父のモレコーム侯爵の虐待に耐えかね、イヴォーナは母と共にフランスへ逃げた。ガンブワ伯爵の別荘での四年間の安息。だが、不虜の事故で母と伯爵は亡くなる。茫然とするイヴォーナの前に現れたのは父の弟、アーサー叔父だった。妻の訃報のショックで父もまた急死し、その代役として、後見人となったのだ。憎悪をつのらせた彼は、姪を強制的に厳格な修道院に閉じこめようとする。一度は自殺まで考えたイヴォーナだが修道院への道中、隙をみて逃げ出すと、髪を切り、男装して闇にまぎれこむ。凍える雪道で見つけた木こり小屋にはけがを負ったサンスール公爵がいた。
“活断層の巣”長野県を徹底ルポ!地震予知のために過去の傷跡を検証。悠久の大地に潜む“事実”を明らかにする。航空写真と地形図の対比でビジュアルに。
環境問題から経済、社会システムまで、混迷を極める世紀末日本。こんな時代だからこそ、慌てず、騒がず、自分自身と真正面から向かい合うべき時なのではないのか。この混迷を打ち砕き、新しい時代の根本的突破口を示す、高橋佳子の最新作。経済界、教育界をはじめ、各界にまたまた衝撃的な新しい価値観を巻き起こす。
本書は、著者の長い間の研究生活で得られた成果のうちで、海成段丘、活褶曲、活断層、地震性地殻変動など、地殻変動の地表への表現である「変動地形」に焦点をあてたものを選んで記したものである。
本書は、著者の長い間の研究生活で得られた成果のうちで、海成段丘、活褶曲、活断層、地震性地殻変動など、地殻変動の地表への表現である「変動地形」に焦点をあてたものを選んで記したものである。
科学者を志す女性が克服してきた不当な差別や偏見の実例と背景を丹念に追求。古代から19世紀にいたる男装の科学者たちの役割を発掘・検証する。
野島断層の保存に関わった研究者および北淡町教育委員会・文化庁の関係者が協力して、地震断層の詳しい記録を、写真や詳細図とともに1冊の写真集・解説集としてまとめたものである。
本書は、地震危険度評価のための活断層調査担当者および防災関係者、ならびに災害教育に携わる教育関係者を読者として想定し、活断層の判読法を多数の実例を交えて解説する。