今,ディープ・ラーニングが農業でも活用され始めています.一見すると難しそうなディープ・ラーニングですが,パソコンさえあれば誰でもすぐに開発を始められます.本書では,枝豆の選別とキュウリの等級判別を例に,ディープ・ラーニング開発を体験します.
★目次
◎農耕機械の自動運転から大きさの選別,温度管理もお任せ!
●イントロダクション だれでもプロ農家になれる「ディープ・ラーニング」
☆第1部 体験学習[基礎編]枝豆の選別
◎インストール不要! ブラウザ上で試せるGoogle Colaboratory
●第1章 [ステップ1]学習済みモデルの開発環境を準備する
◎正答率UPのキモ! 撮影環境の準備から自動保存プログラム作成まで
●第2章 [ステップ2]学習用データ「枝豆の画像」を集める
◎前処理してからファイル・フォーマットをそろえる
●第3章 [ステップ3]枝豆の画像から学習&評価用データセットを作る
◎敵対的生成ネットワークGANで量産
●第4章 [ステップ4]枝豆の画像を増やして学習データを拡張する
◎10種類の方法で新たな画像を生成する
●第5章 [ステップ5]枝豆の学習データをさらに増やす画像処理テクニック
◎2粒莢と3粒莢を識別するニューラル・ネットワークを構築
●第6章 [ステップ6]枝豆の画像から学習済みモデルを作成する
☆第2部 体験学習[応用編]キュウリの等級判別
◎キュウリに傷を付けずに複数本の等級を同時に判定する
●第1章 [ステップ1]マシンの仕様を決める
◎実際にキュウリ等級判別マシンを動かしてみる
●Appendix 1 ダウンロード・データを使ってラズベリー・パイをセットアップ
◎トリミングやサイズ変換,正規化して正答率UPを図る
●第2章 [ステップ2]ディープ・ラーニングに使う画像に施す処理のあれこれ
◎該当箇所を切り出して,長さや表面積,太さを算出する
●第3章 [ステップ3]学習用データ「キュウリの画像」の収集&前処理
◎Google TensorFlowでニューラル・ネットワークを生成
●第4章 [ステップ4]学習済みモデルの作成
◎フィルタ数やサイズ,多層化,活性化関数などを最適化
●第5章 [ステップ5]学習済みモデルをチューニングして正答率を上げる
◎学習済みモデルをラズベリー・パイに取り込む
●第6章 [ステップ6]キュウリ等級判別マシンの製作
◎教師データ集めから高速化,見える化まで
●Appendix 2 ディープ・ラーニングを効率良く行う工夫のあれこれ
自然写真家250人と作品350冊を紹介
自然写真の歴史は、写真機の歴史でもある。
一眼レフカメラが普及した1960年代から1970年代、自然写真は大きな盛り上がりを見せた。
今世紀に入ってからのデジタルカメラの興隆は、自然写真を撮影する写真家に、大きなベネフィットを与え、再び、新しい盛り上がりが見られるようになってきた。
写真家はカメラがなければ撮影ができない。
カメラが使いやすくなることで、撮れる写真も変わってくるというのが、自然写真家に与えられた宿命でもある。
飛躍的にカメラが進歩したことで、新しい表現が生まれ、新しい写真家も多く生まれている。一方で、フィルムからデジタルに切り替えて、未だに活躍を続ける写真家も多くいる。
フィルムからデジタルへ移り変わる時代の自然写真家と作品を振り返り、自然写真の平成時代を締めくくる。
●日本自然科学写真協会
1978年6月、発足の文化団体。自然と科学をテーマに、親睦と情報交流の場をつくるとともに、写真教育の助成と高揚を通して写真文化の向上と発展を願う写真人の集まり。プロ・アマチュアの写真家、写真関係の研究者と技術者、自然科学・工学・医学部門の研究者、教職員など、多方面の人が参画。
【編集担当からのおすすめ情報】
判明した限りですが、掲載した人名に読み方と生年を入れました。また、巻末には「掲載写真家の索引と作品リスト」も整備しました。そして、執筆陣の写真を掲載したカラーグラビアやご自身が使用する「機材について」のコラムも掲載しています。写真を撮影される方には、格別のヒントになると思います。「自然」や「写真」などに関わる方にとって必携の1冊ではと思います(私自身、図鑑編集者ですが、これは仕事に役立ちます)。是非、お手に取ってご覧ください。
カラーグラビア
はじめにーデジタル時代の自然写真
第1章 日本の自然写真のあゆみーフィルムからデジタルへ
「自然写真」とは
「自然写真家」という職業
一眼レフが登場するまで
日本における自然写真の始まりー1950 年代
一眼レフの普及と自然写真の第一期黄金期ー1960年代
雑誌の創刊や児童書・図鑑シリーズの発刊ー1970年代
フィルム全盛時代ー1980 年代
フィルムからデジタルへー1990年
第2章 日本の自然写真家
ネイチャーフォトのさまざまなジャンル
ジャンルを超えて、被写体を捉える写真家
◎動物
◎小動物
◎昆虫
◎水中写真
◎空ー気象・オーロラ・天体
◎山岳
◎自然風景
◎野鳥
◎植物・菌類
◎科学写真
第3章 自然写真とメディアーネイチャーフォトの発表の場
自然写真の発表の場ー図鑑
児童向け学習図鑑シリーズ
児童向け写真絵本シリーズ
一般・専門家向け図鑑、ビジュアル図鑑
ハンディ図鑑・ポケット図鑑のシリーズ
自然・科学雑誌
カメラ雑誌・山岳・アウトドア雑誌など
写真賞ー日経ナショナルジオグラフィック賞など
田淵行男賞
月刊『アニマ』とアニマ賞
巻末資料
デジタルカメラの変遷
デジタルカメラ年表(1)-1975〜2010年
デジタルカメラ年表(2)-2011〜2019年
掲載写真家生年表
掲載写真家の索引と作品(書籍)リスト
あとがき
クルマやロボット,ドローン,農業機械など,これからの移動体に欠かせない位置推定の技術を要素技術ごとにまとめました.カメラ/LiDAR/ミリ波レーダ/GNSSからカルマン・フィルタ/粒子フィルタ/AIまで,基本原理や特徴を,事例を交えながら解説します.
出題率の高い基礎知識をさらに追加収録。3級/2級/準1級/1級の第17回検定(2019年度検定分)問題収録。受験案内・実施要項付。
美術館やギャラリーで開催される写真展の企画意図、国内の写真賞やコンテストの選考理由など、写真の専門家にしか分からない難解な世界を分かりやすく紐解き、理解できるようになるための入門書です。写真家、写真作品&写真集のコレクターなど、全ての写真ファンがファインアート写真を見る客観的な視点を身に付け、ステップアップするきっかけになる必読の1冊です。
■第1章 令和日本/写真表現の最前線
・1 写真の種類を整理
写真の分類と評価者
写真家と見る側との関係性
・2 それぞれの写真の価値基準を定義する
パーソナルワーク
ファインアート写真
商業写真
・3 日本独自のファインアート写真とは
日本の写真の現状
独自に存在する日本の写真界
限界芸術の写真版の可能性
見立てとアドバイスの違い
どのように見立てるのか
誰が見立てるのか
日本独自の写真表現の可能性
限界芸術写真に含まれる写真家
■第2章 ファインアート写真市場の実際─
・1 市場の構造
ファイアート写真の価値構造
ファインアート写真オークションの25年
・2 世界市場の最前線
写真のデジタル革命進行
現代アート市場の隆盛
ファインアート写真/21世紀写真市場の現在
注目されるアート系ファッション/ポートレート写真
海外フォトブック市場の最前線
・3 平成日本のアート写真市場
新たなアート市場として注目される
写真集ブーム到来と終焉
アジア各国の写真に特化したアートフェア・ブーム
写真オークションは日本に定着せず
写真が売れる時代はいまだ到来せず
・4 ファインアート写真のギャラリー
ギャラリーの種類と役割
写真家とギャラリーの関係
ギャラリーの写真評価の実際
作品テーマの見付け方
日本独自の現代アート系写真
ファインアート写真/成功の方程式とは
・5 ファインアート写真のコレクション構築方法
写真のあるインテリア空間
アート・コレクションの効用とは
作品の価格はどのように決まるのか
コレクション対象の絞り込み方
コレクションの醍醐味とは
何を買うかープリント付き限定版写真集の薦め
コレクションの注意点
ファインアート写真コレクション指南書ガイド
アート写真関連情報サイト
コレクションの展示法と収蔵法
■第3章 ファインアート写真作品の総合評価
・1 オークション/セカンダリー市場
20世紀写真/21世紀写真編
現代アート系作品編
番外アーティスト編
・2 ギャラリー/プライマリー市場
現役の写真家/アーティスト編
物故写真家/アーティストのエステート・プリント編
樋口健二自伝。公害、原発被曝労働、自然破壊ー戦争と経済成長に蹂躙された人びとを、地を這う視線で記録し続けた60年。
IoTセンシングからカメラ観察まで,農業製作&実験をあれこれ集めました.定番のラズベリー・パイやArduino等を使った,家庭菜園等の個人DIYや農業試作,屋外IoT機器の参考になる実験集です.
※本書の各記事は,「Interface」に掲載された記事を再編集したものです.
専門用語を使わず、簡単な言葉で解説。これからデジカメデビューする人のための、超ビギナー向け撮影ハンドブック。カメラの取説を見るのが苦手な人でもこの1冊があれば大丈夫。画像編集、写真整理、デコレーション、レフ板の作り方など、子ども撮影だけでなく、サイトやSNS用にも役立つ1冊です!
光が豊かな陰影を刻む夕景を写す。微光量の彩をとらえる夜景を写す。
大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公の吉田松陰の妹・文の家族の貴重な肖像写真や長州藩士たちをはじめ、日本の開花と近代化を担った幕末から明治の著名人たちの肖像写真を集成。鮮明な古写真によってその姿が甦る。
写真の誕生から180年。いまではさまざまなイメージがメディアに溢れ、誰もがあたりまえに接している「写真」とは本来どのようなものなのだろうか?
写真発明の前史から現代までの400年の歴史を、発明競争、技法の開発、大衆の欲望、美術やメディアとの相互関係といった観点から豊富な作品例とともにたどり、交錯する歴史から、「モノ」としての写真とその発展をめぐる人々の物語を描き出す、気鋭の写真史家による新たな写真史。作品図版も多数掲載し、入門書としても最適。
写真史は極上の物語だ!
写真史は無味乾燥な事実の羅列でも、何人かの英雄たちの栄光と名誉の記録でもない。それは写真という奇妙な媒体に取り憑かれた人間たちによる、「物の見方」の解体と再編のプロセスである。銀塩からデジタルへ、「イメージ・メイキングの地殻変動」が進行するこの時期にこそ、ぜひ本書をひもといてほしい。
──飯沢耕太郎(写真評論家)
プロローグ 写真史を学ぶ意義──写真について考えてみる
[1]
第1章 焦点を結ぶ欲望
第2章 目隠しの接戦──写真の発明まで
第3章 視覚革命──初期写真と社会のかかわり
第4章 初期写真の技法史
第5章 表現の広がり──ウェット・コロジオン・プロセスによる記録とドライ・プレートの登場
column 錬金術と空想科学から見る写真
[2]
第6章 芸術の息吹──写真と美術の最初の接触
第7章 「写真らしさ」と芸術──ピーター・ヘンリー・エマーソンとピクトリアリズムの成立
第8章 ピクトリアリズムの展開──一八九〇年代から一九二〇年代
第9章 さまざまな印画技法と小型カメラの登場
column 写真としての美術──絵画複製写真の世界
[3]
第10章 モダニズム写真へ──鮮明なイメージへの回帰
第11章 出版文化から見るアメリカのモダニズム写真
第12章 カラー写真小史
column ヴァナキュラー写真の分界──家族写真をめぐって
エピローグ
戦前写真史年譜
あとがき
人名・団体名索引
本書は、オールドレンズにおけるレンズ構成と描写傾向の解説書です。既存の光学技術の入門書は理系の知識が不可欠で、オールドレンズホビー層はほぼ内容が理解できません。本書は古典的なレンズ構成図を、徹底的にハードルを下げてわかりやすく解説します。また、該当する構成を用いた具体的なオールドレンズを多数紹介し、レンズ構成図という切り口でオールドレンズの世界を探索できるように導きます。光学技術と歴史という側面からオールドレンズを照らし、オールドレンズの深く豊かな世界へと誘う一冊です。
◇コンテンツ◇
・オールドレンズユーザー向けのレンズ構成入門書
・「カメラホリック レトロ」の副読本
・書籍寄りのデザイン
・レンズ構成図と該当するオールドレンズをセットで紹介
・著名なレンズ設計者の功績と生い立ち
・レンズ開発史のエピソード
・光学系の蘊蓄をやさしくひもとく決定版
DaVinci Resolveでのグレーディングをマスター!
デジタル映像ながらもシネマティックな再現を可能にした
カラーグレーディングの技術は、今や流行を超え、映像制作における必携テクニックになりました。
本書は主にDaVinci Resolveを例にテクニックとワークフローを解説していくガイドブックです。
素材はLogやRAWで撮影可能なカメラを想定し、まずは、LogやRAWからの基本的なワークフローを解説。ビデオグラファーや本職のカラリストが実例をもとにDaVinci Resolveでのグレーディングの方法を手順を追いながら説明していきます。
後半は、ミュージックビデオやショートムービーを例に、制作したクリエイターが
小型のシネマカメラや一眼カメラでの撮影から編集、グレーディングをレポートします。
全作例と一部のDaVinci Resolveでの操作手順は
QRコードやvideosalon.jpから見ることができます。