ジェンダーレスに走るLGBT教育。
「できるから、やってみる」で進む生殖医療を正しく疑うための基礎知識。
第1部 男女そしてLGBTQの生物学
第1話 体の性決定・性分化のしくみ─ 男女の生殖器官はどのようにできるのか
第2話 性決定・性分化の複雑さとインターセクシュアル─ 男女の定型とは異なる体の性もある
第3話 生殖腺と外性器の性が異なることもある─ アンドロゲン不応症・5α -還元酵素欠損症・先天性副腎皮質過形成
第4話 脳の性分化1─ 胎児期の男性ホルモンと性自認
第5話 脳の性分化2─ 胎児期のホルモンと性指向
第6話 心の性・性指向の多様性とトランスセクシュアル
コラム1 ト ランスセクシュアルとトランスジェンダー.─ 意味するものは大きく異なる
コラム2 トランスセクシュアルと性指向
第7話 ホルモンと遺伝子と社会環境─ ホルモンですべてが決まるわけではない
第8話 性の多様性とスポーツ1─ なぜ生物学的な男女でわけて競うのか?
第9話 性の多様性とスポーツ2─ トランスジェンダー女子の女子競技参加
第2部 生殖生物学と生殖補助医療
第10話 精子と卵子のできるしくみ─ 減数分裂に見られる男女の違い 93
第11話 女性の年齢と生殖─ 卵子数、妊娠確率、流産確率、妊娠合併症
第12話 男性の年齢と生殖─ 精液の量と質、妊娠確率、流産確率
第13話 父母の年齢と生殖細胞遺伝子の変化─ 染色体の突然変異とDNAの断片化
第14話 不妊─ 男性不妊・女性不妊・不妊治療・生殖補助医療
第15話 卵子の凍結─ 受精卵凍結(胚凍結)と未受精卵子凍結
第16話 人 工授精、体外受精・胚移植が可能にしたこと─代理母・借り腹出産
第17話 日 本の生殖補助医療─ 法的規制の不在と医師による自主規制の限界
第18話 生 殖補助医療で生まれる子の法的地位と出自を知る権利─ 法整備不在の下に次々と生まれてくる子どもたち
第19話 生 殖補助医療と子の先天異常─ 自然妊娠より高い、障害をもつ確率
第20話 子 宮移植─ あなたは賛成、それとも反対?
第21話 3 人の遺伝的親をもつ子ども─ 卵子のミトコンドリアをドナーのもので置き換える
第22話 人工配偶子─ iPS細胞から作られつつあるヒトの精子と卵子
第23話 人工配偶子作製のゆくえ─ 他にもある作製術と受精卵作製容認への動き
アメリカで流行の“男の生き方革命”。京大・大阪大etc「男性学」講義に学生殺到!全国の市民講座で熟年男女に大人気!!初の決定版入門書。
●表紙+グラビア・ロングインタビュー:THE ALFEE +連載は特別編!
THE ALFEEが表紙と巻頭グラビアに登場します。4月にライブ通算3000本を達成、8月25日にはデビュー52周年を迎えるロックバンドが、ライブへの思いと現在地を率直に語りました。ユーモアあふれるアルフィートークで、本番中のハプニングも披露してくれました! 涼やかな青と花々を組み合わせたセットで撮影された、蜷川実花ならではの美しい写真にもご注目ください。
今号のTHE ALFEE連載「奇跡の軌跡」は、研ナオコさんへのインタビューを敢行、特別編でお届けします。苦境時代の恩人が「あの子たち」と愛を込めて当時を振り返りました。
表紙インタビュー、連載とも、誌面に収載しきれなかったインタビューこぼれ話を誌面QRコードから、また特別動画もQRコードからご覧いただけます。
●【巻頭特集】「ステップファミリー」で生きる
結婚するカップルの4組に1組が再婚という現代で、もはや珍しくなくなった「ステップファミリー」。しかし継親子が関係を築いていくことは容易ではなく、「完璧な親にならねば」という責任感が家族を追い詰めることもあります。本特集では、一度は崩壊の危機に瀕しながらも、「無理に家族にならなくていい」というアドバイスから程よい距離感を見いだした家族の姿などを取材。専門家は「実親になり代わる必要はない」と説きます。また、歌手の知念里奈さんと結婚し、当時10歳だった知念さんの長男のパパになった俳優の井上芳雄さん、思春期の娘を育てながら14歳年下の男性と再婚した新山千春さん、母が再婚してその後に新しい妹も生まれたという元「モー娘。」の飯窪春菜さんら様々な立場の当事者のインタビューから、令和時代の“家族のかたち”を探ります。
●熊本地震現地ルポ&酷暑の被災生活をどう乗り越える
7月28日に熊本を襲った最大震度7の地震。甚大な被害が出たイオンモール熊本の爆発現場から、緊迫の現地ルポをお届けします。「青春時代の思い出の場所だった」と語る住民の悲痛な声、安否不明の家族や知人を案じ涙する人たち──。そして、被災者を襲う酷暑。停電や断水が続くなか、災害関連死につながりかねない熱中症やエコノミークラス症候群をいかに防ぐか。命を守るための備えと支援のあり方を、専門家とともに考えます。
●特集:甲子園注目10選手&鈴木忠平 連載「沖縄の英雄 島人たちの甲子園」
8月5日に開幕する夏の甲子園。複数のメジャー球団も注目する横浜の織田翔希投手ら、今大会の主役候補10人を一挙に紹介します。鈴木忠平さんによる人気連載「沖縄の英雄 島人たちの甲子園」では、1999年に春の選抜を制し、夏に挑む沖縄尚学の夏を追います。自らの力で再び聖地を目指す仲間たちの葛藤と成長を描く、胸揺さぶるノンフィクションです。
●Mrs. GREEN APPLE MUFGスタジアムライブレポート
7月5日、東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で行われたMrs. GREEN APPLEのスタジアムツアー「ゼンジン未到とイ/ミュータブル〜間奏編〜」のツアーファイナル。愛と感謝に満ちた時間を、誌面で詳細にレポートしました。迫力ある写真とともにお楽しみください。
●庄司浩平エッセイ「途にも書くにも」
第5回を迎える今回は、はやくも8月の俳句が登場! 果たして庄司さんが詠んだ俳句とは…? 瑞々しい感性と軽やかな筆致にご注目ください。さらに誌面QRコードからは、愛読者限定で特別ショート動画をご覧いただけます。お楽しみに!
●『現代の肖像』社会運動家 重信房子
20年以上の獄中生活を経て4年前に社会復帰した日本赤軍の元最高幹部で社会運動家の重信房子さん(80)。市井の社会運動家としてパレスチナ問題のデモに参加するなど、その活動の原動力はどこにあるのか。激動の半生を、本人に加えて、盟友である映画監督の足立正生さんや、娘のメイさんらが語ります。重信さんの素顔に迫る、濃密な人物ルポルタージュです。
ほかにも、
・対談・西川美和×内田也哉子 女性と子どもと戦争 「いかに沈黙しないか」
・水泳格差をなくしたい 学校の授業で広がる「プールシェア」
・[時代を読む]皇統譜(旧譜)が明かす双系・女系の事実 天壌無窮の神勅は「女系」継承
・向井康二が撮る 白熱カメラレッスン feat. 大西風雅(関西ジュニア)
・庄司浩平エッセイ[途にも書くにも]
・連載[やさしくなりたい]次世代シリーズ SNSやAIとの距離感
・[女性×働く]女性官僚という生き方
・[トップの源流]いちまる 松村友吉社長
・巻頭コラム[eyes]姜 尚中、東 浩紀
・あきやあさみの「愛せる服」と生きていく
・佐藤 優の実践ニュース塾
・武田砂鉄[今週のわだかまり]
・田内 学の経済のミカタ
・ジェーン・スーの先日、お目に掛かりまして
・沖 昌之の今週の猫しゃあしゃあ
・松崎ケイリーン[日本のいいもの かわいいもの]
・あたしンち
などの記事を掲載しています。ぜひご覧ください!
雄のDNA情報を子孫へ伝えるために体外で働く精子。本書は、精子の形や内部の構造、形成・運動・受精のメカニズム、進化と多様性など、精子を知るうえで必要な幅広い知識を提供する、精子学のバイブルである。水産や畜産の分野で使われている精子の保存や人工授精の技術、さらに精子の顕微注入など生殖医療分野に不可欠な知識と応用技術、不妊治療の現場なども収録。その他、地球温暖化や宇宙開発といった、私たち人類が直面する課題に対して、精子学の視点で解決策を解説する。
『精子学』(1992) 『新編精子学』(2006)に続く【精子学】成書第三弾。
巻頭言
執筆者一覧
序論:精子研究の歴史と現状
第 1 部 精子の構造と機能
精子の形成
精子の運動
受 精
第 2 部 精子の多様性と進化
形と機能の多様性
精子貯蔵・性行動・生殖戦略
第 3 部 医療と精子学
男性不妊と診断
生殖医療
第 4 部 畜産・水産分野と精子学
第 5 部 精子をとり巻く社会
結語:これからの精子学
用語解説
索 引
科学の詩人・佐治博士とその主治医で男性医学の第一人者・堀江教授が、たがいの人生を語りながら、宇宙と人体の響きあいや現代医学の真実から、自信喪失した男性の新しい生き方など、みんなが元気になるヒントを探る。
女体とは、本来いかなる存在であるのか。オーガズムを与える手段・方策など男女間の問題・疑問を解かりやすく論述する。目から鱗モノの一冊。
本書の課題は、著者が鹿児島で6年間実験をした「女性学+男性学」ゼミを紹介することにより、1980年代末以降、わが国において活発化している女性学教育の実践に「ささやかな経験」を付け加えることである。古典的ゼミナール方式による文献講読から、ビデオ学習を取り入れた「女性学+男性学」の総合的な学習への変化・発展の中で、鹿児島における教育実践を紹介している。
「ジェンダード・イノベーション」とは、男女のステレオタイプに陥ることなく性差を知的創造と技術革新に組み込んでいくことで、新たな開発や発見を実現するという概念である。世界的な大きな広がりをもって推進されつつあるジェンダード・イノベーションの本邦初の入門書。
ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ・リブ、DVやさまざまな暴力への取り組み、ゲイムーブメント、学問領域における展開まで、フェミニズムのインパクトを受けて切り拓かれた、実践的再定義の数々を紹介する。
定年という人生の大きな節目を迎える男性には、さまざま悩みや不安が押し寄せる。そんな彼らが訪れるのが本書の舞台、アドラーズ・バー。マスターは、「やることがない」「老親の介護」「冷めた夫婦関係」など、誰にも言えない悩みや不安に耳を傾け、アドラー心理学を使ってアドバイスをおくる。マスターの言葉に「気づき」と「勇気」をもらう男性たちの全20話。1話ごとに、『アドラー心理学講座』のわかりやすいイラスト解説付
【定年前後の悩みや不安はアドラー心理学で解消!】
「やることがない」、「老親の介護」、「冷めた夫婦関係」--定年という大きなターニングポイントに立ち、それまで仕事一筋だった男性の多くが直面する悩みや不安の数々。本書は、アドラー心理学を使い、押し寄せる悩みや不安を解消して、これからの人生に新たな目的を見出す方法をアドバイス。舞台は、アドラー心理学に詳しいマスターがいる「アドラーズ・バー」。悩みを抱えた男性客とマスターの対話形式で、マイナスからプラスに変わっていく気持ちの変化がよくわかる。1話完結の全20話。1話ごとに「アドラー心理学講座」のわかりやすいイラスト解説付。
【本書の内容】
《第1章 現役生活からの脱却》
1 年下ばかりの職場になじめない=アドラー心理学講座 リスペクトから始まる横の関係
2 今までのつき合いは肩書があったから?=講座 目的論
3 何もやることがない=講座 量的な成功から質的な幸福へ
4 現役で活躍する人をひがんでしまう=講座 対他競争と対自競争
5 自分は一体、何をしてきたのだろう=講座 主観的意味づけ
《第2章 子どもと老親》
6 独身の娘が心配=講座 課題の分離
7 引きこもりの息子が心配=講座 共同体を広げる
8 親の教育のせいでこんな人間になった、と言われた=講座 劣等感と劣等コンプレックス
9 子どもが会いに来てくれない=講座 縦の関係と横の関係
10 認知症の親にイライラしてしまう=講座 怒りとは二次感情
11 介護が原因で兄弟仲が険悪に=講座 家族会議
12 実家の母を、老人ホームに入れてしまったが……=講座 悪いあなたとかわいそうな私
《第3章 妻と男心》
13 妻ともう一度向き合いたい=講座 勇気づけの言葉
14 妻のことをひがんでしまう=講座 PとN
15 離婚をせまられた。一人でどうやって生きていけばいいのか……=講座 他者(社会)貢献
16 若い人に恋心を抱いてしまった=講座 行動の結末を予測する
《第4章 老いと人生》
17 老いていくのがこわい/18 盗撮グセがやめられない/19 精力がめっきり弱くなってしまった/20 ガンになり、余命宣告をされた
日本初の本格的中医学教科書シリーズ、第4弾。
本書は中医外科学 -- 皮膚の炎症・伝染病、乳房・甲状腺疾病、腫瘤・ がん、肛門直腸・男性泌尿器・外周血管などの疾病 -- についてまとめたもの。
中医学の「外科」は、現代医学でいう外科とは大きな隔たりがある。 特に中国・明代以降は、内科に対して、体表に現れる病症は肉眼で確認できることから「外科」と称されるようになり、皮膚の腫瘍・潰瘍、金創、打撲・ねんざ・裂傷、皮膚はもちろん乳房・目・鼻・耳・口腔・咽喉・肛門などの部位にできる病症、やけど・しもやけ・虫獣に咬まれるなどの病症、さらには泌尿器、生殖器の病症、性感染症などもその範疇である。臨床上重要で、難治性の疾病も多く、非常に広範囲に及ぶ学科である。
その基礎から臨床応用(定義、病因病機、弁証論治)までを網羅したのが本書。治療の項目では、日本で認可されている漢方製剤を記載して馴染みやすいものとなっている。

第 1 章 中医外科学総論
範囲/命名の原則/基本用語/致病素因/発病機序/弁証/治法
第 2 章 瘡瘍
癤/疔/癰/丹毒/瘰癧/褥瘡(床ずれ)
第 3 章 乳房疾病
乳癰/乳癖/乳核/乳岩
第 4 章 癭
気癭/肉癭/癭癰/石癭
第 5 章 瘤・岩
血瘤/失栄
第 6 章 皮膚疾病
熱瘡/蛇串瘡(帯状疱疹)/疣/風熱瘡/癬/湿瘡/接触性皮膚炎/
風瘙痒/牛皮癬/粉刺
第 7 章 肛門直腸疾病
肛裂
第 8 章 男性泌尿器疾病
子癰/陰茎痰核/男性不育症/慢性前立腺炎/前立腺増生症
第 9 章 周囲血管疾病
血栓性浅静脈炎/臁瘡/脱疽
第 10 章 その他の外科疾病
焼傷/腸癰
※本教科書に登場する主要生薬一覧表
Rによる実践と分析のセオリーを把握
数学の苦手な文化系の学生、実務者向けに、分析スキルの習得および理解を目的としてまとめたデータサイエンス(統計学)の入門書です。計算はRに任せ、数学的な理解よりもまずは実践・実際的な理解を促します。
実際の課題(研究課題)を取り上げ、それを解くためのセオリーおよびデータ分析、結果のまとめ方、最後にまとめ(考え方)と類題といった構成で解説することで、目的(テーマ)に応じた分析の流れを学ぶことができます。
準備
Chapter 0 Rはじめの一歩ーこれだけで使えるR-
第1部
Chapter 1 グラフを描き、記述統計量を出すーRエディタを使うー
Chapter 2 統計分析はじめの一歩ー標準化と統計的仮説検定ー
Chapter 3 同じ人の異なるテストの平均点を比較するーTOEIC のReading とListening はどちらが難しいのかー
Chapter 4 異なる人のテストの平均点を比較するー音楽的能力は音楽経験の有無で異なるかー
Chapter 5 サンプルの小さい外れ値のある二条件(群)を比較するー電話をかける頻度に性差はあるかー
Chapter 5 発展 三条件(群)以上の対応のない順序データを比較するーサッカー選手はポジションによって性格が異なるかー
Chapter 6 二つの変数の関係性を数値化するー音楽的能力と数学の力の相関ー
第2部
Chapter 7 2×2のクロス集計表を分析するーボディランゲージは聞き手の理解を促進するかー
Chapter 8 名義変数の関係性を数量化し理論化を試みるー高校の時に好きだった科目と理系大学での所属学科に関連性はあるかー
Chapter 8 発展 名義変数間の関係性を2次元で表現ー対応分析ー
Chapter 9 テキストマイニングーパートナーに求めるものー
第3部
Chapter 10 同じ人の三つ以上の平均を比べるー理科嫌いは小中高のどこではじまるのかー
Chapter 11 二つの要因の絡みを浮き彫りにするーTOEIC リスニングのスコアはどうすれば上がるのかー
Chapter 12 複数の変数で一つの変数を説明するーキャンパス学食の満足度は何によって決まるかー
Chapter 12 発展 説明変数から二値データを予測するーオンライン授業の印象を分ける要因は何かー
Chapter 13 変数に共通する因子を見つけるー自分の心配や悩みを相手が受け止めてくれたと感じる言葉とはー
Chapter 14 人をグループに分けるー大学入学の動機によって人を分類してみるー
類題の解説・解答
参考図書
別表
世界的な潮流となった#MeToo運動や男性社会への疑義など、性別に伴う差別や不平等への意識が今日、かつて無いほどに高まっている。
他方、「男性特権」への開き直りは論外として、多くの男性は、時には剥き出しの敵意にも直面しながら、己の立ち位置や与し方に戸惑っているのではないか。
自らの男性性や既得権、そして異性との向き合い方に戸惑い、慄くすべての男性に応えつつ、女性や性的マイノリティへ向けても性差を越えた運動の可能性を提示する一冊。
◆目次◆
まえがき
第一章 多数派の男たちは何をどうすればいいのか
第二章 ヘテロ男性とは誰のことか
第三章 『マッドマックス怒りのデス・ロード』を読み解く
第四章 ヘテロ男性は変わりうるか─複合差別時代の男性学
第五章 『ズートピア』を読み解く
第六章 多数派の男たちにとってまっとうさとは何か
第七章 男たちはフェミニズムから何を学ぶのか
第八章 ポストフェミニズムとは何か
第九章 剥奪感と階級─『ジョーカー』を読み解く
第一〇章 複合階級論に向けて─ラディカル・メンズリブのために
あとがき
註
◆著者略歴◆
杉田俊介(すぎた しゅんすけ)
1975年生まれ。批評家。
自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。また20代後半より障害者ヘルパーに従事。
著書に『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)、『ジャパニメーションの成熟と喪失』(大月書店)、『長渕剛論ーー歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)など。
差別問題を考える雑誌『対抗言論』では編集委員を務める。
人気講義「現代の差別を考える(女性学・男性学)」の12人の講師陣による,ジェンダー視点に立った学問・研究へと誘う入門書決定版.「ことば・アートとジェンダー」「家族と性をめぐる変動と挑戦」「ジェンダーから考える制度・構造」「グローバル社会のジェンダー」といった多岐にわたる断面から,基礎的な知識のみならず,その背後にある考え方や歴史,思想を習得するとともに,より深い考察に至ることができるよう構成されている.
男のプライドと嫉妬はどこからくるのか? 男の話を女はどう受け止めればいいのか? 精神科医の著者が男女関係に鋭いメスを入れる。異性の本音はこんなところにあった!? 目から鱗の実用エッセイ。
その神話は いま、解体されるーー。
『クレイマー、クレイマー』などの人気映画にひそむ罠とは?
新進気鋭のアメリカ研究者が「イクメン」の文化的イメージを斬る!!
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日常のいたるところで濫用され、消費されている「イクメン」という表現。本書は、自身も子育て中のアメリカ研究者が「イクメン」という言葉そのものに疑義を抱くところから始まる。
日米の保育史と実情を比較するとともに、『クレイマー、クレイマー』や『幸せのちから』をはじめとした誰もが知る映画、雑誌、小説、ビジネス書など、「イクメン」がテーマの日米(英)作品の文化的イメージを分析。その言説が新自由主義と手を組んで「男性の育児」をあくまでビジネス的な観点から評価し、「女性の育児」と区別している事実に迫る。
2022年10月から改正育児・介護休業法により「産後パパ育休」が施行され、23年4月からは育児休業取得状況の公表が義務化。「イクメン」という言葉の流布から10年以上が経ち、再び注目されるキーワードになった今こそ、その意味を構造的に問いなおす。無批判に「イクメン」文化を受け入れてきた日本社会に対する、強烈なカウンターオピニオン!
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私はつねづね、「イクメン」という言葉に違和感を持っていた。
この言葉に込められた「育児をする男性は格好良い」という軽いニュアンスが、どうにも好きになれなかった。
(中略)私は「男性は育児をしなくてよい」と主張しているわけではない。
そうではなくて、「男性が育児をするだけでは不十分である」というのが本書の提起する論点のひとつである。
母親に比べて父親が育児を担う割合が大幅に少ないという日本の現状に鑑みれば、「イクメン」という言葉にはある種の存在意義があったかもしれない。
けれども、いつまでもその言葉に固執していると、見えなくなるものがあるのではないだろうか? (「はじめに」より)
【目次】
第一章 日本の父親は遅れている? 日英版『FQ』を比較する
第二章 アメリカの保育史
第三章 日本における保育と新自由主義
第四章 フレンチトーストの神話を解体する──『クレイマー、クレイマー』
第五章 見えない父親──『ミセス・ダウト』
第六章 黒人の父親と能力主義──『幸せのちから』
第七章 ビジネススキルとしての育児
第八章 ケアする男性、ケアされる男性
【著者プロフィール】
関口洋平(せきぐち・ようへい)
1980年生まれ。フェリス女学院大学文学部英語英米文学科助教。
東京大学大学院人文社会研究科にて修士号、ハワイ大学マノア校アメリカ研究科にて博士号を取得。東京都立大学人文社会学部英語圏文化論教室助教を経て現職。2018年、アメリカ学会斎藤眞賞受賞。専門はアメリカ研究。特に、アメリカ文化における家族の表象について研究している。本書が初の単著となる。