グリム兄弟生誕200年を記念して、NHK特集『グリム・森と古城の童話』の出版化。
鳥になれなかった人が描いた、鳥の知らない人も楽しい、鳥の世界のお話。
「美の法則性」を解明したといわれるフラクタル理論から、生命体誕生の神秘的システムへ-サイエンスの美しいイメージを追究する、最新エッセイ集。
《地主と馬丁》という階層のちがいを愛の力でのりこえ結婚したはずのクリスチナとディックだが、マークの出現で生活が乱され、たびかさなる感情のゆきちがいは、ついに二人の愛情をも危うくし始めた。真実の愛とは何か、クリスチナは再び決断の時を迎えた。
鉄道のすべてがわかる!最初にして最後の超1級資料「線路縦断面図」満載ー線路縦断の旅。
小さかったおとうとライオンも、もうずい分大きくなりました。ある日、おとうとライオンは、死んだいもうとライオンに似た若いめすライオンに出会います。若いめすライオンのにおいをたどって見知らぬテリトリーに足を踏み入れたおとうとライオンの前に1匹の黒たてがみのライオンがあらわれて…。若いおとうとライオンが力強く自立していく様を感動的に描いたシリーズ第10作。
街角のモダニズムに、今、熱いオマージュを捧げよう。小樽、敦賀、刈谷、丸亀、郡山…。それぞれの1920年代。イルミネーションの残影、「スワンダフル」のかすかなこだま、見果てぬ夢に出会う旅。
この人たちはだれ?なにを話してるの?どこへ行くの?木はなんの木?お天気は?ひとつひとつ、よく見ていけば、ふしぎの国を旅する気分。美術って、おもしろい!フランスはパリのブーローニュの森にある動物園の一角に、「若草の博物館」(Mus´ee en Herbe)という、子どものための博物館があり、さまざまな展覧会を開催しています。子どもたちに大好評を博しているその展覧会のひとつをまとめたのが、この本です。
この世の中で、いちばん不思議な存在は「自分」ではないだろうか。最も身近にありながら、最も遠いところにいる自分を探して、人は人生という旅を続ける。この「自分への旅」の道標となるのは先人たちのことばー。ボルヘス、「創世紀」、セルバンテス、白楽天、藤村…。つぎつぎと新しい道標を見つけながら、著者はそこに展開される景色を楽しむ。明晰な論理と自在な発想を親しみやすい文体にこめて、読書と思索の喜びを伝える好エッセイ。