犬と人間の家族の泣き笑いの物語!ひとはぼくを「グスリ」とよぶんや。パンウリというおかあちゃんから4ばんめにうまれたんが、ぼくや。おっぱいからはなれたときに、ここにやってきた。おとうちゃん、おばあちゃん、ドンドン、近所に住むたくさんのきょうだいとグスリは今日も全力でつながります。『あめだま』のグスリとドンドン、ちいさい頃のおはなし。
部屋のすみっこにやってきた、カラスの子。自分だけのおちつくすみっこに、すきなものを集めていきます。ベッドに、本に、植物に、音楽。でも、なにかがたりない……。
絵本のノド(綴じ目)を部屋のすみに見立て、カラスの子が自分だけの空間をつくりあげていくようすが描かれます。ひとりの空間がたっぷり満たされたあとに、からすの子が見つけたものはーー。韓国の新進気鋭作家による、子どもから大人まで何度もめくりたくなる絵本。
明日から夏休みという日、東京下町にある中学校の1年2組男子全員が姿を消した。事故? 集団誘拐? じつは彼らは廃工場に立てこもり、ここを解放区として、大人たちへの“反乱”を起こしたのだった!
女子生徒たちとの奇想天外な大作戦に、本物の誘拐事件がからまり、大人たちは大混乱……息もつかせぬ大傑作エンタテインメント! ぼくらシリーズの大ベストセラー!
うまれたばかりの赤んぼうだったとき、ぼくのからだはおかあさんの手のひらにすっぽりおさまってしまうくらい、小さかったらしい。しんちょうは十五センチ、たいじゅうは百グラム。おかあさんのたいじゅうは、ぼくの千倍の百キログラム。──パンダのユウユウとおかあさんはいつでもなかよし。起きているときも寝ているときもおかあさんといっしょ。野生パンダの親子の生態、子育てや独り立ちのドラマがやさしいお話で読める。
野生パンダの親子の愛と子パンダの独り立ちを描く優しい絵童話。
さやさやと、竹の葉っぱが鳴っている。
おかあさんといっしょに、朝ごはんを食べる。
すずしい竹林のなかで。
おかあさんは、ふとい竹の幹をりょうほうの手に持って、シャーッ、シャーッと、かわをはぐようにして食べる。
ぼくもおかあさんのまねをして、食べてみる。
おかあさんのひざの上で。─本文より。
子どもたちに人気の動物の家族をテーマにした童話シリーズ「どうぶつのかぞく」。
動物たちのユニークな子育てや家族が力を合わせてが生き抜く様子を題材に8人の豪華執筆陣が描き下ろし、動物学の第一人者である今泉忠明先生がお話とコラムを監修。
小学低学年から中学年向けの創作童話です。
2018年12月から3ヶ月連続で刊行致します。
●シリーズ「どうぶつのかぞく」の特色
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし。
・動物学の第一人者、今泉忠明先生によるお話とコラムの監修。
・「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた童話作品として楽しむことができます。また、シリーズを通して読むことで、さまざまな動物の生態を知ることはもちろん、親子の愛情や自然界で生きる厳しさ、命の尊さを学べます。
・ほぼすべての見開きに、実力ある画家によるイラストが入っていて、低学年から、ひとりで読めます。
・巻末に収録したコラムページで、どうぶつへの理解がさらに深まります。
・A5判、80ページ(一部カラー)。朝読にもぴったりのボリュームです。
ラインアップ予定
12月 パンダのおはなし(小手鞠るい) ペンギンのおはなし(吉野万理子)
1月 カンガルーのおはなし(佐川芳枝) アフリカ象のおはなし(如月かずさ) ライオンのおはなし(村上しい子)
2月 ホッキョクグマのおはなし(小林深雪) チーターのおはなし(佐藤まどか)
キリンのおはなし(茂市久美子)
空手で勝ったことがない、気の弱いみっち(未知)。空手が強い兄に励まされ「勇気は作ってるんだ」と言われます。そんなとき、「夏休みに『大佐渡一周』の自転車キャンプに行く」という幼なじみの奈月に誘われ、参加することに。幼なじみで体が大きくお調子者の大也まで強引に参加。エネルギー不足やタイヤのパンクなど、次々に起こるトラブルを乗り越え「勇気の作り方」を見つけることができるでしょうか…? 爽やかな物語!
ユウレイイカの人魚・レイロから、おねえさんの住む海底世界“トワイライトゾーン”へ会いに行くことを勧められた三夏猫。危険な提案に反対するゆっこと博士だったが、三夏猫はおねえさんとの再会を決意し、海の世界へ足を踏み入れる。しかし、その道中で人魚を食べる危険な人魚“カニバル”に襲われてしまい──…
五年一組のヒロトは、勉強が得意だが歴史だけが苦手。そこで、ひみつの塾の特別授業を受けに行った。その塾の中は……なんと、駅になっていた!この教室の特別授業は、時空をかける列車に乗って「先生」に会いに行ける授業だったのだ。歴史上の偉人の授業を受ける旅に出たヒロトたち。しかし、行き先には「なぞ」が待ちかまえていてーー。
高等部1年生でいじめられっ子の賀谷和久(かや・かずひさ)は森の中、いじめの主犯格を殺すための落とし穴を掘っていた。だが数分後、その穴に落とし殺害することができたのは──!? RPGのような異世界の山中へとまるごと転移した全寮制の学園のなか、スキルという名の“ちから”を得た和久。彼は自分ひとり生き抜くために最適な【召喚魔法】か、それとも少女たちを戦わせるための【付与魔法】か……天秤にかける。
獰猛なモンスターたちによる凌辱の危機が迫るなか、主人公と少女たちは果たして生き残れるのか……!? 異世界サバイバル小説の問題作、待望のコミカライズ第1巻!!
●コミックス第1巻発売を記念し、原作・横塚司書き下ろしの本作の短編小説を、マニャ子の描き下ろし挿し絵にて特別収録!!
第1話 天秤にかけられた選択………003
第2話 少女の決断………055
第3話 戦うための覚醒…………085
第4話 生存者………115
第5話 ぼくとアリスが失敗した理由………145
BONUS 二週間前の日常………179
◆コミックス第1巻発売記念
原作・横塚司 書き下ろし短編小説
「竜輝珠樹が天秤にかけるものは」………………183
<挿し絵/マニャ子>
おひさまがにしのそらにしずんでもりのみんなのめがとろ〜ん。けれど、くまのこは、「ぼくはちっともねむくない」とでかけていきました。クリス・ホートンのしずかで、うつくしいおやすみなさいの絵本。
「嫌がってるキミが好き」鬼山瑞樹・最新作。今度はさいごまで、一緒だといいね。ヤクザの息子×殺し屋女。連載開始から話題騒然!
父親を殺して逃げました。「家族」の幸せのために必要だと思ったからです。父親は、家族ではありません。ぼくはおねえさんと「家族」で、「家族」の幸せのためなら、どんな犠牲も許される。ずっと、そう思っていました。「家族」のかたちとしあわせを問い直す旅路。バイオレンス・ファミリードラマ第1巻。
手足が生えたさぼてんたちによる、はじめてのお出かけものがたり。
表情豊かなキャラクターや樹木の緑など、心和む美しい風景の描写。
ほほえましくもちょっぴり切ないストーリーは、読後に長い余韻を与えてくれます。
ギャラリー日比谷をはじめ各所で展覧会を開く作家の初の絵本。
お子様への読み聞かせにもぴったりの一冊です。
これは、第2次大戦において日本軍の捕虜となり、その過酷な状況を生きぬいたイギリス人将兵6人の物語である。
「おっぱいがほしい」仕事を辞め我が子の育児に奮闘している暁彦が、妻の咲喜にぽつりとこぼす。男の自分ができること、やるとおかしいことの狭間で悩みながら日々を過ごす中、とある子育てブログに出会い光を見出す。ふとしたきっかけで、川の向こうに住むブログの著者と会うことになり……。男性目線で描かれる性差と役割を問う「わたれない」をはじめ、七夕伝説の織女と牛飼いが天の国を離反する「ながれゆく」など、4編を収録した連作短編集。
わたれない
ながれゆく
ゆれながら
ひかるほし
解説 池澤春菜
くいしんぼうでわがままな王さまは子どもたちに長年愛されてきました。3世代4世代にわたって読み継がれる王さまの話の中からテーマ別にセレクトしたシリーズの1冊。この巻では王さまがアフリカに探検に行く「王さまたんけんたい」の原型となるテキストと、その絵本化に亡くなる直前まで取り組んでいた和歌山静子さんの描き下ろしイラストで構成した絵童話を巻頭32ページに収録。そのほか王さまらしい魅力たっぷりの童話作品5作と合わせてシリーズ6巻目として刊行します。アフリカで出会うライオン、ダチョウの赤ちゃん、アフリカの女の子、宇宙人、ねこ、魔法使いのチョモチョモ……、たくさんの人や動物と出会い、ともだちになる王さまの話です。
王さまたんけんたい〈絵童話版〉/モルト星の石/なんでもほしいほしがりや/しゃぼんだまのくびかざり/わすれたわすれんぼ/ねずみが大さわぎ
ぼくの兄ちゃんは、いつもいばってばっかり。でも、ぼくは知ってる。本当はすごく怖がりだってことを…。ある日、兄ちゃんのいいつけで描いた天井のらくがきおばけに、ぼくたちはおばけの世界につれていかれてしまった!兄ちゃんがたちまちおばけの仲間になってしまいそうに…。『給食番長シリーズ』の作者、よしながこうたくがこどもの頃の実話エピソードをもとに描いたハートフル兄弟えほん。
町田そのこ氏、おすすめ!
「自分を誰かに明け渡さない。それが、誰かを救うことにもなるのだ」
札幌の進学校に通う土橋輝明は、数学と生物が得意な高校3年生。同学年の特進クラス国立文系で第一志望は北大文学部という秦野あさひとは、「優等生」同士ということで、学校行事にペアで駆り出されることも少なくない「腐れ縁」だ。ある日、あさひに相談を持ち掛けられた輝明は、予想外のディープな内容に驚き、思わず席を立ってしまう。翌日、彼女が失踪したことを知った輝明は、片親の違う弟で「料理研究部」では彼女の後輩でもある吉川航とともに、その行方を追い始める。あさひはどこへ消えたのか? 輝明は東京へ、そして沖縄へ向かう。徐々にあさひの過酷な生い立ちを知るにつれ、輝明は……。
単行本刊行時、朝日新聞、毎日新聞、北海道新聞、京都新聞、「本の雑誌」、「SUMISEI Best book」など各紙誌で絶賛された青春ロードノベルの傑作、待望の文庫化!
【目次】
前口上
起 二○一三年七月中旬、北海道札幌市
承 二〇一三年七月下旬、埼玉県所沢市
転 二○一三年七月下旬〜八月上旬、沖縄県那覇市〜慶良間諸島
結 二○一三年十二月下旬、北海道札幌市
納め口上
解説 藤田香織