「学生街の喫茶店」などのヒット曲はもちろん、ソフト・ロック的ハーモニーも人気のGAROのアンソロジー・ベスト。幻の未発表曲「春のボート」が奇跡の初CD化されたほか、ソロ作品も収録。
デビュー30周年を迎える紙ふうせん。レーベルを超えた代表作の中から本人たちによって選曲された初めての2枚組ベスト・アルバムが登場。「竹田の子守唄」「翼をください」ほか名曲が満載。
松山千春で一番印象に残っていることは、倉本聰の手によるドキュメント番組『青春』(と言ったと思う)のバック・ミュージックである。北海道のテレビ局が制作したこの番組、受験か就職かで揺れ動く高校3年生の男女を四季折々の風景を織りまぜて出会いから別れまで一年がかりで撮影されたものだ。全篇にアコースティック・ギターをフィーチャーした千春の歌声が流れ、それが青春をテーマにしたこの番組を一層盛り上げていた。今、改めてこうして聴くと、千春の曲には時代を超えた歌の力があることを強く感じる。何気ない日常の出来事をテーマにした千春の曲には生きるってこういうことなんだなと感じさせるものがあると思う。
ウルトラマン、仮面ライダー、スーパー戦隊といった特撮ヒーローの主題歌・挿入歌を一挙収録した大全集。大人も子どもも楽しめる内容だ。すべてオリジナル音源。
懐かしい番組たちを隅々まで味わうための3枚組。水木一郎・ささきいさお両御大の若々しい(しかしすでにコッテリした)歌声もイイが、ワキを固める面々のはじけっぷりや、こんな曲あったんかい、的微苦笑も楽しい。昔は短調ってカッコ良さの象徴だったんですね。
79〜82年に放送されたNHKの名作人形劇『プリンプリン物語』。2003年からの再放送での人気に応え、歌のアルバムを初CD化。石川ひとみらによる膨大な数の劇中歌を2枚組に収録。
意外なミュージシャンたちが楽曲を提供していることでも知られるこのシリーズ。99年6月からスタートし6年間で9枚のアルバムを発売。その中からセレクトされた初のベスト盤2作品。懐かしい歌声にも出会える。
林原めぐみや堀江由衣などへの楽曲提供でも知られる岡崎律子の1年半ぶりのアルバム。PCゲーム『シンフォニック=レイン』へ書き下ろした楽曲を本人歌唱のオリジナル・ヴァージョンとして新録音。⇒親子で楽しめるCD・DVD・ブルーレイはこちらをチェック!
ユーミンが荒井由実だった頃のオリジナル・アルバムとコンピレーション版をリマスタリングした作品。
デビュー・アルバム『ひこうき雲』はディープな世界を表現し、音楽シーンに衝撃を与えた。
レコード大賞受賞曲から、アイドル&歌謡曲。グループ・サウンズからフォーク、ロックと、60年代の日本の歌謡&フォーク、ロックのヒット曲が、20曲も収録された2枚組アルバム。
1960〜70年代のフォークやニューミュージックのヒット曲を集めた6枚組コンピレーション。J-POPの礎となった当時の音楽は、団塊の世代だけでなく現在の若い世代にも十分聴き応えがあるだろう。
かぐや姫というと“4畳半フォーク”の代名詞のように言われた時代もあったが、それは彼らの音楽の一部でしかなかったことが、その足跡を通して辿ってみると、ポップな味わいが微妙な配分でちりばめられていて、先見性に富んでいたことがよく分かる。
名曲がてんこ盛りのコンピレーションです。この80年盤では、山口百恵から田原俊彦や松田聖子の世代へと変わる瞬間をスロー・モーションで体感でき、YMOからシティ・ポップへの流れを追体感できて贅沢のキワミです。
今さら説明するまでもないスーパースターの文字通り(売り上げも)グレイテストなベスト集。さぞかし錚々たるヒット曲が並んでいるかと思いきや(実際そうではあるけど)、篠原ともえとのデュエット・ナンバーも入っていたりするのが何ともおチャメ。
アンパンマンミュージアムのオープン記念作。絵本の中に飛び込んだメロンパンナとアンパンマンたち。それはおとぎの国を救うための冒険の旅だった。だがそこにばいきんまんもやってきて……。
明石家さんまとの共演で話題を呼んだ(12)を含む新作。お馴染みの坂崎幸之助をプロデューサーに迎え、篠原ともえや森高千里などの豪華ゲストと繰り広げる適度に気の抜けたトッコロさんワールド。音楽家としても非凡な才能の持ち主であることを再確認。
さだワールドの集大成盤とも言えるアルバムで、(10)(11)(12)はライヴ音源。(1)はひょんなことから“有名”になったが、彼は淡々と唄うことでここに取り上げられた暗く重い世界により深みを与えている。書く作業と唄うことのどちらにも、表現者としての研ぎ澄まされた業を感じる。
“C調アルバム”と銘打たれたキンキのアルバムには、ヒット・シングル中心にたっぷり13曲入り。ジャニーズの音楽面での再構築の柱として進められてきたキンキの魅力が詰まっている。改めて作曲家・筒見京平の高水準なプロの仕事ぶりが味わえる。
10年のソロ活動を凝縮した、14曲のベスト・セレクション。「はじまりはいつも雨」「君が愛を語れ」など、その時期のベスト・ヒットもあり、実に懐かしい。スケールの大きな曲作りがまるごと飲み込める。豪華パッケージ仕様もファンにはたまらない。