『小人のくつや』『見るなのざしき』など、こわくてびっくりするお話を全15作品収録。
私たちにとって、いま大切なのは心の美しさ、からだの美しさ、そして霊性の美しさ。新しい時代を迎えるために、意識改革をはじめてみませんか。
宗教や日常生活、時事問題まで、青島神社宮司が日本国民へ贈る率直なる提言の書。
君のつぶやきは僕の心をふるわせる。彼女はつぶやく、大人になることへの戸惑いや期待を。それは、なんて瑞々しく清らかなのか…。-10代の少女のひとりごとを綴る第一詩集。あなたのための「ひとりごとページ」付き。
相手を思いやる気持ちを持つこと。それはすごくむずかしくて大変なことだけど、強くてかっこいいことなんだ。せつなくてあたたかい3つの物語。
ねこのミイは、親切なおばあちゃんの家で暮らすようになって5年。しろ、くろ、近所のトラに、新しいなかまも加わり、ミイはますます元気いっぱい。ゆかいななかまたちがくりひろげる楽しくて、うれしくて、でも、ちょっぴりかなしさも…。そんな5つのお話です。
東京にも林業が残っていた! 山林労働者の生の声を記した貴重な聞き書き。リンギリ・木馬・水車製材…失われた山の技と暮らしぶりが、いま鮮やかに甦る。
はじめに 小さな呼びかけとして 5
聞き書き・その一 木住野 定男さんに聞く 9
見習い時代 見て覚える(技術を盗む) 11/親 方 毎日17日に金を渡してくれる 12/チェーンソー でかくて重くてとてもじゃなかった 13/大刈り 鎌と腰鋸ですんだ 14/製 材 一番難しいのは「腰入れ」 15/枝打ち 太くなってから打ってもダメ 17/リンギリ 伐った木を積んで乾かす 19/リンを落とす 定尺にして1本ずつ 21/リン足 真ん中2本は少し高く 22/皮を剥く 土用から秋祭りまで 23
リンギリとは? 26
聞き書き・その二 谷合 秀男さんに聞く 29
戦中・戦後 枝のとりあいで喧嘩 31/山仕事につく 小さくても大人と同じ 32/賃 金 会社専属と臨時雇い 33/給料(手取り)の決め方 クジ運に左右される 34/山仕事の朝 よく働きよく食べた 34/製材工場 雨の日の仕事 35/親 方 社長との窓口 35/足場丸太 一番値がよかった 36/電信柱 傷の検査はうるさい 37/植 林 1町歩(1ha)4000本の密植 38/下刈り 送り刈りでやった 40/枝打ち 落としすぎくらいに 42/道 具 昔は月星、今は土佐 43/柄 自分で作る 44/研 ぎ やりやすいのを後に 45/木登り ヒノキの枝なら安心 45/皮剥き スルメにしない 46/雪起こし 針金を使った 47/川流し 金庫を流すようなもの 48/木を流すとき 印をつける 50/木 馬 構造は簡単 50/ワイヤー 滑り止めになる 52/木馬道 道がなければ運べない 53/バンギに油 天ぷらにして食べた 55/連結ゾリ(連結木馬) 他所で教わる 56/木馬を担ぐ 人のは使えない 56
木馬とは? 58
聞き書き・その三 田中 定男さんに聞く 61
家業を継ぐ 好きで始めた 63/立木を買う 見て確かめる 64/間伐材の売買 山ではやらない 65/リンを組む 現場で機転を利かす 66/ハナギとフトコロ 元と末を互い違いに 67/ブッテイリン 葉枯し乾燥もやった 68/先山士 用途を決めて玉切る 69/出材士 盤台まで運ぶ 70/水車製材 昭和42年に止めた 71/回転の原理 15馬力をコントロール 71/腰を入れる おわん状に叩く 72/丸鋸で切る 気持ちを合わせて 73/丸鋸のすごさ 四分一も挽けた 74/木挽き 山での手挽き 74/挽くコツ 目立てが勝負 75/木挽職人 伐採もうまかった 77/立木を伐る 根をできるだけ低く 77/架線を張る 人の山を通す苦労 78/市場に出す 端から端まで売れた 79
コラム
伐倒方法いろいろ 21/青梅林業地」について 24/青梅林業のはじまり 32/西多摩林業地のさまざまな顔 49/江戸の火事と青梅材 76
森と人との多様な関係性の回復を求めて 山本 信次 81
「正解」の林業に対する疑問 81/間伐も枝打ちもしなかった 82/時代が求めた施業体系だったが… 83/ローカルでオリジナルな林業へ 85/名もなきヤマとマチの対話を 85
あとがき 87
参考資料一覧 90