2024年英語版「The International Journal of Periodontics & Restorative Dentistry」に掲載された論文のなかから、12名の著名編集委員が精査した「ペリオ」「補綴」「外科」「インプラント」「新材料・テクニック」分野の注目10論文を全文翻訳掲載。本誌後半の日本版「世界最新テクニック&マテリアル」では、現在日本国内で利用できる主要な3種のフェイススキャンシステムを特集。顔貌主導型の補綴・修復治療を実践する3組の著者らが、その有効性、実際の使用例について解説した。
インプラントオーバーデンチャー(IOD)は“すぐに壊れる”“リペアの頻度が高い”というイメージがある。そのため、ランニングコストがかかり、患者にもなかなか満足してもらえないという結果に陥ることがしばしばである。そこで本書では、なぜIODが壊れ、どこが壊れるのか、そしてどうすれば壊れにくいものが作れるのかについて、世界中の最新データを基に、徹底的に検証した。近い未来を見据えた“超高齢社会”必携の書である。
1章 なぜインプラントのオーバーデンチャーは壊れるのか?
1章 1 解剖学的要因
1章 2 生物学的要因
1章 3 補綴的要因
1章 4 力学的要因
2章 インプラントオーバーデンチャーのどこが壊れるのか?
2章 1 インプラント体の壊れるところ
2章 2 アタッチメントの壊れるところ
2章 3 義歯床、対合義歯の壊れるところ
3章 リペアの少ないインプラントオーバーデンチャーとは?
3章 1 患者が満足するインプラントオーバーデンチャーとは?
3章 2 リペアの少ないインプラントオーバーデンチャーの作り方
3章 3 リペアの少ないインプラントオーバーデンチャーのメインテナンス
本書はプラスティックサージェリーの第一人者と目されるOtto Zuhr氏らによって執筆されたペリオとインプラントに関する審美形成外科の専門書である(原書は2012年発行)。特筆すべきは全編にわたり使用されているマイクロスコープによる美しい写真。術式がステップごとにきめ細かく分けられ、その1つ1つをわかりやすい拡大写真で見ることができる。審美のための歯周形成外科を学ぶ際に避けては通れない決定版大著である。
A項 原理
1章 歯周組織の解剖と構造生物学の基本原理
2章 マイクロサージェリー:新たな次元へ
3章 一次治癒:成功の鍵
4章 切開、フラップデザイン、縫合テクニック
5章 歯肉の審美:基準、ガイドライン、診断上の戦略
6章 患者管理
B項 術式
7章 自家移植片の採取
8章 歯肉増生術
9章 歯肉退縮の治療
10章 審美的歯冠長延長術
11章 乳頭再建
12章 抜歯窩の管理
13章 欠損歯の補綴(置換)
C項 合併症
14章 術中出血
15章 フラップの穿孔
16章 術後出血
17章 術後感染
18章 フラップや移植結合組織の壊死
19章 自家ブロック骨および皮質骨板移植に関連した失敗
20章 インプラントの喪失
21章 瘢痕、刺青、過剰軟組織
22章 生物学的幅径の侵害
本書は患者さん(子ども)とその保護者を対象として、子どもが歯を磨かないとお口の中がどうなるか、処置や予防法も含め、1ページ全面を使った特大の症例写真を見せながらわかりやすく解説している。子ども編は表表紙から、保護者編は裏表紙から逆に読むユニークな構成になっており、低年齢児には保護者が読んで聞かせることもできる。待合室のわずかな時間でも眺めることができ、むし歯や歯周病予防の動機づけに最適な書籍である。
質の高いアライナー矯正治療のために、確かな技術とデータに支えられた情報をお届けします。矯正歯科に携わるすべての歯科医師向けに、アライナー矯正歯科を伝える唯一の国際誌JAO英語版の論文を厳選して翻訳・掲載するほか、日本版オリジナルページでは日本の歯科臨床に応じた治療オプションや矯正歯科の学術・技術についてお伝えします。
本書の目的は、う蝕に関する病因論、修飾因子群、リスク評価とその展開、診断と疫学についての最新の知識を提供することにあります。科学的な背景の詳しい内容については、それぞれのトピックの論議が示されていますが、さらに“the state-of-the-art(現在、到達しうる最先端の科学・技術水準)”への遂行のための挿図によるガイドと、それぞれの項目の結論と将来への推奨が述べられてます。
波の性質がわかる、光の干渉がわかる、ドップラー効果がわかる…センター物理「波動」はコレ一冊で完璧。
あのトムソン・ロイターが、膨大なデータベースからキーワードごとに引用頻度が高い20論文を選出。インパクトファクターを決定している機関としても、その信頼度は非常に高い。本書は、選出された240論文に関連した、世界的に多くの演者および著者が多引用する分類や文献を和訳付のカラーで紹介。どこかの講演会で見た、あるいは前に雑誌で読んだことがあるがどうしても思い出せなかったものを再発見するのに最適な書である。
■重要キーワード12
1. Bone graft
2. GBR
3. Sinus floor elevation
4. Socket preservation
5. Immediate implant placement
6. Immediate functional loading
7. Computer guided surgery
8. Overdenture
9. Implant surface
10. Papilla
11. Platform switching
12. Peri-implantitis
講演や雑誌でよく見る、あの分類および文献
(1)〜(32)
今やコンポジットレジン修復の第一人者ともいえる日本大学歯学部教授の宮崎真至先生による渾身の1冊の改訂版。コンポジットレジン修復の臨床力をアップさせるためのエナメル質接着のサイエンス、象牙質接着のサイエンス、コンポジットレジンのサイエンスと基礎系からの理解と、さらにコンポジットレジン修復の臨床力を向上させる充填テクニック、新マテリアルの解説まで、コンポジットレジン修復のすべてをこの1冊に網羅。
PART1 明日の臨床を向上させるコンポジットレジン修復の着眼点
PART2 コンポジットレジン修復の臨床力を向上させるサイエンス
PART3 コンポジットレジン修復の臨床力を向上させるテクニック
東京医科歯科大学の名物講義と高く評価された著者の講義板書ノートから、臨床研修医や若手歯科医師の補綴臨床において技術的に問題が生じやすい項目を抜き出し解説した臨床指南書。印象採得から義歯修理まで補綴臨床に欠かせない基本をステップで解説するほか、支台歯形成や咬合調整などについては到達ゴールを明確に示すなど、初学者のニーズに応えることができる1冊となっている。
CHAPTER 01 診査
CHAPTER 02 概型印象 CHAPTER 03 研究用模型
CHAPTER 04 築造窩洞形成
CHAPTER 05 築造窩洞の印象
CHAPTER 06 築造窩洞模型の製作
CHAPTER 07 築造体のワックスアップ・埋没
CHAPTER 08 鋳造
CHAPTER 09 築造体の調整・合着
CHAPTER10-1 支台歯形成1
CHAPTER 10-2 支台歯形成2
CHAPTER 11 個歯トレー(レジントレー)
CHAPTER 12-1 印象採得1適切な印象採得を行うための着眼点
CHAPTER 12-2 印象採得2固歯トレー法(レジントレー) CHAPTER 13 咬合採得
CHAPTER 14 仮封法
CHAPTER 15 模型の作製 CHAPTER 16 咬合器装着
CHAPTER 17 ワックスアップ
CHAPTER 18 研磨
CHAPTER 19 試適時のコンタクトポイント調整
CHAPTER 20 咬合調整
CHAPTER 21 仮着
CHAPTER 22 セメント合着
CHAPTER 23 補綴物の除去
CHAPTER 24 根面キャップ
CHAPTER 25 義歯粘膜面の調整 CHAPTER 26 直接法による義歯修理
CHAPTER 27 直接リライニング
本書は歯科技工士学校を卒業して、間もない歯科技工士が、毎日の総義歯製作中に、何かわからないことが生じた際に、仕事の後にわざわざ大きな本で調べなくても、もっと気楽に、どこでも簡単にその要点を調べることができるよう、ポケットにすっぽり収まり、薄い引き出しにも入れておける、大きさと厚みにこだわった。小さな本であるが、その内容は多くの初心者が総義歯作業中に悩む作業工程を選択、編集、解説されている。
第1章 模型の観察と個人トレーの製作
第2章 作業用模型と咬合床の製作
第3章 人工歯の選択と排列・処理
第4章 歯肉形成とロウ義歯への試適
第5章 埋没・重合
第6章 咬合器への再装着
第7章 義歯の研磨と口腔内セット
column
子どもの歯の健康を守るための本です。乳歯は3歳くらいに生えそろい、6歳ごろから乳歯から永久歯へと生え替わります。この時期が混合歯列期です。はじめに生えてくる6歳臼歯は、生涯にわたり咀嚼の中心となる大切な歯ですが、むし歯になりやすいのです。お子さんの一人みがきでは6歳臼歯を磨くのが難しく、お母さんの仕上げ磨きは欠かすことができません。先生と歯科衛生士さんが保護者とお子さんに伝えたい内容になっています。
発売以来好評の本ダイアリーは、「使いやすさ」「便利さ」をテーマに、確認・利用頻度の高い情報を収録している。国内外のデンタル行事(学会・講演会・研修会セミナー等)・国内外の学会開催問い合わせ先・国内外の歯科大学連絡先・歯科技工士学校、歯科衛生士学校の連絡先・各種歯科関連団体の連絡先・歯科関連企業の連絡先・全国のスタディーグループ連絡先等、歯科に関わるすべての情報をまとめた。歯科医師はもちろん歯科医療に携わるすべての方々必携。