チョー・オユーで日本人初の公募隊を組織して以来、実に60人余の日本人登頂者をサポート。自らもエベレストに5回登頂、サポートの実績をもつ「8000メートル峰14回サミッター」(現在)の自伝的熱風録!
「お兄ちゃん」って我慢しなくちゃダメ?
「お兄ちゃん」って立派じゃなくちゃいけないの?
えっへん!
ぼくは「お兄ちゃん」
「お兄ちゃん」は、つよくないとダメなんだ
あれれ、それでもしっぱいばかり
ぼくだって、ママにもあまえたい
りっぱな「お兄ちゃん」って
いったい、どうすればなれるんだろう……
お兄ちゃんだって、ないてもいいよ
お兄ちゃんだって、しっぱいしてもいいんだよ
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おかあさん・おとうさんへ
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」は頑張っています。甘えるのを我慢をしたり、譲ってみたり…。
「もう、お兄ちゃんでしょ!」「お姉ちゃんなんだから!」と言いたくなったら、
「そうあるべき」と思い込んでいる自分の気持ちに寄り添ってみましょう。健やかな子育てが見つかる筈です。
「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」の気持ちをいっしょに考える、ちょっと健気なストーリー。
風紀を取り締まるロボ「フーキ君」の治験中、奏良と朝陽との間に大規模な風紀の乱れ=不純異性交遊が発生?
その日を境に、奏良の恋路を応援したい気持ちと奏良への思いとの狭間で悶々とする朝陽。
そしてそんな中、治験部を大きく揺るがす新ヒロイン&大事件が勃発し…?
好きが交差するにがあまラブコメ、思いも関係もますますこじれる第3巻!
2024年7月刊
フツーじゃないって、いいたくない
だれかの「好き」も大事にしたい
被服部に入部し、2年生になった針宮優人。
やってきた新入部員は、とってもクールで協調性ゼロ!?
そしてなぜか、優人に「ガッカリ」といいはなつ。
後輩にふりまわされっぱなしの優人たちは、
演劇部から依頼された公演用の衣装を完成させることができるのか?
「受けいれる」ことのむずかしさと大切さを描く
手芸男子シリーズ第2弾!
ーー 先パイって言葉に、ちょっと気持ちがひきしまる。
小倉さんのことはまだよくわからない。
けど、それを「ヘン」とか「フツーじゃない」って思うのだけはぜったいにやめよう。
ぼくも、みんなみたいになる。
受けいれる。
「先パイなので、がんばります。」
直後、モモちゃんの大きな手で頭をグリグリされた。
(本文より)
まわり道しなければ、たどり着けない場所があるーー。
若き日の著者の、人生を決めた旅立ちの物語。読んだ人に深い感動と変化をもたらした話題の書が、待望の文庫化。
第七回梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞作。
大学4年のある日、オオカミの夢を見た。自然写真家を目指していた著者は、導かれるように1冊のオオカミの写真集と出会う。「ダメもとくらいの挑戦をしないと、人生は面白くない」と語る著者は、その世界的な写真家ジム・ブランデンバーグに弟子入りを直接志願するため、単身アメリカに旅立つ。
ミネソタ州北部に広がる森と湖の世界「ノースウッズ」の入り口へたどり着き、ジムの家がその先にあると突き止めると、カヤックにキャンプ道具を積み込み、水上の旅へ。深い北国の森と無数の湖、様々な野生動物との出会い。8日間の旅の末にたどり着いた場所で、ついにジムとの対面を果たすがーー。
臨場感あふれる自然描写、不安に揺れ動く心情を正直に素直に描く、著者のかざらない姿に、いつしか共感し励まされる。自分の足で歩き、自分の目で見て、人と出会うことの大切さを教えてくれる、人生の羅針盤となりうる一冊。
著者による「文庫版あとがき」追補。
文庫解説:松家仁之(小説家)
棋士一家に生まれた京介と、母子家庭で育ったライバル・千明。二人の“天才”は同じ病院で一日違いに生まれ、直後に不審な火事が起きた。「僕たちは取り違えられた子どもなんだろうか」。芽生えた疑念の果てに、彼らが辿り着く真実とは? 将棋界を舞台に描かれる、才能と運命、青春の光と影、そして家族の絆を問う感動作。
天才棋士の
才能は遺伝か環境か?
そして愛はどこにある?
第一回「けんご大賞」作家
最新刊文庫
文庫版特別篇
「After Story 女の戰い」収録
「正直に答えてくれ。お前は、あの人と、母さんと、家族になれるか?」
彼らの人生を狂わせたのは、15年前の病院火災と「赤ん坊取り違え疑惑」。切ない選択の先に、希望の光は見えるのか。涙なしには読めない家族と友情の物語。
ろうの両親の元に生まれた「ぼく」。小さな港町で家族に愛され健やかに育つが、やがて自分が世間からは「障害者の子」と見られていることに気づく。聴こえる世界と聴こえない世界。どちらからも離れて、誰も知らない場所でふつうに生きたい。逃げるように向かった東京で「ぼく」が知った、本当の幸せとは。親子の愛と葛藤を描いた感動の実話。
ーーシャールがその天才に出会ったのは、あの奇病が国に広がる、2年前のことだった。
13歳のシャールは、国いちばんの料理人である父のあとを継ぐために修行をつづけている。あるとき、慈善団体の活動に参加したシャールは、貧民街で暮らす少年・アズレと出会う。アズレのもつ天才的な料理の才能に気づいたシャールは、彼に料理を教えることにするが、ふたりの関係はある日、とうとつに終わってしまう。そして2年後……。
アーサーがおこると雷がなり嵐がきて町がー!?まだおこっていると地球がわれ月も星もー!?マザーグース賞受賞。
極地を旅する写真家が愛用する全96点の旅道具。衣服やザック、薬や食品まで、標高8000m超の旅に携える道具とは。体験的道具論。2015年K2登攀記収録。
おばあちゃんが亡くなって元気のないおじいちゃん。フロリダから呼び寄せ、一緒に暮らすことになったのはうれしいけど、おじいちゃんが使うのはお気に入りがつまったぼくの部屋。これは一大事だ!
2021年4月23日公開、ロバート・デニーロ主演映画『グランパ・ウォーズ おじいちゃんと僕の宣戦布告』(2020年全米興行収入第1位)原作本。
誰もいない砂場…よーし、それなら一人で大きなお城を作るぞ!
男の子は体全体を使って砂と格闘するうちに、すっかり「ぼくはブルドーザー」気分。パワーショベル、クレーン車、タンクローリー…次々と働く車になりきって、ダイナミックに遊ぶお話です。
ある日、家の近くでアライグマをみつけたしょうたは、だれにも見つからないように、こっそり食べものをあげはじめます。「クルル」と名付けたアライグマをめぐって、大人たちは「害獣」だからつかまえなければとオリをしかけて……。命について考える物語。
コロは石犬、タローは手裏犬、ジローはゼッ犬だったんだ…。本当の犬の種類を知ると、犬との関係が、より良くなります。犬が教えてくれた、犬のための、画期的な犬種図鑑。
これは13歳のぼくの、戦争と謎解きと友情のはなしだ。
第二次世界大戦中のロンドン。
失踪した秘密諜報員を探すため、暗号解読に挑む!
少年少女探偵と救助犬の活躍を描く心温まるミステリ
【オレゴン図書賞受賞作】
1944年2月、ナチス・ドイツの空襲(くうしゅう)がつづいているロンドン。13歳(さい)のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係としてはじめての任務のため、街へ飛びだしていった。自転車のかごにのっている相棒は、救助犬のリトル・ルーだ。大あわてで自転車をこいでいたバーティは、女の子にぶつかってふたりとも転んでしまった。女の子が立ち去ったあと、バーティは通りで一冊のノートを拾う。それは秘密諜報員(ひみつちょうほういん)になるための訓練を受けた女性のもので、文章の後半は暗号になっていた。ノートを道に落としていったアメリカ人の少女エレノアに再会したバーティは、ノートを書いたフランス人女性・ヴィオレットが行方(ゆくえ)不明になったと知る。彼女(かのじょ)を探すため、エレノアと探偵(たんてい)志望の友だち・デイヴィッドといっしょに、ノートの暗号の解読に取り組むが……。
数々の文学賞に輝(かがや)いた児童文学作家が贈(おく)る、子どもたちの勇気と謎解(なぞと)きを描くミステリ!著者あとがき=デボラ・ホプキンソン/訳者あとがき=服部京子
進む研究、覆る定説!
子どもたちの好奇心の実戦科学の書。
2021年刊行の『ヒルは木から落ちてこない。ぼくらのヤマビル研究会』をその後の研究成果を増補してヤマケイ文庫化。
鈴鹿山脈の麓で暮らす小中学生が、自らの好奇心をもってヤマビルの研究に挑んでいます。
定説を覆すような発見や知られざるヤマビルの能力を次から次へと発見しています。
子どもたちの科学的好奇心と思考力、行動力に感嘆する一冊です。
■内容
第1章 ヒルとの出会い
第2章 ヒルの弱点を突き止めろ
第3章 ヒルは木から落ちてくるのか?
第4章 いざ、解剖だ
第5章 実験材料を確保せよ
第6章 ヒルはどうやって拡がるか
文庫版のための増補 鈴鹿山脈におけるヒルの分布、その後
坂の上からみおろせば、ぼくのすんでる町がみえる。どれもみんなおなじようないえばかり。もうちょっとへんないえがあってもいいんじゃない?
たとえば、水をかけるとくずれる「すなのいえ」や、引っこしするときにころがせる「まるいいえ」があったらたのしそう。
いえにかえると、おふろにいれてくれて、ごはんもたべさせてくれる「ぜんじどうのいえ」は、なんでもやってくれるから、らくちん!
夜になってさんぽにでかけた「ぜんじどうのいえ」。ところが、ぜんじどうのかぎが、いたずらコンドルにぬすまれた。みつけだして、とりかえさなきゃ!
大人気「ぼくの」シリーズ第6弾! 奇想天外な物語に緻密な絵、さらには絵さがしも楽しめる、遊び心満載のシリーズです。子どもたちに「こんな家があったら住みたいな!」と、想像をふくらませながら読んでほしい一冊です。