夢は脳のどこで作られ、どういう働きをしているのだろうか。レム睡眠の画期的発見以来、夢と脳との関係を究明する手がかりが急速に広がってきた。脳生理学の立場から最新の研究成果を紹介しながら、著者は仮説を大胆に提起する。
植物生理学、植物ホルモン、植物の運動などの原典といえる本書から、自然科学を愛し、地道に研究に打ちこむことにより真理に近づき、生物学に偉大な足跡を残したダーウィンの、研究姿勢の原点をうかがい見ることができる。
人はなぜ眠るのか、なぜ不眠になやむのか。眠りのコントロール・タワー-脳、生物時計と宇宙時計のギャップ、ホルモンと睡眠物質など、からだのメカニズムを通して、未知の世界-眠りの謎をときあかす。
これからの脳研究にとっては、基礎研究と臨床研究の密接な協力が極めて重要である。本書はわが国ではじめて基礎・臨床の全領域の最新の知見と成果を網羅した。神経科学領域の学生・研究者・臨床医必備の画期的決定版。
睡眠時間があまりとれず、昼間も頭がスッキリしない、八時間寝ても眠りが浅くて目覚めも悪いし、疲れもとれない、などと訴える人が少なくない。こうした人たちは、睡眠の時間や深さを気にしているのだが、長年、私がアルファ波を研究してきてわかったのは、昼間の頭を活性化してくれるいい睡眠とは、時間や深さなどとは関係がないということだ。レム睡眠という眠りのときに、アルファ波という脳波が出るが、要はこのアルファ波をいかにコントロールするかなのである。アルファ波とは、昼間目覚めているときは、集中力、思考力、ひらめきなどと深く関わり、睡眠中は心身のストレス解消に関わっている。
精神科における治療方法の発展は百年以上の歴史を持つ。今までの精神科治療法は、どのような動機から始まるのであろうか。本書は、精神科領域の代表的な治療について、どのような経緯で発見されたかを課題にして、読み物風にかかれたものである。
秋冬のプールから始めて春夏の海をめざす。どこまでも、いつまでも、ゆったり泳ぎたい人のためのわが国で初めてのロングディスタン・スイム読本。
この本は天動説をくつがえしたコペルニクスの地動説に匹敵するのではないか。新進気鋭の著者が論理性を欠くダーウインの「進化論」に対し、論理一貫した「進転論」を以て、人類の成立根拠に一石を投ず。
ヒットビジネスを生むための発想法、情報整理法からマーフィーの成功法則など、ビジネスマンの基本学。近江商人に初まる先人、成功者の話。〈大企業病〉〈キムチ・ブランド〉〈ギガ・ビット〉などの新ビジネス知識。バランスシートの読み方から左遷の力学、通勤車内利用術。さらに、スーツ等ファッション、冠婚葬祭の知識。また酒席での話材や接待法などにおよぶ大雑学本の誕生。
「記録された情報」「文献となった情報」の生産・流通・利用について、英米の代表的な論文を集め、情報学研究の理論的基礎を明示する。
本書は、医学生、内科医、精神科医、神経内科医などを対象として脳波判読の基本的な方法を、脳波記録を中心としてまとめみた。