『カラマーゾフの兄弟』の父親殺しをテーマに、ドストエフスキーの性格と作品を分析した論文と、ホフマンの「砂男」の分析を中心に考察をすすめる「不気味なもの」。みずからの理論を発展させ、鋭い精神分析的考察で文学を読み解き、以降の文学論に大きな影響を与えた重要論文6編。
最新の判例・学説に対応の改訂第4版。初学者も興味をもって「憲法を読む」ことができる。“この国のかたち”を考えながら学べるよう工夫されたテキスト。
子どもから大人へと成長していくまっただ中は、荒れる海を航海しているような時期なんだ。その時期にからだやこころとしっかり向き合い、悩みを仲間と分かち合ってみよう!がまんや思いやりの気持ちを学び、そして自分だけの宝物を見つけるために。
ルカはマルコをどう改変したか?ルカはマタイとの共通資料をどう扱ったか?一語一句原文に密着し、可能な限り正確な日本語に。三つの共観福音書の異同を詳細に跡づけ、ルカ福音書の特徴を余すところなく描き出す。
ローマ正教の暗部『神の右席』最後の一人、フィアンマがロシアから起こした第三次世界大戦は、上条当麻の活躍により終結した。彼の、消失と共に。ここは上条当麻が存在しない世界。魔術サイドは再編・改善がすすみ、信徒たちには安息の日々が訪れていた。科学サイド総本山の学園都市では、最強の超能力者・一方通行が、『闇』と手を切り、打ち止やめ番外個体と共に騒がしくも穏やかな日常を過ごしていた。そこには『グループ』の影も無い。元スキルアウトの無能力者・浜面仕上は、ロシアで手に入れた『闇』との交渉材料を懐に、絹旗、滝壼、そして帰ってきた麦野と共に新生『アイテム』を結成、活動を再開する。闇からの『卒業生』たちは、平穏を手に入れたのだ。-凶悪な『新入生』が、彼らの前に現れるまでは。新約編、スタート。
男爵家の一人娘に生まれ何不自由なく育ったジャンヌ。彼女にとって、夢が次々と実現していくのが人生であるはずだった。しかし現実はジャンヌを翻弄し続ける。乳姉妹だった女中のロザリが妊娠し、その相手が自分の夫であることを知った時、彼女は過酷な現実を生き始めたー。
旅とは何か、なぜ人は旅へと駆り立てられるのか?冒険と叙情に満ちた紀行文学であり、瑞々しい青春記でもある名作『深夜特急』の誕生前夜、若き著者には秘められた物語の数々があった…。幾多の読者からの絶えざる問いかけに初めて、そして誠実に応えた“旅”論の集大成、著者初の長篇エッセイ。
町でささやかれる怪しげな噂は、大きな出来事の前ぶれだった。1人が狂い、2人が燃えあがり、5人が密議をめぐらし、そしてみんな取り憑かれていく。暗い夜が育む悪意の芽。ついに明らかになった、ピョートルの真の狙いとは。アカデミー版「スタヴローギンの告白」初訳を含む。
家柄と知性、すべてに恵まれた外務大臣は、自分が見た恥ずべき夢を格下のライバルに知られていると悩んだ末に…「マウントドレイゴ卿」。南方駐在員の夫を亡くして帰国した長女が明かした夫の秘密とは…「パーティの前に」。人間の不可解さを浮き彫りにする珠玉の6編。
140万人の読者から絶賛された『病気にならない生き方』。第二弾の本書は、いったいどうすれば「病気にならない生き方」を歩めるかを具体的にわかりやすく書き下ろした実践書。食べないほうがよい食品を明らかにするとともに、今日から実践できる食べ方・生活習慣を具体的に紹介。たんなる「健康オタク」ではなく、本当に健康で幸せな人生を送るための秘訣とは?健康で幸せな人生を送るための「病気にならない」実践法。
健康で長生きするためにすべきこと、それは、エンザイム(酵素)を浪費しない生活を送り、食事を通じてエンザイムを取り入れること。胃腸内視鏡学のパイオニアが30万例以上の胃腸を診るなかでつきとめた、病気にならないための「食事」と「生活習慣」とは?病気にならずに天寿をまっとうできる「理想の生き方」とは?牛乳やマーガリンの弊害を世間に広く知らしめた話題の本。
ドリトル先生は動物のことばが話せる、世界でただひとりのお医者さん。でも患者は動物ばかりで人はよりつかず、いつもびんぼう。ある日、ジャングルのサルの間で広がる、おそろしい伝染病の話を聞き、友だちのオウム、子ブタ、アヒル、犬、ワニたちと、船でアフリカへとむかいます。海ぞくとの対決、世にもめずらしい生き物との出会い…。世界中の子どもと動物に愛されるお医者さんの冒険を、42点の楽しい絵と新訳でどうぞ!小学中級から。
トーナメントポーカーの基本から最新の戦略までの体系的な解説書。
動物とお話ができるお医者さん、ドリトル先生。博物学者でもある先生は、世界中を探検します。今回は、海をぷかぷか流されていくクモザル島をめざす船の旅。助手の少年トミーやおなじみの動物たちと、なぞの大学者ロング・アローをさがします。世にもめずらしいカブトムシも大発見!?裁判でブルドッグの証言を通訳したり、巨大カタツムリと海底旅行したりと、ゆかいなお話がいっぱい。さし絵68点の第2巻。小学中級から。
「人口は等比級数的に増加するが、食糧は等差級数的にしか増えない。そして、人の性欲はなくならない。」シンプルな命題を提起し、人口と食糧のアンバランスが生む問題に切り込んで、19世紀の進歩思想に大きな影響を与えた本書は、現在の世界においてもますます輝きを増している。
そばは江戸食を代表する粋な食べ物であり、その伝統は江戸前と呼ばれるうなぎや握りずし、天ぷらよりもはるかに長い。幕末頃、江戸のそば屋の数は四〇〇〇軒近くまで膨れあがったといわれる。本書では、江戸・明治・大正から連綿と受け継がれる老舗そば屋の系譜を辿り、江戸以来のそば屋の伝統を顧みる。