ペーター・ワイルド・中島敦・内田百〓@6BE1・吉田健一等、幻想文学にことのほか関心を示した文学者達の作品を通して語る、東西文学論10篇。
エリア横断で旅の目的地を探せる。圧倒的な紹介スポット数から、未知の出会いが生まれる。日本を楽しむ選択肢が大きく広がる。
美麗写真+心躍る読み物=旅こごろが刺激される。日本の旅コンテンツのすべてが美しい写真とともに網羅された、全く新しい国内旅行ガイドの誕生。
世界が憧れる「日本の美」。「詫び寂び」が感じられる庭園から花に彩られた華やかな絶景庭園、名家・名門の庭まで約300の美麗スポットを収録した庭園ガイドブックの決定版。
国内約300の日本庭園を収録した庭園ガイドブックの決定版。初心者でも庭園の魅力に触れられる1冊です。特集は、花に彩られた絶景庭園(大石寺、龍安寺、方丈庭園、蔵院、平安神宮、 高台寺、御船山楽園、神木山等覚院など)、苔が美しい寺院の庭(西芳寺、東福寺 方丈庭園、祇王寺、円通院、三千院、建仁寺など)のグラビアで始まります。さらには、世界からも高い評価を得る足立美術館と桂離宮、日本庭園の歴史を作った4大作庭家による庭園(夢窓疎石:西芳寺、天龍寺庭園、南禅院、等持院など/小堀遠州:頼久寺、南禅寺金地院庭園、大池寺 蓬莱庭園、圓徳院庭園など/小川治兵衛:無鄰菴、平安神宮神苑、旧古河邸庭園など/重森三玲:東福寺 方丈庭園、松尾大社、大徳寺 瑞峯院など)を見所のポイントとともに紹介します。写真や図版、庭園マップも駆使し、ユニークな庭園をクローズアップするコラム(日本最古の庭園・城之越遺跡、琉球王国の庭園・識名園、日本最大の中国庭園・燕趙園、アートな庭園・モエレ沼公園)も充実。その他、掲載されている主な庭園は以下の通りです。
●寺院の庭園(毛越寺、浄瑠璃寺、円成寺、建長寺、龍安寺、高台寺、常栄寺など)
●大名庭園(兼六園、偕楽園、岡山後楽園、栗林公園、縮景園など)
●江戸城下の大名庭園(浜離宮恩賜庭園、六義園、小石川後楽園、清澄庭園など)
●神社の庭園(城南宮、北野天満宮、吉水神社、古峯神社など)
●皇室ゆかりの庭園(修学院離宮/京都御所/大覚寺/仁和寺など)
●名家・名門の庭園(三渓園/旧安田庭園/旧伊藤博文金沢別邸/旧吉田茂邸など)
二度の結婚に失敗した没落貴族の娘アイナは、今度は「トカゲの王子様」と噂される第二王子のもとへ嫁ぐことに決めた。覚悟を決めて辺境の地へ赴くアイナだったが、妻としてではなく、なんと客人として迎えられてしまう。最初は戸惑ったけれど、第二王子エドウィンをはじめ、腹黒執事や怪しげな薬屋のおばばなど、少し変わったメンツに囲まれて、新しい生活を楽しみ始めるアイナ。だが、エドウィンの兄が国王に即位したことで、二人の運命は大きく動き出すことになるー。没落貴族の娘とトカゲの半身を持つ王子が織り成す感動の恋愛ファンタジー!
[商品について]
ー中部に眠る庭園、再発見の旅ー
日本庭園に関する書籍には京都を中心に取り上げたものが多く、一方で中部地方の庭に注目した解説書や写真集は少ない。しかし、中部の「庭」にも確かに独自の文化や歴史があり、訪れてみる価値のある場所は数多く存在する。--加藤清正が朝鮮出兵の際に持ち帰ったとされる手水鉢が据えられている、犬山市の有楽苑にある国宝茶室・如庵を皮切りに、四季折々の景観と日本庭園の融合に加え、白砂と松の色のコントラストが鑑賞者を無の境地へと誘う岡崎公園内にある「城南亭」など、中部地方に点在する30の露地・庭園を豊富な写真とともに紹介する。
※本書は2022年5月に刊行された電子書籍『中部の露地・庭園を楽しむーー徒歩と電車でぶらり探訪ガイドブック』のPOD版です。
[目次]
はじめに
庭と露池の所在地(名古屋市内)
庭と露池の所在地(東海三県)
1、国宝茶室 如庵ー有楽苑内ー露地
2、名古屋城内 御深井丸の茶席と露地庭の手水鉢
3、東山荘露地
4、暮雨巷の茶席と「露地」
5、徳川園庭園 茶室「瑞龍亭」・四阿「四睡庵」
6、白鳥庭園 清羽亭「澄蘆」・「汲江軒」・「立礼席」
7、露地庭園 古川爲三郎記念館庭園
8、日泰寺 八相苑(草結庵・同夢軒)
9、揚輝荘庭園「茶室」三賞亭
10、城山八幡宮「洗心軒」の献茶殿「露地」
11、昭和美術館 茶室「南山寿荘」内「捻駕籠の席」及び有合庵
12、興正寺 普門園と「竹翠亭」・茶室(想耕庵・耕雲亭)及び露地
13、岡崎公園内 茶室「葵松庵」と書院「城南亭」
14、花フェスタ記念公園 茶室「織部庵」
15-1、竹田邸(笹加)書院庭園と露地(有松街並)
15-2 有松街並 文化財的建造物及び隠れた名庭
16、起宿脇本陣跡 旧林家庭園「露地庭園」
17、旧糟谷邸庭園 露地と書院庭園
18、華蔵寺庭園 書院庭園(枯山水式)
19、堀部邸 書院(前庭)と中庭
20、犬山城下町「大島邸」の茶室と露地(個人庭)
21、奥村邸 なり多(フレンチ創作料理店)の「露地庭園」
22、尚古荘 茶室「不言庵」と露地1
23、尚古荘 前庭と書院庭園2
24、旧近衛邸「茶室」と「露地庭園」
25、堀田家住宅 庭園(露地)
26、無我苑 茶室「涛々庵」と露地
27、「料亭老舗」苔庭 八勝館の「自然原風景」の苔庭
28、内田佐七家 露地庭園
29、諸戸氏庭園 藤茶屋(茶室)と菖蒲池
30、六華苑(旧諸戸清六邸)庭園(離れ屋・高須御殿)
中部三県(愛知・岐阜・三重)の主な茶席と露池
あとがき
[担当からのコメント]
本書には、そのパートで紹介している庭園や露地、茶室などへのアクセス方法も記載されているため、ただページを眺めて楽しむだけでなく、ご自身で訪れる際のガイドブックとしてもご活用いただけるようになっています。何か趣味を探している方は、本書を片手に「庭園めぐり」を楽しんでみてはいかがでしょうか。
[著者略歴]
山高 佳雄(やまたか・よしお)
〈経歴〉
1937年生まれ 稲沢市出身(名古屋市生まれ)
1960年 岐阜大学農学部農業工科卒 卒業後3年間伊勢湾台風の災害復旧に従事
1963年 愛知県立稲沢高等学校造園土木科新設に伴い担当教諭となる
1993年まで30年間、稲沢高等学校造園土木科の教諭として勤務
その間「造園科職業訓練講師」を兼職
愛知県教育委員会学校「緑化事務」を嘱託する
1993年から3年間、一宮高等学校技術専門校稲沢校舎「総合造園科」で後進の指導を行う
1998年 愛知県立西尾実業高等学校教頭を最後に定年退職
退職後は「造園」に関する専門学校の講師として後進の指導
愛知県農林公社植木センター講師
愛知県造園建設業協会講師
その他愛知県職業能力開発協会
「造園科」技能検定検定委員などを行う。
国名シリーズ、第4弾!
雨天決行
竜胆紅一の疑惑
三つの日付
本書は、日本文化を代表する庭園施設を学ぶ人達の指導書として記されたものである。全国にある庭園施設の好例の紹介、沿革の解説、代表的な施設の各々について、その定義・変遷・意匠・工法などの詳述と続く。理解しやすいよう数多くの写真・挿絵・図解を挿入した。
本書は庭園技術史上ほぼ空白ともいえる平安鎌倉時代の庭園植栽について、文献史学的な方法を用いて明らかにするもので、数多くの文献から史資料的価値を吟味しつつ代表的な154文献、699例を抽出して研究の対象とした。
序 楽園と普遍言語
一 庭園の翻訳不/可能性
ニ 十七世紀の楽園復興運動から風景式庭園へ
三 〈開かれた庭〉のパラドックスとその歴史的有用性
第一部 風景式庭園の淵源(十七世紀)--〈閉ざされた庭〉から〈開かれた庭〉へ
第1章 〈閉ざされた庭〉のパラドックスと庭園破壊ーー十七世紀前半
一 マリアの庭
ニ 自然の感覚的快と不規則性
三 ストアの庭
四 ピューリタン革命へ
第二章 復楽園としてのイギリスーーピューリタン革命期のハートリブ・サークル
一 公共的活動世界へーー千年王国論的シヴィック・ヒューマニズム
ニ 農業改良によるイギリスの楽園化
三 半世紀前の風景式庭園論論的ーービールの〈開かれた庭〉
第三章 シヴィック・ヒューマニズムとエピクロス主義ーー王政復古期
一 ピューリタン革命の遺産と王立協会
A 断絶と連続
B 自然科学と〈開かれた庭〉としての自然
ニ 文人科学者(ヴァーチュオーゾ)イーヴリン
A 革命期との連続と自然嗜好
B 公共的活動としての植林
C 公共的活動の顕揚
三 エピクロス主義復興と現状維持
A 開かれた田園の快ーー〈隠遁のパラッドクス〉の世俗化・水平化・脱=隠喩化
B カウリーの快楽主義的楽園
C テンプルーー不規則的中国庭園と風土説
第二部 公共の精神からの風景式庭園の誕生(十八世紀前半)--主導的言説の再精査
第四章 庭園の立憲君主制ーーアディソンにおけるブルジョワ性と相乗的関係化
一 アディソンの夢ーー『タトラー』における政治と風景
ニ 隠遁・植林・自然観想ーー土地とブルジョワ
三 「想像力の快」--相乗的関係化の美学
四 『スペクテイター』における風景式庭園論
第五章 不協和な協和ーーポープにおける商品化批判と両義性の詩学
一 自然とカタログーー『ガーディアン』における問題の潜在
ニ 『バーリントン卿への書簡詩』--商品化批判の政治的先鋭化
三 有用性の次元ーー「消費」と「清められた出費」のあいだ
四 土着性の次元ーー人工と自然のあいだ
第三部 風景式庭園の変質(十八世紀後半から十九世紀へ)
第六章 夢想の美学の成立と解体ーー完全な〈開かれた庭〉のイリュージョンとその消長
一 草創期風景式庭園論の危機
A 庭園の不自然と人工の劣位,観者の分裂
B 公共的有用性の欠如ーーシヴィック・ヒューマニズムへの挑戦
ニ 「夢想」--イリュージョンの体験
三 イリュージョニズムの解体ーー十八世紀末から十九世紀へ
A ブラウンへのイデオロギー批判
B 夢想の変質とピクチャレスクの美学
第7章 〈開かれた庭〉の終焉ーーレプトンによる十八世紀的プログラムの脱=神話化
一 専門家の自立と総合性
ニ 自然と人工の疎隔
三 美と農業の疎隔
結 内部としての庭園/外部としての庭園
解説ーー庭園美学の(不)可能性をめぐる根源的考察(小田部胤久)
Paradoxes of the Hortus Apertus:
Aesthetics of the English Landscape Garden
[Expanded Revised Edition]
Shin-ichi ANZAI
寝殿造の「庭」を新たな視点で捉えなおす。
『源氏物語』『枕草子』『うつほ物語』『伊勢集』『和泉式部集』ほか、王朝文学作品に描かれた様々な「庭」。貴族は庭に何を求めていたのか、史実と虚構から考察。庭園史や考古学の知見も得て作品中の庭を捉え、平安文学を読み解く。
なぜ英国はガーデニング王国なのかー「庭園」を語り、自分の「庭」を楽しむ文学者たち。英国の「庭園史」と「文学史」をあわせて辿ることで、英国文化の特質に迫る“英国庭園の文化史”。英国内の庭園80余りを紹介。「英国主要庭園ガイド」付。
膨大な資料を博捜渉猟し、絶対王制の「理念」という導きの糸を手がかりに、イタリアに発し、フランスを経由する、イングランドへのルネサンス式整形庭園の導入とその展開という錯雑きわまる主題を、一貫したパースペクティヴのもとに見事に織り紡いでみせる、西欧庭園史の原典。