ほっこりする、でもなぜか心を揺さぶられるミステリーとは!?
本書は、いま人気の女性ミステリー作家による、殺人事件が起きない、「ハートウォーミング・ミステリー」を集めたアンソロジー短篇集。
「ビストロ・パマル」のシェフ・三舟の推理が、思わぬ温かな真相を導く「割り切れないチョコレート」、息子から恋人がストーカー被害に遭っていると相談された探偵が、事件に立ち向かう「鏡の家のアリス」。
そして、駅に伝言を残すことで気晴らしをしていた主人公が、奇妙な騒動に巻き込まれていく「ドルシネアにようこそ」など、読んで癒される、だけど心に深く響く、極上な作品だけを集めたアンソロジー。
すっきりした読後感に、ミステリーの概念が変わること、請け合います。
村人に嫌われていたおにぼう。大雨の際、村人に助けを求められて、がけの上の大岩を動かし、川の水をせき止めようとしたところ……。
【特集】
『人魚が逃げた』発売記念
魅惑の青山美智子作品への招待
【インタビュー】青山美智子
●小説書きとしての覚悟が得られた作品
【ブックガイド】心あたたまる傑作揃い
●連作短篇の名手による、一歩前に進むための13作品…瀧井朝世
【期待の新連載】
●高瀬乃一 露の宿り1 一話 露の一滴 突如めし屋を継ぐことになった娘が、己の幸せも諦めず奮闘する時代小説。
【連載小説】
●高殿 円 せどりの女王3 遠火は新たな配信で、嫌がらせによって母親の事業が崩壊した過程を語る。
●篠田節子 ホテル・ボルネオ4 ホテル建設計画が実現に向けて動き出す中、アバスが失踪してしまう。
●中山七里 武闘刑事7 米軍は郡山を解放せず、事態が膠着する中で冴子は起死回生の一手に出る。
●和田はつ子 汚名 伊東玄朴伝8 牛痘実現に奔走する玄朴たちに、漢方医たちが様々な妨害を仕掛けてくる。
●あさのあつこ おいち不思議がたり 誕生篇14 和江らと出かけたおいちは、風鈴の音を聞き、嫌な気持ちに襲われる。
●宮本昌孝 松籟邸の隣人27 第二十三話 恩讐の大磯(前編) 危機を乗り越え、大磯で寛ぐ天人の許に、怪しげな外国人が姿を現す。
【リレーエッセイ】わたしのちょっと苦手なもの15 澤村伊智 同世代の酔っ払い
著者が出会ったGAFAM社員の事例を挙げながら、日本でも自然のなかで実践できる「休息」のノウハウを紹介する1冊。
歴史を動かす「ヤバい書物」の物語
人間はなぜこんなにも間違ってきたのだろう。歴史上の奇書を通して人類の狂乱と過ちを振り返る。本書では単に奇書を断罪するなどということはしない。情報化された現代でさえそのような歴史と地続きであることを思い出させてくれる。人間は真実を見ているのではなく真実だと信じたい物語を見ているのだと教えてくれる一冊。
●魔女に与える鉄槌……10万人を焼き尽くした、魔女狩りについての大ベストセラー
●台湾誌……稀代のペテン師が妄想で書き上げた「嘘の国の歩き方」
●ヴォイニッチ手稿……万能薬のレシピか? へんな植物図鑑か? 未だ判らない謎の書●野球と其害毒……明治の偉人たちが吠える「最近の若者けしからん論」
●穏健なる提案……妖精の国に突き付けられた、不穏な国家再建案
●天体の回転について……偉人たちの知のリレーが、地球を動かした
●非現実の王国で……大人になりたくない男の、ネバーエンディングストーリー
●軟膏を拭うスポンジ / そのスポンジを絞り上げる……奇妙な医療にまつわる、奇妙な論争
●物の本質について……世界で最初の快楽主義者は、この世の真理を語る
●サンゴルスキーの「ルバイヤート」……読めば酒に溺れたくなる、水難の書物
●椿井文書……いまも地域に根差す、江戸時代の偽歴史書
●ビリティスの歌……古代ギリシャ女流詩人が紡ぐ、赤裸々な愛の独白
宇和島の米穀商の息子として産まれた油屋熊八は、株で財を成すも日清・日露戦争後の株の動向を読み誤って大損し、財産を失う。再起を懸けたアメリカ渡航でも成果は得られなかったが、四十八歳にして大分県別府で宿屋を始めたときから、熊八の第二の人生がスタートした! 地元の反対や資金あつめなど、様々な困難を「万事オーライ」の精神と柔軟なアイディアで乗り越え、仲間や妻とともに別府温泉を日本一へと導いた実在の人物を描く歴史長編。
強い「腸」をつくる!(仮)
互いに責めあい、非難しあって暗い心で生活していくより、あたたかな心を通わせ、ゆるしあい励ましあって生きていこうーー本書は、そんな願いをこめて書かれました。「お互い人間が最も好ましい生き方を実現させるためには、それを実現するのにふさわしい考え方や行動をすることが大切で、その根底になくてはならないものが『素直な心』である」と、著者は述べています。▼一代で世界の松下電器を築き上げた松下幸之助。その人間観・経営観の根底には、つねに「素直な心」がありました。この素直な心こそが、何ものにもとらわれない心で、強く正しく聡明な人生の歩みを可能にするものなのです。▼では、素直な心を養い、高めるにはどうすればよいのでしょうか?▼本書は、著者の長年の体験と鋭い洞察から生み出された、素直な心になるための貴重な指針の書です。発刊以来約30年、いまだ読者の支持を集め続けている“松下哲学の原点”、待望の文庫化!
●序章 素直な心の定義について ●第1章 素直な心の内容十カ条 ●第2章 素直な心の効用十カ条 ●第3章 素直な心のない場合の弊害十カ条 ●第4章 素直な心を養う実践十カ条 ●終章 素直な心になることを願いつつ
「物が多すぎて、どうしていいか分からない」
「面倒な人間関係をどうにかしたい」
「お金のやりくりで困っている」
「健康と体調を整えたい」
「親子のしがらみをスッキリさせたい」
老後のこうした悩みを解決し、少しでも「心が軽くなる」にはどうしたらいいのか?
それについての「整理の方法」を紹介するのが本書です。
<本書の内容の一部を紹介>
●「衝動買い」は控えて、本当に欲しいものだけを時間をかけて、じっくり選ぶ
●子どもが独立したら、子ども部屋の有効利用を考えよう
●節約は「ただの貧乏生活」にならぬよう、「一点贅沢主義」で!
●定年後の朝食は「モーニング」を活用しよう
●物を借りっぱなしにしない! 早急にお返しして、身辺をスッキリさせる
●カラオケはリラックス効果が高く、イライラの整理に役立つ!
日常の「イライラ」や「クヨクヨ」といったストレスを解消し、身も心も軽くなるちょっとした工夫を紹介します。
一生ボケない食事&習慣(仮)
2022年前半 あなたの運勢
大好評『いちにちおもちゃ』に続く第2弾! 擬音とコミカルな絵が笑いを誘う、ユーモア絵本。▼毎日使っているぶんぼうぐ。ぶんぼうぐってかしこそうだな。よし、いちにちぶんぼうぐになってみよう。▼いちにちクリップ! ガキガキガキ 紙をたくさんはさみすぎ〜▼いちにちじしゃく! ぞわぞわぞわ 砂鉄がいっぱいついてモジャモジャモジャ▼いちにちホッチキス! ガキッ あいたたた うまくとめられなくてはがボロボロ▼いちにちしたじき! 静電気で髪の毛がくっついて、ワサワサワサ……▼最後はいちにちそろばん! そろばんの意外な大変さって……?▼メジャー、えんぴつけずり、三色ボールペン、しおり……。ほかにもいろんなぶんぼうぐになってみた。ぶんぼうぐってがんばってるなぁ。▼ぶんぼうぐの大変さを体験してみるという、お子様の想像力を刺激する一冊です。ぶんぼうぐを大事にしない子にぜひおすすめです!
かつての日本には、わが国固有の伝統精神があった。武士道もそのひとつである。それは、新渡戸稲造が1899年に英文で『武士道』を発表し、世界的な大反響を巻き起こしたことでもわかる。▼当時の日本は、まさに文明開化の真っ只中であった。怒涛の如く押し寄せる西洋の新しい価値観によって、社会全体がことごとく西洋化していった。その変わりゆく姿を見て、新渡戸稲造は「日本人とはなにか」を問い直そうと考え始めた。そして彼は失われゆく日本の伝統精神を振り返ったとき、「武士道」こそが、日本人の精神的支柱であり、それを世界に広く紹介することが日本のためになると考えた。▼本書はその現代語訳である。発刊当時の明治期と同様、現代の私たちは急速な国際化の中で、日本人のアイデンティティを見失いつつある。今こそ私たちはもう一度「日本人とはなにか」を問い直す時期にきているのではないか。倫理観・道徳観を改めて考えることができる格好の書。
●第1章 武士道とはなにか ●第2章 武士道の源はどこにあるか ●第3章 義ー武士道の礎石 ●第4章 勇ー勇気と忍耐 ●第5章 仁ー慈悲の心 ●第6章 礼ー仁・義を型として表す ●第7章 誠ー武士道に二言がない理由 ●第8章 名誉ー命以上に大切な価値 ●第9章 忠義ー武士は何のために生きるか ●第10章 武士はどのように教育されたのか ●第11章 克己ー自分に克つ ●第12章 切腹と敵討ちー命をかけた義の実践 ●第13章 刀ー武士の魂 ●第14章 武家の女性に求められた理想 ●第15章 武士道はいかにして「大和魂」となったか ●第16章 武士道はなお生き続けるか ●第17章 武士道が日本人に遺したもの
親の「口ぐせ」で子どもの性格が変わる!
おそろしくも心惹かれる、江戸のあやかし譚
夫の魂が宿った猫、喋る生首……令和を代表する女性時代作家による名作アンソロジー
「御前」と呼ばれる使い古された“筆”が、ある文字書きとの半生を語る「ぞっこん」(朝井まかて)、急死した父の口入屋を継いだ男が、歳を取らない者たちの存在に気付く「蜆塚」(宮部みゆき)、半年前に亡くなった夫が白猫になって妻のもとに戻ってきた真相が判明する「風来屋の猫」(小松エメル)など、もの悲しくも背筋が凍る短編時代小説六作を収録。
いま大人気の女性時代作家による豪華アンソロジー。
怪物がーー2体いる!? 夜の遊園地で囚われた仲間を探し出せ!
夏休みの間、知恵と勇気で何度もピンチを切りぬけ、友情をはぐくんできたひろし、卓郎、美香、たけし、そしてタケル。二学期がはじまり、それぞれの小学校でおだやかな日常を送っていたひろしたちだったが、ハルナ先生からの電話をきっかけに、再び、奇妙な事件に巻きこまれていく。二十年前、客や従業員たちがいっせいに行方不明になるという怪事件が起きた「まほろば遊園地」で待っていたものとはーー。『青鬼』ジュニアのベルシリーズ第5弾!
くやしい。ボクはくやしい。ボクはチョコがたべたいんだけど、このふくろ、あけにくいんだよ。
ボクはまだちっちゃくてちからもよわいから、このふくろはあけられないんだ…。
でも、もうすこしおおきくなったら、ボクはきっとなんでもあけられるようになるとおもうんだ。じぶんのぶんもみんなのぶんも、ぜーんぶあけてあげたい。あきらがあけてあげるから!
どんなものでもあけられるって、なんだか楽しい! 夢が広がるヨシタケシンスケのユーモア絵本。
あなたの町にある、その「いわくつきの舘」に安易に足を踏み入れてはならないー▼惨劇から1週間後、シュンは町外れの洋館<ジェイルハウス>へ近づかないでほしいとクラスの仲間たちへ強く歎願する。しかし、逃れえぬ運命なのか、再び洋館へと引きずり込まれることになったひろし、卓郎、美香、たけしの4人。現世とは隔絶された館の中で、この世のものとは思えぬ造形をした青い肌の怪物が追ってくる! 生還できるのは誰なのか?▼超人気フリーホラーゲーム「青鬼」公式ノベル化シリーズ、待望の第2弾始動!