脳が発達した生き物の多くは、外敵に対して無防備になる睡眠をとり、睡眠がとれないと死に至ります。なぜ、命がけで睡眠をとるのでしょうか。睡眠中、脳では何が起こっているのでしょうか。眠くなるしくみと睡眠の役割、睡眠中の脳と体の状態、睡眠と成長・運動能力・記憶との関係などを、最新の知見にもとづいて解説。睡眠不足になりがちな小学校高学年から中高生に、睡眠の大切さをわかりやすく伝えます。
第1章 睡眠とは? なぜ眠くなるのか?・・・・・・動物の睡眠/眠らないと、どうなる?/睡眠の役割/睡眠をつくるしくみ1体内時計/睡眠をつくるしくみ2睡眠圧/なぜ、眠れなくなるのか/Q&A/コラム:7時間睡眠がみんなを健康にするわけではない
第2章 睡眠時、脳で何が起こっている?・・・・・・睡眠と覚醒の関係/ノンレム睡眠とレム睡眠/ノンレム睡眠の役割/レム睡眠の役割/なぜ夢を見るのか?/成長・運動と睡眠/記憶と睡眠/Q&A/コラム:睡眠と覚醒に向け体を調整するホルモン
第3章 よい睡眠とは? よく眠るには?・・・・・・なぜ、眠れない日が続くのか/代表的な睡眠障害/「よい睡眠」の条件/よい睡眠をつくる1毎日の生活/よい睡眠をつくる2眠るところ/Q&A/コラム:いびきが大きい家族には受診をすすめて
「最近、なかなか疲れがとれない」
「いつもイライラしている」
「便秘気味で体調もよくない」……
日々感じている“なんとなく不調”の原因の多くは、自律神経の乱れが原因です。
本書は、自律神経研究の第一人者・小林弘幸ドクターが考案した「心と体が整う」ノート。
90日間、心と体に関する項目を書き込むだけで
自律神経のバランスをコントロールするコツが自然と身につき、
疲労や不眠、頭痛、便秘、冷え、肩こり、イライラなど……
日々の心身の不調をすっきり解消することができます。
<本書の特長>
●記入期間を身体習慣が身につくといわれる90日間に設定している。
●いつからでも気軽に始められる通年タイプ。
●「体の状態」「メンタルの整理」「腸に良い食事」「自律神経と自己採点」の項目に書き込むことで、
自律神経の乱れを整えるコツが身につきます。
●自律神経を整える「小林流 健康メソッド」が満載です。
●丈夫なビニールカバー付きなので携帯性に優れています。
<こんな人におすすめ>
・生活習慣が乱れ、日々の心身の疲労と不調を感じている人
・頭痛や肩こり、腰痛、冷え、便秘に悩まされている人
・最近、疲れがとれない、眠れない、やる気が出ない人
目次
●今の自律神経の状態をチェック
●1日1ページ、90日間分のコンディショニングノートを収録
●自律神経を整えるために習慣化したい「小林式5つの健康メソッド」
●読むと自律神経が整う知っ得コラム
●知っておくと便利!健康管理に役立つデータ集
仕事がデキる人は大谷翔平のように寝る!『ホンマでっか!?TV』などメディアで話題!14万人以上の睡眠を改善した超回復コーチが開発した「7つの眠り方」
睡眠は、長く寝ればいいわけではありません。一人ひとりに最適な睡眠のスタイル(型)が存在します。本書では、14万人の睡眠を改善してきた超回復コーチによる「7種類の睡眠法」をお伝えします。大谷翔平選手が実践している「長眠戦略」、深夜に起床して活動する「二分割睡眠戦略」など目的別に7つの睡眠スタイルを紹介。各戦略の実践法と注意点を詳細に解説します。疲れをとる目的だけでなく、目標を達成するために睡眠を活用して狙った通りに最高のパフォーマンスを発揮する。この全く新しいアプローチで、あなたの仕事と人生は充実したものになるでしょう。
●本書の内容
●戦略1 超絶回復力で猪突猛進 ザッカーバーグの「短眠戦略」
●戦略2 幸福とアイデアにあふれる エリザベス女王の「快眠戦略」
●戦略3 超一流へぐんぐん成長 大谷翔平の「長眠戦略」
●戦略4 深夜に無敵の時間を作る 黒柳徹子の「二分割睡眠戦略」
●戦略5 細切れでも頭すっきり クリスティアーノ・ロナウドの「多分割睡眠戦略」
●戦略6 自分の時間を生きる マドンナの「フレックス睡眠戦略」
●戦略7 みんなで眠って、いいチーム ラリー・ペイジの「チーム睡眠戦略」
これまで消極的・受動的評価を受けてきた睡眠という生理機能に対し,積極的・能動的側面から詳説する。脳を休めるだけではなく,脳を創り・育て・守り・修復するといった睡眠の役割やメカニズム,また,夢の成り立ちとその意味,生体リズムと睡眠,睡眠環境や睡眠健康指導の実際について平易に解説する。テキストに好適。
寝不足の国」といわれる日本では,睡眠不足が積み重なり,「睡眠負債」を抱えた人も少ないくないでしょう。しかし,睡眠負債を軽くみてはいけません。日中のパフォーマンスが低下するだけではなく,心身の健康に重大な悪影響を及ぼしかねないのです。本書では,快眠を手に入れる方法や,睡眠負債による健康リスク,「冬眠」や「夢」などといった眠りにまつわるさまざまな話題を紹介します。
また,眠ることによって定着すると考えられている「記憶」についても,記憶術から,脳と記憶のしくみまで,多角的に紹介します。大きな社会的問題となりつつある認知症についても掘り下げます。
本書で眠りについての最新の知見を学び,パフォーマンスの向上をもたらす快眠を手にいれてください!
プロローグ
1 睡眠の教科書
PART1 睡眠のしくみ
睡眠サイクル
ノンレム睡眠
レム睡眠
睡眠圧と体内時計
体内時計のタイプと就寝時刻
年齢·性別と眠り
覚醒物質オレキシン
眠気とスニップス
メラトニンとコルチゾール
PART2 快眠の科学
睡眠日誌
1日のスケジュール
睡眠と体温
ブルーライト
寝室の環境
Topics スリープテック
運動と快眠
column1 睡眠薬
PART3 睡眠と健康
睡眠と死亡率
睡眠と肥満
認知症
不眠症
睡眠時無呼吸症候群
ナルコレプシー
Topics 睡眠と免疫機能
PART4 もっと知りたい! 睡眠
睡眠Q&A
冬眠の不思議 1〜2
Topics 人工冬眠
Topics 夢の不思議
2 記憶の教科書
PART1 最強の記憶術
記憶の手がかり
ごろ合わせ・チャンク化・場所法
アウトプット
忘却曲線
記憶の干渉
子供と大人の記憶術
column2 睡眠によって記憶が整理されるしくみを解明
column3 集中力は鍛えられる?
PART2 記憶と脳のしくみ
記憶をつくる「海馬」
覚える原理「シナプス可塑性」
記憶の素子「スパイン」
長期記憶と記憶の転送 1〜2
Topics 記憶と忘却
PART3 もっと知りたい! 記憶
記憶の埋めこみ
記憶のエラーと忘却
超記憶
メタ記憶
ワーキングメモリ 1〜2
デジタル健忘症
加齢と脳
認知症とは
アルツハイマー病
アミロイド仮説
タウ仮説
認知機能の指標
決め手はリズム化!
起床時間と食事が健康リズムを作り出し、昼と夜の過ごし方が快眠を決める!
江戸時代の人々は不眠に悩まなかった?!
朝ご飯を食べて朝ドラを観る人はなぜ元気なの?!
早めの夕食がどうして健康を守るの?!
企業の朝型勤務を提唱してきた大学教授が教える睡眠・食事・運動のリズム習慣
大事なのは、人間が本来持っている体内時計のシステムを取り戻すことだった!
マイリズムの8大原則を知って、自分時間を取り戻し、健康な生活リズムを作ろう!
(1)起床時間を決定し、毎日その時刻にきっちりと起きる
(2)就寝時間を決定し、毎日アバウトにそれを守る
(3)午後から夕方にかけては眠らない
(4)朝食をしっかりと摂る
(5)夕食時間を早くする
(6)座位時間を極力減らして、1日の身体活動を増加させる
(7)就寝時の90分前に入浴する
(8)夜は明るい光を見ない
■ハーバード大学も注目! ぐっすり眠りたい中高年のための「科学的」熟睡法
なぜ、歳を取ると、ぐっすり眠れなくなるのか?
その理由は「睡眠力の衰え」にあります。
体力、肌力、睡眠力。
この3つの力は、年齢に勝てません。
どんな人でも、歳を重ねるごとに、必ず衰えていきます。
「質の良い睡眠」を得られないと、「認知症」「高血圧」「糖尿病」「自律神経の乱れ」など、あらゆる病気や不調の一因になりかねません。
中高年特有の「睡眠力の老化」をカバーしながら、ぐっすり眠るためには、いったいどうしたらいいのでしょうか?
ハーバード大学からも注目される、テレビでもおなじみの「世界一のスリープドクター」が、その解決策を分かりやすく指南します!
■本書の主な内容
◎多くの中高年にとって、本当に問題なのは「睡眠負債」ではなく「寝過ぎ」
◎「長く寝る人ほど、健康に長生きできる」という科学的根拠は存在しない
◎中高年は長く寝る人ほど、早死にしている
◎「ステイホームによる睡眠の悪化」にどう対処するべきか?
◎「睡眠薬を飲むと認知症になる」は本当か?
◎なぜ、夜中にトイレで目が覚めてしまうのか?
◎歳を取ってからも「深い睡眠」を増やす方法
◎「日本人は働き過ぎ」「もっと寝なければダメ」は本当か?
◎「睡眠負債」という概念が生まれた背景
◎「8時間は寝なさい」は子どもの睡眠習慣で、中高年には通用しない
◎本当に「早起きは三文の得」なのか?
◎75歳までに身につけたい7つの睡眠習慣
◎健康寿命とアンチエイジングのカギになる「成長ホルモン」
◎睡眠とお酒の関係
◎「快適な睡眠環境」の作り方
◎最新の研究に基づく「中高年のための快眠グッズ」
…など、目からウロコの情報が盛りだくさん。
「中高年向けの睡眠本」の決定版です!
働きながら睡眠負債を返済!
自分本来の体調を取り戻し、
パフォーマンスをアップさせる究極のメソッド
【スタンフォード大学やハーバード大学など
世界の最新論文を元にした科学的エビデンスも多数掲載】
「夜中に目が覚めてしまう」
「よく寝たはずなのに、翌朝スッキリしない」
「ちゃんと寝ても、日中眠たくなる」
「そもそも、睡眠時間が確保できない」
あなたはこのような悩みを抱えていないでしょうか。
多くのビジネスパーソンは慢性的な疲れを溜め込んで
本来の能力やパフォーマンスを十分に発揮できていません。
パフォーマンスをアップさせるためには、まず
「睡眠」と「体内時計を整えること」が欠かせません。
その上でホルモンや脳内物質の性質を知り、
うまく分泌されるよう自らコントロールすることが大切です。
そこで本書では、働きながら睡眠負債を返済し、
パフォーマンスアップを実現する「超実践的方法」を紹介。
・疲れ知らずの体をつくるには「日向」を選んで歩く
・快眠を呼ぶ「メラトニン」は自分でつくれる
・「ミュンヘンクロノタイプ」で最適な睡眠時間がわかる
・夜の頻尿を減らす具体的施策
・睡眠時間を確保するための「逆算法」とは
・オキシトシンを意識的に分泌させることでストレスマネジメントもできる
…など、「最高の体調」を得るために今日からできることをお伝えします。
実際に著者は、本に書いてあるメソッドを実践したことで
毎朝決まった時間にスッキリ目覚め、
日中もダルくなることなく、8時間睡眠をキープ。
3年以上風邪をひかず健康的な生活を送ることができています。
自分の体調を自分でコントロールできるようになることで、
結果的に人生をハンドルできるようなり、
望む人生を手に入れることができるのです。
成功者はなぜ睡眠にこだわるのか。
サティア・ナデラ(マイクロソフトCEO)、ジェフ・ベゾス(アマゾンCEO)エリック・シュミット(グーグル元CEO)ほか、8時間睡眠をとっている世界的経営者は少なくない。
今、睡眠が心身に与える影響が次々明らかになっている。
免疫力が上がる、メンタルが整う(やる気の持続)、集中力・記憶力が高まる、技能の習得、認知症リスクを下げる、そして体を修復・再生させる成長ホルモンは睡眠中に出る、などなど、成功者がよい睡眠を求めるのは当然と言える。
ところが、20歳以上の日本人の7割は睡眠不足と判明。睡眠の質以前の問題なのだ。
たった1晩の睡眠不足で、がんと戦う免疫力が70%も低下するという研究報告もある。そのほか、心疾患・2型糖尿病・うつ病・肥満などのリスクが上がる、免疫力・生殖機能が低下するといった、寝不足で肌荒するなどでは済まない悪影響がわかっている。
ではどうすれば睡眠時間を増やし、睡眠の質を高められるのか。
その答えが身近な食べ物にあった。次のチェックリストは一見睡眠とは関係なさそうだが、どれかひとつでも当てはまった人は、睡眠の質に関係する栄養素が不足している可能性がある。
□ おにぎりや麺類だけで食事を済ませてしまうことがある
□ 食後に胃がもたれやすく、胃薬をよく飲む
□ 昼食後や夕方に眠くなる
□ 飲酒量が多い
□ 甘いお菓子やせんべい、スナック菓子をよく食べる
□ カフェイン飲料を飲まないと体が目覚めない
「寝つきが悪い」「寝起きがつらい」「午後の激烈な眠気」は、睡眠負債の大きなシグナルだ。
たとえば、寝つきをよくしたいなら、朝ご飯にたんぱく質を食べるといい。また午後の睡魔は糖質制限で撃退できる。毎日の食事が睡眠を変える最強の方法だったのだ。
本書では、睡眠研究の最先端情報から、読者の睡眠負債タイプや栄養素不足チェックリストに基づいたアドバイス、安心なサプリメントの選び方、体験記など、睡眠に悩む人だけでなく、人生やビジネスで成功したい人に欠かせない1冊である。
勉強・ダイエット・貯金・目標達成…は習慣化が10割
仕事、ダイエット、健康管理、勉強、目標達成…すべて成功のカギは「習慣化」にあります。
しかし間違った習慣を身につけてしまったらその代償は大きくなってしまいます。
何をどう習慣化すればいいか、そのために重要になるのが「エビデンス」です。
・もし「A」をしたら「B」をすると、あらかじめ決めておく
・選択肢は必ず「3つ」用意しておく
・常にポジティブな言葉を使うーつらさに対する耐性が高まる
・52分間作業して、17分休憩するー生産性が高まるetc.
本書は、ハーバード、スタンフォード、オックスフォード…などの研究機関において証明されたテクニックを100個紹介。
見開き図解入りでわかりやすい。気になったテクニックからはじめられ、情報収集のためにも役立ち、また読みものとしても楽しめる一冊です。
睡眠時無呼吸,レストレスレッグズ症候群,睡眠時遊行症,ナルコレプシーなど
患者の年齢や性別,診療科を問わず日々の診療で遭遇する睡眠関連疾患に
どのようにアプローチをかければよいのか,精神科,脳神経内科,呼吸器内科,
小児科,耳鼻咽喉科,歯科などと,さらに労働衛生の観点からもコンパクトに
まとめられている.
眠りや目覚めに問題のある患者にいったい何が起きているのか.
その診察,検査,マネージメントなどを患者・症状ごとに記している.
睡眠診療にかかわるすべての臨床家に必携の1冊である.
第1章 睡眠の神経生物学
第2章 睡眠関連疾患への診療アプローチ
第3章 睡眠医学における診断のための検査
第4章 不眠症の臨床的側面
第5章 不眠症の心理療法
第6章 不眠症の医学的マネージメント
第7章 睡眠呼吸障害
第8章 睡眠呼吸障害と関連疾患
第9章 睡眠呼吸障害の内科的マネージメント
第10章 睡眠呼吸障害に対する歯科的アプローチ
第11章 睡眠関連呼吸障害への外科的アプローチ
第12章 閉塞性睡眠時無呼吸の治療のための新しいアプローチ
第13章 レストレスレッグズ症候群と周期性四肢運動異常症
第14章 ナルコレプシー
第15章 その他の中枢性過眠症
第16章 概日リズム睡眠・覚醒障害
第17章 睡眠時遊行症とその他のNREMパラソムニア
第18章 REM 睡眠行動異常症
第19章 その他のパラソムニア
第20章 小児期の不眠症
第21章 定型発達の小児における一次性睡眠問題
第22章 小児の神経障害と睡眠
第23章 睡眠と認知
第24章 睡眠と頭痛性疾患
第25章 睡眠とてんかん
第26章 睡眠と痛み
第27章 睡眠と精神疾患
第28章 睡眠に影響する薬物
第29章 睡眠と職場,そして運転
潜在意識に蓄積した感情と思考の癖が睡眠を妨げている。それを解消することこそ不眠解消につながる。これが著者からのいちばんのメッセージです。
著者は長年、セラピストとして数多くのクライアントと向き合ってきました。そのとき必ず確認するのが「よく眠れていますか?」ですが、必ずといっていいほど「このごろよく眠れていない」「眠りが浅くて朝すっきりと起きられない」と打ち明けられることが驚くほど多いといいます。
確かに日本人の世界睡眠時間ランキングは第33位ともいわれ、この国は「不眠大国」とも呼ばれています。
著者はセラピストとして相手の潜在意識に働きかけながら手当てを行っていますが、睡眠に関して到達した結論は、「不眠は潜在意識からのSOSである」ということです。
もちろん睡眠にはさまざまなことが関係していますが、不眠を根本から改善するには潜在意識への働きかけが不可欠であるというのが、著者の基本的な認識になっています。
そのためには潜在意識にアクセスし、睡眠を妨げている記憶や感情処理することが必要であり、そのための具体的な方法が、誰でもすぐに実践できるように紹介されています。
著者は普段から、誰でも潜在意識と気軽に向き合えるよう「センちゃん」という愛称で呼んでいます。それによって潜在意識を身近に感じ、潜在意識の書き換えが容易になるといいます。本書には、そんな「センちゃん」とつながりながら不眠を解消するヒントが満載です。
著者は長年セラピストとして手当てを行っていますが、読者がすぐ実践できる「センちゃん」を癒やす手当て法も紹介されています。これも不眠解消に役立てることができます。
1章 眠りの質は潜在意識との付き合い方で決まる
2章 人生が変わるセンちゃんとの賢い付き合い方
3章 手で体に触れるとセンちゃんが癒やされる
睡眠にまつわる諸問題を「睡眠障害」の視点から取りあげ整理する。睡眠障害の定義からはじめ,具体的な症例として,不眠症,過眠症,睡眠呼吸障害,概日リズム睡眠障害,睡眠随伴症といったものを取り扱い,それらの症状の知見をわかりやすく解説する。また,最終章では睡眠障害の評価・検査についてもふれる。
まえがき
第1章 睡眠障害とは何か
1節 はじめに
2節 睡眠障害とは
3節 睡眠障害の分類
4節 睡眠障害の原因
5節 睡眠障害の測定法
6節 睡眠障害の治療法
第2章 不眠症
1節 不眠症とは
2節 不眠症の疫学
3節 不眠症の分類
4節 不眠症の好発年代
5節 不眠症の病態生理
6節 不眠症診断の進め方
7節 不眠症の治療
8節 終わりに
第3章 過眠症
1節 睡眠不足症候群
2節 ナルコレプシー
3節 特発性過眠症
第4章 睡眠呼吸障害
1節 成人の睡眠呼吸障害と生活習慣病
2節 小児の鼻呼吸と睡眠呼吸障害
第5章 概日リズム睡眠障害
1節 生体リズムの仕組みと概日リズム睡眠障害
2節 睡眠相後退型
3節 概日リズム睡眠障害:自由継続型
4節 概日リズム睡眠障害:睡眠相前進型
5節 概日リズム睡眠障害:交代勤務型
6節 概日リズム睡眠障害:時差型
第6章 睡眠時随伴症/睡眠関連運動障害
1節 レム睡眠行動障害
2節 その他の睡眠時随伴症
3節 むずむず脚症候群
4節 その他の睡眠関連運動障害
第7章 ライフスタイルと睡眠障害
1節 女性の睡眠障害
2節 高齢者の睡眠障害
3節 小児の睡眠障害
第8章 地域・学校での睡眠相談と睡眠指導
1節 睡眠相談のポイント
2節 地域での睡眠指導
第9章 泌尿器疾患と睡眠
1節 夜間頻尿の病態生理と治療
2節 夜尿症
3節 睡眠と勃起障害
第10章 睡眠と労働
1節 労働時間の実態
2節 製造業における交代勤務の労働と睡眠
3節 看護師における勤務時間と睡眠の関係
4節 交代制勤務と健康問題
5節 あとがき
第11章 睡眠の評価法
1節 睡眠の評価法とは
2節 主観的評価法
3節 客観的評価法
引用・参考文献
人名索引
事項索引
★ 知っておくと寝るのが楽しくなる!?
★ いきももの「睡眠」には
わくわくするふしぎがたくさん!
*睡眠のメカニズムとなぞ
*動物たちの超個性的な眠り方
*あのいきものも夢を見るの?
◇◆◇ 本書について ◇◆◇
私たちが毎日欠かさず行う睡眠には、
まだまだ知られていないひみつがたくさんあります。
この本では、人間や動物たちがなぜ眠り、
どんな効果があるのかを解説しています。
また、動物たちのユニークな眠り方や
睡眠に関する面白いエピソードも紹介しています。
本書は「睡眠」という行為にまつわる物事を、
人間に限らずさままざまな生き物の生態などを含め、
第1章ではなぜ生き物は眠るのか、
第2章ではいびきのメカニズムや夢とは何か、
眠りの質を追求してきた人類のこだわりや
眠りに関する習慣、文化などを紹介しています。
第3章では鳥類や魚類、哺乳類などさまざまな生物の
睡眠事情を紹介しています。
◇◆◇ 主な目次 ◇◆◇
☆ 第1章
睡眠のメカニズム
* 生物にとってそもそも睡眠とは?
* 睡眠をするとどんな良いことがあるの?
* 寝ているときは脳波どんな状態なの?
* 赤ちゃんがたくさん眠るのはなぜ?
* 野生の動物はどこで寝ているの?
・・・など
☆ 第2章
睡眠にまつわるあれこれ
* 朝型・夜型の人がいるのはなぜ?
* 地さボケがおきるのはなぜ?
* 金縛りが起きるのはなぜ?
* 時代とともに進化した寝具の歴史
* 眠りにまつわる神話や伝説は?
・・・など
☆ 第3章
動物たちの睡眠事情
* 牛は食べた草を反芻しながらうとうと寝をする
* ライオンやヒョウなどのネコ科は木の上で寝る
* ゾウやキリンの睡眠の仕方は?
* コウモリは逆さまにぶら下がったまま眠る
* チンパンジーは自分でベッドを作って寝る
・・・など
「よりよい睡眠」を目指す忙しい現代人のために、
各所で話題に上った「科学的な裏づけにもとづくコツ」を大厳選!
・就寝前に取り入れたい習慣
・眠れる環境を整える方法
・睡眠の質を上げる食生活
・快眠を促す呼吸法やストレッチ
など、今夜からすぐに試してみたくなるヒントが満載。
1つからでも、できそうなものから取り入れていくことで、
睡眠にまつわる悩みがみるみる解消されていきます。
日本は“寝不足の国”といわれます。日本人の平均睡眠時間は,主な先進国の平均睡眠時間よりもなんと1時間以上も少ないのです。睡眠不足が積み重なった状態は「睡眠負債」とよばれます。睡眠負債は,日中のパフォーマンスを低下させるだけでなく,心身の健康をおびやかします。
正しい睡眠とはどういうものか? 快眠を手に入れるポイントは? なぜ私たちは夢を見るのか? 退屈だと眠くなるのはなぜ? この本では,そんな睡眠のさまざまな疑問に答えながら,その大切さや不思議さをたくさん紹介していきます。
ぐっすり眠ることは,はつらつとした生活を送る上でとても大事です。睡眠不足だと,体はだるく,頭もうまくはたらきません。ところが,日本は圧倒的に睡眠不足の国のようです。ある調査によると,日本人は諸外国の平均よりも1時間以上も短い睡眠時間しかとっていないのです。睡眠不足になると,疲れがとれないだけでなく,さまざまな病気につながる恐れもあります。
どうすれば毎日ぐっすりと眠り,すっきり目覚めることができるのでしょうか? その第一歩は快眠サイクルを知ることです。私たちは毎晩「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」という,ことなる役割をもつ2種類の睡眠を何度もくりかえしています。とくに最初にむかえるノンレム睡眠が快眠のために重要だといわれています。
本書では,睡眠のしくみや,ぐっすり眠るためのコツを生徒と先生の対話を通してやさしく解説します。本書を通して,快適な睡眠を手に入れましょう。どうぞお楽しみください!
【名医が疑問に答える決定版!】
【こんな人は必読!】
ぐっすり眠りたい!
夜中に何度も目が覚める!
睡眠薬だけに頼りたくない!
【眠りの質を高めるQ&Aガイド】
なかなか寝つけない、途中で何度も目が覚める、朝早くに目が覚め、その後眠れない‥‥これらの症状のせいで睡眠不足の状態が続いていて仕事中に疲労感を感じやすかったり、作業効率が悪くなったり、ミスばかり続いて困ったりしていませんか。こうした状況は「不眠症」といえます。
不眠症をはじめ、睡眠にまつわることで悩んでいる人は、年齢を問わず多くいます。こうした眠りに関する悩みを甘く見てはいけません。「寝不足くらい」とか「気合でがんばれ」などと切り捨てる人もいますが、それは大きな間違いです。睡眠不足によって重大な病気を招くことがあるだけでなく、ぐっすり眠れない背景には危険な病気が潜んでいることもあるからです。
また、治療に用いられる睡眠薬に関する誤解も多く、そのことが適切な治療を阻む理由になっていることも見過ごせません。
本書ではQ&A方式で睡眠に関するさまざまな悩みや疑問にお答えしながら、睡眠の重要性と、眠りの質・量を改善する方法を解説しています。睡眠のメカニズムをはじめ、不眠症を含む睡眠障害とはいったいどういう病気なのか、理解が深まります。
【本書の内容構成】
第1章 不眠にはさまざまなパターンがある
第2章 睡眠のメカニズムを知っておく
第3章 睡眠障害ってなに?
第4章 睡眠障害の治療法
第5章 生活習慣を改善して睡眠の悩みを解消する
いびきや無呼吸症状など「眠り」の障害に悩む日本人は数多い。寝不足は、心筋梗塞や脳梗塞などの深刻な病気を引き起こすことにもなる。長年にわたり「睡眠時無呼吸症候群」を研究し、多くの患者を救ってきた著者が、その最新治療法や「安眠」するための生活習慣を教えてくれる。