20代よりアメリカ各地を取材してきた気鋭のジャーナリストが、その魅力にひかれて住みついた街ボストンの日々。異色のエッセイ。
南太平洋の核放射能で巨大化したトカゲGOJIROは、長い間、昏睡状態にあった広島の少年コモドに呼びかけた。二人は自分達の身に起きた共通の悲劇を乗り越え、存在の真理と進化の謎を解明すべく、アメリカへ探求の巡礼にでる…。トマス・ピンチョン直系といわれる謎の新人が放つアヴァン・ポップ小説のクールな一撃。
アメリカは、ヒトラー率いるナチスに原爆開発で先を越されるのを恐れ「マンハッタン計画」に着手した。第二次世界大戦最大のミステリーともいえる原爆製造を巡る謎…厖大な歴史的証言をもとに米独の攻防と計画の全貌を明らかにする傑作ノンフィクション。
横浜港で起きたヒトラー指揮下の最新鋭艦の爆発事件。陰謀か策略か。戦時中の報道管制のため歴史の闇に埋もれていた、昭和17年横浜港で起きたドイツ軍艦爆発事件。被災者たちは箱根の山中に約4年間“幽閉”されていた。半世紀を経て、その真相が明らかに。そして墓碑銘板復刻など、日独両市民の温かい交流が今も続く…。
ハイテク・ベンチャーの原点。超優良企業HPの生い立ちを振り返る。
思わずうなずける西洋ことわざの数々。その背景、和訳、会話例を集めた、日米知恵くらべのおもしろ事典。
オレ、名木田忍。東大合格者三ケタを越える超名門、達成館高校目指して、クリスマスも正月もブッとばして猛勉強中の中学三年生。受験まであと、一ヵ月と少し…。最後のダッシュを決めようとしているのに、聖哉はまた万引きするし、離婚したばかりの父さんは、もう再婚だと。由佳里のことを思うと心が騒ぐし、なんだか超サイアク続き。二度とない今に、ありったけの情熱を注ぎこむ傷だらけの男のコの心の叫び。
ミッチェルとジェイソンというダウン症の二人が対談形式で、自分たちの生活にとって大切なことを語り合い、発達障害を持つ人々の可能性について力強く訴えてくる。二人が「セサミストリート」にレギュラー出演し、障害に焦点を当てずに日常生活の中で障害を描くことに成功したことは、アメリカの障害者法成立にもつながった。ダウン症をアップ症とするに足る希望と夢の書である。
インパール作戦・イラワジ会戦従軍情報将校の感動的回想録。
出会い、結婚、戦争、別離、老い、死 波瀾の20世紀を生きた女たちの26通りの人生。女性解放、職業婦人の草分けとなったものたちの、非凡にして平凡な、冒険的でときには悲劇的な人生を語る、無類のドキュメント。ヘルマン・ヘッセ、妹マルラへの追悼文収録。
きよしと、ゆかりは、使用ずみ切手をあつめています。でも、ゆかりはあつめた切手がなんのやくにたつのか、よくわかりません。ふたりは、しらべてみることにしました。すると、まずしさや病気にくるしむ人たちのために、ネパールでいっしょうけんめいはたらく岩村昇博士のことがわかってきました。あつめた切手は、岩村先生のところで、くるしんでいる人たちをすくうことにつかわれていたのです。小学校2年生から。
ナショナリストかつ国際主義者の忌憚なき証言。日記と当時の極秘資料をまじえ、半世紀にわたり、新保守主義と自由民主主義を信条として、共産主義、社会主義と戦い続けてきた政治家の回想。
一橋大学教授として、経済史家として、英文学の碩学として、篤実なクエイカー教徒として…戦前・戦中・戦後を通じて幅広く活躍した著者のエッセイを集成。
『ディーヴァ』-それは、真の歌姫にのみ与えられる称号。これまでに書かれなかったホイットニーの華麗なキャリアが、今明らかになる。誰もが成しえなかった成功の代わりに彼女が失ったものは何か。プライヴァシーを明かそうとしない彼女の真意は。輝ける栄光と人には言えない苦悩。緻密にドキュメントする入魂のバイオグラフィー。
本書では、内外の金融情報システムの最新の状況を紹介するとともに、対応すべき具体的課題についての考え方や今後の将来展望を体系的にわかりやすく解説している。