ーー中国共産党支配を支える制度はどのように形成され、持続、変化してきたのか?
現代の中国政治を構成する具体的な制度の変化に焦点を当て、
歴史的要因を重視しながらそれらを読み解くことで、
現代中国政治の現状を理解し、将来を展望する一冊。
序章 現代中国政治研究と歴史的制度論(林 載桓)
<b>第1部 国家ーー包容と強制</b>
第1章 民主的制度の包容機能
ーー人代改革の起源と持続(加茂具樹)
第2章 現代中国の刑事司法制度と「厳打」
ーー起源、経路依存、制度進化(金野 純)
<b>第2部 エリート政治</b>
第3章 「集団領導制」の制度分析
ーー権威主義体制、制度、時間(林 載桓)
第4章 領導小組の制度変化
ーー中国の政策決定における半公式制度の機能の重層化(山口信治)
第5章 中国の幹部選抜任用制度をめぐる政治(高原明生)
<b>第3部 中央・地方関係と経済</b>
第6章 香港の民主化問題の「時間の政治学(ポリティクス・イン・タイム)」
ーー選挙制度形成の歴史と今後の見通し(倉田 徹)
第7章 中国経済の制度的背景
ーー分散的権威主義体制下の自生的秩序(梶谷 懐)
おわりに
索 引
執筆者紹介
東京大学名誉教授、最高裁判所判事、宮内庁参与として活躍した團藤重光博士。博士の遺した日記、手帳、書簡等は、博士の法思想の形成や変遷、さらには知られざる最高裁における評議の過程をも解き明かす好個の資料である。本書では、刑事法・法制史の研究者らが資料を詳細に分析することで、團藤博士の思想形成、最高裁判事時代の活動の子細を明らかにする。
はしがき
目次
序章 福島 至
<b>【第1部 團藤重光の法思想・立法論】</b>
第1章 法学教育史から見る法制史についての一考察
--東京帝国大学生・團藤重光の受講ノートをたよりに
……畠山 亮
第2章 満蒙問題と團藤重光
--團藤文庫所蔵「蒙古聯合自治政府」法制関連資料の紹介
……岡崎まゆみ
第3章 東大と防空ーー團藤重光と東京帝国大学特設防護団法学部団
……太田宗志
第4章 法学の研究動員と團藤重光ーー戦時下の学術研究会議を中心として
……小石川裕介
第5章 改正刑法準備草案と團藤
--名誉に対する罪をめぐる戦前・戦後の刑法改正事業
……高田久実
第6章 團藤重光の人格責任論ーーその形成過程に着目して
……玄 守道
第7章 昭和28年刑事訴訟法改正と團藤重光 ……出口雄一
第8章 團藤文庫「警察監獄学校設立始末」からみえてくるもの
--明治32年・警察監獄学校の設立経緯 ……兒玉圭司
<b>【第2部 最高裁判事としての團藤重光】</b>
第9章 最高裁判例の形成過程と團藤重光文書
--国公法違反被告事件(大坪事件と猿払事件)をめぐって
……赤坂幸一
第10章 学者としての良心と裁判官としての良心
--共謀共同正犯についての團藤意見を中心として ……村井敏邦
第11章 凶器準備集合罪の法益と團藤補足意見
--1983(昭和58)年6月23日最高裁第一小法廷 ……古川原明子
第12章 迅速な裁判を受ける権利の保障をめぐって
--多数意見と團藤少数意見 ……福島 至
第13章 流山事件最高裁決定と團藤重光補足意見の意義 ……斎藤 司
中国の統治の末端を担う基層幹部は、国家と民衆のはざまで、どのような役割を果たしてきたのか?
中国共産党の統治が続いてきたのはなぜか?
支配の末端を担う基層幹部の役割に焦点をあて、現代への連続性を探る試み。
はじめに (小嶋華津子)
序章 現代中国における基層幹部の概要(磯部靖)
第1部 農村社会の基層幹部
第1章 集団農業体制下の農村幹部ーー中国農村におけるプリンシパル・エージェント関係の変容(中兼和津次)
第2章 「農村整風」と基層幹部の行動変容ーー「大飢饉」の前奏:1957〜58年(角崎信也)
第3章 「交叉地帯」と基層幹部(田原史起)
第2部 都市社会の基層幹部
第4章 中華人民共和国における公安・司法・検察機関の接収と再編ーー基層幹部の動態に注目して:1949〜53 年(有澤雄毅)
第5章 下層の動員ーー政治統合と里弄の変容(張済順)
第6章 工場における大躍進運動の展開と幹部ーー上海の紡績工場を事例として:1957-59 年(鄭浩瀾)
第7章 食糧難下における工場幹部の行動様式ーー1950年代末〜60年代前半期(小嶋華津子)
第3部 「統一戦線工作」と基層幹部
第8章 基層幹部からみた宗教管理(上野正弥)
第9章 新疆ウイグル自治区「訪恵聚」活動にみる基層幹部の動態分析(星野昌裕)
38年間この競技を見続けてきた生粋のスケートファンである著者がスポーツライターでは絶対に描かないであろう視点で、「羽生の演技の何がどう素晴らしいか」を表現、技術の両面から徹底的に分析する!
臨床工学技士の分野別国試対策書は本シリーズだけ!
2025年国試合格へ導く[全4巻]シリーズ!
●令和3年版臨床工学技士国家試験出題基準対応!
●本書には、「生体機能代行装置学」領域として「呼吸療法装置」「体外循環装置・補助循環装置」「血液浄化療法装置」を収載。
●この一冊をマスターすれば、国試配分[33点](満点180点)が確実に!(※配分は過去5年分の国試を分析した平均値)
●国試既出問題をベースに、選択肢を正しい文章に整理した<要点のまとめ>と、重要な国試問題を掲載した<チェックアップ>の2部構成で、[インプット]と[アウトプット]を繰り返すことにより、頻出事項の知識を確実に身につける!
●直近5年の出題傾向を★マークで示しており、頻出問題がすぐわかる!
●本文には活用できるスペースを豊富に設けてあるので、メモを追加したり、付せんを活用することで、世界にひとつ、自分だけのオリジナル国試対策書を作成できる!
●見出しごとに教科書(臨床工学講座/最新臨床工学講座)の参照ページつき。巻末の索引とあわせて、勉強効率UP!
【目次】
I.呼吸療法装置
II.体外循環装置・補助循環装置
III.血液浄化療法装置
香酸カンキツ5種(カボス/シークヮーサー/スダチ/ユズ/レモン),中晩カン4種(津之輝/ハッサク/ブンタン/カワチバンカン)の栽培の基礎と実際を,160ページにわたって一挙収録。カンキツではまた,注目の青島温州「片面交互結実栽培」や「半樹別交互結実」による無農薬のつくりも紹介。
この他,ナシの予備枝徹底確保による安定多収,ジョイントV字樹形栽培,リンゴでは,省力・軽労化技術として落葉収集機利用による黒星病の発生低減効果とロボット草刈機による除草管理,温暖化時代の安定生産を追求する精農家事例。さらに近年,果樹での取り組みが進む“土着+製剤”によるw(ダブル)天敵の防除体系と,草生栽培をめぐる新研究など。
生きる感覚・情緒のおもしろき、日常の愉しみ、しずかなやすらい、“なせぬ”ものからうまれるしなやかなたしかさ。「ぼく」が“自分”(自ずから分かる)になる近代思考から脱する“好み”の情緒資本の響き。初めての、趣くがままのエッセイ!
近年、欧米やアジアにおける統計解析ツールの普及は、品質管理や業務改善のみならず、企業の意思決定や収益向上に大きな影響をもたらしています。かつて専門家やマネージャだけが実施していた品質やサービスの解析を、一般の社員が実施することで、その企業はさらに強みを発揮します。このような解析を、手元のパソコンで簡単に実施できるように工夫されたソフトウェアがMINITABです。
MINITABの名前の由来は、米国商務省標準技術局(National Institute of Standards and Technology)が開発したOMNITABという統計解析プログラムの名前からヒントを得たものです。OMNITABほどの統計演算機能はないにせよ、OMNITABの小型版として統計解析ツールを広めたいという願いから、MINITABと名付けられました。
第1章 MINITABの紹介
第2章 MINITABの環境設定
第3章 MINITABの操作
第4章 MINITAB統計の基礎
第5章 推定と検定
第6章 検出力とサンプルサイズ
第7章 表
第8章 正規性検定
第9章 時系列分析
第10章 信頼性/生存分析
第11章 多変量解析
第12章 工程能力分析
第13章 測定システム分析
第14章 相関分析
第15章 回帰分析
第16章 品質ツール
第17章 管理図
第18章 分散分析(ANOVA)
第19章 要因実験
第20章 応答曲面
第21章 混合計画
第22章 タグチ計画
索引
叔父から預かった封筒を約束の相手に渡した途端、贈賄の現行犯で逮捕された竹内智彦。なんとか釈放されたものの会社をクビになり、肝心の叔父は行方不明に。途方に暮れる智彦の前に現れたのは胡散臭い私立探偵・鮎川賢。しかも逮捕現場にいた美女が鮎川の変装だったとわかり不審感は更に増すが、共に叔父を探すうち鮎川のペースに引き込まれ!?-。
Illumination〜2台ピアノのための作品集
【収録情報】
● リスト/サン=サーンス編:ピアノ・ソナタ ロ短調 S.178(2台ピアノ版)
● シューマン/ドビュッシー編:カノン形式の6つの練習曲 Op.56(2台ピアノ版)
● サン=サーンス/ドビュッシー編:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28(2台ピアノ版)
シルヴァー=ガルブルク・ピアノ・デュオ(シヴァン・シルヴァー&ジル・ガルブルク)
録音時期:2018年
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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名手ミカラ・ペトリの超絶技巧のリコーダーで演奏した『四季』
もともとのソロ・ヴァイオリン・パートを、超絶技巧のリコーダーで演奏。ミカラ・ペトリはRCAにも1987年に『四季』を録音していましたが、ここでの再録音では華やかな装飾音をふんだんに駆使、これまでの『四季』とは違った面白さ、新鮮さは格別。(輸入元情報)
【収録情報】
● ヴィヴァルディ:協奏曲集『四季』
● サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
ミカラ・ペトリ(リコーダー)
スウェーデン室内管弦楽団
トーマス・ダウスゴー(指揮)
録音時期:2005年6月
録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
Powered by HMV
いじめ、ひきこもり、不登校、自殺、アダルトチルドレン、拭えない寂しさ、未成熟な大人……。原因を追求すると、必ず育った環境や受けた教育、親の問題へとたどり着く。
まえがき
第1章 今のままでいいんだよ
断ち切れない「偏差値神話」/中央集権体制の文科行政/学校間格差の拡大/自分で考え、自分で決める、自己決定の姿勢/偏差値依存症をどう断ち切るか
第2章 不登校の軌跡
いじめで死んでほしくない/パンクの男が命の恩人に/同世代とは違う人生/人の視線も気にならず/姉も妹も不登校/長女の痛みを感じとる/みんな行くのになぜ/「パパ。忘れもの! 」/私の名前はちょっと/父母のけんかに不安感/祖母の言葉が暁の慰めに/産んで彼と一緒の生活を/子どもは勝手に育つ/勉強するのは12年ぶり/この学校、自由がないよ/お宅の子だって育つよ/自分一人で生活したい/嫌いなものは勉強するな/親の腹が固まれば……/「東京シューレ」設立まで/仕事一筋の人生を反省/厚生、文科行政との闘い
第3章 変わる親たち
自分のことは自分でしてね/私を妹と比べないで/お前は孫を殺すのか/よみがえる幼児期/干渉が“虐待"と気づく/私はアダルトチルドレン/幼稚園から代理妻・代理母/言うまい、感じまい/あんな親になりたくない/私、迷ってる/教師生活のうらみが噴出/学級通信、毎日出すな/頑張りすぎて2年休職/私は囲いのなかの豚/「よい子」はもう終わり/ぎくしゃくした親子関係/まず謝らせてほしいの/一生、一緒にやっていく/家のなかに幸せあるんだ/自立できなかった/私は優等生症候群/存在感のない父親/親に心配かけない人生
第4章 賢治を生きる
やんちゃな女の子/学生運動たたり病気に/2年後に同僚と結婚/授業で勝負、が孤立へ/女の子が私を変えた/寂しさをごまかしていた/自分を変えないで無理よ/教師として再生/夫と妻が交互に飛びだす/未成熟な男に直面して/弱みをさらけだす母親/子どもは親の世間体に/自分を表現できない/真のつながりを取り戻す
第5章 私は私ーー過食嘔吐からの脱出
私を苦しめた過食嘔吐/心の穴を食べ物で埋める/鏡に映る膨らんだおなか/ブクブク太るのは罪悪/負い目と優越感と/「ぼくが治してやるよ」/もう吐かないで、と夫/嫉妬心に火が付いて/埋めこまれた寂しさ/私、実は摂食障害なの/父親の涙に胸を詰まらせ/寂しさを置き換えて/1週間止まった嘔吐/バハマでの不思議な体験/4本の柱に支えられて/弱みに付けこまれ借金/病根は奥深いところに/執着する母親との関係/真っ黒なベッドの夢/心の奥深くに怒りの渦/条件付きの母親の涙/母親も下剤使って/母を幸せにしないと/人生観変えた妹の死/仕事中心で家庭犠牲/生活を楽しむ大切さ
ショパン・コンクール入賞をきっかけとして世に出た実力派ピアニスト小山実稚恵の、通算16枚目にして5年ぶりのショパン録音だ。ショパンの魅力がこの1枚に凝縮したかのように詰め込まれている。
全員が音楽大出身のクラシック畑、ヴァイオリン2本、ピアノからなるインスト・ユニット、TSUKEMENのデビュー作。三人ともに20代という若さゆえか、『ファイナル・ファンタジー』の挿入曲をはじめ選曲も斬新。チック・コリア、モリコーネなどのカヴァーもモダンにこなす。