不確かな「子ども」像と、そして「大人」の姿…「ふつう」の人生が思い描けなくなったいま、心理、社会、歴史から、思春期、学校をとらえなおし援助のありかたをさぐる。
本書は、著者のクリニックに訪れる多くの思春期女子や、各種講演で養護教諭や
思春期女子・男子から寄せられた思春期の子どもたちの体と心のトラブルや悩み、疑問
に、またどういう時に受診したらよいかなどを、Q&A形式で分かりやすく答えています。
多くの子どもたちが体と心の悩みをもって来室する保健室の養護教諭にとって最適な
指導資料です。思春期女子・男子はもちろん保護者にも手に取ってほしい1冊。
●産婦人科ってどんなところ?
●生理痛がつらい!-「機能性月経困難
症」「器質性月経困難症」と治療薬
●初経が来ない!病気かな?
●どうしよう……。私、妊娠したかも!
●生理が止まった!-「続発性無月経」
「運動性無月経」「多嚢胞性卵巣症候群
(PCOS)」について
●生理が多い?-「頻発月経」「過長月経」
「過多月経」について
●生理前は心も体も絶不調……。これっ
てなに?
●避妊と妊活は背中合わせー「避妊」と
「妊活」について
●性感染症なんて私には関係ない?-
「おりものトラブル」「カンジダ腟炎」「ク
ラミジア」「梅毒」他、「子宮頸がんと
HPVワクチン」について
●LGBTQ / LGBTsって?
●それってデートDVかも?
若者支援の中核を成す7つのテーマについて、それぞれの要点を「かかわり方」まで具体化し解説しています。専門機関につながる方法や本人とのかかわり方、家族問題への介入、経済問題への介入など、臨床現場で編み出された実践的技術です。「かかわり方」の実際を、100を超える事例で紹介します。テーマ間の関係や時間の経過に伴う変化・影響は、フルイラストの長編事例が臨場感豊かに描き出します。
臣守奏治と巴桃亜は、性別を超えた大親友だ。共通点だった“競技かるた”を通じて仲良くなった幼き日の二人は、いつでもどこでも一緒にいた。だが小学四年生の終わりに、二人は離ればなれになりーー五年越しに高校で再会。そんな奏治の前に現れたのは、外見はすっかり女の子らしくなったのに、中身はあの頃と何も変わらず、当時とまったく同じようにベタベタしてくる桃亜だった! プロレスごっこだの連れションだの、さすがに思春期の男女がやることじゃない! でも……桃亜と一緒にかるたをできるのは、素直に嬉しかった。
ーー異性の大親友にドキドキさせられっぱなしの思春期競技かるたラブコメ、ここに爆誕!
応用栄養学をはじめて学ぶ栄養士養成の学生のために,各章のはじめにはキーワードチェックリストを設けている.各ライフステージごとの特徴と栄養課題について平易な表現と親しみやすいイラストで解説している.また,「日本人の食事摂取基準(2020年版)」に準拠した内容であり,改訂後のポイントについても分かりやすく示した.
1章 栄養ケアマネジメントの理解
2章 食事摂取基準策定の基礎的理解
3章 妊娠期
4章 授乳期
5章 乳児期
6章 幼児期
7章 学童期
8章 思春期
9章 成人・更年期
10章 高齢期
11章 運動・スポーツ時の変化と栄養
12章 環境と栄養
教育評論家との毒親対策対談も収録。
中学生になったつつみ。家では相変わらず毒母からの暴言や体罰が続いていた。
成長するにつれて自我が芽生えた彼女は、自分の家の異常さに気付き始める。
毒親である母と、母を毒親にした祖父に翻弄されながらも、なんとか自分だけは正常でいようとするつつみ。
実父との再会、初めての彼氏、つつみのことを心配する友人たち。
つつみを救うのは誰なのか。全編再編集され、未公開エピソードも収録。
「子育てが嫌」「子どもを叱ってばかりいる」「いじめにあったら」「子どもが学校に行かない」「親の思いが通じない」…誕生から思春期までの子育ての悩みや不安に、臨床心理学の第一人者・河合隼雄がやさしく答える。もう細かいことで悩まなくてもいいと、こころがホッと楽になる一冊。
失敗は成長のチャンス、
社会にはばたく準備を始めよう!
発達障害の子(幼児期)への家庭療育を紹介し、
「こんなことが知りたかった!」と好評の前作に続き「学齢期編」が登場。
30年以上にわたり、療育と当事者支援に携わる著者が、
身だしなみ、家事、お金や時間の管理、会話のマナー、
友達づきあい、健康管理、性教育など、
思春期を経て自立した大人になるための取り組みをわかりやすく解説。
障害の告知、きょうだい児、いじめ、就労、グループホームなど、
学齢期や子どもの将来に関する事例も多数収録。
【目次】抜粋
1章●「思春期」そして「大人」へ
・先の見えない不安ーー中高生の親子からの相談
・中高生になった子どもへの関わり方
・大人になるための「4つの自立」 …など
2章●自分で考えて行動するチャレンジ
・身だしなみを整えよう
・生活のリズムを整え、自分の健康を管理しよう
・カレー作りには料理の基本がいっぱい
・洗濯の仕方を覚えて、いつも清潔に
・正確に長さを測る、線を引く、切る
・お金の管理と予定の管理を同時に学ぶ
・カレンダーと手帳を使おう
・実際にお店に行って、買い物してみよう
・「働く」練習をしていこう
・キャッシュレスは使いすぎに注意!
・「理由」を伝える文章を書いて、話してみよう
・心の中で言ってみよう
・「まぁいいか」がキーワード …など
3章●学齢期の心配事、よその家ではどうしてる?
・「学校の勉強」のつまずき
・ゲームや動画サイトに夢中で生活に支障が…
・障害のこと、本人にどう伝える?
・学校へ行きたくないーー子どもがいじめられたら
・性について、どう教えたらいい?
・うちの子、将来、働けますか?
・グループホームって、どんなところ?
「うちの子、スマホやLINEに夢中で勉強しなくて困ってます」「なにかと反抗的で、言うこと聞かなくて」などなど、SNSの影響も加わり、最近の10代の子どもを育てる親の不安はより強くなっています。本書は、「尾木ママ」こと人気教育評論家の尾木直樹先生が、そんな子どもへの接し方、SNSへの対処法、親の姿勢など、今日から役立つ対策をアドバイス! これを実践すれば、子どもが「わかる」「伸びる」こと確実です!
はじめに
入門編 子どもが「わかる」ママ・パパになる!
(1) 「自分くずし」と「自分づくり」に同時に入るのが思春期
(2) 「自立」と「依存」のあいだを行ったり来たり……
(3) “ママ・パパクッション”は自立の必需品!
(4) 「子離れ」と「子離し」は全然違うよ
(5) 親は子どもの「巣」となり「壁」となれ!
(6) 親の意見は、「ズバッと言って、サッと引く」のが鉄則!
(7) 友情は「自立の土台」なの
(8) 友だちは「第二の自分」。友だち批判は自分攻撃と同じ
(9) アイドルの追っかけは理想の自分探し?
コラム 荒れた子の心と向き合う
(10) スマホ・ケータイも子どもの「居場所」。上手に親がリードしてね
(11) 反抗するなかで「考える力」「判断力」が鍛えられる!?
(12) 「イイ子」の仮面は心のヘルプコール!
(13) 性の急成長。親より子どもはもっと不安なの
(14) 「オシャレ大好き」にはちゃんと理由がある
(15) 「プライド」の力で10倍、20倍の飛躍も夢じゃない
(16) 「成長のらせん階段」。同じに見えても違いがあるの
コラム 心を偽りつづける若者たち
応用編 子どもを「伸ばす」ママ・パパになる!
(1) ストップ!「孤食」。家族の食卓力はすごいんです
(2) 家事の「共働」は人間力を鍛えます
(3) 10代だからこそ、お稽古事を奪わないで!
(4) 「叱らずにほめる子育て」の極意とは?
(5) 10代の失敗に安易なおだて、なぐさめはNG
(6) 子どもの悪事、そのなかにある輝きを見つけよう
コラム 子育てはネットワークが大切!
(7) 叱るときにはママとパパの役割分担を
(8) 大人扱いのしすぎは子どもが「なえる」
(9) 思春期のプライドがいじめを隠す
(10) ネット文化に振り回されない。カギはやっぱり「親子の絆」
(11) これからの時代を生き抜く“3つの力”
おわりに
誰でも、人には言えない悩みや不安、相談しにくいことって、あるよね。からだや性のこと、恋愛のこと、家や学校でのこと、友だちや将来のこと、etc。そんな10代のモヤモヤ、ウツウツ、イライラについて、その原因と解決法を全力で考えてみた、『思春期サバイバル』に続く第2弾!!ポイントは、『モヤモヤ』とQ&A形式。第一巻で共有した『モヤモヤ』に対して、どう対応したらいいんだろう、どう抗ったらいいんだろう、どうやりすごしたらいいんだろう、といったことについて、ここから探検隊がこれまでの人生で積み重ねてきた経験と、知識と、ネットワークを総動員して『答えてみた』。
精神疾患やストレス関連疾患は早期発見・治療が重要だが、当事者や周囲のスティグマもあり、適切なタイミングで医療につながることが難しいケースがある。臨床現場、学校、心理カウンセリングルーム、学生相談室、企業内保健室など、悩みを聴く立場にあるメディカルスタッフが本書を通じて疾患を正しく知り、ポジティブイメージをもってアプローチすることで、適切な対応ができる。
子どもに合った勉強法が見つかると、成績がグングン上がる!「勉強に自信を持つようになりました」「反抗期の子が机に向かうよになりました」「少し先の目標を親子で共有できました」-子どもを輝かせるために親ができる大切なこと。
友だちづきあい、進学、就職…思春期の発達障害の子どもたちが抱える悩みと、それを乗り越えるヒントを紹介。本人・家族・教師それぞれの立場に応じて、適切な対応のしかたをきめこまかに解説。医療機関での診察やケアについて、イラストとともにわかりやすく解説。
養護教諭として、保健室で、思春期を生きる生徒たちの悩みと長年向き合ってきた著者は、教室では「からだ・こころ・性の学習」に積極的に取り組んでいます。成長による変化を自ら知り、心身の成熟を喜べる感性をつちかうことが生きる力につながると考えるからです。思春期をより豊かに生きる知恵や考え方をアドバイスします。