ストレスが見えなければ、ストレスと上手に付き合うことも、ストレス対策を講じることも、ストレス関連疾患(精神障害など)を防止することもできません。ストレスが見えるようになるためには、事前にストレスについて学習しておく必要があります。本書はメンタルヘルス対策の入門書として、また精神医学の入門書として、全業種を対象に職場の実態をストレス視点で解説しました。
本書では、企業秩序・職場秩序の確立・維持のために労働者が遵守しなければならない服務規律=ルールを5項目に分類し、これらの項目に属する個々の事項につき、その規律違反が争われた裁判例を素材として、その服務規律の意味・目的、その規律違反が企業秩序の維持・確保に関してなぜ問題となるのか、また、実務上どのようなことに留意しなければならないかを検証した。また併せて、使用者が遵守・配慮しなければならない事項についても考えた。
★職場では様々な「難問」が発生します。特に医療機関や介護施設では,労務面でのトラブルや離退職が深刻な「職場の難問」となっています。
★本書には,医療機関と介護・福祉施設の職場で発生するあらゆる「難問」が凝縮されています。労働環境・就業規則・人事・勤務評定・給与・休暇・退職・メンタルヘルス・職権の範囲・モラル・モチベーション・職場の活力・コミュニケーション・労災・個人情報ーーなど,看護師・医師・介護士・事務職員とその管理職が日頃疑問や不満に思っている100の「難問」をQ&Aでズバリ解決しています。
★本書では,職員にとっての「難問」と,管理職にとっての「難問」の両方を収載。両者は表裏一体です。他方の「難問」が自分の「難問」を解決する鍵になります。職員・管理職間でトラブルになる前の,まさに職場のADR,事前紛争処理のための1冊でもあります。
★「LCG医業福祉部会」は医療機関や介護施設を専門とした人事労務コンサルタントの全国組織。実際に様々なトラブルを解決してきたプロフェッショナル達が,その明快な法律解釈と実践的な解決法をあまさず伝授! ES(職員満足)なくしてCS(顧客満足)なし。ESを高めるための必読の1冊です!!
職員の「難問」:45問(抜粋)
Q 月3回遅刻したら1日欠勤とするルールがあるが,こうしたペナルティ制度は法的に問題ないのか?
Q 夜勤業務中の仮眠時間や申し送りの時間については賃金が払われていないが,法的に問題ないのか?
Q 月の残業が80時間を超え,夜勤も10日に及ぶ。こうした長時間労働は法的に問題ないのか?
Q インフルエンザに感染して休業を命じられたが,その間の休業補償は請求できるのか?
Q 1ヵ月の長期出張を命じられたが,母子家庭であるため,拒否したい。問題はないか?
Q 病院から貸与されたパソコンの中身を上司に勝手に見られた。プライバシーの侵害ではないのか?
Q 上司の暴言などによって,うつ病になってしまったが,パワハラによる労災として認められるか?
Q 業績悪化を理由に一方的に給与が減額された。事前説明なく給与を減額することは認めれれるか?
管理職の「難問」:55問」(抜粋)
Q 妊娠のため夜間業務から外してほしいと申し出があったが,人手不足できびしい。どうすればいいか?
Q 退職時に職員が年次有給休暇をまとめて取得するケースがあるが,それを最小限に抑えられないか?
Q 給与は上司の評価で決めているが,職員間で給与明細を見せ合われ混乱が発生。どう収束させるか?
Q 年功序列型の賃金体系を能力に応じた賃金体系に変えたい。変更にあたっての注意点は何か?
Q 積極的な提案がないなど,職員に前向きなやる気が感じられない。職場風土を改善する方法はないのか?
Q 職員間に派閥があり,いじめや嫌がらせなど職場の空気が険悪。解消させる良い方法はないのか?
Q 精神疾患で休業していた職員がリハビリのために軽作業で復帰。賃金や対応をどうすればよいか?
本書は、職場目標達成のためのバックボーンとなる3種の管理、日常管理、目標管理、自主管理を有機的に結合し、単純で明快な行動原理に組み立て、反復継続しつつ、目標を達成するためのマニュアルである。全職場管理者必読。
第一線で活躍する実力派講師が自らプレゼン!講師自身が考え方・研修内容を語ることで、研修で重要視されている“今どき”のテーマがわかる。講師の「専門性」「人となり」が伝わる。最高の講師が見つかる。「研修担当者」必携のサポートブック。
この報告集には40年間の思想差別をついに打ち破った175人をはじめ多くの喜びの声であふれています。波乱に富んだたたかいの経過を「たたかいと交渉の経過」にまとめ、折々の写真や資料をはさみ、勝ちとった和解協定と差別再発防止協定を公表協定の限度いっぱいまで掲載しました。さらにIHIの異常な労務管理の実態を示す「ZC計画」「個別管理計画」などの資料、労働委員会の命令や協定なども収録しました。
育児介護休業法、パートタイム労働法、雇用保険法などの改正に対応。募集・採用から、研修、企業再編まで女性が直面する差別や被害の実態と対応策を明示。有給休暇、セクハラ、母性保護、育児・介護休業、労災など、働く女性の権利を守るための書。
具体的な“設例”と裁判例で基本的な考え方を分かりやすく解説。労働法だけでなく社会保障法にかかわる問題も網羅。
本書の構成は、東京、名古屋、京都(立命館大学)、大阪のシンポジウムでのエヴァットさんの基調講演と、パネラーおよび会場参加者の発言の要約を開催日順に掲載。さらに、東京会場での共催4団体からの懇談会の報告など。