近年、脳神経外科手術中のモニタリング技術が普及しました。モニタリング波形の変化を察知し、即座に対応することで恒久的神経障害を未然に防ぐことができます。また、術中に行っている操作が予期せぬ機能障害を来していないだろうかといった術者の不安を解消し、安全に手術を遂行していることがリアルタイムで確認できることから、術者の精神的安寧が得られます。もはや、術中の神経モニタリングは脳神経外科手術において機能温存に必須の技術となりました。しかし、いまだにモニタリングは不完全な側面があることは否めません。偽陽性や偽陰性に悩まされることも多々ありますし、検査者が術者にアラートを発する基準についても曖昧です。モニタリング担当者は施設によってさまざまで、臨床検査技師、看護師あるいは若手脳神経外科医が担当することもあるかと思います。多職種が関わる技術であることから、単純に設置し簡便に異常波形を判断できる共通認識が必要だと考えます。本特集では、こういったモニタリングの不安定性を克服するために、モニタリングのtipsとpitfallについて言及し、実践に役立つ内容にすることに主眼を置きました。第1章では、モニタリングの理解に必要な基礎知識をまとめました。見ている波形がどのような電気生理学的な仕組みで現れるのか、また種々のモニタリングにおいて異常波形はどのようなメカニズムで生じるのかを解説しました。第2章では、種々ある基本的なモニタリングに関する原理や設定、安定した波形を得るコツや波形の解釈を説明しました。第3章では、モニタリング対象別と題し、小児症例、眼球運動、第四脳室底のモニタリングに関する知識を解説し、どのような方法が最も感度よく正確なモニタリングができるのか、適応と限界をまとめました。第4章では上記をふまえ、術式別にモニタリングの目的と手術中のどの局面で必要になるのか、最新の方法や異常波形の解釈、対応について解説しました。これらの内容の理解を深めるために、実践に使える動画も適宜掲載しています。安全な脳神経外科手術と患者さんの機能温存に、本書をお役立ていただければ幸いです。(Editorialより)
【「NFTは一過性のブーム」じゃない、Web3時代のインフラだ】驚異的な勢いでビジネス化が進む「メタバース」や「NFT」、今後注目される「DAO」「Web3」について、イラストでわかりやすく解説。誰もが抱くシンプルな疑問をひとつずつ解決します。アートやゲームだけじゃない、私たちの生活そのものがガラッと変わるシン時代に備えて、自分ゴトにするチャンスです。
約1万部の好評オステオパシー本が大増補して再登場!
アンドリュー・テイラー・スティルによって創始され、様々な手技により主に筋骨格系、頭蓋骨、内臓などにおける機能障害を治療するオステオパシー。柔道整復師、マッサージ師、理学療法士、アスレティックトレーナーなど、多くの医療関連職種が実践しているオステオパシー手技について、原理およびそれぞれの手技について系統学的に解説するとともに、わかりやすく整理されている。
本書では、カウンターストレインやマッスルエナジーテクニックなどよく知られた手技に加え、靱帯張力バランス、リンパ手技、ファシリテイティッド・ポジショナル・リリース、高速低振幅(HVLA)手技、頭蓋骨オステオパシー、スティルテクニックなどオステオパシーで用いられるほとんどすべての手技を網羅し、手技の手順は1500枚以上のカラー写真を用いて解説。また、写真上の矢印と注釈に従えば、読者は手技を容易に理解できるよう工夫されている。骨格筋の構造検査、可動性検査、触診検査、脊柱と骨盤の分節間検査など、読者が症状の診断基準と治療手技を関連付けられるようになっている。
前版から数々の手技が追加・修正された増補改訂版。ウェブでテクニックの動画も観られるので、より理解が深まる内容となっている。
第1部 診断におけるオステオパシーの原理
第1章 オステオパシー検査の原理
第2章 オステオパシーにおける筋骨格の静的検査
第3章 脊柱の可動性
第4章 オステオパシー触診
第5章 分節間可動性検査
第2部 オステオパシー手技
第6章 オステオパシー手技の原則
第7章 軟部組織テクニック
第8章 筋筋膜リリーステクニック
第9章 カウンターストレイン
第10章 マッスルエナジーテクニック
第11章 高速低振幅手技
第12章 ファシリテイティッド・ポジショナル・リリーステクニック(FPR)
第13章 スティルテクニック
第14章 靱帯張力バランス・靱帯性関節ストレイン 第15章 内臓テクニック
第16章 リンパ手技
第17章 関節手技と混合手技
第18章 頭蓋骨オステオパシー徒手医学
腹腔鏡下胆嚢摘出術(ラパコレ)は,外科医にとって入門的かつ応用力を問われる奥の深い手術である.本書は豊富な写真とWeb動画により,技術認定審査で重要なポイントを強調した標準手技と困難例への対処法を解説.非定型的な手術を余儀なくされる困難例に関しては,bailout(緊急回避)の判断と注意点,非定型的ラパコレ時のトラブルシューティングまでを網羅.一筋縄ではいかない事態に直面しても安全に手術を完遂する“引き出し”を増やせる,最高の指南書である.
ロングセラーが8年ぶりに全面改訂!
「これからWebプログラミングを学んでみたい」、
「色々なプログラミング言語に通用するような知識が欲しい」。
そんな風に思っている方にぴったりの1冊です。
本書では、例としてPHPやJavaScriptを取り上げながら、様々なプログラミング言語に共通する基本を学習していきます。言語によって少しずつ用語や特徴は違っていますが、根幹を理解しておくことで、新しい言語も短期間で身につけることができるでしょう。
また本書では、インターネットの仕組みや、Webページがコンテンツを表示する仕組み、Cookieやセッション、フレームワークやライブラリ、データベースといった技術に関しても、包括的にまとめています。
プログラムに関係する一連の仕組みもちゃんと理解することで、しっかりとした長く使える知識を身につけることができます。
今回の改訂版では、内容をすべて現状に合わせて見直し、変更したほか、チーム開発やコンテナなど、近年の開発環境・体制を説明する章を追加しました。
(以下本書より抜粋・編集)
Chapter1からChapter3では、インターネットやWebの仕組みを説明します。Webプログラムを作って動かすには、そもそも、それが動作するWebサーバが必要です。実際にインターネット上にWebプログラムを置く場合、Webサーバは、どのような環境のものを用意し、どこに構築すればよいのか、その要件も説明します。
Chapter4とChapter5では、プログラミングの基本的な話をします。
この2つの章は、実際に、簡単に試せる構成にしました。
Chapter4では、「XAMPP」というWebプログラムを実行できる環境をインストールし、PHPを使ってプログラムする方法を説明します。Chapter5では、PHPを題材に、実際に簡単なWebプログラムを示しながら、プログラムの基本的な流れと構文を説明します。
言語はPHPですが、ここで扱う内容は、文法の差こそあれ、どのようなプログラミング言語にも通用するものです。
Chapter6以降は、応用です。実際のWebプログラム開発の現場では、どのような技術が使われているのか、そのトレンドを紹介します。
Chapter6では、省力化できるライブラリや操作性を向上させるJavaScriptの扱い方を説明します。Chapter7では、ショッピングサイトで「カゴの中身」を実現するのに不可欠な、Cookieの仕組みを説明します。
そしてChapter8では、データベースの使い方を説明します。最後のChapter9では、開発ツールやチーム開発、そして、ユーザー体験を向上させるいまどきのプログラミングの作り方など、実際に仕事で開発する場面で必要となる情報をまとめました。
Chapter 1 WebブラウザでWebページが表示される仕組み
Chapter 2 WebサーバからWebブラウザにコンテンツが届くまで
Chapter 3 Webプログラムがコンテンツを作る仕組み
Chapter 4 Webプログラムを動かしてみよう
Chapter 5 Webプログラミングをしてみよう
Chapter 6 ライブラリやJavaScriptを使ったプログラミング
Chapter 7 ユーザー情報を保存するCookieとセッション情報、Web Storage
Chapter 8 データベースを使ったプログラミング
Chapter 9 いまどきのプログラミング
消化器内視鏡手術の普及に伴い、手術中のトラブルも急増している。それではボリュームセンターの消化器内視鏡医は、これらの事態にどのように対処しているだろうか? 本書は写真・シェーマのみならず動画も用いて、その対処法をビジュアルに提示する。各臓器における出血への対処法、癒着や臓器損傷、再建時のトラブルなど、内視鏡手術ならではの想定されるあらゆる困難な状況を網羅した。
コマわりの絵本形式で、プログラミングやコンピューターの基礎知識を学ぶシリーズ。各巻のナビゲーターが、身近な例をまじえて紹介してくれるので、実際のプログラミングを学んだことがなくても、楽しく読むことができます。
この巻のナビゲーターはウェブ。毎日のように使っている「インターネット」について、そもそもどんなものなのか、どんなしくみに支えられているのかを見ていきます。クラウド・コンピューティングやモノのインターネットといった最新の動向や、インターネットの歴史までやさしく紹介。
〇ネットを使ったビジネスも、リアル商売と考え方は同じ。大事なことは「ネットの世界だから」と意識を持たないこと。
〇ネットの世界は顔が見えなくても、商品を購入するのは感情を持った人間。ただ闇雲にサイトを運営していては成果が出ない。買いたくなる、何度も通いたくなるお店づくりが稼げるサイトに必要な要件だ。
〇本書では、初期費用を極力抑えた稼げるサイトづくりのコツ、利益を上げるために「アクセス解析」を通した根拠に基づく改善手法を解説。
〇紹介するツールはほぼすべて無料で使えるものばかり。まずはネットの利点を活かして低資金で店づくりを行い、アクセス解析を行い、繁盛するお店へと展開していこう。
本書ではWebスクレイピングを、PythonとScrapyフレームワークを利用して行うことをソースコードとともに解説します。Webサイトには多くの情報があり、ブラウザの利用だけでも取得できます。しかし、Webサイトを閲覧するという行為が能動的であり手間と時間を使うことになります。本書はPythonを使って普通のサイトからWebスクレイピングをはじめ、少しづつ難易度を高めていく実践的な内容です。
内視鏡外科手術は低侵襲性による様々なメリットの一方、技術的難度が高いという性格も持つ。本書は内視鏡手術に習熟したエキスパートの先生方に1この手技の意義(知っておくべき理由)、2手技(コツを中心に)、3特長(この手技の優れている点)、4注意すべき点(合併症など)をまとめていただいた。主な項目には、それぞれポイントを示す動画もQRコードで見られるように収載した。
手を動かしながら「作り方」と「考え方」が身につく一冊。
シンプルな記述で可読性の高いRuby言語と、小規模のアプリを作りやすいフレームワークSinatraを利用することで、余計な環境設定に煩わされることなく、Webアプリの学習に集中することができます。
なぜこのプログラムが必要なのか、コンピュータの内部ではどのように処理されているのか。「何となく動かせる」ではなく、「Webアプリの中身をきちんと理解してプログラミングできる」ようになります。
サンプルプログラムのソースコードや、演習として本書の随所に配置されたトレーニング、チャレンジの解答は、森北出版のWebサイトで公開しています。
VirtualBoxで作る仮想環境にWebサーバーを構築するので、PC一つですぐに始められます。
まずは実行してみて、Webアプリがどう作られ動くのか見てみましょう。
第1章 Webアプリが動くしくみ
第2章 PC上に仮想環境を構築しよう - Webアプリ作成前の準備
第3章 Rubyのコーディングに慣れよう
第4章 Webカレンダーを作ろう - いちばん簡単なWebアプリ
第5章 シンプルな掲示板Webアプリを作ろう - データベースと連携する
第6章 パスワードの管理のしかた - ログイン機能をつけるための基礎知識
第7章 Cookieの使い方 - セッションを継続させるための基礎知識
第8章 掲示板Webアプリを完成させよう - より実用的なWebアプリ
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)は、早期がんにおける早期の病変に対する標準治療として確立されている。本書はまず「総論」で、成熟期に入ったESDについて、現状での問題点の数々を指摘し、その解決策を提示。さらに「臓器別各論」では、初心者の読者も意識したテクニックの基本から、日々ESDを実践している消化器内科医にも役立つ、最新の治療手技、注意点、コツなどについても供覧する。
After Effectsでロゴやイラストに動きをつけて、Webサイトを魅力的に演出しよう!
アドビ公認エバンジェリストとして活躍中の著者によるAdobeブログ「Illustratorユーザーのためのモーションデザインことはじめ講座」(2021年)は、Webデザイナーから大きな人気を博しました。
After Effects 30周年の記念イヤーにあたる2023年秋、「ことはじめ講座」をさらにバージョンアップした書籍が登場します。
ここ数年のWebデザインでは、動きのあるモーションデザインを求められることが多くなってきています。これを実現するためのツールとして「After Effects」があります。本書では、はじめてAfter Effectsに触れるWebデザイナーが、Illustratorで作成したロゴやイラストを動かし、Webサイトを魅力的に演出する方法を、手順を追ってていねいに解説しました。
1章 モーションデザインきほんのキ
2章 Illustratorのデータを動かしながらAfter Effectsの基本操作を覚よう
3章 実用的&簡単な動きを作ってみよう
4章 モーションの演出とAfter Effectsのテクニックを学ぼう
5章 キャラクターを動かそう
6章 仕上げと書き出しをしよう
7章 実践編!「モーデザ」をはじめよう
初版にあたる『AO法骨折治療ーHand and Wrist』を分冊化し、手関節部の骨折治療に特化してリニューアル。部位別に豊富な症例写真とイラストを用い、精緻な構造の手関節部骨折をいかに治療するかを徹底的に解説する。本書掲載のQRコードを読み込めば、AOが提供する教育コンテンツにアクセスすることも可能。AOが有する教育資源を余すところなく詰め込んだ手の外科医のためのAOマニュアル第2弾が完成!
コンピュータにまつわる基礎的な知識が身につく入門書.改訂では内容のアップデートだけでなく,章末問題を充実させて全問に解答例を与えた.
コンピュータの誕生と発展/情報システム/コンピュータと2進数/マイクロプロセッサ/コンピュータの動作原理/オペレーティングシステム/プログラミング/データベース/データ資源とビッグデータ/機械学習/インターネット/ウェブ/ウェブと社会/情報倫理とセキュリティ
Python用のWebアプリ用のマイクロフレームワーク「Flask」によるWebアプリ開発を学習するための解説書です。最小限の機能に絞ることで処理がわかりやすくコードの学習に最適です。さらに慣れてきたときには拡張ライブラリを使用することで自由にカスタマイズすることもできます。本書は基本編と応用編の2部構成で段階的に開発していくことができるようにしました。
第1章 Flaskで開発するための準備
第2章 Bootstarapを利用してトップページを作る
第3章 データベースを用意する
第4章 データベースと連携する
第5章 フォームからメールで送信する仕組みを作る
第6章 ユーザー登録の仕組みを作る
第7章 ユーザー認証の仕組みを実装する
第8章 ログイン後に表示する画像投稿アプリの開発
第1章 Flaskで開発するための準備
第2章 Bootstarapを利用してトップページを作る
第3章 データベースを用意する
第4章 データベースと連携する
第5章 フォームからメールで送信する仕組みを作る
第6章 ユーザー登録の仕組みを作る
第7章 ユーザー認証の仕組みを実装する
第8章 ログイン後に表示する画像投稿アプリの開発
web3・メタバース法律実務書の決定版!
知財法、金融規制、消費者法、租税法、労働法、個情法等、様々な法分野を各分野に精通した弁護士陣が、web3・メタバースで生じる問題につき横断的かつ体系的に解説。ビジネスシーンごとに整理された各論部も充実した、新時代のビジネスに必携の1冊。
本書のテーマはWebサービスの実践的な設計。まず良いWebサービス設計の第一歩として、HTTPやURI、HTMLなどの仕様を歴史や設計思想を織り交ぜて解説。そしてWebサービスにおける設計課題、たとえば望ましいURI、HTTPメソッドの使い分け、クライアントとサーバの役割分担、設計プロセスなどについて、現時点でのベストプラクティスを紹介。
「講義」「ノート&ドリル」「国試過去問」が一体となった国試対策教材!
プロ講師が解説する「国試対策講義」の動画、講義とリンクした「ノート&ドリル」、さらに実力チェックのための「デジタル国試過去問」がセットになった商品です。自宅でも自習時間でも、いつでもどこでも質の高い講義が何度でも受講できます。講義からテストまですべて含まれているので、学内の国試対策講座の代わりとしてもこれ1つで十分対応可能です。また、一人ひとりの理解度に合わせて学習が進められるので、少人数の補講教材としても最適です。