ある朝、少年は裏庭で金色に輝く豹の屍体を発見する!それは蜜を夢見る少年と父親にしか見えない二人だけの秘密だった。黒く毛深い時針を隠した少女の誘惑。刃物の目を持つ父親との葛藤。真夜中の夢を水源地とする、めくるめく言葉たちの果てしない氾濫。
◆第三詩集
この詩集では、日常の、何気ない生活場面の一コマ一コマが、どこか天上からの遠い聖なる光によって照らし出された、だからこそ愛おしい、また無性にかけがえのない、ときに聖画・宗教画のような一コマになる。
(栞より・吉田文憲)
冒頭に置かれた表題作は、メタ詩的にこの詩集全体の制作プロセスを明かしている。「水中花」を手に入れること。それがまず、作者に願われたことだった。
(栞より・野村喜和夫)
◆収録作品より
突然逝った人との旅が、
鳴門の渦も宇宙の渦も同じ、と呟いた人との旅が、甦る。
車窓の風景のように、甦る。
(「ノスタルジア」を聞きながら)
1
水中花 8
しあさって 12
シャボン玉 14
キャリアウーマンのハイヒール 16
イルカ 18
老夫婦 20
犬と怖そうなお兄さん 22
イーッ! 24
雀 26
犬と星空 30
足跡 32
鏡 34
2
タトゥー 38
トポスの不思議 42
マイペンライ! 46
「ノスタルジア」を聞きながら 52
caca 56
浮浪者 60
声 66
音 70
帰還 74
光の町 78
周縁 80
ありがとう! 84
兵庫県の片隅に住む林さんと弟の正夫
父親を早くに亡くし、母親は家を出て行った。
残された林さんと正夫。
貧乏ながら健気に生きる2人とその仲間たちを描いた
ちょっぴりHな貧乏4コマギャグ漫画。
この作品は
週刊ヤングジャンプおよび月刊ヤングジャンプに掲載された「増設フローズン少女」「QQ少女」を加筆修正、再構成したものです。
冤罪なのにネット社会の悪意と好奇の目に晒されてしまった主人公は、窮地を脱することができるのか? 近未来ホラーサスペンス。
本書は文政三年、令和前百九十九年、の序がある、児童に對する生活上の教訓書で、諺と歌と繪を交えてゐる。巻頭にある著者の序によると、神道や儒教、佛教などの教へは夫々言ひ方は異なるが、その教へは勸善懲惡である。そこで仕事の合間に、諺を集め、詩歌や繪を混じえて、男女の児童に忠孝の道を諭してきたが、それが二冊の本になつた。そこで、五常といふ人の道についての解説を添へて三冊の本にせよと言ふ勧めに應じて三巻本として刊行することになつたので書名を『三教童喩』とした。しかし、附録の一冊を添へて四冊本となつた。
本書はその内の上巻で、「五常」の解説書である。内容は仁、義、禮、智、信の順に解説し、それぞれに見開きの繪に詩歌を添へてゐる。繪の人物や情景は支那風であるのは、現今の雜誌やテレビ放送などに西洋人が溢れてゐるのと同樣、往時は文明隣國の支那が憧れであつたことを物語るものである。
電子化に當り用ゐた原書は、天地丈222mm(七寸三分)、左右幅155mm(五寸一分)で二十三丁。その保存状態は惡く汚れとくすみが酷いが、蟲損や破損はない。巻頭と巻末の本文欄外に「一峰圖書」と藏書印が捺され、後表紙の内側には「徳和顯亭 永世」とある。
本書は文政三年、令和前百九十九年、の序がある、児童に對する生活上の教訓書で、諺と歌と繪を交えてゐる。巻頭にある著者の序によると、神道や儒教、佛教などの教へは夫々言ひ方は異なるが、その教へは勸善懲惡である。そこで仕事の合間に、諺を集め、詩歌や繪を混じえて、男女の児童に忠孝の道を諭してきたが、それが二冊の本になつた。そこで、五常といふ人の道についての解説を添へて三冊の本にせよと言ふ勧めに應じて三巻本として刊行することになつたので書名を『三教童喩』とした。しかし、附録の一冊を添へて四冊本となつた。
本書はその内の上巻で、「五常」の解説書である。内容は仁、義、禮、智、信の順に解説し、それぞれに見開きの繪に詩歌を添へてゐる。繪の人物や情景は支那風であるのは、現今の雜誌やテレビ放送などに西洋人が溢れてゐるのと同樣、往時は文明隣國の支那が憧れであつたことを物語るものである。
電子化に當り用ゐた原書は、天地丈222mm(七寸三分)、左右幅155mm(五寸一分)で二十三丁。その保存状態は惡く汚れとくすみが酷いが、蟲損や破損はない。巻頭と巻末の本文欄外に「一峰圖書」と藏書印が捺され、後表紙の内側には「徳和顯亭 永世」とある。
「般若心経」も諸本のうち、本書で取り上げている「般若心経(漢文本)」は日本、韓国、中国などの東南アジアでも広く知られている大乗経典の一つです。これはサンスクリットから漢訳された般若心経(玄奘訳、649年)で260字からなり、その梵本写本は奈良の法隆寺に所蔵されています。三蔵法師として有名な玄奘が中国語で翻訳する40年前の7世紀初頭(609年)に、遣唐使の小野妹子が持ち帰ったとされています。
本書はサンスクリット原文と玄奘の漢文本を比較対照しながら、漢文本にはないいくつかの部分を指摘し、さらに般若心経の翻訳において最も重要なキーポイント、言語に対する知識や辞書的な意味だけでは正しく理解できないという点を指摘しています。漢訳本だけでは理解しきれない部分を、サンスクリット原文に基づいて意味を把握することで、その意味がより明確に理解できます。
漢訳本が基で読まれてきた般若心経を、サンスクリット原文から見るという視点で読み解いている画期的な般若心経の研究書です。
研究者の間で待ち望まれていた韓国で大評判になった般若心経の研究書が待望の日本で発行です。
【目 次】
はじめに
・悟りに至る21世紀のロードマップを祈願して .
・改訂版に付して
第1部 韓国語『般若心経』の必要性
1 韓国語にダルマがない .
2 翻訳をするにあたって
3 韓国語『プラジュニャー・パーラミター・フリダヤ・スートラ』
4「 私はこのように聞いた」について
5《 般若心経》の注釈について .
6 インド人・Xの『般若心経』
第2 部 プラジュニャー・パーラミター
1プラジュニャー・パーラミター・フリダヤ・スートラ』の訳文
. 2プラジュニャー・シーラ・サマーディ
3 実体が空いている・見抜く・五つのスカンダ
4 サッカーヤ・サンカーラ .
5 空いていること:空
6 最初の「ここでは」
7 ゴータマの瞑想について
8 身体的・言語的・精神的活動
9 違わないこと .
10 二番目の「ここでは」
11 空いていることの特徴 .
12「この空いていること」
13 無色界の「空いていること」
14 ゴータマの「悟りの三つの科学」
15 フラジュニャー パーラミター
第 3 部 ニルヴァーナの頂上に向かって
1「曇りなく澄んだ心」
2 ブッダになるためのアヌッタラ・サムミャク・サンボーディ
3 マントラの声 .
4 韓国語《般若心経》
付録
・解脱の障害物10 種の足かせ
・漢文『般若心経』
・サンスクリット『般若心経』
エピローグ
・ゴータマブッダが教えた目覚めへの道、それと変わらない
キム・サチョル
・人間の暮らしの価値を把握できるようにしてくれた5人の私の師匠
ファン・ギョンファン
推薦の文
・瞑想で悟りの要諦を .
・縦糸と横糸のように編みこまれた .
わたしは他者、他者はわたし!
わたしは社会と呼応して生きている!
ここに、なぜ現代人は複数の「自分」を持つのかの答えがある。「自分とは何か」という根本的な問いに社会的側面から答える理由がある。
本書では8名の「自分史」分析を読みながら、「自分とは何か」を考えていく。中では、個人の自我の約7割が社会的特性で構成されることが確かめられている。また、理論的にはミードの社会的自我論が再解釈され、客我・主我論を超える「第三の自我=他我」が提示されている。自我形成は、家族・教育・地域文化などの重層的な社会的影響により、一者関係→二者関係→三者関係として段階的に発展する動的プロセスであることが明らかにされている。
客我・主我・他我の三層構造として、自我が複数の社会的作用源から重層的・動的に形成される「ソーシャル・セルフ(社会関係自我)」モデルが構築されている。これにより、自我の複数性・複合性が自我の社会性に原因のあることが明らかにされている。
本書の核心的貢献は、ミードの社会的自我論を再解釈し、客我・主我に加えて「第三の自我=他我」を提示した点にある。他我とは、対話を通じて他者の内面を直接理解し、社会全体の態度を内面化する能力を指す。
従来のソーシャル・キャピタル理論が外的関係性に焦点を当てていたのに対し、「内的ソーシャル・キャピタル」としての他我概念を提示。哲学上の「他我問題」への独自アプローチとして位置づけられ、自我の三層構造による重層的かつ複合的な形成プロセスを理論化した。
他者との関係性を考えることから、自分の人生を見つめ直すことができる。自分史を書こうとしている人、「自分とは何か」について考えたい人、自分がどのようにして社会との関係を結んできたのかについて知りたいと考えている人に勧める。
われわれの心の深層にある「独自の思考様式」はなにか? 日本人はなぜ「日本人論」が好きなのか? そこには西欧文明との遭遇によるアイデンティティの危機がある。この問題を出発点に、天皇と外来文化という二つの「権威」の交差と、それを「空気」として受け止める独自の社会構造から、日本人の無意識に作用する「見えざる原則」を探究する。渾身のシリーズ第一弾!
東日本大震災の教訓を踏まえて創設された地区防災計画制度。この制度に基づく地区防災計画づくりを通じて、コミュニティの活動が活発になり、全国で社会変動が起きている。住民等を主体とした防災計画づくりの仕組みが、西日本豪雨、東日本台風、コロナ禍、能登半島地震等の大災害で多くの住民の命を救い、現在では1万を超えるコミュニティで住民による防災計画づくりが行われている。住民の自発的な合意形成と、学校、公民館、社会福祉協議会、女性会、地元企業、NPO等の多様な主体との連携を特徴とする計画づくりは、住民の命を救うだけでなく、地域活動の活発化によるソーシャル・キャピタルの醸成にもつながっている。
防災というと、敷居が高いとか、自分は関係ないと考えられがちであるため、コミュニティの日常生活に防災活動を埋め込んでいくことで、防災を強く意識しない形で取り組めるようにすることが重要である。伝統的な祭りには、実は普段意識されていない防災機能が埋め込まれている。例えば、福岡県の博多祇園山笠は、過去の洪水氾濫において祭りの最中に男衆が防災活動を実施した歴史があるし、秋田県のなまはげは、支援者となる若者が家々をまわり、祭りを通じて要支援者名簿を作成する仕組みを内包している。コミュニティの祭りに隠された防災機能は、祭りの組織や集団、それを支える制度、空間、道具等のほか、祭りの準備や実施のための年中行事が、平常時においても、発災時においても、災害後の復旧・復興期においても、密かに住民の活動の中に埋め込まれる形で防災機能を果たしている。祭りの他にも河川の清掃活動、ラジオ体操、運動会、福祉活動など多様な活動と連携した防災活動に注目したい。
本書は、災害の頻発化・激甚化やコロナ禍のような疫病への対応が求められ、住民の防災意識が高まっているなかで、災害という自然現象や発災後の社会だけを対象とするのではなく、住民の命や財産を守るため、災害発生前のコミュニティによる防災活動に注目した研究の成果である。災害と社会の関係を論じるに当たっては、行政的な施策が住民にどのように受け止められ、どのような効果を発揮しているのかについて検証することが欠かせないが、従来の社会学ではほとんど手が付けられてこなかった。そこで、行政によって導入された地区防災計画をテーマに、住民が主体となった計画づくりをはじめとするコミュニティ防災活動に注目し、その社会的影響を著者がコミュニティの地区防災計画づくりの現場で行ったインタビュー調査等によって収集したデータや、地区防災計画学会と連携して実施したオンラインアンケート調査のデータ等を利用して、質的分析と量的分析を統合した混合分析を行う。
稀代の天才漫画家・一ノ関圭、出色の初自選
2025年に画業50周年を迎える一ノ関圭の全作品の中から、作者自らが厳選した9作品を、原画から最新のデジタル技術によって、さらに美しく蘇らせた初の自選集です。自選作品の選出理由も、インタビューにて掲載します。
【本書の内容】
●収録タイトル:これまで描いた全作品の中から、作者自らが厳選した9作品を掲載。
●インタビュー:作者自らが語る、各作品の選出理由や作品にまつわるエピソード。
●描き下ろし:カバーイラスト、中扉イラスト。
●イラストギャラリー:これまで描いたイラストの中から、作者自らが厳選して掲載。