ジェンダー化された存在としての男性とその男性性が、当事者によって、さらに多様に再検討されている。解放運動としての自己省察=メンズ・リブ、DVやさまざまな暴力への取り組み、ゲイムーブメント、学問領域における展開まで、フェミニズムのインパクトを受けて切り拓かれた、実践的再定義の数々を紹介する。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●令和4年国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%、女性9.1%であり年齢が高いほど糖尿病有病者の割合が高くなることから、今後、糖尿病有病者は高いレベルで維持されることが予想されます。一方で、治療や支援の進歩を背景に糖尿病有病者の平均死亡時年齢は延伸しています。
●また、糖尿病有病者の主要死因において血管障害の比率は一貫して低下していることから、糖尿病有病者において糖尿病に併存する疾患の治療の重要性が高まっていることがうかがわれます。
●本特集では、はじめに「糖尿病診療ガイドライン2024」における食事療法のポイントや、糖尿病有病者にとくに多い併存疾患である心不全、糖尿病関連腎臓病、がん、肥満症などに焦点を当て、糖尿病に併存するときの治療と栄養支援のポイントについてご解説いただきます。そのほか、行動科学・社会医学的視点を踏まえた支援やケアのポイントと、低栄養を合併する糖尿病や予防のための時間栄養学の視点、能登震災における栄養支援についてご解説いただきます。
【目次】
「糖尿病診療ガイドライン2024」食事療法のツボ
【頻度の多い併存疾患】
心不全と糖尿病
糖尿病性腎症における最新の動向と治療戦略
悪性腫瘍・がんと糖尿病
肥満症と糖尿病ー肥満を合併した糖尿病患者の治療を含めて
糖尿病と精神疾患のある人の支援
【糖尿病栄養支援の最新トピック】
低栄養と糖尿病
糖尿病予防のための時間栄養学
能登半島地震における石川県栄養士会・日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)の栄養支援
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(4)〈最終回〉
咽頭と嚥下
●学会レポート
国際肥満学会 ICO2024 in Brazil報告記
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(4)〈最終回〉
調理の段階におけるReuseの視点からの食品ロス削減
●スポット
2型糖尿病患者のコンビニエンスストア利用状況
10代の女性アスリートの月経回復に対する早期介入の有用性
●ズームアップ
超実践的な栄養サポートと食材の“栄養価×コスト×喫食率”の追求
●著者に聞く
『ダイアローグ〈対話〉のはじめかたー医療・福祉にかかわる人のための対話哲学レッスン』
連載
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(5)
日常的な水分補給について指導できるようにー飲水学の知識をフル活用して、管理栄養士であるからこそできる指導を
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(6)
栄養輸液をもっと深く理解するために窒素、アミノ酸について勉強しよう
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(11)
食物繊維素材の特徴と活用法
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(30)〈隔月連載〉〈最終回〉
サプリの逆襲(3)-もう一つのACS……鉄とMg
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ゆず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 キーマカレーと離水しない粥/医療法人社団静実会 ないとうクリニック複合サービスセンター
●報告
集中治療領域における便秘のフローチャート作成前後での排便状況比較
・体外受精などの生殖医療で生まれる子の割合は9人に1人に達している。しかし、高年齢者の成績は1%程度と、必ずしも効率的とはいえない生殖医療が実施されている。
・そのような現状にあって妊孕性温存療法は、若年がん患者を対象にした実施において大きな成果をあげている。また、社会的卵子凍結に対する企業や自治体からの助成も開始されている。
・少子化は時代の流れではあるが、子を持ちたいという人の心は永遠である。本特集では、妊孕性温存療法を少子化時代における大事な処方箋と位置づけ、生殖医療の現場から最新の知見と実践を紹介する。
■少子化時代の妊孕性温存療法
・はじめに
・『小児・AYA世代がん患者等の妊孕性温存に関する診療ガイドライン2024年12月改訂 第2版』の解説
〔key word〕小児・AYA(思春期・若年成人)世代がん、妊孕性温存、ガイドライン、がん・生殖医療(Oncofertility)
・男性がん患者における妊孕性温存療法
〔key word〕抗がん剤、無精子症、精子凍結、精巣内精子採取
・医学的卵子凍結・胚凍結
〔key word〕卵子凍結、胚凍結、妊孕性温存、がん・生殖医療
・卵巣組織凍結
〔key word〕卵巣組織凍結(OTC)、緩慢凍結、搬送、移植、集約化
・薬物療法による卵巣機能温存ーーGnRHアゴニストとその他の薬剤の知見
〔key word〕卵巣機能保護、GnRH(性腺刺激ホルモン放出ホルモン)アゴニスト、乳がん、抗ミュラー管ホルモン(AMH)、accelerated activation
・社会的(リプロダクティブ)卵子凍結
〔key word〕社会的卵子凍結、卵子の老化、体外受精
・良性疾患に対する妊孕性温存
〔key word〕妊孕性温存、自己免疫疾患、遺伝的疾患、良性卵巣腫瘍、子宮内膜症
・不妊診療におけるPRP治療ーーPRP子宮腔内投与/卵巣投与
〔key word〕PRP(多血小板血漿)、子宮内膜菲薄、反復不成功・着床不全、卵巣機能低下
●TOPICS 癌・腫瘍学
・胃がん腹膜播種を促進する中皮細胞
●TOPICS 神経精神医学
・摂食障害におけるケトン体の役割
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(最終回)(31)
・皮膚バリア機能とアシルセラミド代謝ーー表皮バリア脂質の代謝異常を免疫システムは認識するか?
〔key word〕皮膚バリア、脂質代謝、アシルセラミド、角層細胞間脂質、角化細胞脂質エンベロープ(CLE)
●連載 細胞を用いた再生医療の現状と今後の展望ーー臨床への展開(17)
・尿素サイクル異常症に対する胚性幹細胞製品の臨床試験
〔key word〕多能性幹細胞、肝細胞移植、先天性代謝異常症、新生児、高アンモニア血症
●連載 ケースから学ぶ臨床倫理推論(8)
・リスクの高い治療の要求
〔key word〕無益性、無危害原則、善行原則、手続的正義
●連載 司法精神医学への招待ーー精神医学と法律の接点(3)
・精神鑑定の基礎知識
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
人気講義「現代の差別を考える(女性学・男性学)」の12人の講師陣による,ジェンダー視点に立った学問・研究へと誘う入門書決定版.「ことば・アートとジェンダー」「家族と性をめぐる変動と挑戦」「ジェンダーから考える制度・構造」「グローバル社会のジェンダー」といった多岐にわたる断面から,基礎的な知識のみならず,その背後にある考え方や歴史,思想を習得するとともに,より深い考察に至ることができるよう構成されている.
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●低栄養の存在は入院、地域を問わず健康障害に直結するのみならず、治療を阻害し、入院期間の延長、医療費の高騰、生命予後の悪化につながります。対象者に適切な栄養管理を行うためには栄養状態の評価が必須であり、栄養スクリーニングと、栄養アセスメントを行い、その後のゴール設定、具体的な介入内容の決定、モニタリングといった栄養ケアプロセスにつなげていくことが求められます。
●令和6年度診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟入院料1において、世界各国の栄養の専門家のコンセンサスにより作成されたGLIM基準を用いた入退院時の低栄養診断が必須となるなど、栄養評価法を統一化する動きが加速しており、今後、GLIM基準の正しと理解と活用は病院管理栄養士にとって必須のスキルになることが予測されます。
●本特集では、これからの低栄養診断における共通言語となるGLIM基準に焦点を当て、本領域のトップランナーの先生方にご解説をいただきます。明日からの適切な栄養管理に向けた一助となりますと幸いです。
【目次】
低栄養診断におけるスクリーニングとアセスメント
栄養不良(低栄養)の共通言語GLIM基準ー策定の経緯、基準の概要、適用の注意点
病因:摂食量減少と消化吸収不良の原因と対応
病因:疾病負荷/炎症基準を理解する
表現型:筋肉量減少のとらえ方
回復期リハビリテーション病棟におけるGLIM基準の活用と栄養管理の実際
低栄養とリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の連携
●巻頭カラー
胃瘻からのミキサー食注入の実践
●病棟のプロフェッショナルたち
社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 整形外科病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(2)
調理現場におけるReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
大量調理の調理特性と食品成分表の調理後栄養成分値の検討
若年発症成人型糖尿病(MODY)について、管理栄養士が知っておきたい基礎知識
●ズームアップ
入院高齢者の安静時エネルギー消費量の予測式
連載
【新連載】谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(1)
栄養管理のさらなる質向上をめざして、体液管理を充実させよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(2)
血液検査結果を解釈するために、最低限の数値は記憶しておくのが「できる管理栄養士」
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(7)
腸管バリアシステム
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(28)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(1)-グルコサミンガイドライン合戦
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
トウガラシ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 焼きおにぎり茶漬け
医療法人徳洲会 武蔵野徳洲会病院
・本誌では約20年ぶりとなる内分泌代謝疾患の大特集号。2026年の日本内分泌学会創立100周年を前に、内分泌学の歴史を振り返り、未来を展望する。
・古典的な内分泌代謝疾患から、ホルモン測定技術やゲノム研究、病理学の進歩により発見された疾患、免疫チェックポイント阻害薬、新しい治療法が生み出す病態まで、内分泌代謝領域の鍵となる疾患や病態を網羅。
・最前線の研究者らが、論文や教科書では得られない歴史的知見と最新情報、今後の課題を提示する。本特集が専門家から初学者まで幅広く刺激を与え、内分泌学の次なる100年への道しるべとなることを期待したい。
■内分泌疾患の温故知新ーー日本内分泌学会創設100周年を目前にして
・はじめに
●視床下部・下垂体
・クッシング病ーー診断と治療の現状と今後の展望
〔key word〕クッシング病、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)、グルココルチコイド、TSH ratio
・成人成長ホルモン分泌不全症と先端巨大症
〔key word〕成長ホルモン(GH)、成人成長ホルモン分泌不全症(AGHD)、先端巨大症、巨人症
・下垂体TSH産生腫瘍のこれまでとこれから
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン(TSH)、下垂体TSH産生腫瘍、甲状腺ホルモン不応症(RTH)、甲状腺ホルモン
・腫瘍随伴自己免疫性下垂体炎ーー疾患概念の発展と今後の展望
〔key word〕腫瘍随伴症候群、抗PIT-1下垂体炎、副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)単独欠損症、免疫チェックポイント阻害薬(ICI)関連下垂体炎
・下垂体腺腫/下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)の病理診断、今昔
〔key word〕下垂体腺腫(pituitary adenoma)、下垂体神経内分泌腫瘍(PitNET)、病理診断
・GH治療の歴史と展開
〔key word〕成長ホルモン(GH)治療、適応症、下垂体機能低下症、移行期医療
・バソプレシン分泌異常症ーー中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群
〔key word〕バソプレシン(AVP)、中枢性尿崩症、抗利尿ホルモン不適切分泌症候群(SIADH)
・先天性腎性尿崩症の新しい治療戦略
〔key word〕先天性腎性尿崩症、バソプレシン、アクアポリン2(AQP2)水チャネル、プロテインキナーゼA(PKA)、Aキナーゼアンカータンパク(AKAP)
●甲状腺
・バセドウ病の成因・診断・治療
〔key word〕甲状腺刺激ホルモン受容体(TSHR)、ヒト白血球抗原(HLA)、抗甲状腺薬(ATD)、抗原特異的新規治療法
・甲状腺眼症の現状と展望
〔key word〕甲状腺眼症、ステロイドパルス療法、インスリン様成長因子1(IGF-1)受容体阻害薬、甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体阻害薬
・慢性甲状腺炎と潜在性甲状腺機能低下症ーー妊娠関連含む
〔key word〕慢性甲状腺炎、甲状腺機能低下症、潜在性甲状腺機能低下症(SCH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、甲状腺自己抗体
・先天性甲状腺機能障害と遺伝子異常
〔key word〕先天性甲状腺機能低下症(CH)、甲状腺腫性CH、非甲状腺腫性CH、先天性甲状腺刺激ホルモン(TSH)単独欠損症、非自己免疫性甲状腺機能亢進症
・薬剤性甲状腺機能障害
〔key word〕甲状腺機能障害、甲状腺中毒症、甲状腺機能低下症、薬剤性
・ゲノムからみた甲状腺癌と分子標的薬
〔key word〕甲状腺癌、ゲノム、ドライバー遺伝子変異、分子標的薬、癌ゲノム医療
●副甲状腺とカルシウムミネラル代謝
・原発性副甲状腺機能亢進症を考える
〔key word〕原発性副甲状腺機能亢進症(PHPT)、無症候性、家族性低Ca尿性高Ca血症(FHH)
・副甲状腺機能低下症、偽性副甲状腺機能低下症と類縁疾患
〔key word〕副甲状腺機能低下症、常染色体顕性低カルシウム血症(ADH)、偽性副甲状腺機能低下症(PHP)、類縁疾患、先端異骨症
・FGF23関連低リン血症性くる病・骨軟化症とリン感知機構
〔key word〕線維芽細胞増殖因子23(FGF23)、リン、くる病・骨軟化症、FGF受容体1(FGFR1)
・内分泌・代謝疾患としての骨粗鬆症
〔key word〕骨粗鬆症、超高齢社会、グルココルチコイド、骨粗鬆症リエゾンサービス
・骨系統疾患と新規治療
〔key word〕軟骨無形成症、低ホスファターゼ症(HPP)、骨形成不全症、薬剤開発
・ビタミンDと全身疾患
〔key word〕ビタミンD、ビタミンD欠乏・不足
●副腎
・原発性アルドステロン症の温故知新
〔key word〕副腎皮質ホルモン、アルドステロン、ミネラルコルチコイド、原発性アルドステロン症(PA)
・アルドステロン産生病変の病理学
〔key word〕原発性アルドステロン症(PA)、アルドステロン合成酵素(CYP11B2)、免疫組織化学染色
・コルチゾール産生副腎腫瘍の遺伝子異常
〔key word〕クッシング症候群、遺伝子変異、ステロイド合成阻害薬
・褐色細胞腫・パラガングリオーマ
〔key word〕血中遊離メタネフリン分画、カテコールアミン合成酵素阻害薬、131I-MIBG内照射療法、クラスター分類
・単一遺伝子疾患としての原発性副腎不全
〔key word〕副腎不全、小児、メンデル遺伝病、単一遺伝子疾患
・原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)と遺伝子異常
〔key word〕原発性両側大結節性副腎皮質過形成(PBMAH)、ARMC5、KDM1A
●糖尿病・脂質代謝
・1型糖尿病ーー劇症、急性発症、緩徐進行(3つのサブタイプ)
〔key word〕1型糖尿病、劇症、急性発症、緩徐進行
・肥満、2型糖尿病とアディポネクチン/アディポネクチン受容体シグナル
〔key word〕糖尿病、肥満、アディポネクチン、アディポネクチン受容体(AdipoR)、健康長寿
・糖代謝異常合併妊娠
〔key word〕妊娠糖尿病(GDM)、糖尿病合併妊娠、周産期合併症、プレコンセプションケア、DOHaD
・尿酸代謝異常症と内分泌疾患
〔key word〕尿酸代謝異常症、内分泌疾患、尿酸トランスポーター、プリン分解、尿酸降下薬
・脂質異常症の未来予想図
〔key word〕高脂血症、低脂血症、動脈硬化、脂質難病、個別化医療
●性腺
・性分化疾患の考え方ーーUpdate
〔key word〕性分化疾患(DSD)、アンドロゲン、セックス、ジェンダー、性的マイノリティ、社会的性決定
・多嚢胞性卵巣症候群
〔key word〕病態、家族集積性、環境因子、診断基準、生涯管理
・男性性腺機能低下症の診断と治療ーー小児から加齢男性性腺機能低下症まで
〔key word〕性腺機能低下症、低テストステロン、男性不妊、加齢男性性腺機能低下症(LOH症候群)
●内分泌疾患と診療科連携
・遺伝性腫瘍症候群としての内分泌腫瘍
〔key word〕多発性内分泌腫瘍症(MEN)、遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ(hPPGL)、遺伝学的検査、ゲノム医療
・免疫チェックポイント阻害薬による内分泌代謝障害
〔key word〕免疫関連有害事象(irAE)、PD-1、CTLA-4、下垂体、甲状腺
・内分泌代謝領域におけるDOHaD学説
〔key word〕Dutch Famine(オランダ飢餓)、Barker仮説、DOHaD学説、エピジェネティクス
・内分泌疾患の移行期医療ーー小児科医師と成人診療科医師に必要な視点
〔key word〕移行期医療、内分泌疾患、患者教育、自立支援
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●厚生労働省は健康日本21(第三次)における身体活動・運動分野の取り組みを推進するため、「健康づくりのための身体活動基準2013」を改訂して「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」を公表しました。このガイドは、健康づくりにかかわる専門家、政策立案者、職場管理者、健康・医療・介護分野における身体活動を支援する関係者を対象者に、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨事項や参考情報をまとめたものです。
●栄養・食生活の分野には「日本人の食事摂取基準」があり、これには数種類の指標が存在しますが、「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」では定量的な推奨値と全体の方向性を示す定性的な推奨事項の2種類のみであり、食事摂取基準とは異なる特徴をもっています。
●今回の特集を通じて、健康づくりのための身体活動や運動に関する推奨値や推奨事項に対する理解を深め、栄養・食生活の指導に活用するだけでなく、ご自身の健康づくりにも役立てていただきたいです。
【目次】
特集にあたって
身体活動・運動ガイドの歴史と変遷
健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023の概要
【推奨事項のポイント】
「成人版」の概要とポイント
「こども版」の概要とポイント
「高齢者版」の概要とポイント
【参考情報を読み解く】
慢性疾患を有する人の身体活動のポイント
座位行動の概念と考え方
筋力トレーニングについて
身体活動による疾患等の発症予防・改善のメカニズム
●タボロミクス研究の栄養・食品分野への展開と栄養学研究の未来〈前編〉
栄養メタボロミクスと臨床栄養
●病棟のプロフェッショナルたち
市立東大阪医療センター 腎臓内科・糖尿病内科・口腔外科病棟
新連載
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(1)
はじめに
●座談会
「行動栄養学」への招待
●スポット
市民主体型フレイルチェックの実践と要支援・要介護新規認定の予測
研究者が強調したいサプリメント利用のポイントー運動現場を例にして
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(5)
食物繊維と肥満
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(11)
全身持久力の新たな基準値ー「身体活動・運動ガイド2023」の活用のために
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(20)
前交通動脈瘤破裂によるくも膜下出血後、経鼻胃管栄養法での栄養支援から完全経口摂取へ移行できた症例ー在宅・住宅型有料老人施設での支援
●Medical Nutritionist養成講座77〈最終回〉
カテーテル関連血流感染症:CRBSIへの対応
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(27)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(3)-RFS今昔物語
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
メロン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 麻婆茄子
和泉市立総合医療センター
●国家試験
第38回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●国の政策方針である「骨太の方針2023」でリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みへの重点化が明確にされ、2024年度の診療・介護報酬改定では三位一体の取り組みに新しく点数が付与されました。
●リハビリテーションおよび栄養管理、口腔管理はいずれも高齢者や病者、機能障害者において欠かせないパーツであるものの、これまでは各アセスメントとケアが個別に実施されていましたが、それぞれの取り組みをより効果的に実施するためには、リハビリテーション、栄養、口腔の各分野の連携し、ADLや栄養状態、口腔・嚥下状態を多面的に評価し、専門家間での情報共有とケアの連携を行うことがより重要になります。
●本特集では近年注目されている、リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みについて、最新の情報およびエビデンスを踏まえ、この領域の第一人者にご解説いただきます。
【目次】
特集にあたって
なぜリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みなのか
急性期病院、急性期疾患における三位一体の取り組みーエビデンス、実践、課題について
回復期の三位一体の取り組みーエビデンスと実践体制、課題
生活期の三位一体の取り組みー主に高齢者における取り組みのエビデンス、実践、課題
管理栄養士に期待される多職種連携のための知識とスキル
【三位一体の取り組みに必要な知識】
PICSとICU-AW-多職種連携の視点から
GLIM低栄養とGLISサルコペニア
オーラルフレイルと口腔機能障害ー「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を中心に
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(2)
胸部・腹部
●病棟のプロフェッショナルたち
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 一般病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(3)
現場をまたぐReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
インクルーシブフードの開発と今後の展望ーアズキを用いたインクルーシブスイーツ「陣太鼓」
当院でのニュークックチル導入の現状
■連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(2)
高齢者が少量でも無理なくエネルギーが摂取できる高カロリー密度食の開発
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(3)
体液分画について学ぶー細胞内液と細胞外液を詳しく知って、体液管理に役立てよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(4)
輸液の内容、特徴も理解しておけば、本当に信頼される管理栄養士になれる!
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(9)
食物繊維と循環器疾患
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(29)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(2)-リポタンパクLp(a)と紅麹サプリ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
クリ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 あんかけ卵とじうどん(減塩食)/医療法人愛心会 東宝塚さとう病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●フレイルは、2014年に日本老年医学会から提唱された概念です。加齢や慢性疾患、老年症候群が積み重なることにより脆弱となり、ストレスや疾患により要介護や死亡などに陥りやすい状態である一方、適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像とされます。
●フレイルの要素は、身体的フレイル、精神・心理的フレイル、社会的フレイルが広く知られていますが、オーラルフレイル、ウロフレイル、アイフレイル、スキンフレイルといった概念も近年、提唱されています。フレイルをきたしやすい疾患や老年症候群が個人に同時に複数存在し、互いに悪影響を及ぼし、要介護や死亡のリスクの増加させていることが明らかになってきています。
●本特集では、このように近年広がりをみせているフレイルの多面性に着目し、老年期に起こりやすいさまざまな機能の低下や症状からフレイルをとらえるアプローチについて、各領域の専門家よりご解説をいただきます。
【目次】
【概論】フレイルのUPDATE─診断・評価を中心に
嗅覚・味覚低下とフレイル
食生活によるフレイル対策とオーラルフレイルの関連
アイフレイル─視機能のフレイル
聴覚のフレイル
ガットフレイル─消化管のフレイル
ウロフレイル─泌尿器のフレイル
スキンフレイル─皮膚のフレイル
●巻頭カラー
給食用食器のいろは
●病棟のプロフェッショナルたち
医療法人仁誠会 奈良セントラル病院 回復期リハ病棟
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
植物がもつさまざまな機能の有効利用をめざし、分子レベルから栽培まで/甲子園大学大学院 栄養学研究科 食品栄養学専攻 食品学領域 食資源利用学部門 松岡研究室
●スポット
日本人の就労者が摂取する昼食の栄養学的特徴
食事・栄養指導におけるDietary Variety Score(DVS)の活用方法
●ズームアップ
ヒトの水必要量に関するエビデンスの最新動向と今後の展望
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(3)
食物繊維に関する疫学研究
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(9)
腹八分目の効用ーアカゲザルの30年にわたる長期エネルギー制限の結果
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(18)
食欲不振から胃瘻を造設後、1年を経過している特養の新規入居者に対し、多職種での介入が経口移行に対し奏効した一例
●Medical Nutritionist養成講座(75)
カテーテル関連血流感染予防対策ー輸液の無菌的管理について
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(26)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(2)-窒素出納と侵襲
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
フキ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 手づくり和風ハンバーグ/京都市立病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国では世界的にも突出した速度で高齢者人口が増加しており、摂食嚥下障害にフレイル、サルコペニア、低栄養などを合併していることが少なくありません。これらの病態は密接に関連しており、予防・治療を行って不良な転帰を防ぐためには、摂食嚥下障害患者の栄養状態を適切に評価して栄養管理を行う必要があります。
●本領域へ管理栄養士が高い専門性をもって参画することが期待されていますが、支援にはさまざまな職種によるチームでのアプローチが必要であり、また、急性期から回復期、在宅や施設におけるケアまで、施設間の連携を進める仕組みづくりも求められています。
●本特集では、「摂食嚥下障害のフロンティアー管理栄養士が知っておきたい最新情報」と題して、フレイル、サルコペニア、低栄養との関連や、栄養管理や評価・訓練における最新情報をはじめ、他職種や他施設との連携のあり方、嚥下機能やQOLを改善させる最新の嚥下調整食の活用など、各領域のエキスパートの執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
高齢者における摂食嚥下障害とフレイル・低栄養状態・サルコペニアの関連性
摂食嚥下障害患者の栄養管理─評価から介入まで
摂食嚥下障害の評価・治療に用いるテクノロジー
摂食嚥下障害の食支援における医療ー福祉連携─管理栄養士間の取り組み
摂食嚥下障害の食支援における言語聴覚士ー管理栄養士連携
摂食嚥下障害に対する歯科との協働─歯科医院における管理栄養士の役割
【嚥下調整食の最新トピック】
とろみ調整食品における粘度選択の考え方
とろみ炭酸飲料の効果
米粉を用いた嚥下調整食の活用
災害時における嚥下調整食の調理
●嚥下障害に対する外科的治療の適応と意義(1)
声門閉鎖不全に対する外科的手術ー反回(迷走)神経麻痺による嗄声と液体食物誤嚥に対して
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 中村学園大学栄養クリニック
新連載
●病棟のプロフェッショナルたち
熊本リハビリテーション病院 回復期リハ病棟
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(1)
はじめに
食物繊維の分析法と定義ー分析法の違いにより測定される成分の違い
●対談 ICU栄養UPDATE〈前編〉
ICU栄養の最新トピックレクチャー
●スポット
「CKD診療ガイドライン2023」で起こるCKD治療の変化
間欠的投与方法による経鼻胃管栄養時の嘔吐と誤嚥対策
●書評
『これだけは知っておきたい! 「食品成分表」と「栄養計算」のきほん』
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(7)
フレイルの定義とその予防法
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(16)
栄養に関連したアドバンス・ケア・プランニングの重要性を再認識した失語症を患った症例
●Medical Nutritionist養成講座(73)
脂肪乳剤の投与経路
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(25)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(1)-EDKAの昔といま
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
菜の花
●こんだてじまん
じまんの一品料理 オムライス/市立伊丹病院
マンガをはじめとする現代日本の大衆文化のなかに、あるいは、内観系サークル運動や宗教的なポップ・カルチャー、そして、大衆消費社会のなかのナルシシズムのなかに、もうひとつの男性性の可能性を見い出す。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本は他の先進諸国に類を見ない速さで超高齢社会に突入し、認知症を有する高齢者の方が増加している。認知症の方にとっても食事は他者とのコミュニケーションを図るなど、おいしさや満足感を介して心の充足を感じる機会であり、栄養専門職による専門的な支援が求められています。
●また、認知機能の低下した方が食事をおいしく食べられる環境づくりや周囲のサポートは、認知症だけでなく介護予防や健康寿命延伸にも重要となるため、早期の栄養介入が認知症の進行予防にどのような効果を示すのかについてはエビデンスを構築する必要もあります。
●本特集では、認知症の方への食支援や研究を第一線で推進する専門家を執筆陣に迎え、それぞれの立場から食支援をわかりやすく解説。
●認知症高齢者における嚥下造影検査と臨床所見、4大認知症における食の特徴、看護師による食事ケア、口腔衛生、作業療法支援、精神病院や地域包括ケア病棟における栄養ケア、離島における支援、認知症基本法についてなど、「多職種アプローチで支える認知症の人の食事・栄養支援」について広く掲載しています。
【目次】
認知症高齢者の嚥下造影検査と臨床所見
4大認知症における食の特徴
認知症の人への看護師による食事ケア
認知症高齢者の口腔衛生
認知症高齢者の作業療法支援─食事場面を例に
精神科病院における認知症の栄養ケア
地域包括ケア病棟における認知症の栄養ケアとアプローチ
[Column]離島における認知症支援と課題
─認知症支援関係者の食事にまつわる語りから
[Column]共生社会の実現を推進するための認知症基本法について
●管理栄養士も知っておきたい理学療法評価・運動療法の基本3〈最終回〉
評価法3-フレイル高齢者向けの運動療法ーレジスタンストレーニング、バランス練習等
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 食サポ
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養学のエビデンスに基づいた食環境づくりをめざす実践栄養学研究/静岡県立大学大学院 食品栄養環境科学研究院(研究組織)薬食生命科学総合学府(教育プログラム)食品栄養科学専攻 フードマネジメント研究室
●スポット
Hospital Food Experience Questionnaire(HFEQ)日本語版開発と今後の展望について
インフォグラフィックの手法を用いた嚥下調整食学会分類普及の取り組み
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線5
身体活動の評価法
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.11 脊椎圧迫骨折を契機に体重減少、サルコペニアを呈した症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ14
服薬に起因した食欲不振で嚥下機能低下を引き起こした症例に対する食支援
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 23 心筋梗塞
●Medical Nutritionist養成講座71
脂肪乳剤
●Dr. 雨海の男性臨床栄養学24〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(3)-雷鳴頭痛
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
サツマイモ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 チンゲンサイゼリーのわかめあんかけ/東京都立府中療育センター
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●令和4年(2022年)度診療報酬改定では、特定機能病院において、病棟に常勤管理栄養士を配置し、患者の病態・状態に応じた栄養管理を実施できる体制を確保している場合の評価として、「入院栄養管理体制加算」が新設されました。
●病棟に配置される管理栄養士には、入院前の情報収集や入退院支援部門との連携から、入院後は他職種との連携のもと栄養管理をさらに充実させること、そして、病棟におけるタスク・シェア/ シフトにより医師・看護師の負担を軽減させることなど、多方面にわたる大きな期待が寄せられています。
●本特集では、「管理栄養士病棟配置の実践と課題ー入院栄養管理の質の向上に向けて」と題して、まず管理栄養士の病棟配置について現状と課題を整理して解説し、さらに先進的な取り組みを行っている病院からの実践報告を掲載。また、タスク・シェア/シフトの観点から、他職種で実践されている病棟での活動について、管理栄養士の病棟でのあり方を考えるうえで示唆に富んだ具体例も紹介しています。
【目次】
特集にあたって
なぜ,管理栄養士の病棟常駐が必要か
全国病院栄養部門実態調査から見た管理栄養士の病棟配置の現状と課題
<群馬県済生会前橋病院> 病棟配置に向けた体制づくりと管理栄養士の業務イメージ
<名古屋ハートセンター> 管理栄養士病棟配置の臨床効果とシステム構築の必要性
<大阪労災病院> 主業務を臨床栄養管理とする業務改革における実践と課題
<愛媛大学医学部附属病院> シームレスな栄養管理をめざして
<社会医療法人近森会 近森病院> 管理栄養士の病棟常駐体制と実践
地域と病院とをつなぐ薬物療法と薬剤師の役割
臨床検査技師の病棟配置がもたらす効果
入院医療の質の向上に果たす診療情報管理士の役割
病棟を支える医師事務作業補助者の役割
●巻頭カラー 管理栄養士の未来を彩る! 「食&色」コーディネート
第1回 おいしさと色彩の基本
●スポット
矯正施設給食についての概説〈前編〉
呼吸サルコペニア
●Medical Nutritionist養成講座
53.経鼻カテーテルの適応・管理
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
さくらんぼ
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
駒沢女子大学 健康栄養相談室 認定栄養ケア・ステーション
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
集団のエビデンスを個人の健康に実践!〜時代・世代を超えた研究を〜/愛知医科大学大学院 医学研究科 博士課程 基礎医学系 衛生学専攻
●こんだてじまん
じまんの一品料理 特製医療センターラーメン/高知県・高知市病院企業団立 高知医療センター
●Dr.雨海の男性臨床栄養学
15.心筋症(2)-二重膜と脂肪酸代謝
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 5 心原性ショック
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識
第37回 魚介類4
●ビタミン栄養学UPDATE-新たな臨床的意義の確立に向けて
5.ビタミンの食事摂取基準
●国家試験 第36回管理栄養士国家試験 解答・解説
第36回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
●日本栄養士会医療職域
第41回食事療法学会報告
自治体病院
当院食養科の栄養業務改善の取り組み
精神科病院
全国精神科栄養士研修会ご案内
厚生労働省・消費者庁
第36回管理栄養士国家試験の合格発表・他
●おしらせ
第44回日本栄養アセスメント研究会・他
IMP.がAERAの表紙とインタビューに初登場
「7人で乗り越えられない壁はないと思っています」
AERA12月16日増大号は、IMP.の7人が本誌表紙に初登場します。「挑戦の年だった」という2024年を振り返りながら、7人の絆とこれからへの思いを語るインタビューは必見です。
表紙に登場するIMP.は、今年デビュー2年目に突入しました。ただ、10年程度の下積み時代を含めると、メンバー7人は長い時間と分厚い経験を共にしています。インタビューでは「7人で乗り越えられない壁はないと思っています」「全員の根幹に『7人なら大丈夫』という気持ちがあると思います」などと、深い絆を語っています。「僕たちはアイドルでもありアーティスト」と言うように、幅広い個性を武器にIMP.にしか出せないカラーを表現していく意気込みが伝わるインタビューです。表紙とグラビアの撮影はもちろん、本誌表紙フォトグラファーの蜷川実花。グループカラーであるピンクを背景に、7人それぞれの魅力が伝わる迫力の写真です。ぜひ誌面でご覧ください。
●巻頭特集:拡大するVTuber市場
巻頭特集は注目のVTuber市場を深掘りしました。いまや日本国内で800億円という市場規模に成長。キズナアイ、星街すいせい、七海うららなどの人気VTuberが次々誕生し、内閣府やロサンゼルス・ドジャースも注目する存在となっています。グローバルでも市場は拡大中で、2030年までに市場規模は7548億円に達するという予測もあります。そんななか、“K-POP×バーチャル”で注目を集めるのが韓国の新星「PLAVE」。HYBE JAPANと提携し近く、日本本格進出の予定です。そのPLAVEの5人にも取材しました。さらに、本誌40代男性記者がなんとVTuberデビュー。体当たり体験ルポもありますので、ぜひご覧ください。
●兵庫県知事選の問題の本質
11月にあった兵庫県知事選。県議会の全会一致の不信任を受けて失職した斎藤元彦氏が、出直し選挙で再選を果たしました。その後、PR会社社長のネット投稿をきっかけに公職選挙法違反疑いの指摘が相次いでいます。PR会社社長への批判も高まっていますが、この問題を告発した弁護士、大学教授は、斎藤氏の責任追及が本質だと語ります。この問題について様々な証言をもとに考えます。
●手取りはなぜ増えない
「昇進しても手取りが増えない」「インフレになっても手取りが増えない」などという悲鳴が聞こえます。先の衆院選では「手取りを増やす」と訴えた国民民主党が躍進しました。いま注目される「手取り」はなぜ増えないのでしょうか。その推移を独自試算で“見える化”しました。その結果わかったのは、増えるどころか大幅に減っているということ。何が問題なのか、対策はないのか、考えます。
●松下洸平×北村一輝
大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、前号からスタートした俳優・北村一輝さんゲストのシリーズ2回目です。朝ドラ「スカーレット」で、松下さん演じる八郎の義父を演じた北村さん。二人で撮影当時の話で盛り上がりました。ある時、怖い“お父ちゃん”からセットの裏に呼び出されて、言葉をかけられたそうです。貴重なエピソードをぜひ誌面でご覧ください。二人の様々な表情を捉えた撮り下ろし写真もお楽しみに。
ほかにも、
・日本で広がる「静かな退職」 「一生懸命はばかばかしい」若者たち
・ノーベル平和賞 核廃絶の思い強く
・インデックスに勝つ投信あるのか
・【女性×働く】共働き親も、だから小学校受験
・土井半助先生(忍たま乱太郎)に惹かれるワケ 沁みる優しさ、初恋ふたたび
・堂本光一 終わりなき「SHOCK」
・EXILE TAKAHIRO 正解はなくとも噓のない歌を
・ミイナ・オカベ 世界を魅せ、日本へ
・百田夏菜子 この道をゆけば ゲスト・森尾由美
・田内 学 経済のミカタ
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・2050年のメディア 下山 進 離職した看護師がnoteに小説
・現代の肖像 澤田智洋・世界ゆるスポーツ協会代表理事
などの記事を掲載しています。
古代ギリシアにのみ見られる神話から哲学への発展ーギリシアにおいてなぜ初めて哲学は誕生し得たのか。神話世界に位置を占める女性性の重要性に着目したC・G・ユングの視点を発展的にとらえ、男性性と女性性の統合を通してこそ真の自己を知ることができるという確信から、西洋における倫理と信仰の伝統の出発点を探り、東洋の伝統との共通点と相違点を見事に抉り出した、「歴史心理学」ともいうべき新しい取組みが生み出した注目すべき成果がここにある。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●2005年に北欧から提唱されたERAS(enhanced recovery after surgery;手術後の回復強化)プロトコールは、手術における安全性の向上、術後合併症の軽減、早期回復、在院日数の短縮、コスト低減を目的に開発された周術期の包括的プロトコールで、わが国の消化器領域の外科手術でも普及が進み、その成果が報告されています。
●栄養管理においては、術前の栄養状態を把握し栄養改善のための介入を行うことや、術後の早期経口摂取に向けた取り組みが柱となりますが、術前から術後まで多岐にわたるプロトコールを実践し早期回復を実現するためには、多職種からなるチームでの多面的なアプローチが不可欠です。
●本特集では、「がん周術期栄養管理のいまーERAS実践における工夫とその成果」と題して、がん患者の周術期栄養管理の問題点や今後の展望、食道・胃・肝胆膵・大腸の各消化器癌における現状、immunonutritionやプレハビリテーション、ERAS における術後食のあるべき姿まで、各領域のトップランナーの執筆陣が最新情報をもとに解説しています。
【目次】
がん患者に対する周術期栄養管理の問題点と今後の展望
胸部食道癌領域における周術期栄養管理
胃癌領域における周術期栄養管理
肝胆膵領域における周術期栄養管理ー膵頭十二指腸切除術のERAS運用と課題
大腸癌領域における周術期栄養管理ー術後早期経口摂取を実現するための対策
高度侵襲手術やサルコペニアに対するimmunonutrition
消化器癌周術期患者への術前栄養介入とプレハビリテーションが示す効果
ERASにおける消化管術後食のあるべき姿を再考する
●管理栄養士も知っておきたい理学療法評価・運動療法の基本(1)
評価法(1)-筋肉量・筋力
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション ごはんのおとも
●第11回日本腎栄養代謝研究会学術集会・総会 レシピコンテスト
おススメしたくなる!華麗なるカレー味レシピーカレーの風味を活かしたお料理大集合
●スポット
脳卒中急性期栄養管理で医療コストを減じる試み
腸内細菌療法の現状と展開
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(3)
北米の食事摂取基準改訂
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.9 COVID-19感染後にサルコペニアと低栄養を呈した回復期入院症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(12)
嚥下障害を合併したCOVID-19感染後患者に対し、リハビリテーションと栄養管理で経口摂取が可能となった一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 21 腎盂腎炎
●Medical Nutritionist養成講座(69)
静脈栄養投与経路の管理(4)-輸液ラインの管理
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(23)〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(2)-EIAKIと腎性低尿酸血症
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ギンナン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 巻き寿司/中部ろうさい病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国における維持透析患者数は2021年末時点で約35万人と増加の一途をたどっており、また透析導入時の平均年齢も71歳を超え年々高齢化しています。
●透析導入の原因となる慢性腎臓病(CKD)の予防・治療の基盤は、食事内容・生活習慣の適正化にありますが、高齢腎臓病患者の栄養管理においては、循環器疾患や脳血管障害、糖尿病といった併発疾患を踏まえた対応はもとより、ADLやQOLの維持・改善、個人の希望に沿った暮らしの継続など、異なる治療目標に応じた個別化の視点も求められています。
●本特集では、「高齢腎臓病患者を支えるー臨床の最新潮流を学び栄養管理に活かす」と題して、高齢腎不全患者の現状をはじめ、糖尿病性腎臓病(DKD)や併発症への対応、骨ミネラル代謝異常(MBD)の管理、保存的腎臓療法(CKM)の考え方、栄養管理で注意すべき薬剤、フレイル・サルコペニア患者の食事療法、カリウム制限の最新潮流、FROM-J研究の最新知見などを掲載。高齢腎臓病患者へ栄養指導を行う際に知っておくべき最新情報について、各領域の専門家である執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
【総論】高齢腎不全患者の最新動向と今後の課題
高齢糖尿病性腎臓病(DKD)の病態と管理
高齢慢性腎臓病患者の併発症の管理
高齢腎臓病患者の腎代替療法選択支援と保存的腎臓療法(CKM)のあり方
高齢CKD患者における栄養管理において注意すべき薬剤
サルコペニア・フレイルを合併した高齢CKD患者における食事療法の注意点
高齢CKD患者のCKD-MBD管理とその意義
CKD患者のカリウム管理における最近の潮流
慢性腎臓病重症化予防のための戦略研究とそのフォローアップ(FROM-J10)からみえてきたこと
●病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門(2)
食事の様子と口腔の観察
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
機能強化型認定栄養ケア・ステーション ディー・アール・ディー
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
10年後、20年後の社会を見据えて5年後、10年後の自分を創造する/公立大学法人 長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科 健康栄養科学専攻
●スポット
新たな遺伝子組換え表示制度の概要
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.5 浮腫合併の高度肥満女性において、下腿の壊死性筋膜炎に対する広範囲切除術が行われた症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(8)
慢性腎不全を合併した延髄外側梗塞患者に対し、腎機能と嚥下機能に応じた食事指導が奏効した一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 17 くも膜下出血
●Medical Nutritionist養成講座65
静脈栄養投与経路の管理(1)-静脈栄養カテーテル
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(21)〈隔月連載〉
糖脂質の逆襲(2)-1882年、パリ発ライソゾーム病
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(49)〈最終回〉
まとめ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
あんず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 武蔵野うどん風/独立行政法人 国立病院機構 東京病院
●レポート
STROKE 2023 「脳卒中の和」
●報告
大腸肛門病専門病院における低FODMAP食療法の実践
●国家試験
第37回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)