ゲイとして生き、異国で孤独な闘病生活を送る日本人が、いま初めて心の内をありのままに語る。密着取材による書下しノンフィクション。
1978年11月27日サンフランシスコ。カストロ・ストリートから始まったキャンドルライト・マーチが静かに夜の街を埋めつくしていった。それはその日悲劇的にも暗殺されたゲイ初の市政執行委員ハーヴェイ・ミルクと市長モスコーニの冥福を祈る人びとの群れだったーゲイだけでなくすべてのマイノリティの自由と人権のために草の根の活動を精力的に繰り広げたハーヴェイ・ミルク。彼の生涯を丹念に追うとともに、当時のアメリカの社会状況、ゲイ・リベレーションの高まりを強烈なリアリティで描きあげる。
レーガンをはじめアメリカの歴代政権の成立と運営に深々と関わってきた反共保守派の大物指導者が、同性愛者という自分自身の半生をさらけ出して赤裸々に語る戦後政治の深層。
新しい生のエチカ。差別と偏見に満ちた同性愛者のイメージを、「アイデンティティ」「カミングアウト」「エイズ」等をキーワードに大胆に解析し、異性愛至上主義の社会に抵抗するダイナミックな戦略を提示。生活し、愛し、活動するゲイ自身の立場から展開する、闘う理論としてのゲイ・スタディーズ。
世界史を震撼させたゲイ&レズビアン。ソクラテスからマドンナに至る、創造的な文化を築き、世界の歴史に影響を与えてきた、古今東西のゲイとレズビアン100人を、その影響の大きさと深さによって紹介。ゲイ/レズビアンのネットワークと時代を超えた連帯にエールを送る、スーパー人物事典。
近年すっかりビジブルになってきたゲイ。その勢いはひときわ異彩を放っている。ゲイというアイデンティティを生きる男たちと、ゲイというセクシュアリティのスタイルを、美しい肉体の躍動をスナップした写真と、ちょっとエッチで詩的なエッセイをジョイントさせて浮きぼりにする、エロティシズムあふれる書き下ろし・撮り下ろしフォト・エッセイ。
画家、デザイナー、映画監督、ミュージシャン、料理人、スチュワード、舞台装飾家、美術修復師ー生まれも仕事も異なる10人のスペインのゲイたちが、自らのライフスタイルを語る。写真59点収録。
ミレニアムの欲望を先取りするゲイシーンから、性受の未来を予言する。セクシュアリティ/ジェンダーをめぐるエッセイ・評論多数。日本のゲイの歴史を探訪する「ゲイの考古学」の完全版。ゲイムーブメントの記録「伏見ゲイ新聞」の一般公開。付録に『プライベート・ゲイ・ライフ』『キャンピィ感覚』を収録。
なぜ英国は日本よりも豊かになったのか?金融ビッグバンや民営化のおかげ?いや、それだけではない。高額の収入があり、それに比例して消費欲も旺盛、旅行やパーティといった“形に残らない愉しみ”へも惜しみなく費やすーそんな金の卵を産む同性愛者たちの聖地となったことで、英国は一八兆円市場という巨大なマーケットを手に入れたからだ!バークレイズ銀行やIBMといった巨大企業が注目し、閣僚やメディアの仕掛け人も生まれはじめた、知られざる英国ゲイ・パワーの実態をリポートする。
大盛り上がり間違いなしのクイズ&ゲームが満載。フジテレビ百識団が実証・厳選した最強パーフェクト本がこれだ。
学童保育で働く私とゲイを告白した息子。まっすぐに受けとめあう親育ち、子育ちの本。
耽美小説・ゲイ文学を300点選出、完全解説した本邦初のブックガイド。