北海道・札幌の「雪まつり」会場に不審な雪だるまが見つかり、中から美女の刺殺死体が…。北国の冬の風物詩を舞台に、おなじみキャサリンと浜口一郎のコンビが謎をとく表題作ほか、博多どんたく、恐山大祭、阿波おどりと、日本各地でくりひろげられる祭りを背景に、季節感ゆたかに描く傑作ミステリー全四篇。はなやかな祭りのさなかに殺意がめざめ、事件は起きるー。
本書は、1992年4月から1993年3月までの1年間における当センターの本部及び支部の裁定書を網羅的に収録し、要旨を付して体系的に整理したものである。
「札幌・小樽で暮らしてみたい」人に贈る本。すでに“北海道人”として地元に溶け込んだ移住経験者が伝授する就職・住宅事情から冬の過ごし方まで、移住生活のための全情報。
札幌に北海道区制が施行された明治32年から、日露戦争、第一次世界大戦を挾んで大正11年の市制施行前まで。道都はいかに形成されたかー新聞記事を豊富に引用しながら平易に記述した。
ビールひと筋の100年企業は、いかに「会社の脱皮」に挑んだか。その難題に果敢に挑戦した人々の戦略とロマンと友情。
ニセコ・積丹・支笏湖・洞爺湖。
複雑な家庭環境に育ち、真の愛情の何たるかを知らずに育った美貌の青年・篠沢皇が生まれて初めて心を開いたのは、隣に越してきた同じ北大生の芦谷隆司だった。出会ったその時から、まるで運命のようにひかれあう二人。だがこの芦谷に対する、胸の締めつけられるような強烈な想いは、一体何なのか…。札幌の空の下に展開する、青春のトゥルー・ロマンス。
八八式戦車やハリアー戦闘攻撃機で、強大なスミノフ侵攻軍に立ち向かう日本列島防衛軍。だが、IBM総本部から核の無制限使用を禁じられた防衛軍は苦戦、ついに札幌も陥落してしまう。IBM総本部は戦艦阿蘇率いる空母機動部隊を日本海に投入、大反攻を開始。一方、孤立したニセコ要塞では、“1986戦場世界”の謎を解き、戦争終結をめざす日本列島防衛軍首脳の必死の努力が続く…。
コミック「動物のお医者さん」を獣医学生が検証する。留年しそうになったらどうすればいい。院生の菱沼が衣装持ちなワケ。H大方式直腸検査の練習方法って。漆原教授を探せin北海道大学。動物のお医者さんになるバイパスルート。
本書は岡崎文吉の自然主義水理学の構想に深く立ちいって、科学上の業績をとりだし系統立てて評価することを直接の目的とするものではない。著者に与えられた課題は、むしろ漠然としたものであって、岡崎文吉の人間像を描くこととされたのである。当然のことであろうが、研究方法から研究テーマ、伝記とりまとめにいたる全行程において、いっさいが著者に一任された。
夫・伸夫の行動に不審を抱く札幌のイベント会社専務・越川春恵-その原因はプロモーター・白井信吾に…。春恵の依頼で白井の身辺を探るかつての部下・戸田亘は「やくも…」の言葉を残して失踪。麻薬がらみか。戸田の行方を追い札幌へ飛んだ、名探偵・浅見光彦を待ち受ける北大植物園の絞殺死体。さらに浅見は、謎の老人・徳永から全天候型競技場建設にまつわる不可解な動きを知らされた。-一人の男の蒸発が、北海道開発を巡る利権の暗闘を暴き出した。北の都・札幌の“闇の素顔”を描破する“旅情ミステリー”書下ろし秀作、全力第15弾。
遠距離恋愛って、やっぱり、むずかしいのかな…もしかしたら、彼にはほかに恋人が。大阪に住む女子大生の和歌子は、そんな不安を胸に、札幌への向かう。勇気をだして彼のマンションを訪ねたけれど、そこにいたのは別人。そして、恋人は前方不明に。〔トワイライトエクスプレス〕で知り合ったことから、彼の行方を一緒に捜す麻依子たちはゆきまつり会場での殺人事件に巻き込まれてしまう-ミステリアスでせつない恋のお話。
失踪した男を追い札幌に飛んだ浅見光彦は、〔北大植物園〕と〔ひかり公園〕での殺人事件の渦中に…。両事件の鍵を握るプロモーター・白井信吾の不可解な行動。光彦は刑事局長の兄・陽一郎に白井の身辺調査を依頼するが、逆に手を引けと忠告され。 さらに白井自身からも…。光彦の背後に迫る不気味な組織とは何か。彼を支える謎の老人・徳永の正体とその目的は。闇に潜む巨怪を撃つ浅見光彦の危機と名推理。「旅情」と「サスペンス」を見事に融合させた、全力の書下ろし長編大作、ここに完結。新境地を拓いた内田ミステリーの傑作。
1994年に開催された中央競馬について、関東開催全レースと関西開催重賞レースの成績を収録した年鑑。競馬場別で開催順に掲載。馬齢別馬名五十音順索引と重賞索引を付す。巻末にGIレースレコード一覧と、騎手・トレーナーの名鑑を掲載。