≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国における維持透析患者数は2021年末時点で約35万人と増加の一途をたどっており、また透析導入時の平均年齢も71歳を超え年々高齢化しています。
●透析導入の原因となる慢性腎臓病(CKD)の予防・治療の基盤は、食事内容・生活習慣の適正化にありますが、高齢腎臓病患者の栄養管理においては、循環器疾患や脳血管障害、糖尿病といった併発疾患を踏まえた対応はもとより、ADLやQOLの維持・改善、個人の希望に沿った暮らしの継続など、異なる治療目標に応じた個別化の視点も求められています。
●本特集では、「高齢腎臓病患者を支えるー臨床の最新潮流を学び栄養管理に活かす」と題して、高齢腎不全患者の現状をはじめ、糖尿病性腎臓病(DKD)や併発症への対応、骨ミネラル代謝異常(MBD)の管理、保存的腎臓療法(CKM)の考え方、栄養管理で注意すべき薬剤、フレイル・サルコペニア患者の食事療法、カリウム制限の最新潮流、FROM-J研究の最新知見などを掲載。高齢腎臓病患者へ栄養指導を行う際に知っておくべき最新情報について、各領域の専門家である執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
【総論】高齢腎不全患者の最新動向と今後の課題
高齢糖尿病性腎臓病(DKD)の病態と管理
高齢慢性腎臓病患者の併発症の管理
高齢腎臓病患者の腎代替療法選択支援と保存的腎臓療法(CKM)のあり方
高齢CKD患者における栄養管理において注意すべき薬剤
サルコペニア・フレイルを合併した高齢CKD患者における食事療法の注意点
高齢CKD患者のCKD-MBD管理とその意義
CKD患者のカリウム管理における最近の潮流
慢性腎臓病重症化予防のための戦略研究とそのフォローアップ(FROM-J10)からみえてきたこと
●病棟で活かしたい!! フィジカルアセスメント入門(2)
食事の様子と口腔の観察
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
機能強化型認定栄養ケア・ステーション ディー・アール・ディー
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
10年後、20年後の社会を見据えて5年後、10年後の自分を創造する/公立大学法人 長野県立大学大学院 健康栄養科学研究科 健康栄養科学専攻
●スポット
新たな遺伝子組換え表示制度の概要
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.5 浮腫合併の高度肥満女性において、下腿の壊死性筋膜炎に対する広範囲切除術が行われた症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(8)
慢性腎不全を合併した延髄外側梗塞患者に対し、腎機能と嚥下機能に応じた食事指導が奏効した一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 17 くも膜下出血
●Medical Nutritionist養成講座65
静脈栄養投与経路の管理(1)-静脈栄養カテーテル
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(21)〈隔月連載〉
糖脂質の逆襲(2)-1882年、パリ発ライソゾーム病
●『日本食品標準成分表』の活用でもっと深まる 食品と調理のキソ知識(49)〈最終回〉
まとめ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
あんず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 武蔵野うどん風/独立行政法人 国立病院機構 東京病院
●レポート
STROKE 2023 「脳卒中の和」
●報告
大腸肛門病専門病院における低FODMAP食療法の実践
●国家試験
第37回管理栄養士国家試験 解答・解説(1)
差別や偏見の目で見られがちな現象が、動物行動学のアプローチでウソをつくことも、ごまかすこともなく説明できる!
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●2005年に北欧から提唱されたERAS(enhanced recovery after surgery;手術後の回復強化)プロトコールは、手術における安全性の向上、術後合併症の軽減、早期回復、在院日数の短縮、コスト低減を目的に開発された周術期の包括的プロトコールで、わが国の消化器領域の外科手術でも普及が進み、その成果が報告されています。
●栄養管理においては、術前の栄養状態を把握し栄養改善のための介入を行うことや、術後の早期経口摂取に向けた取り組みが柱となりますが、術前から術後まで多岐にわたるプロトコールを実践し早期回復を実現するためには、多職種からなるチームでの多面的なアプローチが不可欠です。
●本特集では、「がん周術期栄養管理のいまーERAS実践における工夫とその成果」と題して、がん患者の周術期栄養管理の問題点や今後の展望、食道・胃・肝胆膵・大腸の各消化器癌における現状、immunonutritionやプレハビリテーション、ERAS における術後食のあるべき姿まで、各領域のトップランナーの執筆陣が最新情報をもとに解説しています。
【目次】
がん患者に対する周術期栄養管理の問題点と今後の展望
胸部食道癌領域における周術期栄養管理
胃癌領域における周術期栄養管理
肝胆膵領域における周術期栄養管理ー膵頭十二指腸切除術のERAS運用と課題
大腸癌領域における周術期栄養管理ー術後早期経口摂取を実現するための対策
高度侵襲手術やサルコペニアに対するimmunonutrition
消化器癌周術期患者への術前栄養介入とプレハビリテーションが示す効果
ERASにおける消化管術後食のあるべき姿を再考する
●管理栄養士も知っておきたい理学療法評価・運動療法の基本(1)
評価法(1)-筋肉量・筋力
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション ごはんのおとも
●第11回日本腎栄養代謝研究会学術集会・総会 レシピコンテスト
おススメしたくなる!華麗なるカレー味レシピーカレーの風味を活かしたお料理大集合
●スポット
脳卒中急性期栄養管理で医療コストを減じる試み
腸内細菌療法の現状と展開
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(3)
北米の食事摂取基準改訂
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.9 COVID-19感染後にサルコペニアと低栄養を呈した回復期入院症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(12)
嚥下障害を合併したCOVID-19感染後患者に対し、リハビリテーションと栄養管理で経口摂取が可能となった一例
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 21 腎盂腎炎
●Medical Nutritionist養成講座(69)
静脈栄養投与経路の管理(4)-輸液ラインの管理
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(23)〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(2)-EIAKIと腎性低尿酸血症
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ギンナン
●こんだてじまん
じまんの一品料理 巻き寿司/中部ろうさい病院
夫婦関係、子育て、兄弟ガチャ、離婚、出世、学歴、お金…
現代人の“幸せ”を経済学でひも解いたら、浮かび上がってきたのは驚きの事実だった!
最新のエビデンスで“幸せの正体”を科学する‼
幸せな人と不幸な人は、何がちがうのか?
「幸せ」は人によっても感じ方が違う主観的、抽象的な概念なので、かつては哲学や倫理学、心理学の研究対象でした。しかし、近年は新たな分析手法が次々に開発されて、経済学の観点から新たな研究結果がこの30年間に次々と発表されています。
しかし、研究でわかった“幸せの正体”は、直視しがたいショッキングなものでした。
・子なし女性より子持ち女性のほうが幸福度は低い
・専業主婦より妻が管理職の夫のほうが幸福度が低い
・夫は妻より幸せになれない
・人生の「幸せのどん底」は48.3歳でやって来る
・経済成長すると子どもの幸福度は大幅に下がる
本書では、結婚や育児、きょうだい構成、出世、学歴といったライフステージごとに幸福度はどう変わるのかを、「幸福の経済学」のアプローチからデータ分析。気鋭の経済学者が、現代人の「幸せの正体」を最新エビデンスからひも解く1冊です。
【目次】
はじめに
序章 「幸せ」の測り方
第1章 幸せはお金で買えるのか──お金と幸せの経済学
・幸せは1000万円で頭打ち
・経済成長しても幸福度は上がらない
・経済成長すると子どもの幸福度は低下する
第2章 出世すると幸せになれるのか──仕事と幸せの経済学
・健康な人ほど昇進するがメンタルを病む
・管理職に昇進しても幸福度は上がらない
・妻が管理職だと夫の幸福度は低い
第3章 結婚したら幸せになれるのか──結婚と幸せの経済学
・独身男性の幸福度が最も低いワケ
・「妻が高学歴」だと世帯年収が低い
・自分より若い相手と結婚したほうが幸せ
第4章 「子どもがいる女性ほど幸福度が低い」のはなぜか──子育てと幸せの経済学
・子どものいる女性のほうが生活満足度が低い
・子どものいる高齢者は生活満足度が低い
・欧州でも「孫育て」でメンタルヘルスが悪化
第5章 離婚したら不幸せになるのか──離婚と幸せの経済学
・熟年離婚の男女間格差
・夫は妻より幸せになれない
・経済学でわかる「離婚しないタイプ」とは
第6章 「家族ガチャ」で人生は変わるのかーーきょうだい構成と幸せの経済学
・弟がいる長女vs妹がいる長女
・なぜブラザーペナルティが生じるのか?
・弟がいる長女の年収は16%低い
第7章 なぜ日本の男性は幸福度が低いのかーー男と女と幸せの経済学
・環境は改善しても幸福度が下がる“パラドックス〞‥
・日本では男性の幸福度が低下している
・幸福度が低いのは高齢未婚&子育て期の男性
第8章 「幸せのどん底」は何歳でやって来るのかーー年齢と幸せの経済学
・人生の中で幸福度が最低なのは48.3歳
・未婚の子との同居は高齢親の幸福度を下げる
・独居高齢の幸福度は、男性は低いが女性は高い
終章 経済学が導き出す「幸せの条件」とは
Rによる実践と分析のセオリーを把握
数学の苦手な文化系の学生、実務者向けに、分析スキルの習得および理解を目的としてまとめたデータサイエンス(統計学)の入門書です。計算はRに任せ、数学的な理解よりもまずは実践・実際的な理解を促します。
実際の課題(研究課題)を取り上げ、それを解くためのセオリーおよびデータ分析、結果のまとめ方、最後にまとめ(考え方)と類題といった構成で解説することで、目的(テーマ)に応じた分析の流れを学ぶことができます。
準備
Chapter 0 Rはじめの一歩ーこれだけで使えるR-
第1部
Chapter 1 グラフを描き、記述統計量を出すーRエディタを使うー
Chapter 2 統計分析はじめの一歩ー標準化と統計的仮説検定ー
Chapter 3 同じ人の異なるテストの平均点を比較するーTOEIC のReading とListening はどちらが難しいのかー
Chapter 4 異なる人のテストの平均点を比較するー音楽的能力は音楽経験の有無で異なるかー
Chapter 5 サンプルの小さい外れ値のある二条件(群)を比較するー電話をかける頻度に性差はあるかー
Chapter 5 発展 三条件(群)以上の対応のない順序データを比較するーサッカー選手はポジションによって性格が異なるかー
Chapter 6 二つの変数の関係性を数値化するー音楽的能力と数学の力の相関ー
第2部
Chapter 7 2×2のクロス集計表を分析するーボディランゲージは聞き手の理解を促進するかー
Chapter 8 名義変数の関係性を数量化し理論化を試みるー高校の時に好きだった科目と理系大学での所属学科に関連性はあるかー
Chapter 8 発展 名義変数間の関係性を2次元で表現ー対応分析ー
Chapter 9 テキストマイニングーパートナーに求めるものー
第3部
Chapter 10 同じ人の三つ以上の平均を比べるー理科嫌いは小中高のどこではじまるのかー
Chapter 11 二つの要因の絡みを浮き彫りにするーTOEIC リスニングのスコアはどうすれば上がるのかー
Chapter 12 複数の変数で一つの変数を説明するーキャンパス学食の満足度は何によって決まるかー
Chapter 12 発展 説明変数から二値データを予測するーオンライン授業の印象を分ける要因は何かー
Chapter 13 変数に共通する因子を見つけるー自分の心配や悩みを相手が受け止めてくれたと感じる言葉とはー
Chapter 14 人をグループに分けるー大学入学の動機によって人を分類してみるー
類題の解説・解答
参考図書
別表
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●日本は他の先進諸国に類を見ない速さで超高齢社会に突入し、認知症を有する高齢者の方が増加している。認知症の方にとっても食事は他者とのコミュニケーションを図るなど、おいしさや満足感を介して心の充足を感じる機会であり、栄養専門職による専門的な支援が求められています。
●また、認知機能の低下した方が食事をおいしく食べられる環境づくりや周囲のサポートは、認知症だけでなく介護予防や健康寿命延伸にも重要となるため、早期の栄養介入が認知症の進行予防にどのような効果を示すのかについてはエビデンスを構築する必要もあります。
●本特集では、認知症の方への食支援や研究を第一線で推進する専門家を執筆陣に迎え、それぞれの立場から食支援をわかりやすく解説。
●認知症高齢者における嚥下造影検査と臨床所見、4大認知症における食の特徴、看護師による食事ケア、口腔衛生、作業療法支援、精神病院や地域包括ケア病棟における栄養ケア、離島における支援、認知症基本法についてなど、「多職種アプローチで支える認知症の人の食事・栄養支援」について広く掲載しています。
【目次】
認知症高齢者の嚥下造影検査と臨床所見
4大認知症における食の特徴
認知症の人への看護師による食事ケア
認知症高齢者の口腔衛生
認知症高齢者の作業療法支援─食事場面を例に
精神科病院における認知症の栄養ケア
地域包括ケア病棟における認知症の栄養ケアとアプローチ
[Column]離島における認知症支援と課題
─認知症支援関係者の食事にまつわる語りから
[Column]共生社会の実現を推進するための認知症基本法について
●管理栄養士も知っておきたい理学療法評価・運動療法の基本3〈最終回〉
評価法3-フレイル高齢者向けの運動療法ーレジスタンストレーニング、バランス練習等
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 食サポ
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
栄養学のエビデンスに基づいた食環境づくりをめざす実践栄養学研究/静岡県立大学大学院 食品栄養環境科学研究院(研究組織)薬食生命科学総合学府(教育プログラム)食品栄養科学専攻 フードマネジメント研究室
●スポット
Hospital Food Experience Questionnaire(HFEQ)日本語版開発と今後の展望について
インフォグラフィックの手法を用いた嚥下調整食学会分類普及の取り組み
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線5
身体活動の評価法
●リハ栄養診断推論を究める! 誌上ケースカンファレンス
vol.11 脊椎圧迫骨折を契機に体重減少、サルコペニアを呈した症例
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ14
服薬に起因した食欲不振で嚥下機能低下を引き起こした症例に対する食支援
●宮島流! 病棟栄養士のためのケースカンファレンス活用術
CASE 23 心筋梗塞
●Medical Nutritionist養成講座71
脂肪乳剤
●Dr. 雨海の男性臨床栄養学24〈隔月連載〉
エネルギーの逆襲(3)-雷鳴頭痛
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
サツマイモ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 チンゲンサイゼリーのわかめあんかけ/東京都立府中療育センター
本物の社長になる人が、本当の自分を見つけ、自分軸で生きる方法『帝王学』を伝授!
西洋マーケティング的な一律の成功法則やマーケティングではなく、その人自身の個性を活かしたビジネス設計法、成功法を伝える。
そのため、2500年の歴史を持つ、東洋哲学である帝王学・陰陽五行論を現代ビジネスに応用し、自分の使命・才能・強み、そしてバイオリズムを知って、最適なビジネスを作り上げられる構成。
本書の総仕上げとして、魅力を付け周囲を動かしていくための帝王学の心得を丁寧に解説する。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●わが国では世界的にも突出した速度で高齢者人口が増加しており、摂食嚥下障害にフレイル、サルコペニア、低栄養などを合併していることが少なくありません。これらの病態は密接に関連しており、予防・治療を行って不良な転帰を防ぐためには、摂食嚥下障害患者の栄養状態を適切に評価して栄養管理を行う必要があります。
●本領域へ管理栄養士が高い専門性をもって参画することが期待されていますが、支援にはさまざまな職種によるチームでのアプローチが必要であり、また、急性期から回復期、在宅や施設におけるケアまで、施設間の連携を進める仕組みづくりも求められています。
●本特集では、「摂食嚥下障害のフロンティアー管理栄養士が知っておきたい最新情報」と題して、フレイル、サルコペニア、低栄養との関連や、栄養管理や評価・訓練における最新情報をはじめ、他職種や他施設との連携のあり方、嚥下機能やQOLを改善させる最新の嚥下調整食の活用など、各領域のエキスパートの執筆陣が詳しく解説しています。
【目次】
高齢者における摂食嚥下障害とフレイル・低栄養状態・サルコペニアの関連性
摂食嚥下障害患者の栄養管理─評価から介入まで
摂食嚥下障害の評価・治療に用いるテクノロジー
摂食嚥下障害の食支援における医療ー福祉連携─管理栄養士間の取り組み
摂食嚥下障害の食支援における言語聴覚士ー管理栄養士連携
摂食嚥下障害に対する歯科との協働─歯科医院における管理栄養士の役割
【嚥下調整食の最新トピック】
とろみ調整食品における粘度選択の考え方
とろみ炭酸飲料の効果
米粉を用いた嚥下調整食の活用
災害時における嚥下調整食の調理
●嚥下障害に対する外科的治療の適応と意義(1)
声門閉鎖不全に対する外科的手術ー反回(迷走)神経麻痺による嗄声と液体食物誤嚥に対して
●活動レポート 栄養ケア・ステーション
認定栄養ケア・ステーション 中村学園大学栄養クリニック
新連載
●病棟のプロフェッショナルたち
熊本リハビリテーション病院 回復期リハ病棟
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(1)
はじめに
食物繊維の分析法と定義ー分析法の違いにより測定される成分の違い
●対談 ICU栄養UPDATE〈前編〉
ICU栄養の最新トピックレクチャー
●スポット
「CKD診療ガイドライン2023」で起こるCKD治療の変化
間欠的投与方法による経鼻胃管栄養時の嘔吐と誤嚥対策
●書評
『これだけは知っておきたい! 「食品成分表」と「栄養計算」のきほん』
連載
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(7)
フレイルの定義とその予防法
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(16)
栄養に関連したアドバンス・ケア・プランニングの重要性を再認識した失語症を患った症例
●Medical Nutritionist養成講座(73)
脂肪乳剤の投与経路
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(25)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(1)-EDKAの昔といま
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
菜の花
●こんだてじまん
じまんの一品料理 オムライス/市立伊丹病院
階級、セクシュアリティ、メリトクラシー、グローバリズム──「男性性はどのようにつくりあげられるのか」をめぐる必読文献を集成。
「男とはどのようなものか」という理解の多様性・複数性を描く男性性研究の核心は、男性間の序列や「生きづらさ」に光を当てただけでなく、それらが恣意的に動員され優位な側の支配力を強化する様子を明らかにしたところにある。日本の「男性学」が世界の研究潮流にキャッチアップ・接続する為の必読文献を集成した本邦初基本論文集。
[訳者一覧]海妻径子・本山央子・下地ローレンス吉孝・濱田すみれ・比嘉麻理・竹田安裕子・高内悠貴・鹿野美枝
巻頭言 男性性役割の社会化から、男性性による不平等の正当化へ[平山亮]
1 ミクロな社会分析としての男性性
解説 「男をつくりあげる実践」から、性の不平等を腑分けする[平山亮]
1 男性、男性性、そして援助要請の文脈[マイケル・E・アディス、ジェイムズ・R・マハリク/本山央子 訳 平山亮 監訳]
2 ハイブリッドな男性性ーー男たちと複数の男性性に関する社会学の新しい方向性[トリスタン・ブリッジス、C・J・パスコー/下地ローレンス吉孝 訳 平山亮 監訳]
3 ヤワなペニスを硬くしてーー高齢男性の生活に見られる年齢・階級・ジェンダーという社会関係[トニ・カラサンティ、ニール・キング/平山亮 訳]
2 マクロな社会分析としての男性性
解説 マクロな社会分析としての男性性[海妻径子]
4 新自由主義的メリトクラシーにおける白人労働者階級の少年たちーー「アスピレーション向上」アジェンダの落とし穴[サム・バーズ/濱田すみれ 訳 本山央子 監訳]
5 グローバルな文脈における男性の実践とジェンダー関係を研究する[ボブ・ピーズ、キース・プリングル/比嘉麻理 訳 本山央子 監訳]
6 「ヘゲモニックな男性性」から「男性のヘゲモニー」へ[ジェフ・ハーン/海妻径子 訳 本山央子 監訳]
3 軍隊・戦争研究のなかの男性性
解説 軍隊・戦争研究のなかの男性性[佐藤文香]
7 防衛専門家たちの合理的な世界におけるセックスと死[キャロル・コーン/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
8 ヴェールに隠された参照項ーー九・一一後アフガニスタン攻撃に関するブッシュ政権の言説におけるジェンダー構築[ローラ・J・シェパード/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
9 国際関係における軍事化された男性性[マヤ・アイクラー/本山央子 訳 佐藤文香 監訳]
4 歴史学のなかの男性性
解説 歴史学のなかの男性性[兼子歩]
10 男性性、身体化された男性労働者、そして歴史学者のまなざし[エヴァ・バロン/竹田安裕子 訳 兼子歩 監訳]
11 キリスト教的兄弟愛、あるいは変態性欲?--第一次世界大戦期の同性愛アイデンティティと性的境界の構築[ジョージ・チョーンシー・ジュニア/高内悠貴 訳 兼子歩 監訳]
12 ジェンダーと帝国主義ーー一九世紀末ベンガルにおける植民地政策と道徳的帝国主義のイデオロギー[ムリナリニ・シンハ/鹿野美枝 訳 兼子歩 監訳]
出典一覧
人名索引
事項索引
編者・訳者一覧
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●フレイルは、2014年に日本老年医学会から提唱された概念です。加齢や慢性疾患、老年症候群が積み重なることにより脆弱となり、ストレスや疾患により要介護や死亡などに陥りやすい状態である一方、適切な介入・支援により、生活機能の維持向上が可能な状態像とされます。
●フレイルの要素は、身体的フレイル、精神・心理的フレイル、社会的フレイルが広く知られていますが、オーラルフレイル、ウロフレイル、アイフレイル、スキンフレイルといった概念も近年、提唱されています。フレイルをきたしやすい疾患や老年症候群が個人に同時に複数存在し、互いに悪影響を及ぼし、要介護や死亡のリスクの増加させていることが明らかになってきています。
●本特集では、このように近年広がりをみせているフレイルの多面性に着目し、老年期に起こりやすいさまざまな機能の低下や症状からフレイルをとらえるアプローチについて、各領域の専門家よりご解説をいただきます。
【目次】
【概論】フレイルのUPDATE─診断・評価を中心に
嗅覚・味覚低下とフレイル
食生活によるフレイル対策とオーラルフレイルの関連
アイフレイル─視機能のフレイル
聴覚のフレイル
ガットフレイル─消化管のフレイル
ウロフレイル─泌尿器のフレイル
スキンフレイル─皮膚のフレイル
●巻頭カラー
給食用食器のいろは
●病棟のプロフェッショナルたち
医療法人仁誠会 奈良セントラル病院 回復期リハ病棟
●ぷろらぼ 研究室で学んでみませんか
植物がもつさまざまな機能の有効利用をめざし、分子レベルから栽培まで/甲子園大学大学院 栄養学研究科 食品栄養学専攻 食品学領域 食資源利用学部門 松岡研究室
●スポット
日本人の就労者が摂取する昼食の栄養学的特徴
食事・栄養指導におけるDietary Variety Score(DVS)の活用方法
●ズームアップ
ヒトの水必要量に関するエビデンスの最新動向と今後の展望
連載
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(3)
食物繊維に関する疫学研究
●代謝からみた 身体活動&栄養のサイエンス最前線(9)
腹八分目の効用ーアカゲザルの30年にわたる長期エネルギー制限の結果
●Case Reportに学ぶ 摂食嚥下障害の栄養アセスメントと介入のコツ(18)
食欲不振から胃瘻を造設後、1年を経過している特養の新規入居者に対し、多職種での介入が経口移行に対し奏効した一例
●Medical Nutritionist養成講座(75)
カテーテル関連血流感染予防対策ー輸液の無菌的管理について
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(26)〈隔月連載〉
グルコースの逆襲(2)-窒素出納と侵襲
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
フキ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 手づくり和風ハンバーグ/京都市立病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●低栄養の存在は入院、地域を問わず健康障害に直結するのみならず、治療を阻害し、入院期間の延長、医療費の高騰、生命予後の悪化につながります。対象者に適切な栄養管理を行うためには栄養状態の評価が必須であり、栄養スクリーニングと、栄養アセスメントを行い、その後のゴール設定、具体的な介入内容の決定、モニタリングといった栄養ケアプロセスにつなげていくことが求められます。
●令和6年度診療報酬改定では、回復期リハビリテーション病棟入院料1において、世界各国の栄養の専門家のコンセンサスにより作成されたGLIM基準を用いた入退院時の低栄養診断が必須となるなど、栄養評価法を統一化する動きが加速しており、今後、GLIM基準の正しと理解と活用は病院管理栄養士にとって必須のスキルになることが予測されます。
●本特集では、これからの低栄養診断における共通言語となるGLIM基準に焦点を当て、本領域のトップランナーの先生方にご解説をいただきます。明日からの適切な栄養管理に向けた一助となりますと幸いです。
【目次】
低栄養診断におけるスクリーニングとアセスメント
栄養不良(低栄養)の共通言語GLIM基準ー策定の経緯、基準の概要、適用の注意点
病因:摂食量減少と消化吸収不良の原因と対応
病因:疾病負荷/炎症基準を理解する
表現型:筋肉量減少のとらえ方
回復期リハビリテーション病棟におけるGLIM基準の活用と栄養管理の実際
低栄養とリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の連携
●巻頭カラー
胃瘻からのミキサー食注入の実践
●病棟のプロフェッショナルたち
社会医療法人三栄会 ツカザキ病院 整形外科病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(2)
調理現場におけるReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
大量調理の調理特性と食品成分表の調理後栄養成分値の検討
若年発症成人型糖尿病(MODY)について、管理栄養士が知っておきたい基礎知識
●ズームアップ
入院高齢者の安静時エネルギー消費量の予測式
連載
【新連載】谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(1)
栄養管理のさらなる質向上をめざして、体液管理を充実させよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(2)
血液検査結果を解釈するために、最低限の数値は記憶しておくのが「できる管理栄養士」
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(7)
腸管バリアシステム
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(28)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(1)-グルコサミンガイドライン合戦
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
トウガラシ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 焼きおにぎり茶漬け
医療法人徳洲会 武蔵野徳洲会病院
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●国の政策方針である「骨太の方針2023」でリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みへの重点化が明確にされ、2024年度の診療・介護報酬改定では三位一体の取り組みに新しく点数が付与されました。
●リハビリテーションおよび栄養管理、口腔管理はいずれも高齢者や病者、機能障害者において欠かせないパーツであるものの、これまでは各アセスメントとケアが個別に実施されていましたが、それぞれの取り組みをより効果的に実施するためには、リハビリテーション、栄養、口腔の各分野の連携し、ADLや栄養状態、口腔・嚥下状態を多面的に評価し、専門家間での情報共有とケアの連携を行うことがより重要になります。
●本特集では近年注目されている、リハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みについて、最新の情報およびエビデンスを踏まえ、この領域の第一人者にご解説いただきます。
【目次】
特集にあたって
なぜリハビリテーション・栄養・口腔の三位一体の取り組みなのか
急性期病院、急性期疾患における三位一体の取り組みーエビデンス、実践、課題について
回復期の三位一体の取り組みーエビデンスと実践体制、課題
生活期の三位一体の取り組みー主に高齢者における取り組みのエビデンス、実践、課題
管理栄養士に期待される多職種連携のための知識とスキル
【三位一体の取り組みに必要な知識】
PICSとICU-AW-多職種連携の視点から
GLIM低栄養とGLISサルコペニア
オーラルフレイルと口腔機能障害ー「オーラルフレイルに関する3学会合同ステートメント」を中心に
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(2)
胸部・腹部
●病棟のプロフェッショナルたち
国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 一般病棟
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(3)
現場をまたぐReduceの視点からの食品ロス削減
●スポット
インクルーシブフードの開発と今後の展望ーアズキを用いたインクルーシブスイーツ「陣太鼓」
当院でのニュークックチル導入の現状
■連載
●デンシエット(カロリー密度)が拓く 食事管理のミライ(2)
高齢者が少量でも無理なくエネルギーが摂取できる高カロリー密度食の開発
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(3)
体液分画について学ぶー細胞内液と細胞外液を詳しく知って、体液管理に役立てよう
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(4)
輸液の内容、特徴も理解しておけば、本当に信頼される管理栄養士になれる!
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(9)
食物繊維と循環器疾患
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(29)〈隔月連載〉
サプリの逆襲(2)-リポタンパクLp(a)と紅麹サプリ
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
クリ
●こんだてじまん
じまんの一品料理 あんかけ卵とじうどん(減塩食)/医療法人愛心会 東宝塚さとう病院
小田凱人さんがAERAの表紙に登場
パラリンピック車いすテニス金メダル候補が魅せるクールな姿
AERA9月2日号は、プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人さんが表紙に登場。パラリンピックの開幕を目前に控えた小田さん。真っ赤な背景の中、スーツに身を包みクールに決めた姿は、コート上とはまた違った輝きを放っています。
表紙に登場するプロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人さんは、パリ・パラリンピックの開幕を8月28日に控えます。18歳で初めて迎える大舞台ですが、本人は「テニスを楽しむ」姿勢を崩しません。前例踏襲を嫌い、常に革新的なことに取り組む小田さんが、パラリンピックの舞台でどんな活躍を見せるのか、期待が高まります。その試合会場は、「前哨戦」といえる4大大会の一つ、全仏オープンで1セットも落とさず連覇を達成した赤土のローランギャロス。堂々の金メダル候補は、どんな飛躍を見せるのでしょうか。その小田さんが、本誌の表紙とグラビアでは、車いすを操りながらクールに決める姿を披露しています。撮影はもちろん蜷川実花。赤土を思わせる真っ赤な背景の中で輝く姿を誌面でご覧ください。
●巻頭特集:人生を支える言葉100
生きていると、迷ったりためらったり、常に悩みは尽きません。そんなとき進むべき道を照らしてくれる100の言葉を集めました。巻頭のインタビューでは、ミュージシャン・作家の尾崎世界観さん、“闘う書評家”として知られる豊崎由美さん、7月の東京都知事選に立候補したAIエンジニアの安野貴博さんが登場。人生の転機に指針となったような言葉をそれぞれ紹介しています。「スラムダンク」「ハイキュー!!」「キャプテン翼」「あしたのジョー」など、スポーツ漫画にも珠玉の名言が。記憶に刻みたいセリフの数々を紹介しました。ほかにも、稲盛和夫、松下幸之助、渋沢栄一、スティーブ・ジョブズら、名だたるカリスマ経営者の名言を紹介する企画などもあります。特集のなかから、自分の好きな言葉を見つけてください。
●自民党総裁選と「裏金総選挙」
岸田文雄首相が自民党総裁選に出馬しないことを表明し、後継者選びは乱立模様で混沌としています。いったい誰が「ポスト岸田」を担うのでしょうか。また、「顔」だけが変わっても、裏金問題はうやむやなまま、解決しない問題や課題が山積しています。その状況のなか、衆院解散・総選挙に突入することは必至。泥沼化する「岸田後」「裏金総選挙」について、政治ジャーナリストの星浩さんが詳報します。
●甲子園Heroes
熱戦が繰り広げられた夏の甲子園。今大会でもたくさんの感動シーンが生まれ、多くのヒーローたちが誕生しました。関東第一、京都国際、大社、広陵、小松大谷など、この大会で活躍したチームの中から、注目の選手たちの劇的なシーンを集めました。この夏の熱狂を閉じ込めた保存版です。
●松下洸平×東海林弘靖
大好評連載「松下洸平 じゅうにんといろ」は、照明デザイナーの東海林弘靖さんとの対談、全6回中の5回目。明かりを巡るトークが続く中、松下さんが「夜になると本音をしゃべりたくなるのはどうしてだろう」とつぶやきます。東海林さんの答えはなんだったのでしょうか。あったかい雰囲気が手に取るようにわかる対談と写真をぜひ誌面でご確認ください。
ほかにも、
・米大統領選 ハリスとトランプの右腕はまるで「北風と太陽」
・パラリンピック開幕 「五輪を超える衝撃を」
・不安の感情が流言を広げる 101年前の関東大震災から考える
・【女性×働く】職場にはびこる男性中心ルールにノー
・末澤誠也(Aぇ! group) 「しんどさも、あってよかった」
・百田夏菜子 この道をゆけば ゲスト・ゆりやんレトリィバァ
・2024パリへの道 小野寺萌恵(陸上車いす女子)
・田内 学 経済のミカタ
・武田砂鉄 今週のわだかまり
・ジェーン・スーの「先日、お目に掛かりまして」
・現代の肖像 アーティスト・鈴木康広
などの記事を掲載しています。
・プレコンセプションケアは、妊娠転帰の改善だけでなく、将来の母子の健康増進にも寄与する概念である。その対象は、妊娠希望者に限らず、生殖可能なすべての世代に広がっている。その一方で、男性、子ども、思春期の若者、精神疾患や障害のある方、性的マイノリティの方への対応が十分でないなど、課題も多い。
・本特集では、この概念を「性と生殖に関する正しい知識と適切な医療の提供により、個人の尊厳を守り、健やかな生活を送るためのサポート」と位置づけ、各分野の専門家が、多様な背景を持つ人々への包括的なアプローチを含めた具体的な実践を紹介する。
■プレコンセプションケアの現状と課題
・はじめに
・産科合併症既往がある女性へのプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア、産科合併症既往、次回妊娠への準備
・内科的慢性疾患に対するプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア(PCC)、妊娠、内科的慢性疾患
・精神疾患を抱える女性へのプレコンセプションケア
〔key word〕プレコンセプションケア、先天異常、共同意思決定
・知的障害者に対するプレコンセプションケア
〔key word〕知的障害、性教育、合理的配慮、自己決定
・プレコンセプションケアにおける妊娠と薬
〔key word〕プレコンセプションケア、薬の安全性の評価、情報提供
・男性へのプレコンセプションケア
〔key word〕APA(advanced paternal age)、酸化ストレス、エピジェネティクス
・LGBTQに対するプレコンセプションケア
〔key word〕LGBTQ、トランスジェンダー、セクシュアル/リプロダクティブ・ヘルス&ライツ
●TOPICS 医用工学・医療情報学
・医療DXの価値向上に向けた設計
●TOPICS 救急・集中治療医学
・集中治療患者の状態悪化を人工知能で予測するーー機械学習モデルを用いたリアルタイムの診療支援
●連載 臨床医のための微生物学講座(24)
・RSウイルス
〔key word〕RSウイルス、細気管支炎、パリビズマブ、喘鳴、接触感染
●連載 緩和医療のアップデート(19)
・救急・集中治療と緩和ケア統合の現在と今後の展望
〔key word〕コミュニケーションスキル、ケアのゴールの話し合い、withdraw
●連載 自己指向性免疫学の新展開ーー生体防御における自己認識の功罪(11)
・免疫とグライコームーーグライコームの1細胞解析技術
〔key word〕グライコーム、糖鎖、免疫、1細胞
●FORUM 死を看取るーー死因究明の場にて(25)(最終回)
・死因究明の実践8
●FORUM 数理で理解する発がん(15)
・ライト・フィッシャーモデルの期待値・分散と固定確率
本雑誌「医学のあゆみ」は、最新の医学情報を基礎・臨床の両面から幅広い視点で紹介する医学総合雑誌のパイオニア。わが国最大の情報量を誇る国内唯一の週刊医学専門学術誌、第一線の臨床医・研究者による企画・執筆により、常に時代を先取りした話題をいち早く提供し、他の医学ジャーナルの一次情報源ともなっている。
「ジェンダード・イノベーション」とは、男女のステレオタイプに陥ることなく性差を知的創造と技術革新に組み込んでいくことで、新たな開発や発見を実現するという概念である。世界的な大きな広がりをもって推進されつつあるジェンダード・イノベーションの本邦初の入門書。
≪本誌の特長≫
◆基礎から最先端まで、幅広い情報満載の臨床栄養総合誌!
◆生活習慣病への対策やNSTなどのチーム医療が重視され、栄養管理を担う管理栄養士・栄養士への期待はますます高まるなか、すぐに臨床で活用できる最新の知識をはじめ、日常業務のスキルアップのための情報や施設のルポルタージュ、新たな診療ガイドラインなど、医学・医療界の動向を含めた情報を広く紹介しています。
≪特集テーマの紹介≫
●令和4年国民健康・栄養調査によると、「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性18.1%、女性9.1%であり年齢が高いほど糖尿病有病者の割合が高くなることから、今後、糖尿病有病者は高いレベルで維持されることが予想されます。一方で、治療や支援の進歩を背景に糖尿病有病者の平均死亡時年齢は延伸しています。
●また、糖尿病有病者の主要死因において血管障害の比率は一貫して低下していることから、糖尿病有病者において糖尿病に併存する疾患の治療の重要性が高まっていることがうかがわれます。
●本特集では、はじめに「糖尿病診療ガイドライン2024」における食事療法のポイントや、糖尿病有病者にとくに多い併存疾患である心不全、糖尿病関連腎臓病、がん、肥満症などに焦点を当て、糖尿病に併存するときの治療と栄養支援のポイントについてご解説いただきます。そのほか、行動科学・社会医学的視点を踏まえた支援やケアのポイントと、低栄養を合併する糖尿病や予防のための時間栄養学の視点、能登震災における栄養支援についてご解説いただきます。
【目次】
「糖尿病診療ガイドライン2024」食事療法のツボ
【頻度の多い併存疾患】
心不全と糖尿病
糖尿病性腎症における最新の動向と治療戦略
悪性腫瘍・がんと糖尿病
肥満症と糖尿病ー肥満を合併した糖尿病患者の治療を含めて
糖尿病と精神疾患のある人の支援
【糖尿病栄養支援の最新トピック】
低栄養と糖尿病
糖尿病予防のための時間栄養学
能登半島地震における石川県栄養士会・日本栄養士会災害支援チーム(JDA-DAT)の栄養支援
●NSTスタッフのための画像診断セミナー(4)〈最終回〉
咽頭と嚥下
●学会レポート
国際肥満学会 ICO2024 in Brazil報告記
●学校給食に学ぶ 食品ロス削減のコツー「2R・3R」の視点から(4)〈最終回〉
調理の段階におけるReuseの視点からの食品ロス削減
●スポット
2型糖尿病患者のコンビニエンスストア利用状況
10代の女性アスリートの月経回復に対する早期介入の有用性
●ズームアップ
超実践的な栄養サポートと食材の“栄養価×コスト×喫食率”の追求
●著者に聞く
『ダイアローグ〈対話〉のはじめかたー医療・福祉にかかわる人のための対話哲学レッスン』
連載
●谷口先生と基礎から学び直す 体液・代謝管理(5)
日常的な水分補給について指導できるようにー飲水学の知識をフル活用して、管理栄養士であるからこそできる指導を
●これだけは知っておこう 臨床栄養学ビギナー道場(6)
栄養輸液をもっと深く理解するために窒素、アミノ酸について勉強しよう
●栄養指導・栄養管理に活かしたい 食物繊維学の新常識(11)
食物繊維素材の特徴と活用法
●Dr.雨海の男性臨床栄養学(30)〈隔月連載〉〈最終回〉
サプリの逆襲(3)-もう一つのACS……鉄とMg
●ORIGAMI ART-食に活かすおりがみ/食の教養
ゆず
●こんだてじまん
じまんの一品料理 キーマカレーと離水しない粥/医療法人社団静実会 ないとうクリニック複合サービスセンター
●報告
集中治療領域における便秘のフローチャート作成前後での排便状況比較
|特集|チームの力を最大化する●マッキンゼーが実践するチームの成果を最大化する3つの原則マッキンゼー・アンド・カンパニー シニアパートナー アンガス・ドーソン元 マッキンゼー・アンド・カンパニー 最高人材責任者ケイティ・ジョージ●競争も協調も行き過ぎれば害となるリーダーシップチームはなぜ機能不全に陥るのかチューリッヒ大学 教授トーマス・ケイルザ・ネクスト・アドバイザーズ パートナーマリアンナ・ザングリーロ●カギとなる特性を理解し、4つのステップで進める経営幹部のチームワークを強化する方法ベイン・アンド・カンパニー パートナーグレゴリー・レスタージュベイン・アンド・カンパニー パートナーサラ・ニルソン・デハナスベイン・アンド・カンパニー パートナーピート・ジェレンド●スターではなくチャンピオンを目指すNFL「史上最高」の選手はチームをいかにして勝利へと導いてきたのかアスリート、起業家 トム・ブレイディハーバード・ビジネス・スクール 教授ニティン・ノーリア●[インタビュー] 個の力を組織に活かす評価・報酬制度へカルビーは「全員活躍」を掲げ、チームプレーを全力で推進するカルビー 代表取締役社長 兼 CEO江原 信|HBR翻訳論文|【競争優位】●独自のリソースとケイパビリティはあるか生成AIで持続的な競争優位は築けないユタ大学経営大学院 教授 ジェイ B.バーニーボストン コンサルティング グループ ヘンダーソン研究所 所長 マーティン・リーブス【経済予測】●予測モデルや終末論に騙されていないかマクロ経済のリスクを正しく読み取る方法ボストン コンサルティング グループ グローバルチーフエコノミスト フィリップ・カールソン=スレザックボストン コンサルティング グループ シニアエコノミスト ポール・スワーツ【ブランドマネジメント】●成功企業はどう実践しているかブランドマネジメントをAIで強化するハーバード・ビジネス・スクール 助教授 ジュリアン・デ・フレイタスハーバード・ビジネス・スクール 教授 エリー・オフェック【会計学と気候変動】●企業の責任範囲を見極める気候変動の会計学 3:「消費者による排出量」開示の3原則ハーバード・ビジネス・スクール 名誉教授 ロバート S.キャプランオックスフォード大学 ブラバトニック公共政策大学院 教授 カシーク・ラマンナ|Idea Watch|●共感を示したいならゆっくり話そう●個人情報の利用がすべて禁止されたらどうなるのか●チャットボットは動物よりも人型ロボットが好まれる●フィールドの中でも外でも勝利する●紹介プログラムの効果を高める方法●女性は男性よりも給与交渉をしている『ハーバード・ビジネス・レビュー』/編●旧フロンティア地域出身のCEOが率いる企業は、より多くの特許を取得しているジョージ・メイソン大学 教授 レイ・ガオ|EI[Emotional Intelligence]|●CEOが物言う取締役会とうまくやっていく方法バンガード・グループ・フォー・リーダーシップ創設者兼プリンシパル ケン・バンタカヨン・パートナーズ マネージングディレクター スティーブン D. ガロー|Synthesis|●仕事におけるAIの可能性と危険性『ハーバード・ビジネス・レビュー』 シニアエディターエベン・ハレル