高校関係者必携!「大改訂」のすべてを収めた1冊。有識者5名が改訂の最重要ポイントを解説!ポイント中のポイントをダイジェストで解説!学習指導要領本文は全文を収録!
「古池や蛙飛び込む水の音」芭蕉のこの俳句を英語で説明するとき、「蛙」をa frogとfrogsのどちらで訳すべきだろうか。単数か複数かを決めないまま翻訳することは英語では許されない。ほかにも「ちらちら」「どんどん」などの擬音・擬態語、「雨ニモ負ケズ」の漢字カタカナ交じりの表記、「顔が能面のようだ」といった比喩など、翻訳困難な日本語表現を紹介。夏目漱石も村上春樹も登場する、海を越えた日本語論。
なぜウメはサクラより早く開花するのか、タンポポの茎はどうして空洞なのか、イネの根が水に浸かっても生きていられるのはなぜか、緑色のアジサイの花を見かけたら何に注意すればよいのか、ヒマワリはどこまで背が伸びるか、ジャガイモの食べる部分は根か茎か、バナナの皮は滑りやすいというのは本当か…。学校や家庭でよく目にする植物10種の“ひみつ”を紹介し、身近な植物たちに秘められた驚きの能力を解説する。
幸福とは何かー。この問いに哲学者たちはどう向き合ってきたのか。共同体の秩序と個人の衝突に直面した古代ギリシャのソクラテス、アリストテレスに始まり、道徳と幸福の対立を見据えたイギリス経験論のヒューム、アダム・スミス。さらに人類が世界大戦へと行きついた二〇世紀のアラン、ラッセルまで。ヘーゲル研究で知られる在野の哲学者が、日常の地平から西洋哲学史を捉えなおし、幸福のかたちを描き出す。
日本人と温泉の関わりは古く、三古湯と称される道後・有馬・白浜温泉は『日本書紀』にも出てくる。中世には箱根・熱海・草津・別府などの名湯が歴史の表舞台に現れた。武田信玄ら戦国大名が直轄した領国内の温泉地は「隠し湯」として知られる。江戸時代に入ると大名や藩士、幕臣らはこぞって湯治旅を楽しむようになり、旅行案内書や温泉番付が登場。初の秘湯ブームも到来したー。多彩なエピソードでつづる通史。
アルゴリズムとデータ構造を15の課題に絞り、各々の章の前半で原理と事例によって理解を促し、後半でPython言語をベースにプログラムで確認する。
仏像鑑賞が始まったのは、実は近代以降である。明治初期に吹き荒れた廃仏毀釈の嵐、すべてに軍が優先された戦時下、レジャーに沸く高度経済成長期から、“仏像ブーム”の現代まで、人々はさまざまな思いで仏像と向き合ってきた。本書では、岡倉天心、和辻哲郎、土門拳、白洲正子、みうらじゅんなど各時代の、“知識人”を通して、日本人の感性の変化をたどる。劇的に変わった日本の宗教と美のあり方が明らかに。
二十八万石を誇った会津藩は戊辰戦争に敗れ、明治二年、青森県の下北半島や三戸を中心とする地に転封を命ぜられる。実収七千石の荒野に藩士とその家族一万七千人が流れこんだため、たちまち飢餓に陥り、斃れていった。疫病の流行、住民との軋轢、新政府への不満と反乱…。凄絶な苦難をへて、ある者は教師となって青森県の教育に貢献し、また、近代的な牧場を開いて荒野を沃土に変えた。知られざるもうひとつの明治維新史。
アラブについて記された最初の石碑は紀元前九世紀に遡る。メソポタミア・エジプト両文明の影響を受けた地に誕生した諸国家は交易と遊牧と農業で栄え、互いにしのぎを削り、エチオピアやインドとも交渉を持った。西暦七世紀にはこの地にイスラームが誕生し、世界史に大きな影響を与える。二十世紀以降は石油資源をもとに近代化を進めるが、政治的安定からはほど遠い。古代文明から現代まで、中東の核心地帯の三千年を追う。
ニューヨークの古書店で『源氏物語』に魅了されて以来、日本の文化を追究しているキーンさん。法話や執筆によって日本を鼓舞しつづけている瀬戸内さん。日本の美や文学に造詣の深い二人が、今こそ「日本の心」について熱く語り合う。日本の古典が愛読されている理由、文豪たちとの貴重な思い出、時代の中で変わっていく言葉、変わらない心…。ともに96歳、夢と希望を忘れない偉人たちからのメッセージがつまった“日本への贈り物”対論集。
校内研修、研究授業、先行実施…あらゆる場面で活用できる1冊!
本書は、『中学校学習指導要領(平成29年告示)解説国語編』の内容の中から、特に重要な事柄をトピックとして取り上げて説明します。その上で、学習指導要領から授業をつくるという提案をしています。
本書は、第1章と第2章で新学習指導要領の主なポイントを、第3章では新学習指導要領の目標や内容を実現する授業を行うための具体的な言語活動や指導方法を載せました。
本書は平成29年に告示された学習指導要領に基づき、中学校音楽科の授業実践を行う際の手がかりとなる基本的な考え方やアイデアを示したものです。
覚えておいてほしい。私たちはどこからでもスタートできる。社会に出たくない人も、今、人生に迷っている人もー。不登校の若者たちが体当たりで取材した20名の大先輩たち!
実質的な「最初の王」は、子孫を守護する祖先神・氏祖神として、天皇家によってなによりも手厚く祀られる。遺骸は宇佐に、霊位は伊勢に。この二つの霊地聖地は、一人の人物の埋葬・慰霊・鎮魂のよって根底で直結している。最高神アマテラスの全貌を明らかにする、戸矢古代学の到達点。
外国では、退位した王・皇帝に特別な呼称は用いない。ところが日本では、退位した天皇は「上皇」と呼ばれ、ときに政治の実権を掌握してきた。上皇による政治=「院政」という言葉は、引退しても権力を手放さない実力者のあり方を指す表現にもなっている。では「上皇」とは、どのような存在だったのか?二百年ぶりの天皇譲位を前に、上皇の歴史を辿り、現代における天皇・皇室、そして日本と日本人を考えるための視座を提示する。