「あったかいそば」大特集 冬ともなれば温かいそばを食べたくなる。そばの本道は、せいろ、ざる等冷たいそばだと言われるが、冬にはあったかいそばが食べたくなる。そうした温かいそばには様々なメニューがあり、つゆも、プロは工夫を凝らしているに違いない。そこで、温かいそばの奥義を極める大特集。
「大阪」「大分」「石川」そば巡り 大阪やそば打ちで神といわれる高橋名人のお店、旅行客の多い金沢のお店の特集。地方への食べ歩きを狙う、夏休み前に格好の企画。
旅情推理作家である著者に、そば屋への“転身願望”が芽生えたのは十年前。だが、全国の名店を食べ歩き、そば職人たちを取材し、そば関係の著作を上梓したものの、そば打ちの実技だけは未体験だった。これでは夢は叶えられないー五八歳となった今秋、決然とそば屋修業に挑んだ記録が本書である。期間は一週間、はたしてその成果は…。初めて知ったそば屋の舞台裏に加え、転職成功者の声、出店開業マニュアルなど、最新そば情報を満載して贈る、そば愛好家&そば屋志願者必携の一冊。
日本料理の基礎が出来上がった江戸時代。後期に入り経済事情が安定すると、ふだんの食事にも胃袋を満たす以上のものが求められるようになる。こうした中で生まれ、洗練されていったのがすし、天ぷら、蕎麦、うなぎだ。腕利きの料理人が現れると、食べ手にも粋人が現れる。この両者が出会い、食の世界に変革がもたらされていった。たとえば、日本橋南詰の天ぷら屋台の名店「吉兵衛」の客が、隣り合わせた屋台のかけ蕎麦に天ぷらを浮かべることを思いつく、といった具合にー。膨大な史料を読み解き、江戸四大名物食誕生の知られざる歴史に迫る、江戸食文化史の決定版!
現在国内で流通しているソバは中国、アメリカなど外国からの輸入が大部分で、約八割が輸入品で国産は二割しかない。香りや風味がよい国産ソバは、本物のソバとして消費者に求められている。ソバは機械化が進み低コストで栽培が可能な作物であり、水田の転作作物としても導入しやすい。栽培期間が短く輪作にも入れやすいし、肥料や防除もほとんど必要なくつくりやすい作物である。多くの方がソバづくりに取り組む条件はそろっている。国内のソバ栽培の発展を念じ、これまでの調査・研究、先輩の貴重な文献、さらに生産者の技術を参考にしながら本書をまとめた。栽培法だけでなく、起源や歴史、世界のソバ利用、植物としての特性、製粉や加工とその機械の紹介もしている。農家だけでなく、そば屋さんやソバ好きの方まで広く本書を活用することができる。
DEEN池森秀一さんと分とく山・野〓洋光総料理長が考案した、乾麺蕎麦の常識を覆す絶品レシピ集!
栃木「八溝そば街道」 栃木・八溝山系には豊かな水資源がある。また、寒暖の差があるこの地域には香り高いそばが育つ。そのそばを元に那珂川町、那須烏山市、市貝町、茂木町には40店舗ものそば店があり、美味しい蕎麦を提供している。これを称して「八溝そば街道」という。春も近い3月、新型コロナも収まった頃に訪れるには格好の場所だ。コロナに苦しんだ鬱憤を読者に晴らしてもらうため、東京から約2時間の那須烏山市の八溝を訪れてほしい。美味しいそばに出会えることは間違いない。
そばはなぜ人々を魅了し、おいしいと感じるのか?「雑学(=蘊蓄)」と受け止められてきた事柄を農学、民俗学、心理学、工学などの話題を取り入れて整理し、ここに「そば学」として体系化!
そば打ちは単純な作業だが、実は奥が深い。技術の基本の裏に隠された、そば打ちの本質を知ることなしに真の上達はない。何を知るべきか。その答えが本書にある。
「赤城深山ファーム」のソバ粉 赤城深山ファームの化学肥料日化学農薬に頼らないソバ栽培によりできるソバ粉についての特集。赤城深山ファームのソバ粉を使用する蕎麦屋も紹介する。
「大阪」のうまいそば 西日本はうどん圏だけにうまいそば屋はないと思われがちだが、あにはからんや。うまいそば屋がゴロゴロある。というのも大阪のそば屋の店主は東京で修業、江戸そばを学んで江戸そばを大阪で出しているのだ。もちろん、つゆには定評のある大阪のこと、関西人にも合ううまいつゆでそばを食べさせる。侮るなかれ「大阪のそば」!
「十割蕎麦」魅惑の世界 このところ蕎麦通の間では、十割蕎麦が人気を集めている。十割蕎麦にはどんな旨い店舗があるのか。打ち手はどこで修業をしたどんな人物なのか。また、ソバ粉はどんな山地が多いのか。つゆはどんなもので、どう十割蕎麦に合っているのか。様々な蕎麦通の疑問に答える。蕎麦通を唸らせる「十割蕎麦」の深淵を紹介する。蕎麦はやっぱり、奥が深い。