女体とは、本来いかなる存在であるのか。オーガズムを与える手段・方策など男女間の問題・疑問を解かりやすく論述する。目から鱗モノの一冊。
本書の課題は、著者が鹿児島で6年間実験をした「女性学+男性学」ゼミを紹介することにより、1980年代末以降、わが国において活発化している女性学教育の実践に「ささやかな経験」を付け加えることである。古典的ゼミナール方式による文献講読から、ビデオ学習を取り入れた「女性学+男性学」の総合的な学習への変化・発展の中で、鹿児島における教育実践を紹介している。
科学の詩人・佐治博士とその主治医で男性医学の第一人者・堀江教授が、たがいの人生を語りながら、宇宙と人体の響きあいや現代医学の真実から、自信喪失した男性の新しい生き方など、みんなが元気になるヒントを探る。
男のプライドと嫉妬はどこからくるのか? 男の話を女はどう受け止めればいいのか? 精神科医の著者が男女関係に鋭いメスを入れる。異性の本音はこんなところにあった!? 目から鱗の実用エッセイ。
ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ・リブ、DVやさまざまな暴力への取り組み、ゲイムーブメント、学問領域における展開まで、フェミニズムのインパクトを受けて切り拓かれた、実践的再定義の数々を紹介する。
その神話は いま、解体されるーー。
『クレイマー、クレイマー』などの人気映画にひそむ罠とは?
新進気鋭のアメリカ研究者が「イクメン」の文化的イメージを斬る!!
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日常のいたるところで濫用され、消費されている「イクメン」という表現。本書は、自身も子育て中のアメリカ研究者が「イクメン」という言葉そのものに疑義を抱くところから始まる。
日米の保育史と実情を比較するとともに、『クレイマー、クレイマー』や『幸せのちから』をはじめとした誰もが知る映画、雑誌、小説、ビジネス書など、「イクメン」がテーマの日米(英)作品の文化的イメージを分析。その言説が新自由主義と手を組んで「男性の育児」をあくまでビジネス的な観点から評価し、「女性の育児」と区別している事実に迫る。
2022年10月から改正育児・介護休業法により「産後パパ育休」が施行され、23年4月からは育児休業取得状況の公表が義務化。「イクメン」という言葉の流布から10年以上が経ち、再び注目されるキーワードになった今こそ、その意味を構造的に問いなおす。無批判に「イクメン」文化を受け入れてきた日本社会に対する、強烈なカウンターオピニオン!
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私はつねづね、「イクメン」という言葉に違和感を持っていた。
この言葉に込められた「育児をする男性は格好良い」という軽いニュアンスが、どうにも好きになれなかった。
(中略)私は「男性は育児をしなくてよい」と主張しているわけではない。
そうではなくて、「男性が育児をするだけでは不十分である」というのが本書の提起する論点のひとつである。
母親に比べて父親が育児を担う割合が大幅に少ないという日本の現状に鑑みれば、「イクメン」という言葉にはある種の存在意義があったかもしれない。
けれども、いつまでもその言葉に固執していると、見えなくなるものがあるのではないだろうか? (「はじめに」より)
【目次】
第一章 日本の父親は遅れている? 日英版『FQ』を比較する
第二章 アメリカの保育史
第三章 日本における保育と新自由主義
第四章 フレンチトーストの神話を解体する──『クレイマー、クレイマー』
第五章 見えない父親──『ミセス・ダウト』
第六章 黒人の父親と能力主義──『幸せのちから』
第七章 ビジネススキルとしての育児
第八章 ケアする男性、ケアされる男性
【著者プロフィール】
関口洋平(せきぐち・ようへい)
1980年生まれ。フェリス女学院大学文学部英語英米文学科助教。
東京大学大学院人文社会研究科にて修士号、ハワイ大学マノア校アメリカ研究科にて博士号を取得。東京都立大学人文社会学部英語圏文化論教室助教を経て現職。2018年、アメリカ学会斎藤眞賞受賞。専門はアメリカ研究。特に、アメリカ文化における家族の表象について研究している。本書が初の単著となる。
人気講義「現代の差別を考える(女性学・男性学)」の12人の講師陣による,ジェンダー視点に立った学問・研究へと誘う入門書決定版.「ことば・アートとジェンダー」「家族と性をめぐる変動と挑戦」「ジェンダーから考える制度・構造」「グローバル社会のジェンダー」といった多岐にわたる断面から,基礎的な知識のみならず,その背後にある考え方や歴史,思想を習得するとともに,より深い考察に至ることができるよう構成されている.
なぜ、彼は“普通"なのに、男からも女からもモテるのか──。これは使える! 業界屈指のインフルエンサーが明かす、“人たらし"術。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●国の政策方針である「骨太の方針2023」でリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みへの重点化が明確にされ、2024年度の診療・介護報酬改定では三位一体の取り組みに新しく点数が付与されました。
●リハビリテーションおよび栄養管理、口腔管理はいずれも高齢者や病者、機能障害者において欠かせないパーツであるものの、これまでは各アセスメントとケアが個別に実施されていましたが、それぞれの取り組みをより効果的に実施するためには、リハビリテーション、栄養、口腔の各分野の連携し、ADLや栄養状態、口腔・嚥下状態を多面的に評価し、専門家間での情報共有とケアの連携を行うことがより重要になります。
●本特集では近年注目されている、リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みについて、最新の情報およびエビデンスを踏まえ、この領域の第一人者にご解説いただきます。
【目次】
特集にあたって
なぜリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みなのか
急性期病院、急性期疾患における三位一体の取り組みーエビデンス、実践、課題について
回復期の三位一体の取り組みーエビデンスと実践体制、課題
生活期の三位一体の取り組みー主に高齢者における取り組みのエビデンス、実践、課題
管理栄養士に期待される多職種連携のための知識とスキル
【三位一体の取り組みに必要な知識】
PICSとICU-AW-多職種連携の視点から
GLIM低栄養とGLISサルコペニア
オーラルフレイルと口腔機能障害ー「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を中心に
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(2)
胸部・腹部
●病棟のプロフェッショナルたち
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 一般病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(3)
現場をまたぐReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
インクルーシブフードの開発と今後の展望ーアズキを用いたインクルーシブスイーツ「陣太鼓」
当院でのニュークックチル導入の現状
■連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(2)
高齢者が少量でも無理なくエネルギーが摂取できる高カロリー密度食の開発
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(3)
体液分画について学ぶー細胞内液と細胞外液を詳しく知って、体液管理に役立てよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(4)
輸液の内容、特徴も理解しておけば、本当に信頼される管理栄養士になれる!
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(9)
食物繊維と循環器疾患
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(29)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(2)-リポタンパクLp(a)と紅麹サプリ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
クリ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 あんかけ卵とじうどん(減塩食)/医療法人愛心会 東宝塚さとう病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●令和4年国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%、女性9.1%であり年齢が高いほど糖尿病有病者の割合が高くなることから、今後、糖尿病有病者は高いレベルで維持されることが予想されます。一方で、治療や支援の進歩を背景に糖尿病有病者の平均死亡時年齢は延伸しています。
●また、糖尿病有病者の主要死因において血管障害の比率は一貫して低下していることから、糖尿病有病者において糖尿病に併存する疾患の治療の重要性が高まっていることがうかがわれます。
●本特集では、はじめに「糖尿病診療ガイドライン2024」における食事療法のポイントや、糖尿病有病者にとくに多い併存疾患である心不全、糖尿病関連腎臓病、がん、肥満症などに焦点を当て、糖尿病に併存するときの治療と栄養支援のポイントについてご解説いただきます。そのほか、行動科学・社会医学的視点を踏まえた支援やケアのポイントと、低栄養を合併する糖尿病や予防のための時間栄養学の視点、能登震災における栄養支援についてご解説いただきます。
【目次】
「糖尿病診療ガイドライン2024」食事療法のツボ
【頻度の多い併存疾患】
心不全と糖尿病
糖尿病性腎症における最新の動向と治療戦略
悪性腫瘍・がんと糖尿病
肥満症と糖尿病ー肥満を合併した糖尿病患者の治療を含めて
糖尿病と精神疾患のある人の支援
【糖尿病栄養支援の最新トピック】
低栄養と糖尿病
糖尿病予防のための時間栄養学
能登半島地震における石川県栄養士会・日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)の栄養支援
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(4)〈最終回〉
咽頭と嚥下
●学会レポート
国際肥満学会 ICO2024 in Brazil報告記
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(4)〈最終回〉
調理の段階におけるReuseの視点からの食品ロス削減
●スポット
2型糖尿病患者のコンビニエンスストア利用状況
10代の女性アスリートの月経回復に対する早期介入の有用性
●ズームアップ
超実践的な栄養サポートと食材の“栄養価×コスト×喫食率”の追求
●著者に聞く
『ダイアローグ〈対話〉のはじめかたー医療・福祉にかかわる人のための対話哲学レッスン』
連載
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(5)
日常的な水分補給について指導できるようにー飲水学の知識をフル活用して、管理栄養士であるからこそできる指導を
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(6)
栄養輸液をもっと深く理解するために窒素、アミノ酸について勉強しよう
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(11)
食物繊維素材の特徴と活用法
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(30)〈隔月連載〉〈最終回〉
サプリの逆襲(3)-もう一つのACS……鉄とMg
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ゆず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 キーマカレーと離水しない粥/医療法人社団静実会 ないとうクリニック複合サービスセンター
●報告
集中治療領域における便秘のフローチャート作成前後での排便状況比較
関東豪学連を相手にした死闘、『驚邏大四凶殺』は、ほんのプロローグに過ぎなかった! 桃たち一号生は新たな仲間、飛燕、雷電、月光とともに三号生を相手にした戦い、『大威シンパーレン制覇』に挑む…!!
マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。
世界的な潮流となった#MeToo運動や男性社会への疑義など、性別に伴う差別や不平等への意識が今日、かつて無いほどに高まっている。
他方、「男性特権」への開き直りは論外として、多くの男性は、時には剥き出しの敵意にも直面しながら、己の立ち位置や与し方に戸惑っているのではないか。
自らの男性性や既得権、そして異性との向き合い方に戸惑い、慄くすべての男性に応えつつ、女性や性的マイノリティへ向けても性差を越えた運動の可能性を提示する一冊。
◆目次◆
まえがき
第一章 多数派の男たちは何をどうすればいいのか
第二章 ヘテロ男性とは誰のことか
第三章 『マッドマックス怒りのデス・ロード』を読み解く
第四章 ヘテロ男性は変わりうるか─複合差別時代の男性学
第五章 『ズートピア』を読み解く
第六章 多数派の男たちにとってまっとうさとは何か
第七章 男たちはフェミニズムから何を学ぶのか
第八章 ポストフェミニズムとは何か
第九章 剥奪感と階級─『ジョーカー』を読み解く
第一〇章 複合階級論に向けて─ラディカル・メンズリブのために
あとがき
註
◆著者略歴◆
杉田俊介(すぎた しゅんすけ)
1975年生まれ。批評家。
自らのフリーター経験をもとに『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)を刊行するなど、ロスジェネ論壇に関わった。また20代後半より障害者ヘルパーに従事。
著書に『非モテの品格 男にとって「弱さ」とは何か』(集英社新書)、『ジャパニメーションの成熟と喪失』(大月書店)、『長渕剛論ーー歌え、歌い殺される明日まで』(毎日新聞出版)など。
差別問題を考える雑誌『対抗言論』では編集委員を務める。
この世に男と女がいる限り、恋だの愛だの修羅場だのは永久に避けられないもの。そして、わが国ニッポンにおいては、なんだか独自の男女生態系がハッテン中。
愛しているのに腹立たしいとはこれいかに? 女は本能で体感できることが男は10回生まれ変わっても理解できないのはこれいかに? 時代が流れようと事件が起きようと、進化してるのか退化してるのかどうかも曖昧な現代男女の実態を気鋭の書き手が分析。
もはや「涼美節」ともいうべき、独特の視点と描写と文体が浮き彫りにする男と女の最新エンサイクロペディア。
【目次より抜粋】
1分類●恋愛類天敵目シュラバ科
処女信仰男~20歳の責任とるなら30代の責任とってほしい話
聞かない女~男への平和的質問の手法なんてある? の話
メンヘラ製造男~すこーし愛してながーく愛してはキツイ話
前向きな女〜下手な魔法は使わない方がいい話 ほか
2分類●セクシャル類ニッポン目依存科
自称「卒業した」男~おじさんのマウンティングが見苦しい話
夢と現実の高低差女~性格が良いと身体を売る話
ニッポンの不倫男~罪悪感がないにもほどがある権利主張の話
パパ活培養女~不倫と売春で勘違いブスができるまでの話 ほか
3分類●意識高い類ポリシー目共食い科
思春期積み残し男~今更覚えたてのタバコをふかされてもな話
あえての根性論男〜「漢だねぇ〜」と言われたら落ち込んでほしい話
フェミニーナな女~自己主張も自己犠牲もなく来ちゃったよね、って話
俺ぁこんな村嫌だ女 ~イタさを恐れない田舎モンは強いという話 ほか
4分類●無敵類ハッテン目ガラパゴス科
元「めちゃモテ」女~ぷっくり唇がここに来て大火傷を負ってる話
代理店系メンタリティ男~独特のカタカナが名刺を彩ってる話
長文の女~メンヘラの強靭なメンタルの話
堀江ワナビー男~いいからお前は会議に出ろの話 ほか
【プロフィール】
鈴木涼美(すずき・すずみ)●1983年東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒業、東京大学大学院学際情報学府修士課程修了。大学在学中からキャバクラ嬢などを経験。大学院卒業後は日本経済新聞社に入社し、都庁記者クラブや総務省記者クラブなどで5年半勤務後、退社し、著述家に。大学院での修士論文が2012年に『「AV女優」の社会学 なぜ彼女たちは饒舌に自らを語るのか』として書籍化。他、著書は『愛と子宮に花束を ~夜のオネエサンの母娘論~』『おじさんメモリアル』『オンナの値段』『女がそんなことで喜ぶと思うなよ 愚男愚女愛憎世間今昔絵巻』など。
古代ギリシアにのみ見られる神話から哲学への発展ーギリシアにおいてなぜ初めて哲学は誕生し得たのか。神話世界に位置を占める女性性の重要性に着目したC・G・ユングの視点を発展的にとらえ、男性性と女性性の統合を通してこそ真の自己を知ることができるという確信から、西洋における倫理と信仰の伝統の出発点を探り、東洋の伝統との共通点と相違点を見事に抉り出した、「歴史心理学」ともいうべき新しい取組みが生み出した注目すべき成果がここにある。
ちゃんみながAERAの表紙に登場「自信は憎しみを愛に変える」
AERA3月10日号の表紙には、時代の代弁者であり、ガールズグループオーディション「No No Girls」のプロデューサーとして社会現象を巻き起こした、ちゃんみなさんが登場します。人生哲学がたっぷり詰まったロングインタビュー、必見です。3月8日の国際女性デーにちなみ、巻頭特集は「変わる。女性も男性も」。女性をとりまく課題や働く女性たちの本音、そして社会がどう変わってきたのか、幅広いテーマの記事で迫ります。非常に悲しい現実ですが、子どもの自殺が増えています。特に女子の増加が顕著です。背景になにがあるのか考えます。俳優でありBE:FIRSTのメンバーとしても活躍する三山凌輝さんの短期集中連載「Keep it real」は最終回。未来をテーマに語っています。大好評連載「百田夏菜子 この道をゆけば」は、新たなゲストに元卓球日本代表の石川佳純さんを迎えます。同世代対談は会話がはずみまくり。他にも様々な企画が詰まった、盛りだくさんの一冊です。
●表紙+インタビュー:ちゃんみな
プロデューサーを務めたガールズオーディション「No No Girls」は大反響を呼び、そのなかでちゃんみなさんが発した熱く温かい言葉に、多くの人が心を奪われました。今回のAERAのインタビューの中にも「自信は憎しみを愛に変える」「自分も含めて頑張っている人は報われるべき」「生きていたら当たり前に突き刺さってくるNOに打ち勝つ力を自分で身につけなければ」など、心に深く刻まれる言葉がたくさんあります。表紙とグラビアの撮影はもちろん、蜷川実花。迫力と美しさが両立した、メッセージ性の強いビジュアルは、二人の思いが融合して生まれました。ちゃんみなさんの唯一無二のその存在を、写真と言葉で体感してください。
●巻頭特集:変わる。女性も男性も
働く女性が出産後もキャリアを重ねられるよう、職場の両立支援施策などが拡充され、管理職につく女性も増えてきました。ただ、それでもキャリアを諦めざるを得ない女性はいます。その原因は、家庭内にあります。「夫」格差が、女性のキャリアの差につながっているーー。巻頭企画では、そんな“家庭内ダイバーシティー”について考えます。特集では、様々な切り口で女性をめぐる課題を掘り下げます。選択的夫婦別姓は、いま4度目の大きな「波」のなかにあり、今度こそ実現するか政治の動きに注目が集まります。出産をめぐる生殖医療の進展は歓迎の声がある一方、「産むかどうか葛藤を長引かせる」という面もあります。これらを巡る女性たちの複雑な思いにも迫りました。ほかにも、AERA Womanスペシャルサポーターの座談会、AERAの記事でふり返る「女性」の変化など、多角的に取り上げます。
●子どもの自殺が増加 特に顕著な女子
小中高生の昨年の自殺者数が過去最多になりました。1日に1.5人の子どもが死を選んでいることになります。昨年の自殺者全体は過去2番目の少なさだったのに、子どもは過去最高。その背景にはどんな問題があるのでしょうか。さらに顕著なのが、女子が増え続けていることです。今回の調査ではじめて男子を上回りました。親子関係、いじめ、受験競争の激化など、何が影響しているのか、専門家などと考えます。
●三山凌輝「未来」を語る
俳優としてもアーティストとしても世界を目指し活躍する三山凌輝さんの短期集中連載「Keep it real」は最終回となりました。今回のテーマは「未来」。未来に向けどんな思いがあるのか、三山さんの思いが語られます。蜷川実花が撮り下ろした写真とともに届けるエクスクルーシブな内容を、最後までお楽しみください。
●百田夏菜子×石川佳純
ももクロのリーダー・百田夏菜子さんがゲストとトークを繰り広げる対談連載「この道をゆけば」は、日本の卓球界を牽引してきた石川佳純さんを新たなゲストに迎えます。2023年5月に現役を引退するまで長きにわたり、日本のエースとして活躍してきた石川さん。その生活はどんなものだったのでしょうか。同世代の二人が意気投合しながら送る対談です。ステキな撮り下ろし写真と一緒にご覧ください。
ほかにも、
・9割高 強まる米騒動 背景に農水省の失策
・本屋が導く出版構造改革 今村翔吾×紀伊國屋書店会長・高井昌史
・【新NISA】金ファンド人気 2.7倍売れた
・「謎マナー」なぜできる?
・相葉雅紀×浅利陽介 幸せを嚙みしめて
・向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン
・田内 学 経済のミカタ
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・2050年のメディア 下山 進 “メディアの守護神”かく語りき
・現代の肖像 SHUN SUDO・アーティスト
などの記事を掲載しています。
社会的・文化的に構成された性=ジェンダーの視点から、普段気にもとめていなかった自分たちの性とそのあり方を問い直していきます。ジェンダー論の意味と女と男をめぐる日本の現状を、平易な文体で身近な問題から説き明かしました。