危険性について考える日々を送ってきた。もしこの薬があの時代にあったら、あの薬があの人物を救っていなければ、と考えるのは、歴史の愛好者として必然であった。もしコロンブスがビタミンCを知っていたなら、もし特殊アオカビの胞子が、ロンドンの病院のあるシャーレに飛び込んでいなかったら、間違いなく、現在の世界地図は大きく変わっていたはずだ。
医薬品というものは、どうにも不思議な代物だ。老若男女を問わず、誰もが薬のお世話になっているにもかかわらず、薬について詳しいことはほとんど何も知られていないに等しい。口から飲み込んだ小さな錠剤が、どのようにして患部に届いて痛みや炎症を鎮めるのか、簡単にでも説明できる人は相当に少ないだろう。
近年は、医薬品の過剰投与や副作用などネガティブな側面ばかりが強調されがちだが、人類は医薬品の発明によってその寿命を飛躍的に伸ばしていた。「死の病」と恐れてきた感染症は、抗生物質の発明により、ありふれた病気になった。あまり意識されないが、いくつかの医薬品は間違いなく、世界史を変え、人類の運命を変えてきた。
医薬の科学はなおも発展の途上にあり、今後さらに大きく社会を変えてゆく可能性を秘めているーーというより、確実に変えてゆくことだろう。とすれば、医薬と人類の関わりを、歴史の流れに沿って眺めておくのは、意義のある試みであるに違いない。
第1章 医薬のあけぼの
第2章 ビタミンC 海の男たちが恐れた謎の病気
第3章 キニーネ 名君を救った特効薬
第4章 モルヒネ 天国と地獄をもたらす物質
第5章 麻酔薬 痛みとの果てしなき闘い
第6章 消毒薬 ゼンメルワイスとリスターの物語
第7章 サルファ剤 道を切り拓いた「赤い奇跡」
第8章 サルファ剤「奇跡の感染症治療薬」誕生の物語
第9章 ペニシリン 世界史を変えた「ありふれた薬」
第10章 アスピリン 三つの世紀に君臨した医薬の王者
第11章 エイズ治療薬 日本人が初めて創った抗HIV薬
先天性サイトメガロウイルス(cCMV)感染症に関するエビデンスに基づく「診療ガイドライン」と,専門家による「解説・エキスパートオピニオン」で構成.診療ガイドラインでは,胎児期からフォローアップまで包括した20のCQを,解説・エキスパートオピニオンでは,診断やフォローアップのほか2023年3月に世界初の適応拡大承認を受けた症候性cCMVへのバルガンシクロビル治療に関するQ&Aも掲載.cCMV感染症に関わるすべての医療従事者必携の書.
はじめに
第1章 先天性サイトメガロウイルス感染症
・ウイルス奇形学
・サイトメガロウイルスにいついて
・先天性CMV感染症
・先天性CMV感染症の実験的研究
第2章 胎生期マウス胚へのMCMV感染とその影響
・全胚培養への感染
・初期胚には感染しない
・胎生中期マウス胚への感染
・胎生後期のマウス脳への感染
第3章MCMVの全身感染における発育期脳の感染感受性
・胎盤感染のモデル
・腹腔内感染による発育段階の感染感受性
第4章 神経幹前駆細胞の感染感受性
・前初期抗原と早期抗原の発現の相違
・神経幹前駆細胞の培養と感染の影響
・大脳スライス培養による解析
第5章前初期(IE)遺伝子発現のトランスジェニック(Tg)マウスにおける発現
・MCMV IE-promoterの(Tg)マウスにおける発現
・脳の発育に伴うMCMV ie-promoter発現の細胞特異性
・MCMV IE-pro-lacZ Tgマウスから胚性幹細胞の樹立
第6章発育期脳へのMCMV感染による神経細胞移動障害とアポトーシス
・胎生後期胚への感染による神経細胞の移動障害
・発育期脳での非感染神経細胞のアポトーシスの誘導
・初代培養神経細胞でのアポトーシスの誘導と感染による抑制
・発育期脳海馬のNMDAリセプターの感染による発現の抑制
第7章 発育期脳へのMCMVの感染による炎症・免疫異常
・脳形成期におけるMCMV感染のマクロファージ/ミクログリアの反応
・感染による脳形成のステムネスの障害
・新生児期脳へのMCMV感染の自然免疫の特徴
第8章 脳に潜伏感染あるいは持続感染しているMCMVの再活性化
・潜伏感染期の大脳スライス培養による再活性化
・MCMVは神経幹細胞で潜伏感染する
・補記:ウイルスの潜伏感染・持続感染と神経細胞の機能変化
第9章 発育期脳におけるMCMV早期遺伝子の神経特異的な発現
・MCMV早期遺伝子e1-promoterのTgにおける神経特異的発現
・組換MCMV感染によるe1-promoterの神経特異性の解析
第10章 総括:何を明らかにしたか
あとがき
回想 私の研究生活
"<目次>
【序章】
診断エクセレンスとは何か?
【肺炎の診断をどうするか?】
病歴・身体所見から迫る肺炎
キーフレーズで迫る肺炎
これは肺炎でよいのか? Clinico-Radio-Pathological Evaluationで重要な肺炎の鑑別診断
これは肺炎でよいのか? 臨床医と話し合いたい肺炎の鑑別診断 画像編
これは肺炎でよいのか? 臨床医と話し合いたい肺炎の鑑別診断 病理編
この肺炎の原因は何か? Clinico-Radio-Pathological Evaluationで重要な肺炎の病因診断
この肺炎の原因は何か? 臨床医と話し合いたい肺炎の病因診断 画像編
この肺炎の原因は何か? 臨床医と話し合いたい肺炎の病因診断 病理編
Gram染色からアプローチする肺炎診療
肺炎診療に役立つPOCT 抗原検査から多項目遺伝子検査まで
どの肺炎患者に気管支鏡検査を行い,結果をどう説明するか 現場からみた適応・禁忌と診断・治療方針・安全性
【肺炎の治療をどうするか?】
市中肺炎の抗菌薬選択をどうするか
医療介護関連肺炎・院内肺炎の抗菌薬選択をどうするか
人工呼吸器関連肺炎の治療をどうするか
ウイルス性肺炎の治療をどうするか 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)・インフルエンザを中心に
重症肺炎に対する治療をどうするか
肺炎患者の呼吸管理 NIV・HFNC編
肺炎患者の呼吸管理 ECMO編
免疫抑制状態・抗がん剤治療中の患者の肺炎の治療をどうするか
【肺炎患者のトータルマネジメント】
肺炎患者のマルチモビディティのマネジメント
肺炎患者の緩和ケア
多職種連携で取り組む誤嚥性肺炎のマネジメント
医療の質・PXを意識した肺炎診療・ケア移行
肺炎の予防をどうするか
【肺炎診療を改善するスチュワードシップ・臨床研究】
肺炎診療のスチュワードシップと教育の取り組み
肺炎の臨床研究におけるピットフォールとコツ
肺炎の多施設共同研究の始め方"
クイズに答えて、感染症対策!
感染症にかかったときの対処法や注意点などをクイズ形式で紹介。問題を解くことで、正しい感染症の知識が身につけられます。3巻は、皮ふに症状が出る手足口病ととびひ(伝染性膿痂疹)をテーマに、発症から治るまでの流れを時系列で解説。そのため、実際に感染したときのことをイメージしやすく、感染症を「自分事」として考えられます。マンガやイラストを豊富に掲載! オールカラー・総ルビなので、やさしく感染症対策が学べます。
はじめに
この本の見方
マンガ【プロローグ】とつぜんのアクシデント
問題1 手のひらや足のうら、口のなかに水ぶくれが! これって?
問題2 手足口病は、手・足・口以外に症状が出ることも。出やすいのは?
問題3 水ぶくれを早く治したい! どうするといい?
問題4 口のなかの水ぶくれにはウイルスがたくさん! 気をつけることは?
問題5 手足口病にかかった人がトイレの後に気をつけることは?
問題6 おなかがすいたけど口のなかが痛い…。口にしていいものは?
コラム まわりの人が手足口病になったら?
問題7 水ぶくれがおさまった! もう体にウイルスはいない?
問題8 手足口病が完全に治った! これでもうすっかり安心かな?
問題9 虫さされをひっかいたら、水ぶくれができてかゆい! これって?
問題10 黄色ブドウ球菌はどこにひそんでいるのかな?
コラム 黄色ブドウ球菌が引きおこす病気
問題11 とびひの水ぶくれがつぶれちゃった! これからどうなっちゃうの?
コラム とびひを予防するには?
問題12 つぶれた水ぶくれは、いったいどうすればいいの?
問題13 とびひに効く薬にはどんなものがあるのかな?
問題14 とびひにかかったとき、おふろに入ってもいいの?
問題15 水ぶくれがまだ治っていないけれど登校してもいいのかな?
問題16 とびひがようやく治った! もうかかることはないのかな?
マンガ【エピローグ】これからもみんなで
コラム 皮ふに症状があらわれる感染症
・日本集中治療医学会と日本救急医学会は、合同で「日本版敗血症診療ガイドライン2020(J-SSCG2020)」を作成し、2021年2月に正式出版した。
・J-SSCG2020は、多職種が関わる国内外の敗血症診療の現場において、ベッドサイドで役立つガイドラインとして広く活用されることが期待される。
・本特集では、なかでも注目すべきトピックスを取り上げ、ポイントを解説いただく。現時点のエビデンスを整理し、臨床現場で活用していただくとともに、新たな課題をピックアップする機会にしていただければ幸いである。
■ 敗血症診療を知る -J-SSCG2020のポイント
・はじめに
・J-SSCG2020が目指すもの
〔key word〕敗血症、ガイドライン、多職種、GRADE
・Sepsis-3における敗血症の定義と診断
〔key word〕Sepsis-3、日本版敗血症診療ガイドライン、敗血症診断
・感染症の診断
〔key word〕感染、血液培養、培養検体、グラム染色、バイオマーカー
・画像診断・感染源のコントロール
〔key word〕画像診断、感染源の検索、感染源のコントロール、ドレナージ、感染性膵壊死
・抗菌薬療法
〔key word〕敗血症、抗菌薬、適正使用
・初期蘇生・循環作動薬
〔key word〕初期蘇生輸液、血管収縮薬、強心薬、心機能評価
・ステロイド療法・免疫グロブリン療法
〔key word〕劇症型溶血性レンサ球菌感染症(STSS)、毒素性ショック症候群(TSS)、フルドロコルチゾン
・急性腎障害・血液浄化療法
〔key word〕腎代替療法、開始時期、エンドトキシン吸着療法
・敗血症におけるDIC診断と治療
〔key word〕播種性血管内凝固症候群(DIC)診断基準、血栓性微小血管症(TMA)、アンチトロンビン、リコンビナント・トロンボモデュリン
・PICSとICU-AW
〔key word〕PICS、ICU-AW、早期リハビリテーション、他動関節運動療法、神経筋電気刺激
●TOPICS
生理学
・脳内の硫化水素は正常な呼吸の維持に必須
神経精神医学
・事象関連電位:精神病性障害への臨床応用の可能性
臨床検査医学
・ポイントオブケア検査(POCT)の質保証
●連載
オンラインによる医療者教育
・13.G Suiteを用いた新たなオンライン教育システム「F.MOCE」
〔key word〕F.MOCE、G Suite、遠隔授業、オンライン教育システム、ユーザー本位
ユニークな実験動物を用いた医学研究
・11.カイコを実験動物として用いた創薬研究
〔key word〕カイコ、創薬、体内動態、感染症、動物愛護
COVID-19診療の最前線からーー現場の医師による報告
・5.新型コロナウイルス感染症の臨床像
●フォーラム
子育て中の学会参加
・18.眼科医の視点から
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
●生殖医学は、卵子や精子の形成、受精、胚発生、着床から胎盤形成など、幅広い生命現象を扱う。
●生殖医学の研究には課題も多いが、幹細胞の樹立や胚モデルの作製が新たなブレイクスルーとして期待されている。また、不妊症には、科学的根拠が不十分な医療が患者の期待や現場のニーズによって導入されるケースもあり、基礎研究から実地診療までより精密かつ堅牢なエビデンスの構築が求められる。
●その他、生殖医学における各テーマについて基礎と臨床の対をなす形で第一線の専門家が解説する。今後の研究や実地診療におけるshared decision makingの一助となれれば幸いである。
【目次】
1.遺伝子改変マウスを通してみる精子・受精
2.卵子の染色体数異常のメカニズム
3.臨床:体外受精における卵巣刺激法
4.精子幹細胞研究アップデート─不均一で動的な幹細胞プール
5.精子:micro-TESE
6.ここまで進んだ精子選択技術
7.受精と卵活性化
8.人為的卵子活性化の有効性・安全性検証と臨床上の位置づけ
9.ヒト第一体細胞分裂(1st cleavage)に対する時空間的解析
10.成育疾患からみた着床前期胚の重要性
11.わが国における着床前遺伝子検査の現状
12.タイムラプス映像でみるヒト初期胚の挙動
13.着床と子宮内膜のエピジェネティクス
14.着床と着床不全:生殖免疫
15.着床後発生:ヒト受精卵から胎盤が発生する仕組み
16.生殖細胞におけるクロマチン動態とトランスポゾン制御
17.ヒトブラストイド:胚盤胞モデルの革新とその可能性
18.子宮内膜症の成立に寄与する子宮内細菌:基礎研究の知見より
19.不妊治療の保険適用:現時点までの振り返り
20.生殖医療と感染症
≪本誌の特長≫
●次代を担う臨床検査技師のための総合臨床情報誌。
●臨床検査業務に即応した最新情報を、より幅広くより豊かにビジュアルな誌面で提供し、わかりやすく解説・紹介。定評ある基本技術の解説とともに、診療支援の強化やチーム医療への参加といった時代のニーズに応える知識・情報を豊富に掲載!
≪特集テーマの紹介≫
●「穿刺液の形態学検査、特に、CAPD液やBALFのギムザ染色標本の見方について知りたい」との読者のご要望をいただきました。一般検査部門が独立している施設は限られており、各種検体を日常的に取り扱う機会が少ないと、細胞の基本的な鑑別に悩まれることもあるのではないかと思います。
●そこで今回は、一般検査における各種検体のギムザ染色標本の見え方にフォーカスした特集をお届けします。1章ではギムザ染色の特性について、2章では良好な標本作製のための実践的な方法、3章では、検体ごとに細胞鑑別のポイントをご解説いただきます。ギムザ染色は一般検査以外にも幅広く使用されていますので、一般検査担当の方に限らず、日々の業務にご活用いただければ幸いです。
【目次】
1.一般検査におけるギムザ染色の意義と基礎知識
2.標本作製のコツと注意点
3.各種細胞の見え方
1)髄液
2)胸水・腹水
3)CAPD液・BALF・関節液・尿
Editorial-今月のことば
日本感染症学会が創立100周年を迎えるにあたって
話題ーNEWS&TOPICS
日本人のための尿ナトカリ比の目標値を設定
好酸球のエトーシスとバイオマーカーとしての可能性
クライテリア確立のための細胞所見ー鑑別疾患と重要所見
9.骨軟部領域
基礎講座
小型の尿路上皮細胞、尿細管上皮細胞、白血球の鑑別ポイント
病理医に学ぶ病理報告書作成ータスク・シフト/シェアに備えた基礎講座
シリーズ 押さえておきたい血管機能検査
4.その他の血管機能検査 (2)〔空気容積脈波(APG)と近赤外線分光法(NIRS〈動脈〉)〕
MT Seminar
できていますか? 臨床検査技師の「確・連・報」
From LABO
臨床検査室の自主運営
薬剤感受性検査データ(MIC)の読み方と耐性菌検査
グラム陰性菌編
11.Acinetobacter spp.
FOCUS
ワンヘルス・アプローチで問題となる薬剤耐性菌
臨床検査Q&A
輸血で使用するルートは赤血球製剤と血小板製剤で異なるものを使用しますが、構造などにどのような違いがありますか?ルートを間違えて使用した場合の、患者さんへの影響について教えて下さい。
心電計や脳波計の差動増幅器とは何ですか?意義や仕組みについて教えて下さい。
・ω3不飽和脂肪酸などの脂質は細胞膜の構成成分であり、その組成割合により神経細胞の活動性が変化することから、精神活動への影響が注目された。
・これまで、胎生期のω3摂取量と精神疾患との関連を論じた興味深い研究をはじめ、その発症リスクが高い状態であるアットリスク精神状態(ARMS)などを対象とした多数の報告が行われている。
・本特集では、わが国で精神と脂肪酸組成に関する研究に取り組むエキスパートの先生方に執筆をお願いし、それぞれのお立場から、最新の知見について読みやすくまとめていただく。
■ 精神・神経疾患とω3不飽和脂肪酸
・はじめに
・多価不飽和脂肪酸に着目した統合失調症病態メカニズムの理解と創薬の可能性
〔key word〕脂肪酸、統合失調症、peroxisome proliferator-activated receptor(PPAR)α
・食とメンタルヘルスーーω3不飽和脂肪酸を中心に
〔key word〕メンタルへルス、ω3不飽和脂肪酸、うつ病
・うつ病とω3不飽和脂肪酸
〔key word〕ω3不飽和脂肪酸、うつ病、観察研究、介入研究、メタ解析
・アルツハイマー病による認知症とω3不飽和脂肪酸
〔key word〕アルツハイマー病(AD)、認知機能、認知症の行動・心理症状(BPSD)
・統合失調症と多価不飽和脂肪酸ーー発症リスクの軽減に向けて
〔key word〕ω3不飽和脂肪酸、ω6不飽和脂肪酸、細胞膜リン脂質、精神病、早期介入
・自閉症スペクトラム症における多価不飽和脂肪酸の代謝の役割
〔key word〕自閉症スペクトラム症(ASD、グリホサート、母体免疫活性化、可溶性エポキシド加水分解酵素(sEH)
●TOPICS
輸血学
・へき地・離島における輸血医療
臨床検査医学
・ナノスーツ技術による感染症への診断戦略
●連載
バイオインフォマティクスの世界
・16.やってみようバイオインフォマティクスーーエンリッチメント解析編
〔key word〕DAVID、gProfiler、エンリッチメント解析
人工臓器の最前線
・4.小児に対する補助人工心臓
〔key word〕小児、重症心不全治療、補助人工心臓
●フォーラム
グローバルヘルスの現場力
・はじめに
感染症で苦しむ人々の声に応えて
・1.結核対策ーー世界戦略構築への現場からの発信
中毒にご用心ーー身近にある危険植物・動物
・20.カサゴ、オコゼ、ゴンズイ --ヒレにある毒棘に刺されると……
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。