ペンとインクで奏でた、美しい内面を表にして生きる21世紀へのプレリュード。
本書は日本中毒情報センターに勤務する薬剤師達が日常の情報提供活動の中で培ってきた急性中毒処置に関する知識の集大成であり、今回の改訂では家庭で頻用される化学物質、OTC薬などを中心に54項目の化学物質についての毒性情報と中毒処置のノウハウを追加。
除草も耕すこともいらない!楽ちん安全野菜のつくり方を紹介。小さな庭のような畑でも、この一冊があれば一年をとおしてハーブ、スパイス、野草類と多様な野菜がつくれます。
日本経済は、これから本格的な切開手術を行うのであり、それに耐えるだけの輸血とリンゲル注射が必要である。だが、これはあくまでも全社会的な気質と体質の変革を徹底するためのものでなければならない。これからの一両年の間に、経済構造を効率化し、市場原理を拡げ、就職就業の発想を改め、起業の盛んな世の中を創らねばならないのである。それまでは、些事にこだわらず、不安に怯えず、改革に邁進すべきだ。社会の気質が改まり、自由な競争と志ある成功者を讃えるようになれば、起業が盛んになり、暮らしは楽しくなり、明るい未来が拓ける。
20世紀前半までは、思索の積み重ねによって、我々の存在が求められてきた。後半にいたって、それは拒否され、思索の放棄が我々を語る要素になった。
著者は、生まれ育ちの気質から、最近の有機農業の流行とも言える現象に危機感をもつようになった。生産の現場からは「有機農法」「自然農法」と銘打った農産物が送り出されている。スーパーや自然食品の店、八百屋などには「有機」の表示が並んでいる。しかしともすれば「金儲けのためには手段を選ばず」という傾向も見られる。消費者、とくに一家の食をあずかる主婦は、家族の健康と安全のためにと有機農産物を求めて右往左往している。図書館や書店には、有機農業関係の書籍が陳列・販売されている。しかし、残念ながら農民から発信されたものは皆無にちかい。十代から農業にたずさわり、昭和の六十余年、平成十余年、日本農業の変転を身をもって体験してきた者として、そして二十有余年、生協との産直にとりくんできた者として、いまのような有機農業の「流行現象」を黙って見過ごすことはできない。なぜ、有機農業が必要になったのか、有機農業がいかなる可能性をもっているのかを、老骨に鞭打ち、生産の現場から発信したい。
種類と分布、体内のしくみ、生態から名前の由来、水田での除草効果、飼育・観察の方法までこの一冊でカブトエビのすべてがわかる。
35億円の遺産をめぐるトラブル!?大手レストラン経営者・松岡宗太郎が殺された!弁護士の日高は、殴られて気絶する直前、現場で犯人を見たといい、宗太郎の養子・信夫だったと断言。有罪ならば信夫に相続資格はなく、妻・香代子がすべてを受け継ぐが…赤かぶ検事は会心の妙手を放つ!犯人、そして相続人は誰か?ドンデン返し鮮やかな法廷推理。
キリストに仕える聖職者にして女装者、全財産を失うほどの賭博狂にしてアカデミー・フランセーズ会員-300年前、ルイ14世の時代のフランスで優雅に生きた畸人、アベ・ド・ショワジーの奔放な生涯をたどる。
本書は、エネルギー問題について概観した後、一応、大気圏、水圏、生物圏に分けてそれぞれにおけるテーマを具体的な事例を参考に取り上げているが、常に関連する他章を参照するように指示があり、環境問題が境界のない、そしてグローバルな問題であることを改めて認識させられる。本書の説明方法は平易かつ丁寧で、学生の自学自習用に適している。学生に本書を予め読ませておくことにより、教室では、まず内容の理解を確認し、併せて時間の許す限り説明事項を追加してより深い理解に導くという教育方法を試みることもできよう。引用文献もあるが、教科書として使用する場合には適宜国内文献を追加されることが望ましい。なお、本書のもう一つの特長は洗練された練習問題にあり、問題を解くうちに、個々の事象を具体的に理解できるとともに、他の事象との関連を知ることができる。
現代社会は、生き物たちが新しいドラマを演じる大舞台なのである。本書は、現代日本に生きる生物の現状に焦点をあて、その生きざまを描写することをつうじて、現代社会にふさわしい自然のとらえ方を考えてみたものである。
本書は日ごろそれぞれの分野で関わりをもっている方々が執筆。実用的な立場で現在までに開発され、上市されたものや臨床段階のものを含めたこれまでの流れをここ10年の動向を中心として、フッ素系生理活性物質のこの間の進歩と応用展開の概略を紹介するものである。