歯や歯周といった口腔組織は、体の他の組織と同様に歳を重ねるに従って変化します。しかし、そうした経年的な変化に因るのとは別に、歯は病的な原因によって圧倒的に失われます。近年歯科インプラント治療法の研究が進み、一般臨床の中にも広く普及しはじめています。本書は今後ますます応用範囲の広がるインプラント治療法をやさしく患者さんに理解していただくために書かれたものです。
一つの歯科用語の意味がわからないために、先生の話全体が理解できない…。こんな悩みを本書が一挙に解決します。日常繁用の歯科臨床用語(約3,800項目)を簡潔・明瞭に解説した必携の書!
歯科臨床が外科的治療であることは、日常臨床上明らかである。本書はこの外科治療という基本的認識に戻って滅菌、消毒について考えるものである。かっては肝疾患にみられるウイルス性感染症、そして今、世紀の難病ともいわれる、免疫不全症候群AIDSの出現に際し,この滅菌、消毒の重要性を本書でもって強調したい。
本書は、全部床義歯学と部分床義歯学を学生諸君にとって、読みやすく、しかも、よく理解できるようにと心掛けて書かれたものである。できる限りページ数と図表を抑え、必要最小限の知識を平易に記述し、有床義歯学というものが全体として理解できるようにと考え、本書の執筆を企画した。
本書は口腔衛生学の教科書として、新しい教授要綱の学習目標に沿った内容で編集、執筆されている。衛生・公衆衛生学および口腔衛生学は常に社会科学的側面をもち、その領域は広く膨大である。膨大な領域の必要事項を洩らさないように、教授要綱および国家試験の出題基準を参考にして、最も新しい知見、数値などをとり入れ、学習に役立つ教科書として編集を行った。
本書は、マイオドンテックスの臨床的な決定論である自然咬耗咬合に準拠した人類生物学的考察への雄弁な解説と、具体的な治療方法論としての原因療法に従った各装置のある方、つくり方へのていねいな説明で構成されている。