【特集】
「劇場・音楽堂法」の制定と「指針」の告示をめぐる日本音楽芸術マネジメント学会の対応
学生セッション「アートマネジメントを学ぶ学生にとってのインターンシップ」レポート
学生セッションを指導して
【研究論文】
自治体文化行政の総合化の状況に関する考察 文化庁「地方における文化行政の状況」を中心に
「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」制定までの検討段階の検証 専門的人材育成の視点から
公立の劇場・音楽堂等とオーケストラの連携に関する一考察 ミューザ川崎シンフォニーホールと東京交響楽団の事例をもとに
日本における「国立民俗舞踊団」設立に向けた動向 昭和40年代を中心に
【研究ノート】
「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」制定の意義とその特色
劇場・音楽堂と芸術団体の提携に関する調査報告
舞台芸術における制作プロセスのモデル化に関する研究 地域文化施設における分野横断型舞台芸術公演を事例に
音楽イベントにおける文化ボランティアに関する一考察
【現場レポート】
音楽芸術マネジメントの国際的動向 IAMAとFACPの参加報告とその考察
自治体と芸術団体との協働を考える 東京都墨田区と新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽指導事業を例として
晴れたら市原、行こう!
課題解決型芸術祭
いちはらアート× ミックスの全貌!
「地域創生」の掛け声を先取りしていたかのように、全国各地で芸術祭による地域活性化がブームとなっている日本。本書は、「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」「瀬戸内国際芸術祭」によって、この国に「アートによる地域づくり」の道を切り拓いた北川フラムがディレクターをつとめた新しい芸術祭「いちはらアート× ミックス」(本年3 月21 日~5 月11 日)の全記録である。これまでの大自然とはまったく異なる、東京近郊・千葉県市原市が舞台である。
ポスト高度成長期にある日本の縮図=市原市が、過疎高齢化など地方都市が抱える諸問題を解決することを目指した「課題解決型芸術祭」は、アート、建築、スポーツ、食、演劇、音楽など、異なるジャンルがミックスして展開され、ローカル線・小湊鐵道や廃校の活用、長期的地域づくりを展望したアラフォー世代アーティストの参画、地域内外のサポーターの活躍など、芸術祭の新しいあり方を提示した。
すべての作品、イベントはもちろん、そのプロセスを記録したドキュメントも収録。地域再生やまちづくりに取り組む人は必携の一冊。
音楽芸術の振興及び保護に係るマネジメントや政策に関する研究、
音楽芸術に係るアートマネジメント教育に関する研究、
その他広く音楽芸術に関する研究を推進し、
もって音楽文化の発展と普及に寄与することを目的として設立されました。
【特集】
・第6回夏の研究会、第7回冬の研究大会
【研究論文】
・文化政策の「二元構造」とその基礎となる「文化」概念の再構成について [根木昭]
・自治体と芸術団体の協働 教育現場からの声
- 東京都墨田区と新日本フィルハーモニー交響楽団の音楽指導事業を例として ̶ [垣内恵美子]
・オーケストラにおける関係性マネジメント
̶ 戦後日本のオーケストラの展開を振り返って ̶ [近藤宏一]
・今後の地方オーケストラ運営の方向性の検討
̶ 群馬交響楽団を事例として ̶ [ 上村英郷/垣内恵美子]
・地域と連携した合唱フェスティバルの可能性と意義
̶ 21世紀の合唱を考える会 合唱人集団「音楽樹」と
「たざわこ芸術村・劇団わらび座」との協働を通して ̶ [小井塚ななえ/市川恵]
・観劇経験の有無による観劇行動の差異に関する研究
̶「 札幌演劇シーズン2014-夏」を事例に ̶ [ 閔鎭京/福原崇之]
【研究ノート】
・芸術文化の地域間格差をめぐる一考察
̶ 文化的満足度、子どもの体験を手がかりに ̶ [袴田麻祐子]
・札幌交響楽団による北海道内地方公演のこれまでと現在 [佐藤良子]
・演劇実演団体と劇場の定形に関する調査報告 [中川俊宏/上田順]
・「オペラ情報ウェブデータベース」の概要と、その構築の意義について [ 根木昭/石田麻子/吉原潤]
・音楽図書館における専門人材の必要性と育成の課題 [佐々木美緒]
民族藝術学会は、1984年4月に発足しました。そこでいう民族芸術学は、既成の学問の枠組みを超え、人類の普遍的な営みとしての芸術現象を考究する学として構想されました。
人類の生みだすアートをめぐっては、これまで、主として西洋とその影響下で成立した事象を芸術学や美術史学が研究の対象とし、それ以外の地域の事象、つまり、非西洋の事象を人類学・民族学が研究対象としてきたといった傾向がみられました。このため、この両者の研究は、久しく別々の道を歩いてきた観があります。ところが、今、この二つの分野は急速に接近しつつあります。
人類学・民族学にとっても芸術学にとっても、問題系を共有するなかで、分野の別を超えた新たな知の領域が開けてきているといってよいでしょう。まさに民族芸術学が必要とされる沃野が広がってきたということができるだろうと思います。
一方で、この「民族芸術」という言葉自体が使われることは、研究者の間ではほぼなくなってきているというのが実情です。民族藝術学会が学会誌『民族藝術』の英語名称として用いてきた“ethno-arts”という用語も、現在では、世界の先住民族の芸術をさす語として一部で用いられるにすぎません。そのようななかで、「民族芸術」という語を用いた途端、「芸術」とは別に「民族芸術」というカテゴリーがあるかのようにうけとられ、逆に既成の枠組みを超えて芸術を縦横に語ることが難しくなるという状況が、今、生まれてきているといえます。
新たな学会誌の名称は、こうした状況を打開するために考案されたものです。また、この名称の変更にあわせて、ここで述べたような「学」としての視座を明瞭に示すために、これまで曖昧なままにおかれてきた学会の英語名称を、“Society for Arts and Anthropology” とすることにいたしました。
民族藝術学会とその学会誌を、既成の学問分野や活動の領域を超え、人類の普遍的な営みとしての芸術現象を立場を異にする研究者やアーティストが共に考究する開かれた場として再創造しよう、というのが、この改革の目的です。
音楽芸術の振興及び保護に係るマネジメントや政策に関する研究、
音楽芸術に係るアートマネジメント教育に関する研究、
その他広く音楽芸術に関する研究を推進し、
もって音楽文化の発展と普及に寄与することを目的として設立されました。
「音楽芸術マネジメント」第16号の発刊にあたって 石田麻子
【記録】第16回冬の研究大会・第16回夏の研究会
日本音楽芸術マネジメント学会第16回冬の研究大会・第16回夏の研究会の概要
【特集1】追悼 川村恒明先生
川村恒明 日本音楽芸術マネジメント学会初代理事長・会長 ご逝去のお知らせ
JaSMAM会報 vol.0 巻頭言[本文再録]音楽芸術のいっそうの発展のために
川村恒明初代会長の文化行政への貢献 韮澤弘志
「ナマケモノ」 門脇幸惠
【特集2】第16回夏の研究会 講演記録
日本音楽芸術マネジメント学会(JaSMAM)第16回夏の研究会
《音楽祭と地域づくり〜霧島国際音楽祭の事例にみる〜》
【現場レポート】
アウトリーチ活動を初めて行うアーティストの内的変化について
─長久手市文化の家「であーと」出演アーティストへのアンケート調査及びインタビュー調査から─ 生田創
【Book review】
『音楽芸術マネジメント』投稿規程
音楽芸術の振興及び保護に係るマネジメントや政策に関する研究、
音楽芸術に係るアートマネジメント教育に関する研究、
その他広く音楽芸術に関する研究を推進し、
もって音楽文化の発展と普及に寄与することを目的として設立されました。
「音楽芸術マネジメント」第17号の発刊にあたって 石田麻子
【記録】第17回冬の研究大会・第17回夏の研究会
日本音楽芸術マネジメント学会第17回冬の研究大会・第17回夏の研究会の概要
【特集】「第11回 神戸国際フルートコンクール」と「KOBE国際音楽祭2025」
〜第9回の危機と、音楽祭併用という手法〜 森岡めぐみ
【研究ノート】
・公立文化施設における企画制作スタッフの就業状況に関する調査報告 中川俊宏
・アンケート調査からみた劇場・音楽堂等における女性管理職の実態
赤木舞・梶田美香・志村聖子・高島知佐子・中根多惠・閔鎭京・横堀応彦
【Book review】
「音楽芸術マネジメント」投稿規程
民族藝術学会は、1984年4月に発足しました。そこでいう民族芸術学は、既成の学問の枠組みを超え、人類の普遍的な営みとしての芸術現象を考究する学として構想されました。
人類の生みだすアートをめぐっては、これまで、主として西洋とその影響下で成立した事象を芸術学や美術史学が研究の対象とし、それ以外の地域の事象、つまり、非西洋の事象を人類学・民族学が研究対象としてきたといった傾向がみられました。このため、この両者の研究は、久しく別々の道を歩いてきた観があります。ところが、今、この二つの分野は急速に接近しつつあります。
人類学・民族学にとっても芸術学にとっても、問題系を共有するなかで、分野の別を超えた新たな知の領域が開けてきているといってよいでしょう。まさに民族芸術学が必要とされる沃野が広がってきたということができるだろうと思います。
一方で、この「民族芸術」という言葉自体が使われることは、研究者の間ではほぼなくなってきているというのが実情です。民族藝術学会が学会誌『民族藝術』の英語名称として用いてきた“ethno-arts”という用語も、現在では、世界の先住民族の芸術をさす語として一部で用いられるにすぎません。そのようななかで、「民族芸術」という語を用いた途端、「芸術」とは別に「民族芸術」というカテゴリーがあるかのようにうけとられ、逆に既成の枠組みを超えて芸術を縦横に語ることが難しくなるという状況が、今、生まれてきているといえます。
新たな学会誌の名称は、こうした状況を打開するために考案されたものです。また、この名称の変更にあわせて、ここで述べたような「学」としての視座を明瞭に示すために、これまで曖昧なままにおかれてきた学会の英語名称を、“Society for Arts and Anthropology” とすることにいたしました。
民族藝術学会とその学会誌を、既成の学問分野や活動の領域を超え、人類の普遍的な営みとしての芸術現象を立場を異にする研究者やアーティストが共に考究する開かれた場として再創造しよう、というのが、この改革の目的です。
20世紀の美術界に衝撃を与えたデ・キリコ。世界各地から100点以上の作品が集まり、画家の全体像に迫る大回顧展が開催決定!! 東京都美術館4月27日〜8月29日、神戸市立博物館9月14日〜12月8日。入場料金100円割引券付き。CONTENTS岡田准一インタビュー「美術館は自分と向き合える場所です」又吉直樹がデ・キリコの絵を物語にする!「瞑想する人」横尾忠則「インタビュー何を描くかではなく、いかに描くかを追求」Aマッソ加納 「デ・キリコって何だ?」展覧会観どころ? 長い影が何かを物語っている《バラ色の塔のあるイタリア広場》映画・舞台美術監督、種田陽平インタビュー「デ・キリコが予言した世界」展覧会観どころ? この部屋に住んでみたいですか?《「ダヴィデ」の手がある形而上的室内》展覧会観どころ? デ・キリコの発明、表情のないマネキン絵画《形而上的なミューズたち》展覧会観どころ? なぜ、デ・キリコはコスプレしたのか?《17世紀の衣装をまとった公園での自画像》精神科医岡野憲一郎インタビュー「イタリア広場を実際に体験したかもしれません」展覧会観どころ? 違和感だらけ? 汚れた足の裏をみせる裸婦 《風景の中で水浴する女たちと赤い布》展覧会観どころ? 画業の集大成として描かれた、自伝的な作品《オデュッセウスの帰還》東京都美術館学芸員高城靖之インタビュー 「実物を自由に観て感じてほしい」信州大学教授金井直インタビュー 「デ・キリコは20 世紀美術のもう一つの動脈です」「デ・キリコ展」チケット情報キーワードで辿るデ・キリコ90年の物語来日しないデ・キリコ ギャラリー 作品解説:鮫島圭代日動画廊副社長・長谷川智恵子インタビュー「デ・キリコ邸訪問記」西洋美術史の初級講座ローマ デ・キリコ散歩 文・ナカムラクニオデ・キリコが生きた時代哲学入門 ニーチェとショーペンハウアー図解 シュルレアリスムの世界いつかは観たい!「この1枚」 文・アートテラー・とに〜現代アートの楽園直島大解剖
新たな発見や創造のヒントになる作品を紹介するシリーズ《とぴか》第五弾!
ファンタジーが現実を変える! 生きる希望をめぐる物語
古事記の時代から日本人と深いつながりをもってきたウリンボーが、フクシマを、日本を元気にします。
「5000年前から われわれイノシシは 人間のギセイになっている。ヤマガタとミヤギの仲間にも あつまってもらおう。そして みえない灰のついたものを ぜんぶ食べつくしてやろう! とイノシシの王様はいいました……」
あらすじ
イノシシの赤ちゃんをウリンボーといいます。とてもかわいらしく何でもよく食べます。人間とイノシシのつながりは、日本の古い書物に紹介されているように、昔からあります。2011年3月、フクシマの原子力発電所が爆発して放射能の雨が山野に降り注ぎました。放射性物質につよいといわれるイノシシの王様がフクシマの王子様にたのまれ、イノシシたちが人間のために、その放射能汚染に立ち向かいました。そして、フクシマはイノシシであふれかえり、イノシシ王国になりました。
涙雨、利休鼠の雨、雨燕、雪消しの雨、万糸雨、降りくらむ、鬼雨、月時雨、空知らぬ雨、梅雨葵…雨にまつわる美しい言葉たち。
何が作品を芸術にするのか?
ポップアート以降の芸術論を牽引し、現代美学に多大な影響を与えた著者の遺作。1984年の重要論文「アートの終焉」を特別収録。アートを理解するためのコンパクトな歴史と理論が詰まった一冊。
「包括的な特徴など何も存在しないがゆえ、アートの定義は不可能であると、指導的な美学者たちは基本的に定めてきた。そこにおいてアートとは、せいぜいのところ一つの開かれた概念にとどまる。しかし、私見によれば、アートは一つの閉じられた概念である必要がある。ある形式(フォーム)のアートがなぜ普遍的であるのかを説明するような、何らかの包括的な特質が存在しなければならない。」(本書より)
緒言
第1章 目覚めながらの夢
第2章 修復と意味
第3章 哲学とアートにおける身体
第4章 抗争の終焉ーー絵画と写真の間のパラゴーネ
第5章 カントとアート作品
第6章 美学の未来
附論 アートの終焉(一九八四年)
訳者あとがき
人名索引
本書は、「書は美術ならず」以来の書論を再検討し、甲骨文から前衛書までを読み解いて、言葉の書体としての書の表現を歴史的、構造的に解き明かす。
花鳥画の天才・省亭のすべてがこの1冊に!
明治〜大正時代の日本に、こんな素晴らしい画家がいたのか! 渡辺省亭の作品を見れば、誰もがそう感じることでしょう。
1878年のパリ万博に参加するため日本画家として初めて渡仏。生前は花鳥画の大家として国内外で高い評価を受けながらも、没後は次第に忘れ去られ、現在は「知る人ぞ知る」画家である渡辺省亭。近年、研究者や美術愛好家の間で再評価の機運が高まり、注目度がぐんぐん上がっています。
2021年3月、東京藝術大学大学美術館を皮切りに、国内美術館では初の回顧展「渡辺省亭ー欧米を魅了した花鳥画ー」が開催。本書は、その公式ガイドブックとして刊行されます。
メトロポリタン美術館など海外美術館が所蔵する名品から、この展覧会で初公開となる貴重な個人コレクションまで約100作品をオールカラーで掲載。章ごとにコラムを交えて省亭の画業全体をわかりやすく紹介します。
また、省亭は花鳥画だけでなく、美人画、風俗画、風景画などでも優れた作品を残しています。本書は、それらの作品も多数収載。省亭の絵画世界を、たっぷりと楽しめます。
【編集担当からのおすすめ情報】
1、渡辺省亭の画業が、この1冊でよくわかる!
導入は、代表作を通して省亭の生涯を辿るわかりやすい構成。また、省亭が得意とした「花鳥画」を中心に、美人画、風俗画、さらに版本、挿絵・口絵などからも、省亭を語る上で欠かせない作品を厳選して掲載。「省亭入門」にぴったりです。
2,展覧会の予習に、また余韻を楽しむのに最適!
本書は「渡辺省亭ー欧米を魅了した花鳥画ー」展の公式ガイドブックで、展覧会に出品される作品を網羅しています。作品解説やコラム充実。この展覧会で初めて省亭の絵を鑑賞する方の手引きとしておすすめです。
3、初公開の個人コレクションを含めて約100作品を掲載!
今まで展覧会に出品されなかった個人コレクションや、図録・書籍などに未掲載の作品が、今回新たに撮影された美しい画像で数多く収載されています。日本美術ファンの方にも、省亭の奥深い魅了を存分に味わっていただけます。
戦争は最大の環境破壊をもたらし、地球環境の悪化は紛争やテロを生み出す。戦争や暴力を克服して平和に至るために、環境問題がいかに政治や社会の安定に密接に深く関連するかを、現在の紛争地の例などを踏まえて明らかにする。また、アフガニスタンで用水路の建設などの支援活動を行なっていた中村哲医師をはじめとして、日本の先人には環境問題に取り組んできた人々が数多くいる。彼らの先駆的な活動を紹介しながら、困難に直面しながらも地球規模の問題に取り組んだ気概やバイタリティー、そして彼らの目指したところに迫る。
第1章 中村哲医師がアフガニスタンで気づいた気候変動
水と食料の提供で暴力の抑制を目指した中村哲医師/気候変動を克服する道は用水路にあり/一本の井戸が数千人を救う/教わることの多いアフガニスタンの考え方/現地との共生がムスリムに響いた/多くの人に惜しまれた中村医師の死/平和の実現は何によってなされるか
第2章 対テロ戦争の失敗をもたらした環境問題
米国が撤退したアフガニスタンの混迷/諸外国の思惑に翻弄され続けたアフガニスタンの近現代史/タリバンとは何者か/欧米の価値観がすべてではない/タリバン再支配の背景となった「腐敗」/武器では守られない子どもたちの未来/アフガニスタン難民と教皇の祈り/高く評価された日本の「平和力」
第3章 世界の環境を破壊する戦争
なぜ、人間社会は戦争をしてはいけないのか/戦争は未来に大きな爪痕を残す/ウクライナがロシア支配を嫌う背景/ウクライナ侵攻で再認識された環境危機/パン価格の上昇と中東の社会不安/忘れられた紛争地、イエメン/世界の矛盾を表すシリア人傭兵/ウクライナ侵攻で利潤を得る軍産複合体/ガザの不屈とパレスチナの正義
/平和の象徴、オリーブに託される歌/イスラエルの人権侵害に抗議する映画人たち/学生新聞と環境アパルトヘイト
第4章 砂漠の緑化に取り組み平和を構想した日本人たち
狭量なナショナリズムを克服する環境問題への取り組み/フィリピンの環境改善に努めた元日本兵ーー土居潤一郎/中国の緑化に取り組んだ日本の植樹部隊ーー吉松隊/砂漠に三〇〇万本のポプラをーー遠山正瑛/伝統的井戸掘り技術で世界を救えーー中田正一/古代の知恵で「沙漠」化を防止せよーー小堀巌/「みどり一本」運動ーー犬養道子/タイに梅の木二万二〇〇〇本ーー梅林正直/西アフリカ・マリで井戸を掘る歯科医師ーー村上一枝/干上がったアラル海の旧湖底に植林をーー石田紀郎/「ゴミ」でニジェールの平和を考える地理学者ーー大山修一
第5章 芸術は気候変動への警鐘を鳴らし戦争反対の声を上げる
芸術が訴える世界の矛盾と平和への祈り/中村哲医師を称えるルーミーの詩/社会正義がにじむボブ・ディランの詞/ボブ・ディランが心酔した四行詩/ビートルズに平和を説いた哲学者/「プラハの春」のロシアへの教訓/トルコの詩人が感じた地球の環境危機/持続可能な社会とは逆行する戦争
建築家にして、芸術理論家、そして人文主義者。数学、法学、古典学をもきわめた知の巨人。ルネサンスで最も創造力にあふれた人物の全業績を描く。
ひとからもらったクセのついたオンボロ自転車。ひん曲がっているから、ねじ伏せようとするとすぐに転んでしまう。はじめは嫌だったけど、ボクの方で自転車のクセに合わせることを知ってからは、頼もしい相棒になった……大事なのは、長所も短所も知ったうえで、愛情を注ぐこと。それはきっと、相手が自転車であっても、友だちであっても、同じはずです。